感謝の気持ちを持つ方法4つ
感謝の気持ちを持つことはとても重要です。
しかし、日々の生活が忙しく、疲れてしまっているとつい「感謝の気持ち」を忘れてしまいがちです。
毎日誰かと関わって生きている中で、感謝することは本当に大切です。
感謝の気持ちが自分の間違いを気づかせてくれ、間違いに気づいたあなたはもっと変わろうと思うはずです。
感謝することで人は成長できるといっても過言ではありません。
もっと気持ちを繊細に保って感謝する心を持ち続けられるようにするにはどうすればいいでしょうか。
そこで今回は、感謝の気持ちを持つ方法をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
感謝の気持ちを持つには
一日の自分の行動を振り返る
今日は忙しくてあっという間だった、あー疲れた・・。で終わってしまう一日はなんとなく味気がないですね。
夜お風呂に入っているとき、食事をしているときなどに今日一日の出来事を思い返してみてください。
関わり合った人がどのくらいいますか?
その中に自分を助けてくれたり、手を貸してくれた人はいませんか?
仕事場ではもちろん、駅の構内や立ち寄ったコンビニなどで色々な人と触れ合っているはずです。
落としたものを拾ってくれた人。
お買い上げありがとうございますと笑顔を向けてくれた人。
そんな人たちのちょっとした好意で今日の自分が無事に過ごせたこと、気分よく過ごせたこと、まずはこんなちょっとしたことに感謝することから始めてみてください。
食事をしながら感謝する
食事は人間が生きるための源です。
美味しいものを食べられることは何よりの幸せですね。
いつも普通にササッと食事をしているけれど、よくよく考えたらこの食事の材料を作っている人はどんな生活をしているんだろう?
そんな風に考えてみましょう。
野菜を作っている農家の人々は寒い日も暑い日も雨の日も、あなたに野菜を食べてもらうために畑で農作業をしています。
年配の農家の方なら足腰が痛いのを我慢して野菜を作っているでしょう。
コンビニで買ったお弁当は工場で作られますが、作っている人たちは工場のラインに何時間も立ちっぱなしで作業しています。
眠い目をこすって早朝から作っている人もいるでしょう。
その人達はお弁当が美味しく見えるように気を遣いながら食材を並べてくれているのです。
こんな風に考えると、自分が美味しいものを気持ちよく食べている毎日に感謝できますね。
食事を無駄に残したり、コンビニ弁当は自分がお金を出しているんだから、と思うようではなかなか心が成長できません。
作ってくれる人に会うことはできないのだから、日々感謝しながら食べることで自分自身も一回り成長できるのです。
今現在で一番辛いことは何かを考える
今現在一番努力していて辛いことはなんですか?
とっても辛いけど、毎日なんとか乗り切っていませんか?
勉強でも仕事でも必ずそういうことがあるはずです。
どうして毎日乗り切れているのか?を考えると、そこにいてくれる大切な人達の存在をありがたく感じるものです。
勉強がわからなくて困っている時に熱心に教えてくれた先生、ノートを貸してくれた友達。
仕事のプレゼンでミスをしてうまくいかなかった時に「次は頑張れ」と励ましてくれた上司。
仕事の愚痴を聞いてくれる同僚達。
この人達から受ける優しさがあなたの辛い毎日には欠かせないものとなっています。
彼らから声をかけてもらえなかったり、助けてもらえなかったら、今どんな自分になっているのか想像してみてください。
少なくとも今よりは悲しい状況に陥っているのではないでしょうか。
自分は友人や同僚にそんな風に声をかけてあげていますか?
自分がされて良かったと思うことに感謝すれば、明日からあなたも同じように相手に感謝されるような行動ができるはずです。
今までの人生で一番辛かったことを思い出す
今まで生きてきた中で一番辛かったことはなんですか?
それをどうやって乗り越えましたか?
誰にでも生きているのが嫌になるくらい辛い経験があると思います。
でも今生きているということは、必ず誰かに手を差し伸べてもらっているはずなのです。
今の自分がどのようにここまでやってこれたのか、一番辛かったときのことを思い出してください。
受験で失敗したとき、仕事で大きな商談を落としたときや大好きな恋人と別れたとき。
こんな時にあなたは一人でしたか?
誰かのおかげで「もう一度頑張ろう」と思いませんでしたか?
辛かったときのことを忘れてしまっていると、自分がここまで一人で生きてきたと錯覚してしまいます。
思い出すのが辛くても、たまにこのことを考えてその時に関わってくれた人々への感謝を感じるようにしてみましょう。
そうすることで誰かが窮地に陥ったとき、自然と手を差し伸べることができます。
自分もちょっと辛いことがあっても、誰かに手を差し伸べることができます。
こうなってくると人の痛みを敏感にわかるようになっているので、あなたも1歩成長できたと考えてください。
感謝の気持ちがない人の特徴や心理
甘やかされて育ちやってもらうことが癖になっている
感謝の気持ちがない人は、人にしてもらって当たり前という心理があります。
誰かに助けてもらった時には、その人に対して感謝の気持ちを持つのが普通になってきますが、育ってきた過程で甘やかされているとそれが当たり前になってしまうのです。
家族に助けてもらっていたり甘やかされていた人は、他人に接したときにもその感情が抜けることはなく、結局他人に甘えきっているのです。
手を差し伸べても全く感謝されない人に対しては、叱ることも必要になるでしょう。
このタイプの人は、親から叱られることなく暮らしてきた傾向にあるため、失礼な言動や行動があったときに叱ることで、人間的に成長していくことができます。
甘やかされた人が近くにいる時には、放置するのではなく親代わりとして教育し直す覚悟も必要になるでしょう。
人を徹底的に見下している
高圧的で人を見下している人は、人に対する感謝の気持ちを持ちにくくなっています。
人を見下している人は、自分のほうが他の人間よりも優れているという気持ちを持っているため、ある意味人を奴隷のように考えている傾向があります。
自分のために人が動くのが当たり前という特殊な心理に陥っているため、助けてもらうことがあっても感謝することがありません。
このタイプの性格は、人を見下しているため命令口調だったり、急に怒り出したりと好き放題にふるまうので、周りの人からも避けられがちです。
見下しタイプの人とうまく付き合っていくためには、何かを要求されてもスルーするスキルを身に着けることが重要です。
まともに対応していると、精神的にも追い詰められてしまうため、常に冷静に対処していく必要があるのです。
人生経験が少なく人格が育っていない
人生経験が少ない人も、感謝の気持ちを持ちにくくなってきます。
人は、学校や就職、結婚により色々な人たちと出会っていくことになります。
この出会いの中で全く知らない他人から助けられることも多く、自然と感謝の気持ちを持てるようになるのです。
豊かな人生経験は、人格を豊かにし人に対する感謝の気持ちを育てるのに役立ってきますが、人生経験が浅いと助けられることもなく精神面での成長が滞り、感謝の気持ちを持つことができなくなるのです。
このタイプの人は、人生経験を積んでいくことにより、考え方も大きく変わってくる可能性を秘めています。
引きこもりがちだったり、決まった人間関係の中で過ごしていた状態から広い世界に飛び立つことにより人格を育てることができ、人に対する感謝の気持ちを持てるようになるのです。
人から裏切られ人間不信になった
人に裏切られた経験を持っている人は、感謝の気持ちを持つことができません。
人を信じていたものの、手痛く裏切られたり傷つけられた経験を持っている人は、他人に対して大きな不信感を持っています。
その状態から抜け出したいと思っても、過去のトラウマから逃れることができず、人に感謝することができなくなっているのです。
困ったときに他人から手を差し伸べられても、親切さの裏に何かの思惑を持っているのではないかとついつい疑いを持ってしまい、心を許すことができません。
過去に裏切られた経験を持っている人は、自分を守るために感謝の気持ちをわざと捨てている状態になるのです。
このタイプの人に対しては、無理に感謝の念を持たせようとするのではなく、人に対しての信頼を取り戻すことから始めてみましょう。
感謝の気持ちが持てない人は周りに人がいなくなる
いかがでしょうか。
人は必ず誰かと関わって生きています。
自分一人で生きている人などいないのです。
自分の存在意義を確かめるためにも、かかわり合いのあった人への感謝の気持ちを持ち、その人にしてあげられることがないかを考えられる人になりましょう。
そのようにできれば、いろいろな人との信頼関係が確固なものとなり、あなたの人生を豊かなものにしてくれることは間違いありません。
感謝の気持ちを持てない人とは付き合いたいと思わないですよね。
それは相手も同じだということを忘れてはいけません。
また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。