感受性が強い人の特徴6つ
あなたは感受性が強い人でしょうか、それとも真逆のタイプの人間でしょうか。
感受性が強いということを、あまり良いと思わないこととする風潮があったりもしますが、本当の感受性と向き合うと「感受性が強い」=「感受性が豊か」となるものですよね。
そこで今回は感受性が強い人の特徴をご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
感受性が強い人の特徴
環境に左右される
感受性が強い人のまず第一の特徴は、まわりの環境にすごく影響されるということです。
感受性が強いということは、感じる力が人並み以上にあるということなので、そのぶんまわりの人や場所などに強く影響されてしまいます。
それが良い面に出ればどんな状況や環境にでも順応できますが、悪い面に出てしまうとひたすらまわりに振り回されてしまうということにもなります。
わがままを通せない
人並み以上に環境に左右されるので、自分のことだけを押し通すことができません。
常にまわりの人が考えていることや、どういうことが嫌でどういったことなら心地いいのかなどのあらゆることが手に取るようにわかってしまう為に、自分がやりたいことよりもまわりや相手が望むことを優先してしまう傾向があります。
結果、なんて良い人なのだろうと思ってもらえますが、自分のやりたいことを出せないためにストレスを抱えてしまいがちです。
芸術の才能がある
感受性が強い人は芸術の才能があるといえます。芸術に最も必要な能力は、感じる力です。感じ取る能力とも言いかえれれます。
芸術家というと、自分がやりたいことだけをひたすら追求している人達といったイメージがあると思いますが、それというのは逆にどういうことが人の為に生きるということなのかを誰よりもよくわかっている人達でもあります。
人の為に人生を費やすことはしないようにしようとして、自分のやりたいことをやっているのです。
つまり、誰よりもまわりの人のことや環境の変化や動きに敏感なのが芸術家なのです。
感受性が強ければ強いほどまわりの人や環境のことがよくわかり、ただそのままにしていては自分のやりたいことをやれないストレスがたまり健康に害をきたすこともあるので、芸術という芸をすることで自分の健康を維持しているのです。
そのままではわがままを通せないからこそ、芸術家を演じているのです。
一般的な芸術家のイメージは、芸術家が必死になって考えて実践している成果であるともいえます。
景色が美しく見られる人
自然界のものは1日として同じものはありません。些細な変化に気がつくので、四季折々の美しいものを新鮮な気持ちで、まるで毎日違う絵画の様に感じる事が出来るのです。風の薫りや体感温度まで心地よく感じられます。
そのような人は自分が美しいと感じるものを誰かに伝え、相手の気持ちも豊かにする事ができます。
また、同じ感受性を持つ人と巡り会う機会が増え、更に人生が豊かになっていきます。
人の気持ちが分かる人
自分自身でさえ、色々な感情の葛藤の中で生きています。
あまりに考え過ぎて相手の気持ちはもとより自分の気持ちさえ分からなくなった時期もあるかもしれません。
周囲の人々の顔色も沢山うかがってきたことでしょう。だからこそ、この様な人は相手が何を一番に考えているか些細な表情や仕草から手に取るように分かるのです。
人に優しく出来たり、たまには仕事のスキルとして人付き合いに活かす事も出来ます。
物事の本質が分かる人
色々な方向から、沢山の物事を考えるので沢山の経験をします。
それは、時に苦しいことだったりもしますが、無駄な悩みではないのです。感受性が強い人は物事の考え方の大きさまでも感じる事が出来ます。
誰が、どれくらいの大きさで何を優先的に考えているのか、自分はその中で自分の想いと相手の要求しているものを比べ、何を選んだら良いのか良く分かっているのです。
救い切れなかった相手の想いも知っていれば、のちのちフォロー出来ます。
それは、周囲の信頼を得ることになり、自分自身に心を開いてくれる人が多くなり、「理解すること」「把握すること」が増えるため、また、物事の本質を見抜くのに長けていくのです。
感受性が強い人の長所と短所
長所1・芸術的センスに優れている
感受性が強い人というのは、外部からの情報を敏感にキャッチし、敏感に反応する能力に長けています。
たとえば、街を歩いているとき、道端に咲いている花が目に入ったとしましょう。
ふつうの人なら特別な感情を持たず通り過ぎてしまうような、小さな街中の景色ですが、感受性の強い人は足を止めてその花を見つめ、「なんてきれいな花なんだろう」と心動かされるのです。
視覚のみならず、五感を通じてそうした外部情報に反応し、心動かされるのが、感受性豊かな人と言っていいでしょう。
そうした心の動きから、芸術は生まれます。
つまり、感受性の強い人には、芸術的センスに優れているという長所があるのです。
もちろん、優れた芸術を生み出すには、高い表現力がなければなりません。
しかし、それ以前に、豊かな感受性がなければ、芸術を生み出すことはできないのです。
「感受性の乏しい芸術家」は存在しないと言っていいでしょう。
長所2・人の心理や場の空気を読むのがうまい
感受性豊かな人は、小さな外部情報を正確にキャッチできます。
人間に関する情報についても同様です。
ですから、誰かといっしょにいる時、その人の表情の変化や様子、態度や物腰、あるいは声の調子などから、その人の心の中を上手に読み取ることができるのです。
ふつうの人は気づかないような、ほんの小さな表情のニュアンスを読み取ることができますから、その人の心理に応じた、細やかで適切な対応をすることができるわけです。
これは、一人の人に対してだけではありません。
複数の人といっしょの時には、それらの人が醸し出す「場の雰囲気」とか「場の空気」を的確に把握することができます。
そのため、鈍感な人がやりがちな、「場の空気を読めない言動」をしてしまうことがありません。
常に場の空気になじみ、雰囲気を壊さない言動ができるのが、感受性の強い人の長所の一つと言っていいでしょう。
短所2・傷つきやすく、ストレスを感じやすい
感受性が強い人がキャッチする外部情報はには、いいものもあれば悪いものもあります。
たとえば、人からちょっとした嫌味や皮肉を言われたとしましょう。
誰でもそういうことを言われればいい気はしません。
しかし、嫌な気がしてもあまり気には留めず、やがて忘れてしまうのが、ふつうの神経の持ち主と言っていいでしょう。
それに対して、感受性の強い人は、その小さな発言を大きく受け止めてしまいます。
「ちょっとした嫌味」を「ひどい人格攻撃、人格否定」のように感じてしまうのです。
そのため、必要以上に深く傷つきますし、大きなストレスを感じることになるのです。
それをいつまでも引きずってしまうという傾向もあります。
つまり、ふつうの人ならあまり気にも留めないようなことに反応しすぎるために、精神的な負荷を感じることが多いのが、感受性の強い人の短所ということになるでしょう。
短所2・人に同情しやすく、損をすることが少なくない
困っている人やかわいそうな人の話を聞くと、それに激しく心を動かされるのが、感受性の強い人の心理的特徴の一つです。
たとえば、ドラマや映画を見ている時、登場人物に激しく感情移入し、登場人物と感情をシンクロさせて泣いたり、悲しんだりするわけです。
ドラマや映画なら、それで何の問題もありません。
困るのは、現実においても、人と感情をシンクロさせてしまうこと。
そのため、困っている人やかわいそうな人の話を、自分のことのように感じて、「なんとかしてあげたい」という気持ちを強く持ちます。
端的に言うと、人情家の一面があるわけですが、それがアダになって、自分が損をしてしまうことが少なくありません。
人に同情すること自体はけっして悪いことではありませんが、感受性の強い人は、相手の話に感情移入しすぎて、自分を見失ってしまうことが多いため、相手に悪意がある場合は、騙されることになってしまうのです。
感受性が強い人は優しい傾向がある!?
いかがでしょうか。
感受性が強い人は相手の感情を自分の中に投影させてしまうことも決して少なくありません。
そのため、相手が何か辛いことがあったときなどは、同じ気持ちになることができ、それが相手に優しい人だと思われることがあるのだとか。
とはいっても全員が全員当てはまるわけではありませんが、相手の気持ちを理解することはコミュニケーションを深める上ではとても大切なことかもしれませんね。
また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。