褒められて育った人の末路は?褒められて育った人の特徴も紹介!
褒められて育つと自己肯定感が上がり、一般的には良いことだと言われています。
しかし、案外生きづらさを感じている人も少なくありません。
そこで今回は、褒められて育ってきた人がどんな人なのか、その長所と短所と併せて、どんな末路を辿るのかをお伝えします。
もっと成長したい人や、心のバランスを取りたい人は、ぜひ最後までお付き合いください。
褒められて育った人の特徴
まずは、褒められて育った人がどんな人なのかを詳しくお伝えしていきます。
褒められると人は自信を持ち、成長するモチベーションも高められます。
それでは、たくさん褒めてもらった人がどのような成長を遂げるのか、見ていきましょう。
自己肯定感が高い
褒められて育った人は自己肯定感が高く、自分の価値や選択を固く信じ、疑うことはありません。
時に根拠のない自信から暴走することもありますが、本人は人に何を言われてもあまり気にしていません。
自分がやりたいことや、信じたことをやり抜く強さを持っている人です。
成功を夢見て新しい挑戦をする
褒められてきた人は現状に満足せず、新しい挑戦をして、さらなる成功を目指します。
自分に自信があるので、どんな挑戦をしてもある程度結果を残せると確信しているのでしょう。
もし失敗してもあまり気にせずに他のチャレンジをし、成功を掴むまで進み続けます。
交友関係が広い
コミュニケーションスキルが高く、幅広い交友関係を持っているのも特徴です。
自分は魅力的な人間だという自負があるため、初対面の人とも堂々と話してすぐに仲良くなれます。
たくさんの人と関わり合っていく中でますます対人スキルが磨かれていき、年々友達が増えていきます。
リーダーシップがある
褒められてきた人は、人を惹き付ける不思議なカリスマがあり、リーダーシップを取るのが上手です。
簡単には揺らがない自信があるため、ごく自然に人の上に立つことができるのでしょう。
自分から前に出なくても、周囲の人たちからまとめ役を頼まれることも多いです。
何事に対しても意識が高い
褒められて育ってきた人は理想が高く視野も広いため、何事にも高い意識を持っています。
自分のことはもちろん、身近なことから社会問題まであらゆることに意識を向けて、少しでも良くなる方法を探します。
真面目な努力家が多く、問題解決や成長のために粘り強く取り組むのが特徴です。
褒められて育つことの良い点・悪い点
次に、褒めて育てられた人の長所と短所をお伝えしていきます。
どんなに素晴らしい育て方にも、いい面と悪い面があるものです。
褒めて育てることの価値や影響を深く理解したい人は、ぜひ両方併せてチェックしてください。
良い点
自分の頑張りを認められる
褒められてきた人は自分が頑張ったことや出した成果をきちんと自分で認めることができます。
何をやっても怒られたり否定されたりしてきた人たちと違い、努力や結果をポジティブに受け止められるのです。
そのため、頑張れば頑張るほどモチベーションが高まります。
健全な形で承認欲求が満たされる
自分の実力をきちんと認めてもらえた人は、努力して結果を出したり人との競争に勝ったりすることで、承認欲求が健全に満たされます。
その時の快感が、成長したり努力したりするエネルギーになるのでしょう。
精神的に安定している人が多いので、それで誰かに迷惑をかけることもありません。
人の良いところを見つけられる
たくさん褒められた経験がある人は、人に対しても同じようにすることができます。
相手の長所を見つけて認め、惜しみなく賞賛することができるのです。
その結果、相手との距離が縮まって慕われたり、人間関係が良くなったりします。
対人トラブルに巻き込まれることもあまりありません。
悪い点
褒められることが目的になる
褒められて育つと、本来の目的よりも人からの評価を重視してしまうことがあります。
小さい頃から、何かを達成することで喜びを感じるのではなく、褒められることで喜びや安心感を得てきた人に多いです。
このタイプの人は、自分の抱える問題や努力すべきことから逃げてしまう傾向があります。
批判に弱い
ちょっと批判されるだけで取り乱したり、心を病んだりする人もいます。
褒められるばかりであまり批判されたことがないため、どう対応するべきか、わからないのでしょう。
批判をされると意地になって相手と喧嘩したり、極端に落ち込んだりするパターンも多いです。
人を見下す
高すぎる自己肯定感のせいで、人を見下してしまうのもデメリットです。
しかも、人を見下している自覚がなかったり、それが悪いことだと思っていなかったりします。
相手を自分の上か下かでしか判断することができず、失礼なことを言って人を傷つけたり怒らせたりするケースもあります。
褒められて育った人の末路
最後に、褒められて育った人たちがどんな未来を辿るのかをご説明します。
一般的には成功する人が多いものの、残念ながら中にはトラブルを抱えて悲惨な末路を迎える人もいます。
悲しい将来を回避するために、参考にしてみてください。
落ちぶれる
自己イメージと現実とのギャップに耐えきれず、落ちぶれてしまうことがあります。
自分が大して優秀じゃないと思い知ったり、期待するような評価を受けられなかったりして、心を病んでしまうのです。
このショックから立ち直れないと、そのまま転落していきます。
承認欲求に取りつかれる
褒められて育つと自分への理想が高くなり、普通では満足できなくなってしまうことがあります。
その結果、くだらない見栄を張ったり自慢をしたりして、行きすぎた承認欲求に苦しむことになります。
マウントを取ったり自分を偽ったりして、孤立してしまうパターンも多いです。
自信を失くして臆病になる
大人になって簡単に褒めてもらえなくなると、一気に自信を失くす人もいます。
自分はダメだと思い込み、自分の能力を過小評価してしまうことも多いです。
その結果、失敗を恐れてどんどん臆病になり、チャレンジ精神を忘れて、本来の実力を発揮できない無駄な時間を過ごしてしまうのです。
対人トラブルが増える
人に褒めてもらうのが当然だと思い込んで、人間関係を悪化させる人もいます。
このタイプの人は、子供を教育する立場の親や先生と、その他の人の立場が違うことが理解できません。
褒められるのが当たり前と言わんばかりに、自慢したり人を見下したりするため、トラブルになるのです。
向上心がなくなる
何でも褒められると、ハングリー精神や向上心が育ちません。
どんなに小さなことでも褒められると、努力したり結果が出せなくても、焦りや不安を感じなくなります。
そのせいで、大人になった時にもっと頑張ろう、成長しようという意欲が湧かなくなってしまうのです。
何事もバランスが大事!自分を客観視しよう
いいところをたくさん褒めて育てられると自分に自信がつき、前向きに生きられます。
しかし、自分の本当の実力とそれまでの評価がつり合っていない時に、大きな壁にぶつかってしまいます。
こんな時に必要なのは、自分を客観視することです。
自信過剰になったり、必要以上に卑下したりする必要はありません。
褒めてくれた人たちに感謝しながら、前向きに進んでいきましょう。
また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。