本当に辞める人は言わない!その理由と前兆を徹底解説!

本気で会社を辞める意思がある人は、いちいちそのことを周りの人に言いまわったり、辞める気配を匂わせない傾向があります。

また、周りから「あの人はきっと辞めずにずっと残ってくれる」と思われている人に限って、突然退職の意思を示してくることも多いでしょう。

今回は、本当に辞める人は言わないその理由や、いきなり辞めると言われた時の対処法を紹介していきます。

更に、本当に辞める人の特徴や、辞めたいことを言わないメリット・デメリットなども解説していきますので、ぜひチェックしてみてください。



本当に辞める人は言わない!その理由は?

仕事を本気で辞める気がある人は、ギリギリまで周りの人にその意思を言うことがなく、突然会社を去ってしまう場合もあります。

なぜそういった行動をとるのか、その理由として考えられる5つのことを見ていきましょう。

引き止められるのが面倒

本当に辞める人は言わない最大の理由として、周りに引き止められるのが面倒ということが挙げられます。

特に、会社にとっても上司にとっても“重要人物”と思われてる人の場合、ほぼ確実に引き止められるのは目に見えています。

なので、どうしても面倒なことを避けるために「タイミングを見計らって言おう」という発想になりがちです。

ギリギリまで言いたくない

本当に退職したいと思ってる人は、辞めるギリギリまで言いたくないと考えることも多いでしょう。

間際まで黙っていようと思うのは、スムーズに退職へ持ち込むためでもあります。

また、周りの人から辞めるのを責められたり、いちいち悲しまれるのが鬱陶しいと思うほど、職場に対して嫌気が指しているとも考えられます。

「何を言っても意味がない」と思ってる

辞める決意が完全に固まっている人は、今更会社や上司と話し合うことは何もないと思っています。

たとえ不満を抱えていても「何を言っても意味がない」と思っているため、どうしても早めに伝えようという気にはなれないのです。

ダラダラと不毛な話し合いを続けるくらいなら、さりげなく会社を去りたいのでしょう。

質問攻めされたり噂の的になるのが嫌

小さな会社であれば誰か一人退職するだけでも、すぐそれが社内に広まってしまうでしょう。

その結果周りから「何で辞めるの?」「転職先は決まってるの?」と質問攻めされたり、コソコソ噂される対象になるのが嫌で、ギリギリまで言わずに辞めようと考える人も少なくありません。

職場に信用できる相手がいない

単純に職場に信用できる相手がいなくて、真剣に辞めようと思ってることを誰にも言えない・相談できないというケースもあります。

また、言える相手がいないだけで、本心では「誰かに退職について相談したい」と思っている場合もあるでしょう。

社内の人間関係は適度に距離感がある方が良いとも言われていますが、全く信頼関係が成り立っていないのも辛いものです。



本当に辞める人の特徴

では次に、本当に辞める人の特徴について詳しく見ていきましょう。

仕事を辞める気でいる人は、本人も気づかないうちにその気持ちが行動にしっかり表れているものです。

以前とは違って仕事に身が入っていないと感じる人は、辞めることに気持ちが傾いてる可能性が高いでしょう。

あからさまにやる気がなくなる

本当に仕事を辞める気でいる人は、以前よりもあからさまにやる気がなくなることが多いでしょう。

仕事に対するモチベーションが下がることは誰にでもありますが、多くの人が「これではいけない」と自分を奮い立たせるものです。

しかし本当に辞める人は、モチベーションを高める・維持することをしようともせず、ただただ仕方なく業務をこなしていきます。

人間関係を疎かにし始める

本当に辞める人の特徴として、社内の人間関係を疎かにし始めることも挙げられます。

例えば、今までずっと職場ではコミュニケーションを一番大切にしてきた人が、急に周りと距離をとるようになる…こういったケースは珍しくありません。

周りは「一体どうしたんだろう?」と心配にもなりますが、本人は「辞めるからもう仲良くしても仕方ない」とドライに考えているのでしょう。

遅刻や欠勤が多くなる

仕事を辞める気満々な人の中には、毎日真面目に職場に向かうこと自体バカバカしく思えてしまう人もいます。

その結果、遅刻や欠勤が多くなるパターンもざらにあるでしょう。

他にも周りの目を気にせず有休を消化し始めたり、何かと理由をつけて早退するなど、基本的に職場に居たがらない傾向があります。

アイディアを提案しなくなる

退職する気でいる場合、「今の職場で自分が意見する意味はもうない」という考えを持つ人も少なくはありません。

つまりいきなりアイディアを提案しなくなるのも、本当に辞める人が出す典型的なサインの1つと言えます。

会議中に全く発言しなくなったり、意見を求めて「任せます」など曖昧な回答しかしない…これらは、辞める兆候の可能性が高いのです。

身だしなみを整えなくなる

これまでは服装も髪型もばっちりキメて出社していた人も、仕事を辞めると決意した途端に身だしなみを整えなくなることがあります。

仕事に対するやる気がなくなるだけでなく、自分の見た目さえもどうでもよくなってしまうのは、相当「辞めたい」という気持ちが高まり、ほとんど不貞腐れてるような状態とも言えるでしょう。



辞めたいことを言わないメリット・デメリット

会社を辞めたいと誰にも言わずに出社し続けることには、利点もあればマイナスな側面もあります。

ここでは、辞めたいことを言わない“メリット”“デメリット”をそれぞれに見ていきましょう。

「退職したいことを誰かに聞いてほしい気持ちもあるけど、どうすべきか…」そう悩んでいる人は、ぜひチェックしておいてください。

メリット

会社との関係が悪化しにくい

辞めたいことを言わずにいると、会社との関係が悪化しにくいというメリットがあります。

早めに辞める意思を伝えてしまうと、あなたが会社にとって必要不可欠な存在の場合、話し合いや引き止めは絶対的に避けられません。

その中で両者の意見が食い違ったままだと、次第にギクシャクした関係性にまで進展してしまう恐れがあります。

そういったことを防ぐには、伝えるタイミングに気を付けるのが効果的と言えるでしょう。

円満退社に持ち込みやすい

辞めたいことを言わないメリットとして、円満退社に持ち込みやすいことも挙げられます。

特に、あなたが「辞めても同じ業界には残っていたい」と考えている場合は、円満退社でないと後々やりにくくなってしまうでしょう。

退職することを匂わせつつ辞めるまでの期間を過ごしていると、「会社を裏切る気だ」などと言われることもあります。

スムーズにスッキリと辞めるのは、ギリギリまで言わずに一生懸命業務に取り組むことがポイントです。

反対されにくい状況になる

退職の意思を早くから示していると、周りから大反対されて根負けするパターンもよくあります。

そういった状況を防ぐためには、間際まで言わずにいるという選択が効果的なのです。

完全に辞めることが決定していて段取りも進み始めていたら、周りも「それなら仕方ない」と諦めざるを得なくなるでしょう。



デメリット

後ろめたい

辞めたいことを言わないでいると、別にダメなことじゃないのになぜか周りの人に対する後ろめたさが込み上げてくる場合があります。

特に忙しい状況の時に退職を決意すると、自分だけ抜け駆けする・責任を放棄するような気になって、申し訳ない思いを抱えてしまいがちです。

言えないことが逆にストレスになる

「仕事を辞めたい」と、社内の誰にも伝えないことを選択すると、それがかえってストレスになってしまう人もいるでしょう。

特に人間関係がかなり良好で、何でも相談し合える雰囲気がある職場の場合は、「この人に本心を打ち明けたい」と何度も葛藤する時があるものです。

そのため、黙っておくよりも言えないことに対する負担のほうが大きくなって、辞める前に疲れ切ってしまう可能性もあります。

やる気がなくなる

辞めたいと誰にも言わない場合の最大のデメリットは、退職前に完全にやる気がなくなってしまうことです。

周囲の人に「辞めたい」「辞める」と早めに言うことで、本当に退職するまでの期間は周りからの励ましで何とか乗り切れるケースが多いでしょう。

しかし一人で抱え込んでいれば当然応援してくれる人もいないため、どうしてもモチベーションが下がりっぱなしになる傾向があります。



何も言わずにいきなり辞めると会社はどうなる?

辞めるギリギリまで言わないでいると、「このまま何も伝えずバックレたい」なんて気分にもなってしまうこともあるでしょう。

ただ、きっちり退職を申し出なかった場合、会社にもあなたにもマイナス点が生じてしまうのは間違いありません。

では、何も言わずにいきなり会社を辞めると起こることを詳しく紹介していきます。

人手不足で困る

社員が何も言わずにいきなりやめてしまうと、突発的な人手不足により会社が困ってしまう可能性は高いです。

特にあなたが会社にとって重要な存在である場合、突然いなくなると何人分もの力を急に失ってしまうことになります。

たとえそれが一時的なものであっても多大な迷惑をかけ、そのせいであなたのことを恨む人が出てくる危険もあるでしょう。

業績低下に繋がる

あなたが会社の業績にかなり貢献しているのであれば、いきなり辞めることによって業績低下に繋がってしまう場合もあるでしょう。

「取引先にかなり気に入られている」「営業成績がトップ」など、明らかに他の人より群を抜いて仕事ができるのであれば、あなたの存在が突然いなくなるのは会社にとって大打撃でしかありません。

追及してくる

何も言わずにいきなり辞めると、ほぼ確実に会社はあなたのことを追求してくるでしょう。

会社や上司からあなたに連絡が来るのはもちろんですが、親への連絡・更には自宅にまで来る可能性もゼロではありません。

またそれだけでなく、業界内で悪い噂が流れて次の働き先を見つけにくくなることもあるため、無断で退職するのはなるべくやめておくべきです。



本当に辞める人は言わない!いきなり辞めると言われた時の対処法

会社側からすると、できればずっと辞めてほしくない人に突然「退職します」と告げられたら、何としてでも引き止めたいのは当然です。

ここでは、いきなり辞めると言われた時の3つの対処法を紹介していきますので、ぜひ役立ててみてください。

まずは相手の考えをしっかりと聞く

あなたが上司の立場で、絶対に辞めてほしくない部下から「辞める」と言われた時には、まず相手の考えにしっかりと耳を傾けてみましょう。

頭ごなしに「辞めないでほしい」と引き止めても、相手に鬱陶しがられてしまうだけです。

なぜ辞めたいのか・会社や上司に対して何か不満があるのかなど、相手の気持ちを否定せず最後まで聞いてあげてください。

絶対に責めたりしない

会社にとってもあなたにとっても重要な存在の社員から「辞めたい」と伝えられた時、気が動転して責めるような発言をしてしまう人もいるでしょう。

「無責任」「簡単に辞めるなんて非常識」といった言葉を、たとえカッとなっても言ってはいけません。

相手を深く傷つけるのはもちろん、「辞めると決めて正解だった」と納得感を与えてしまうだけです。

不満解消のため努める

なぜ辞めたいかをしっかりと聞いたら、引き止めるためには相手の不満が解消されるよう努めるしかありません。

例えば人間関係に対して不満があるというのであれば、派閥ができないよう社内の環境を見直したり、待遇面に納得できないというなら、上層部でしっかり話し合って改善していきましょう。

「会社側が自分のために動いてくれた」と思うと、辞めたい気持ちが減少する可能性は高いのでぜひ行動に起こしてみてください。



いきなり辞めると言う状況を改善するには

社員がいきなり辞めてしまう会社には、体制や仕事内容などに何かしらの問題点があるとされています。

辞める人が続出するのを食い止めるには、問題から目を逸らさず良くしていくのが重要です。

では、いきなり辞めるという状況を改善する方法を詳しく見ていきましょう。

社員一人一人と向き合う体制を整える

いきなり辞める状況を改善するためには、口だけでなく本当に社員を大事にすることが重要です。

社員一人一人としっかり向き合う体制を整えて、なるべくみんなが不満を持たないような環境作りを行いましょう。

全員の意見を全て取り入れるのは難しいですが、聞く耳を持ち丁寧に向き合うだけでも「いい会社」「ここに残りたい」と思ってもらえる確率は高まります。

業務量の偏りをなくす

一人の社員に頼りすぎたり、重要な仕事を任せすぎるなど、業務量の偏りはできるだけなくすようにしましょう。

責任感があり頼りになる社員に任せたくなるのは当然ですが、本人にとっては多大な負担になってしまいます。

それが辞める原因に直結することは非常に多いので、気をつけなくてはいけません。

待遇を見直してみる

社員がいきなり辞めてしまう会社は、ズバリ待遇面に問題があるケースが多いです。

言わないだけで不満に思い、改善を要求せず続々と辞めるなんてことはお決まりのパターンです。

給与面や休日・福利厚生など様々な面で社員に還元できるように、今一度しっかりと待遇を見直してみましょう。



本当に辞める人は言わないことが多いので、注意が必要

会社を辞める意思が固まっているけど周りに言わないのは、「引き止められるのが面倒」「いちいち質問攻めされたくない」など様々な理由があります。

また、本当に辞めようと思ってる人はギリギリまで誰にも言わないことが多いので、少しでも「怪しい」と思ったら注意しておいた方が良いでしょう。

ただ、無理に引き止めようとするのは逆効果でしかないので、慎重に対応していくことを心掛けなくてはいけません。

また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。

きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。



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