父性が強い男性の特徴とは?父性の欠如による子供への影響を紹介!
あなたは父性がある人でしょうか。
もしかしたら、あまり自分では父性を感じたことがないかもしれませんね。
父性が欠如していると子供の恋愛にすら影響があるとも言われています。
それほどまで父性というのは大切な性質などです。
そこで今回は、父性が強い人や足りない人の特徴の違いについてご紹介します。
あなたはどちらに当てはまるか確認してみてください。
父性の意味とは
父性とは、父親としての自覚や実感、または子供に対する父親としての期待などを表す言葉です。
子供に対して何かしてあげたい、子供を愛おしく思うなどは父性を感じていることになります。
父性が強い男性の特徴
しっかりしていて頼りがいがある
ちょっとしたことではまったく揺るがず、どっしりと構えている安定感を感じる男性が傍にいると、つい頼ってしまいたくなります。
まさに一家の大黒柱として求められている気質で、父性を感じる人というのは「この人なら寄りかかっても大丈夫」という安心感を覚えることができるタイプです。
父性の強い男性自身、周囲の人達に頼られると放っておくことができない面倒見のよさを発揮しますし、自分がしっかりとしなければと常に思っており、誰かにとって自分の存在が助けになればいいと考えています。
問題が起こったら自分に話して欲しい、できることがあれば何でもしてあげたい、そうした態度がどんなことでも受け入れてくれそうな器の大きさを見せることになり、相談を持ちかけられたり、問題解決のために力を貸してほしいとお願いされたり、いざという時に注目されることが多くなるのです。
男性に甘えたい女性からは非常にモテますし、同じ男性からも常に堂々としていて揺るがない姿勢が兄貴分として慕われるタイプで、父性の強い男性の近くにはいつも男性を慕っているたくさんの人の姿が見られます。
厳しい態度を取ることを厭わない
男性でも女性でも、接する人とは誰とでも諍いが起こらないように仲良くしたいと考えているものですし、意見が合わなかったり、目に余る行動をする人に遭遇しても、可能であれば厳しい言葉をかけたり、注意をすることは避けたいと思ってしまうものです。
嫌われたり気まずくなるだけではなく、相手を否定したり忠告するようなことを口にしてもし恨まれてしまったら、関係が拗れて悪意を持って対応されるようになってしまったら、そう考えれば言いたいことがあっても言葉を飲み込んでしまいます。
しかし、父性の強い男性というのはダメなものはダメと注意することも、自分の正義に反することを行う人への意見も、きちんと伝えることができます。
確固たる自分と、そして自信を持っているからこそ、言葉にした結果どんなことになっても受け止めることができ、自分を通すことができる強さがあるのです。
子どもを躾ける時、厳しい現実を教え、間違った考えを正すためにしっかりとした態度で対応するのが父親の大事な役目です。
ただ優しいだけではなく、誰かが言わなければならない場面では厳しいこともしっかり言える、接する人からすれば少し怖さを感じるところがあります。
人と関わることが好き
人との関わりを大切にするのも、父性が強い男性の特徴の1つです。
基本的に社交的で、自分からいろいろな人と接する機会を持つようにしています。
仕事をしていれば日頃関わるのは社会人ばかりとなってしまいますが、たとえばオフの時間にジム通いをしたり、趣味を始めるなどして職場以外のコミュニティに参加するようにし、普段あまり接することのない異性や学生、子どもや年配者などと触れ合うようにしていますし、自分から話しかけることも厭いません。
意識をしていないと、社会的に自分と近い位置にいる人とばかり関わることしかなくなり、視野も世界も狭くなってしまいます。
いろいろな立場の人と話をすることにより、それらの人の考えや意見を知ることができ、いろいろな立場から物事を見ることができるようになるのです。
こうした社交性が、家庭を持った時に子どもの立場、母親の立場などのさまざまな角度で気持ちを量ることができる能力に繋がり、夫婦間、親子間のコミュニケーションがより円滑に取れるようになります。
父性が強い人はしっかりとした自分を持ちながら、ただ我を通すだけではなく、関わる人の気持ちもしっかりと考えられる気遣いができるのです。
父性が足りない男性の特徴
人に甘くなんでも許してしまう
無償の愛で子どもをやさしく包み込む母性に対し、子どもに善悪を教え、時には厳しくしつけるのが父性ということができるでしょう。
つまり、母性に比べて父性には厳しさが求められるわけです。
子どもかわいさから、子どもが何をやっても「いいよ、いいよ」と許してしまう男性には、父性が明らかに欠如しています。
良いことは良い、悪いことは悪いときちんと教えることができず、子どもにひたすら甘く接してしまうのが、父性の足りない男性と言うことになるでしょう。
こういう男性が甘く接するのは、何も自分の子どもばかりではありません。
友達に対しても、恋人に対しても甘く、悪いことをしてもそれをとがめないのです。
友達や恋人が悪いこと、まちがったことをした時にそれを許してしまうのは、結果として本人のためにはならないでしょう。
本当に友達のことを思い、恋人を愛しているならば、悪いことは悪いときっちり指摘し、それを正すように求めなければなりません。
父性の足りない男性にはそれができず、人にひたすら甘く接し、何でも許したり、見て見ぬふりをしてしまいます。
そこには、人間関係を少しでも悪くしたくないという臆病な心理が働いていると考えていいでしょう。
神経質で細かい
父性に求められることの一つが、「大きな目で子どもを見て育てる」ということでしょう。
やってはいけないことをきちんとしつけるのが父性ですが、そこにはおおらかさがなければなりません。
父親があまり細かく、重箱の隅をつつくようなしつけをしたなら、子供は委縮した小さな人間になってしまうでしょう。
しつけをきちんと行うことは必要ですが、常に大きな視点で子どもを見つめ、ほどのよい指導をしていくのが、父性というものです。
父性の足りない男性には、そういう大きな視野が備わっていません。
これは、子どもに対する時ばかりではなく、人に対する時、細かいところにばかり目が行き、神経質に人のあら捜しをするようなところが、父性の足りない男性にはあるのです。
よく、人に対して細かいことを口うるさく指摘し、それを改めるようしつこく繰り返す男性がいますが、そういう男性には父性が不足していると言わざるをえません。
人の悪い所を正すことは必要ですが、細かいところにばかり目が行くのは、大きな視野を失っているからと考えていいでしょう。
大所高所から子育てをするのが父性ですが、父性の足りない男性は大所高所に立つことができないのです。
向上心がない
子どもをよりよい人間に育てていこうとするのが父性です。
そこには、当然、子どもを今より向上させたいと意識が働いていると考えていいでしょう。
子どもを向上させるためには、自分が手本にならなければなりません。
これは、子育てに限ったことではなく、たとえば仕事で部下や後輩を育てる時には、まずは自分が手本になって仕事をして見せる必要があるでしょう。
自分はまったく仕事ができないのに、部下や後輩に「仕事を覚えろ」と言ってもそれは無理です。
まずは自分が仕事のスキルを磨き、「こういうふうにやるのだ」と手本を見せてこそ、部下や後輩を育てることができるのです。
つまり、人を向上させようと思ったら、自分が向上しなければなりません。
父性のある男性にはそうした向上心があり、父性の足りない男性は向上心が不足しているということができるでしょう。
また、子育てをすることで、親も成長するということがよくあります。
向上心のある人は、人を育てながら自分も成長することができますが、向上心のない人にはそれができません。
人を育てながら自分も成長していくということができないのが、父性の足りない男性の特徴ということになるでしょう。
父性の欠如による子供への影響
子供が甘え下手になる
もし家庭で父親の存在が薄かったり、またはすでに幼いころに離別していたりすると、その子供はとても寂しい思いをするでしょう。
普通の家庭における父親のポジションは子供の心の拠り所です。
現在毎日子供と関わる時間が多いのは、多くの家庭で母親になります。
母親はいつも子供と接していることで、子供自身の成長を備に確認できると共に、不安や悩みを抱えることも多々あります。
その為についつい子供には、厳しく接してしまいがちです。
すると子供は母親には甘えた姿ではなく、しっかりとした姿のみを見せなければならなくなってしまいます。
その半面父親はあまり子供と接する時間がないので、触れあう時間があれば精一杯子供を可愛がります。
すると子供は父親に甘えたくなり、弱音や悩みを打ち明けたりしたくなります。
そこで家庭内で父親の存在がなかったり薄かったりすれば、子供は誰にも上手く甘えることができなくなります。
そして将来、学校に入ったり社会に出てからも、人に甘えたり頼ったりすることがあまり上手ではなく、むしろ苦手になってしまう可能性があります。
思いっきり遊べなくなる
本来家庭内における父親の役割は、ただただ夢中になり子供と遊ぶことです。
男の子の場合は、サッカーや野球をしたり、大きくなると一緒にギターを弾いたりして父親と交流を持ちます。
女の子の場合は、スポーツをしたり一緒に買い物に行ったりなどと、男の子とは少し違った形ですが、父親とかかわり合いを持ちながら成長します。
子供が父親と遊べる時間は、無駄なプレッシャーを感じることがなく、自由で子供らしい時間です。
ですので子供は父親と遊ぶことが、ただただ大好きです。
父親が休みと聞くと、跳び跳ねながら喜ぶ子供も多々いるでしょう。
ですので、もしそういった父親との関わりが薄かったり全くなかったりする子供は、普段から学校などの集団生活の中で、自分を上手くだして遊ぶことが苦手です。
きっと楽しくワクワクする経験をあまりしていないせいか、どのようにして遊んだら自分自身が楽しいのかがイマイチわからないのかもしれません。
やはり無条件で楽しい、自由に何でも遊べるといった経験があるのとないのでは、人生の楽しみを見いだせる可能性が変わってくる可能性があるでしょう。
自己肯定感が低くなる
母親は普段から子供を良くみていたり考えていたりするので、子供の長所も短所もよく理解しています。
ただこれはあまりよくないことなのですが、母親という存在はどうしても子供の短所ばかりが目についてしまいます。
そしてその短所を直させるために、必死になり子供のために行動したりします。
それに反し、普段あまり子供と関わる時間がない父親は、たまに子供と接すると子供の驚くほどの成長を見れて、とにかく子供を誉めまくります。
そうすることにより、子供は非常に安心し、自分は認められて必要な存在だ、と感じ自己肯定感を育むことができます。
ところが家庭内で父親がいなかったり、いても接する時間がほとんどなければ、子供は誉められたり、それにより認められるという体験が全くといっていいほどできません。
その結果、自己肯定感が低くなってしまい、自分自身にあまり自信がなくなってしまうという状況に陥る可能性があります。
そういった場合には、母親はなるべくガミガミ言わずに、子供の長所を上手く誉めることが大切です。
そして元来持っている子供自身の自己肯定感を高めるように、努力する必要があります。
父性が芽生える瞬間
いかがでしょうか。
子供が生まれても父性が芽生えてこないことに不安を感じる人もいることでしょう。
しかし、安心してください。
実は子供が誕生しても、すぐに父親だと実感できる人はあまりいません。
ではいったいどんな時に父性が芽生えるのか。
それは子供が話し始めた時です。
子供とコミュニケーションを取れるようになった時に始めて父親としての自分を意識するようになります。
それまでは言ってしまえば動物と触れ合っているような感覚ですが、コミュニケーションが取れるようになると一気にその感覚が変化し、自覚するのです。
父性が芽生えてこないと感じている人でも、時間が経てば自然と芽生えてくるものですので今はしっかりやるべきことをやりましょう。
また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。