不信感を抱く理由と不信感を抱いた時の対処法とは?
あなたは相手に対して不信感を抱いたことはあるでしょうか。
一度不信感を持ってしまうとそれを払拭するのはなかなか難しいものですよね。
あなたも知らず知らずのうちに不信感を与えてしまっていたら大変なことです。
そこで今回はについてご紹介していきますので、ぜひあなたやあなたの周りの人に当てはまるかどうか確認しながら最後まで御覧ください。
そして、不信感を抱いた時の対処法についても触れていますので、ぜひ参考にしてみてください。
【目次】
不信感の意味とは
不信感とは、一言で言ってしまえば、相手に対して信用できない・信頼できないという感情のことです。
「不信感を抱く」と使いますが、類似する言葉として「不信感がつのる」、「不信感を覚える」、「不信感を感じる」といったものがあります。
また、あなたが相手に不信感を感じさせてしまった場合は「不信感を与える」と表現します。
不信感を抱く理由とは
その人に裏切られた経験がある
「過去、その人に裏切られた経験がある」というのが、人に不信感を抱く理由の代表的なものでしょう。
たとえば、交際中の恋人が、以前浮気をして、それがバレたことがあったとします。
その時、恋人が浮気したことを素直に認め、謝まったとしても、そういうことが一度でもあると、どうしても浮気発覚以前と同じような目で恋人を見ることはできません。
それまでは恋人に対して「自分のことだけを愛してくれる人」という見方をしていたのが、「自分以外の人ともそういう関係になる人」という見方に変化するわけです。
ひとたびそのような見方をしてしまうと、それがレッテルのようになってしまうのが、人間心理と言っていいでしょう。
「また浮気するかもしれない人」という目で恋人と接することによって、どうしても不信感を抱き、それが募っていってしまうのです。
相手が恋人以外の人でも同様です。
親しい友達であっても、場合によっては家族であっても、その相手に大きなウソをつかれたり、裏切られるようなことを一度でもされると、心からの信頼を寄せることはできません。
また同じようなことをするかもしれないと考えるために、不信感を抱いてしまうのです。
相手の態度や様子がいつもと違う
いつも接している人が、いつもとは違う態度やようすをしていると、人間は不信感を抱くことが少なくありません。
たとえば、夫婦間で相手の浮気を疑うというケースを考えてみましょう。
いつもは仕事から帰ってきても、不機嫌そうにしているようなパートナーが、その日に限って明るい表情で、妙にやさしく接してきたとします。
多くの人は、「これは、何かあったな」と感じるに違いありません。
そして、無口なはずのパートナーが饒舌に話をすれば、「何か隠しごとをしているに違いない。だからぺらぺら関係のないことを話しているのだ」と考えることでしょう。
「何かあったの?」と聞いても、おそらくパートナーは「別になにもないよ」と答えるはず。
何もないのにいつもと違う態度やようす、言動をするはずはないと考え、「これはますます怪しい」と、不信感を募らせるわけです。
よく、パートナーのようすがいつもと違うことに気づき、それが原因で浮気を疑うということがあるでしょう。
相手が親しい関係であればあるほど、その人の小さな変化、いつもとの違いが気になり、不信感を抱くものなのです。
いつもとようすが違うこと、これが相手に不信感を抱く理由です。
言うことがコロコロ変わる
「この人は信用できない人間だ」という形で不信感を抱く理由としては、「言うことがころころ変わる」ということがあげられます。
別にその人に裏切られた経験などなくても、言うことがその時によって変わる人には、信頼を寄せることはできません。
たとえば、上司から仕事の指示をされたとしましょう。
「この仕事は精度よりもスピード重視。少々精度は落ちてもかまわないから、必ず今週中に仕上げるように」と指示されたとします。
その指示通りに仕事をし、締め切り通りに仕上げて上司に提出したにも関わらず、「こんな精度では困る、急ぐ必要はないから、もう一度やり直すように」と言われれば、部下は上司に不信感を抱くに違いありません。
この部下は、それ以降、上司から仕事を指示されても、その話をすなおにそのまま聞き入れることができなくなることでしょう。
これは、ほかの人間関係についても同様です。
プライベートの付き合いであっても、「前に言ってたのとちがう」というような発言をする人、とくにそういうことを何度も繰り返すような人を信頼することはできません。
言うことがころころ変わる人は、人に不信の念を抱かせるのです。
不信感を抱いた時の対処法
様子を窺ってみる
人間関係を含めて他者に不信感を感じることがあります。
その人の行動や考え方はもちろん、企業だったらサポート体制が劣悪だったり、ユーザーを蔑にする運営などに怒りを含む不信感を感じるのです。
「ゆるせない」という感情が先に来る場合が多く、どんなに親しい友人との関係性も滅茶苦茶になってしまうこともあります。
そのような感情を抱いた場合、勇気をもって一歩引いて様子を見ることも大切となります。
此方の感情を一方的に不信感を抱く相手に伝えても、時と場合によって全く伝わらないことがあるのです。
様子を窺うことによって、「どうして私は不信感を抱いているのだろう」と考える時間ができます。
不信感の元となった原因が繊細なことだったり、相手側が仕方なく行った行動によって、此方側が一方的に感情を爆発させているだけの場合も多いです。
冷静になって考えれば打開策も見つかりますし、相手に対して改善点を提示することもできます。
上手く様子を窺うことができれば最適な対応が可能ですし、自分が怒りにまかせて暴走してしまうことも防げるのです。
不信感を持ってしまったら、まずは様子を窺ってみましょう。
相手と距離を置いてみる
様子を窺うことと似ていますが、不信感を抱いた元凶と距離を置くことも一つの手です。
此方のイライラする気持ちを静める働きもあり、人間関係でもコンテンツに嫌気がさしても、距離を置くことでストレスを抱えず過ごすことができます。
また、一定に距離を保とうとすれば、元凶元に対して「なぜ相手は距離を置こうとするのだろう」と問題を考えさせるキッカケとなるのです。
直接言葉で指摘する手もありますが、言葉だけでは伝わらないことが多いように、態度で示すことによって事の重大さに気づかされます。
例えば、企業が提供するサービスに嫌気や不信感を感じたら、その企業の商品を購入しない不買運動という意思表示も存在します。
此方側が相手側と距離を置くことで、強い意志を相手側に示すことにも繋がります。
中には時間が解決してくれる場合もあり、不信感に対する解決策のポピュラーな方法でもあるのです。
決して嫌なことから逃げているのではなくて、戦略的に距離を置くことによる相乗効果は絶大となります。
どうしても解決策が見つからない時にも有効な手段の一つとなるでしょう。
相手にハッキリと物申す
不信感を与える側にハッキリと物申すことも大切なことです。
もしそれが大企業のコンテンツ、または上司か本社の社長など、目上の方でも関係はありません。
自分の意見をハッキリ述べることで不信感の元凶を失くすことに繋がります。
納得いかないことをいつまでも放置するのは精神的にも肉体的にも悪いですよね。
もし、自分一人では不信感を取り除けない時、他の誰かに協力してもらうことも一つの方法です。
一人だけでは意見を聞いてくれない存在でも、多くの方が同じ意見を直訴すれば、元凶元は解決案を出さずにいられない状況になります。
人間関係からくる不信感も同じで、多くの意見をぶつけることで、当事者の考えを改めさせることもあります。
元凶元が変わってくれることを望んでも時間が掛かる場合、いつまで経っても変わらないことが大半です。
だったらいっそのこと、自分から意思表示や行動をハッキリするべきではないでしょうか。
此方の本気具合が伝われば、相手にもきっと思いは伝わりますし、不信感の元凶となる要素を迅速に解決できる手段なのです。
不信感を抱いたら、自分から直接行動しましょう。
また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。