不愉快にさせる人の特徴や話し方と不愉快な気持ちの解消法とは?

不愉快にさせる人とは、相手に対して嫌な気持ちにさせてしまう人のことです。

話し方や態度など、どのようなポイントで不愉快にさせてしまうかは、人によって様々です。

あなたは今、不愉快だと感じている人がいるでしょうか。

もしいるのであれば、その人と会うときはとても憂鬱ですよね。

と言いつつも逆に相手から見れば、あなたの存在が不愉快だと思われているかもしれません。

そこで今回は不愉快にさせる人の特徴や話し方をご紹介していきます。

あなたや周りの人に当てはまるものがあるかどうか確認してみてください。

そして不愉快な気持ちになった時の解消法についても紹介してますので、参考にしてみてください。

【目次】



人を不愉快にさせる人の特徴とは

自身への印象に対する配慮がされていない

気持ちよく人と接するためには、ある程度見た目を整えておく必要があります。

自分を目に見た人がどのような印象を受けるのかを気にするべきですし、少なくとも気遣いができる人であれば、最低限清潔感のある印象を保とうとするものです。

しかし、接する人を不愉快に感じさせるタイプは、自分と接触する人達からどう思われているのかを考える配慮が足りていません。

TPOにそぐわない格好をしていていても、自分が浮いていることにまったく気がつきませんし、洋服や靴が汚れていても気にせずに、周りの人が不快感を覚えることもあります。

また、見た目だけではなくニオイが強烈な人が少なくなく、香害になってしまうほどの強烈な香水を纏っていたり、不潔なあまり体臭や口臭がキツいなど、あまり近づきたくないタイプが多いのも特徴です。

特に女性に関してはニオイに敏感なタイプが多いことから、避けられる要因になってしまいます。

身だしなみを整えることは最低限のマナーとして身につけておきたいルールです。

できていなければ、本人よりも周囲の人達のほうが気まずくなってしまいます。



発する音が大きい

なぜか、何をするにも大きな音を立てる人がいます。

歩いているだけで足音がドタドタと大きかったり、物を食べる時にはクチャクチャと咀嚼音を立てる、座ったり立ったりするだけでも椅子やテーブルをガタガタといわせたり、物を置くだけなのにドンと乱暴に扱うなど、とにかく何かと煩いのです。

基本的にこうした人は行動が粗雑で、上品さとはまったく無縁のタイプになります。

声も通常時から大きく、映画館やエレベータの中、バスの中など静かにすべき場所でも潜めるようなことをせず、普通の声で喋って耳にした人を不快にさせてしまいます。

あまりにも大きな音は周囲の人の迷惑になり、明確にマナー違反です。

注意をすれば一度は静かになりますが、周りが静かだから自分もそうしようという考えることができないので、すぐに元通りです。

基本的に他人の迷惑を想像することができないので、自分さえよければその行動が不快に思われていることに思い至りません。

こうした不愉快なタイプと一緒にいると、行動を共にしている人が恥ずかしい思いをしてしまうため、自然と距離を置かれがちです。

不快さを感じる癖がある

習慣や癖はなかなか抜けるものではありませんが、周りに不快感を覚える類のものは、目にした人達を不愉快にさせてしまいます。

代表的な癖といえば、貧乏ゆすりでしょう。

考えごとをしている時、イライラしている時につい足をカタカタと揺さぶってしまう人が少なくありませんが、振動が伝わったり落ち着かない様子は見ている人まで気分を悪くさせてしまいます。

また、無意識のうちに爪を噛んだり、頭を掻いた後にその指のニオイを嗅ぐなど、不潔さを感じさせる行動は嫌悪感を覚えますし、鼻をほじるような人には近寄りたくもなりません。

お札を数える時、スーパーの袋を開ける時などにペロッと指を舐める人も珍しくありませんが、こうしたものを目撃すると、当の本人は汚いと思っていなくても、その人が触ったものに触れたくないと感じてしまいます。

自制が必要なのにもかかわらず人前で控えるべき癖がつい出てきてしまうタイプは、不愉快さを覚えずにはいられません。

自覚がある場合には率先して直していくべきですが、他人の癖というのは指摘をしづらいものも多く、矯正が難しいのも厄介なところです。



人を不愉快にさせる話し方とは

上から目線で話す

人を不愉快にさせる話し方の中で最も代表的なものといえば、それはやはり「上から目線」な話し方ではないでしょうか。

もちろん誰かと会話をするときは、年齢や置かれた立場などによって、多少の上下関係が発生するのが普通です。

ですが、だからといってそのことが上から目線で話してもいいという理由にはなりません。

そして、他人と会話をする中でどうしても上から目線になってしまう人は、残念ながらその重要なポイントに気づいていないのです。

また、そんな上から目線の話し方をする人は、相手がそれほど親しい人でなくても、つい「お前」といった呼び方をしてしまいがちになります。

中身のない話を偉そうに聞かされるだけでも苦痛なのに、さらにお前呼ばわりまでされては、むしろ不愉快にならない方がおかしいといえるでしょう。

会話をするとき人を不愉快にさせないためには、「常に一歩引いた謙虚な姿勢でいる」ことが不可欠です。

自分が何を言いたいのかばかり考えるのではなく、相手がどんな話し方をされたとき不愉快に思うのか、その部分についてもしっかりと把握しておく必要があるでしょう。



いちいち揚げ足をとる

会話の最中に、つい語尾を言い間違えてしまったり、思わず噛んでしまったりする…。

そんな経験は、おそらくほとんどの人にあるのではないでしょうか。

そして、会話の中で人を不愉快にさせる人は、多くのケースでそんな些細なミスを突いてきます。

つまり、「いちいち揚げ足をとる」話し方をしてくるわけです。

もちろん、たとえばテレビで人気のある芸人さんのように、面白おかしく揚げ足をとるのであれば問題はありません。

もしそうできれば、むしろ会話は盛り上がり、場の空気もよくなるからです。

ですが、それはお互いに信頼関係がないと成り立ちませんし、さらに多くの人は人気の芸人さんよりも話術が劣っているわけですから、現実にはかなり難しいといえます。

指摘するまでもない小さな間違いを指摘したり、その上相手を笑い者にするような話し方をしていれば、相手が不愉快になるのもむしろ当然のことです。

自分だって言い間違えることはあるのですから、そういった点については他人に対しても寛容でなくてはなりません。

咄嗟に揚げ足をとってしまう人もいるとは思いますが、そんな話し方をしていると嫌われるのは間違いありませんので、普段から十分に注意しておくようにしましょう。



知ったかぶりをする

質問をされたから答えているのに、なぜか最初から全てを理解していたかのような返しばかりしてくる…。

誰かと会話をする中で、あなたもそんな思いを抱えたことはありませんか?

そういったいわゆる「知ったかぶりをする」ような話し方をされると、それなら最初から質問してくるなよ…と、多くの場合は不愉快な気持ちになるはずです。

たとえば人の話を聞いたあと、「そうなんですね」ではなく、必ずといっていいほど「そうなんですよね」と返してくる人などが、代表的な例になります。

自分はそれくらい知っている…とアピールしたい気持ちもわかるのですが、そういった話し方を頻繁に行っていると、気がついたときには友だちがいなくなってしまったという事態にもなりかねません。

知ったかぶりな話し方はそれくらい相手にとって不愉快なものですし、もうこの人とは会話したくないと思えるほどマイナスな特徴なのです。

誰かと会話をするとき最も重要になるのは、「お互いが気持ちよく話せる空気を作る」ことになります。

ですから知ったかぶりな話し方は今すぐにでもヤメて、「そうなんですよね」ではなく、素直に「そうなんですね」と言えるようになりましょう。



不愉快な気持ちを解消する方法とは

その場を離れて気分転換をする

不愉快な気持になった時、それを解消するためのもっとも有効な対処法は、「自分が今いる場所を離れる」ということです。

たとえば、仕事をしていて人から何か嫌なことを言われ、不愉快な気持になったとしましょう。

不愉快になって、その相手に不快感をぶつければ、言い合いになって、さらに不愉快になってしまうということもよくあります。

また、その嫌なことを言った人の近くにいれば、気持ちを切り替えることがむずかしく、いつまでも不愉快な気持を引きずってしまうに違いありません。

そういうときは、一時的にその場を離れ、気分転換をするのが一番です。

仕事中に不愉快になったのなら、ちょっと外へ出て深呼吸をするだけでも気分転換になりますから、不快な気持は解消されるでしょう。

プライベートの仲良しグループで話をしていたときなどに不愉快になった場合は、ちょっと席を外し、トイレに行くという方法もあります。

いずれにしても、まずはその場から離れること。

不愉快な気分になった場所から離れ、違う場所の空気を吸うことで、気持ちはかなり落ち着いてくるに違いありません。

その場を離れ気分転換をするというのが、不愉快な気持になった時のおすすめ対処法です。



我慢する自分へのごほうびを考える

うまく気分転換できればそれに越したことはないでしょうが、それが許されない状況というものもあるに違いありません。

たとえば、仕事のミーティングや、友達の家でのホームパーティで人から言われたことによって不愉快になってしまうということもあります。

ミーティング中ではその場を離れて気分転換するということはできませんし、ホームパーティなどでは、トイレに行ったとしても有効な気分転換にはならないでしょう。

そういうシーンでおすすめしたいのが、「この不愉快な気分をがまんしている自分へのごほうびを考える」という対処法です。

不愉快な気持になった時、それを相手に直接ぶつけることはせず、がまんしてしまうというケースが少なくありません。

がまんするというのは立派なことですが、それではストレスがたまるばかり。

そういう時には、頭の中で何か楽しいことを考えるのが一番です。

「いま、不愉快な気持をこらえてがまんし、つらい思いをしている自分に、なにかごほうびをあげよう」と考えてみましょう。

たとえば、仕事中に不愉快な気持になったのなら、「仕事が終わったら、ちょっとぜいたくな夕食を食べよう」というように考えるのです。

「次の休日は前から欲しかった服を買いに行こう」というようなプランを立ててもかまいません。

そのように自分へのごほうびを考えれば、不愉快な気持は解消されるはずです。



笑顔を作り、自分の笑顔を見る

何か悲しいことがあって泣いていると、ますます悲しくなるというのが人間心理と言っていいでしょう。

あるいは、落ち込んでいる時、眉にしわを寄せた憂鬱そうな表情でうつむき加減にとぼとぼ歩いていると、ますます落ち込んでしまうというのも、人間の心理です。

つまり、人間は、心のうちにある感情によって表情が変化するだけでなく、表情によって心が影響を受けるということが少なくありません。

試しに、なにも嫌なことはなくても、怒ったような表情を作ってみましょう。

そういう表情を作ると、心もなんだかささくれ立って、楽しい気持ちになれないはずです。

逆に、楽しい気分ではないけれど、笑顔を作るとなんとなく明るい気持ちになってくるに違いありません。

この人間心理を利用して、不愉快な気持を解消してみてはどうでしょうか。

人と話していて不愉快になったら、ふつうは嫌な顔をするところですが、あえて笑顔を作ってみるのです。

仕事中に上司から不愉快なことを言われたら、わざと楽しそうな笑顔で仕事をしてみましょう。

できれば、その笑顔を鏡に映して自分で確認するのがベストの方法。

笑顔を作るだけでも効果がありますが、それを自分の目で確認すると、さらに効果的に不愉快な気持を解消できるに違いありません。



不愉快な人への対処法を学ぼう

いかがでしょうか。

不愉快な気持ちになることはたくさんありますよね。

あなたの中で、その不愉快な気持ちをきれいさっぱりと解消することができればこんなに良いことはありません。

しかし現実はなかなか難しいものです。

あなたが不愉快と感じる人と定期的に接触するのであれば、いつまでたってもストレスを感じる状況のままです。

最も重要なのは不愉快な人への対処法です。

では一体どうすればいいのか。

最も効果的なのはその人と関係を断つことです。

わざわざ好き好んで不愉快な人とコミュニケーションをとる必要はありません。

とはいっても仕事などでの付き合いだとなかなか難しいですよね。

そういう時は、あなたと同じようにその人のことを不愉快だと感じている人を見つけて、情報を共有する方法をおすすめします。

いわゆる陰口のようなものですね。

自分だけが嫌な思いをしてないという安心感も生まれますし、「今日は〇〇ですごく嫌だった」と話すことでストレス発散にも繋がります。

本来はあまり良いことではありませんが、誰かと共有することであなたの感情を保つことができるのであれば、積極的に活用するべきです。

もしくは環境を一変させるのも一つの方法です。

自分自身である程度コントロールできる環境に身を置くと、嫌な気持ちにさせる人と付き合わなくて済みます。

もちろん新しい環境で不愉快だと感じる人に出会う可能性はありますので、そこは注意しましょう。

また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。

きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。



▼おすすめ記事

仕事ができない人の特徴とその対処法9つ

仕事辞めたい人のための後悔しない転職方法7つ

サラリーマンにおすすめな副業10選

お金がない時の対処法4つ