いじる人の6つの特徴・心理といじる人への対処法とは?
いじる人の意味とは、人に対して注目を浴びさせようと、からかったり、話題にしたりするような人のことです。
よくお笑いでは、いじられることによって、みんなの視線が集まり「嬉しい」「おいしい」なんて言葉で使われます。
それを真似て人をいじる人がとても多いのですが、いじる人は周りを楽しませてやってるという感覚でも、いじられる人にとっては迷惑でしかないことも少なくありません。
それは当人も気付いているはずです。
しかしなぜ、それでもいじる人はそのような行為を続けるのでしょうか。
そこで今回はいじる人の特徴や心理についてご紹介していきますので、あなたに当てはまるかどうか確認しながらご覧ください。
もちろん中には、いじる人の事が嫌いだと思う人もたくさんいます。
その理由や対処法についても触れていますのでぜひ最後までご覧ください。
【目次】
いじる人の特徴・心理とは
自分も認められたいと思っている
人をいじることにより、自分も目立とうとする目的があります。
いじることで他人から意識され承認欲求を満たせること、周囲の目に自分が映る機会が増えます。
口下手でも相手をいじるのは簡単で、一言二言で面白い返しができる可能性もあります。
いじる人は己だけでは目立つこと、周囲の関心を向けることが苦手です。
いじられやすい人を皆と一緒にいじれば、自ずと周囲とコミュニケーションする機会に恵まれます。
相手にされない性格や他人から嫌われやすい人も、いじられやすい人をからかうことで他者と空間を共有できるのです。
特徴として、いじることにより自分を他人に認めてもらいたい意思があります。
一人では難しい好かれる行為も、いじりを行うことによって仲間と認められるのです。
親しい友人でもない人間をいじる方の多くが、いじることで一緒の空間を共有し、認められ仲良くなりたいと考えています。
現状で仲間と呼べる人間が欲しい方、社会的な地位に不安を抱いている方も、いじることでアイデンティティを保とうとします。
自分の環境を維持する、または周囲の輪に溶け込みたい欲求が現れているのです。
笑いを取って場を盛り上げたい
複数の人間がいるとき、ある人がある人のことをいじると、そこに笑いが起こることが多いものです。
それを目的として、人のことをいじるケースが少なくありません。
たとえば、新入社員を交えた飲み会を行ったとしましょう。
新入社員は緊張しているものですから、その場の雰囲気が弾まないということもあるものです。
そんな時、先輩社員が新入社員のことをいじるということがよくあります。
いじられた新入社員は不快に感じるかもしれませんが、先輩社員には悪意はありません。
「この場の雰囲気を明るくして、新入社員にも職場の飲み会を楽しんでもらいたい」と思っているのです。
前項で紹介した心理の場合、特定の人に限っていじるわけですが、こちらのケースではいじる相手は特定されません。
新入社員をいじるという例にしましたが、相手は別に新入社員ではなく、ほかの同僚を対象にいじってもいいわけです。
とにかくその場を和ませたり、雰囲気を盛り上げたりするのが目的なのですから、一人の人が複数の人をいじるということもあるのです。
笑いを取って場を盛り上げたいと思っていること、これが、いじる人の心理ということになるでしょう。
相手と親しくなりたい
人のことをいじる人には、その人と親しくなりたいという心理が隠されているケースが少なくありません。
いじられる側としては、「なんで自分のことをいじるんだろう。自分のことが嫌いだからなのではないか」と思うこともあるでしょう。
ところが、それとは逆の気持ちからいじるということが多いのです。
たとえば、同じクラスや職場の同僚のことをいじるとしましょう。
その相手が同性の場合は、「今より親しい関係になりたい。友達になりたい」と思っているわけです。
また、相手が異性の場合は、「距離を縮めて、仲良くなりたい。できればつきあいたい」と思っていると考えていいでしょう。
いじるという行為は、一見、相手を貶めたり、相手の気持ちを傷つける行為のように思われがちですし、実際にいじられた側が傷つくケースも少なくありません。
しかし、人のことをいじるというのは、別の見方をすると、「その相手に特別な関心を持っている」と考えることもできます。
まったく無関心の相手をいじるということはありません。
なんらかの関心を持っているからこそ、特定の相手をいじるのです。
そこにあるのは、「相手にも関心をもってもらいたい。そして、親しくなりたい」という心理ということになるでしょう。
相手を軽く見ている
常識的に考えて、新入社員が上司をいじるということはありえません。
学生の場合でも、後輩が怖い先輩をいじるということはないでしょう。
中にはそういう勇気のある人がいないでもありませんが、かなりのレアケースのはずです。
つまり、いじるという行為は、自分と同等か、自分よりも下の人を対象として、なされる行為ということができるでしょう。
相手が自分よりも強くないという認識を持っているからこそいじるわけですから、そこにあるのは「相手を軽く見ている」という心理ということになります。
たとえば、会社の同僚でも、相手がナンバーワンの営業マンで、相手に一目を置いたり、相手をリスペクトしている場合は、相手をいじるということはしないに違いありません。
それは、相手を軽く見ることができないためです。
また、相手が気難しく、怒りっぽい性格の人の場合も、たとえ対等な関係であっても、いじるということは控えるでしょう。
いじる人は、「この人なら、いじっても怒らないし、安心していじれる」と考えていじるのです。
相手のことを軽く見ていて、「この人ならだいじょうぶ」と思っているというのが、いじる人の心理ということになります。
いじる人のことが嫌いな理由とは
イジメのように感じられるから
人のことをいじって笑いを取ろうとする人間の共通点として挙げられるのは、やっていい事と悪い事の区別ができないという点で、いじって笑いを取ろうとする人間はイジメに近い形までエスカレートしてしまう方が多いとされています。
例えば、いじられている本人が持っていたり演じているキャラクター的な部分であれば特に大きな問題はありませんが、本人がコンプレックスに思っている部分などで笑いを取ろうとする事をイジメと感じる方は多いです。
また、本人だけではなく親や兄弟姉妹などもいじるネタにしてしまう事もあり、その場合は本人にはどうしようもない部分なので、多くの方はその様ないじり方に不快感を示すとされています。
さらに、最も嫌われるポイントになっているのは暴力を伴ういじり方になっていて、どれだけ弱い力であっても人のことを蹴ったり叩いたりする事は暴力であり、それをイジメだと捉える可能性は高いです。
したがって、いじる人が嫌いな理由としてはイジメのように感じると言う物が上位に入り、この場合は自分がターゲットでも違う人がターゲットでも同じだとされています。
二人きりだと態度が違うから
他人をいじって笑いを取るという行為は、基本的に複数の人間がいる場面で行われるようになっていて、これは自分が面白い人間であると多くの方に思われたいと言う考えから、人の多い場所でないといじらないと言う事になります。
その為、他にも人がいる状況では積極的にいじってくるような人も、二人きりの時は妙に優しかったり逆に一切話しかけてこないなど、いつもの態度とは大きく異なる態度を見せる様になるのです。
そして、その様な態度はいじられている方にしてみれば裏表のある人物と映るようになり、一般的に裏表のある人物を好む方は非常に少ないので、結果的にいじる人が嫌いだという結論に至ります。
また、二人きりの状態でいる場所に第三者が現れた時には、それまでの態度が噓のようにいじり始め、これは要するに自分が面白いと思われるためにいじれる人間を利用している状態です。
したがって、自分が笑われている事に対しての強い不快感に加えて、自分には何一つメリットが無いという一方的に損している状態に陥れた相手と言えるので、いじる人が嫌いと言う方は多いです。
自分を正当化するから
自分が面白い人間と思われたいという気持ちが強いので、人をいじって笑いを取る人物は自分さえウケればそれで良いと考えているケースが非常に多くなり、この場合はいじられた側がどんな状態であろうとお構いなしになっています。
例えば、いじられた側のトラウマなどを刺激してしまった場合、その人が泣いてしまう事なども考えられますが、その様な場合でも「本気では無かった」や「冗談なのに」などと自分を正当化するケースは多いです。
また、いじられた側が怒ってしまった場合でも同じ傾向が見られ、こちらの場合は「いじってあげたのに」などまるで怒った側が悪いような論調を展開する事が多く、とにかく自分が悪いのではなく受け取り方が悪いと主張します。
これはいじられた側はもとより周囲にいる人間から見ても苦しい言い訳で、この自分を正当化して保身を最優先するというのも、嫌われる理由としては上位にランクインする物です。
なお、保身を最優先しているのは自分がいじられた時には激昂する事からも明らかだとされ、言わば自己中心的な一面もいじる人が嫌われる理由になっています。
いじる人がうざい時の対処法とは
とことん無視する
いちいちあなたの発言をいじってくるような人には、とことん無視をするのが一番です。
いじってくる相手が目上の人や、上司などで無視が難しい場合もありますが、「〇〇さん」とあなたのことを名指しでいじってきていないなら、聞こえないフリをしてしまいます。
もしもいじってきた人が、あなたに無視されたことを怒りだしたら「他の誰かに話しているのと思いました」と冷たく言ってしまいましょう。
何度かそれを繰り返していれば、「あなたをいじってもおもしろくない」「本気で怒っているのかも」と相手は考えて、他のいじりやすい新しいターゲットを見つけるか、人をいじることをやめるはずです。
この対処法で大事なポイントは、あなたが途中で態度を変えないことです。
無視し続けることに効果があるので、途中でいじってくる人に言い返したり、笑ってその場を流すようなことはしてはいけません。
あなたの態度が軟化してきたなと、相手に感じられてしまうと、以前と同じようにいじられてしまう可能性が高いのです。
「もう絶対にいじられたくない」と強く思うなら、心を鬼にしていじられても決して反応しないようにしましょう。
面倒見の良い先輩や上司に泣きつく
これは少しの演技力が必要な方法です。
いつものようにあなたのことをいじる人が何かを言ってきたら、少し大げさに落ち込んで下さい。
可能ならば泣いてしまうのも良いでしょう。
そして、あなたのことを気にかけてくれている先輩や上司に「もう、いつも嫌なことを言われて、本当に嫌なんです」と大げさなぐらいに泣きつきます。
「私が悪いんだと思うのですが、毎日毎日〇〇さんに何か言われるのかもと思うと、最近では会社も行きたくなくて」と、暗に退職まで示唆します。
内心では、「ちょっといじられているだけなのに、大げさな子だなぁ」とあなたのことを思うかもしれませんが、「会社に行くのも嫌になってきた」と言われたら、ほとんどの上司は軽くあしらうことができません。
パワハラやセクハラにうるさい会社なら、大きな問題に発展していく可能性もあります。
きっと、あなたが相談した上司や先輩はいじってくる相手に、二度と同じようなことをしないように、厳重注意をしてくれるはずです。
ただし、この方法は一度だけ、一人の相手に対してだけ行いましょう。
何度もこういった方法をしていると、逆に上司や先輩から「トラブルメーカー」と思われてしまうかもしれないので、注意が必要です。
相手の弱みを握る
しつこくいじってくる相手の事がうざい時は、逆に相手の弱みを握ってしまいましょう。
人のことをいじるような人は、口が軽くて不用意な発言を繰り返してしまう特徴を持っています。
黙っておけばいい事まで話してしまったり、余計な発言で人を怒らせたことも一度や二度ではないはずです。
そんな人のことをよく思っていない人は、あなただけではなく必ず複数います。
それを利用して、まずはあなたの味方を作ります。
「〇〇さんにいじられて本当にいや」と言っていれば、同じようにその人の事をよく思っていない人が話しかけてくれるはずです。
「ずっと前からかわいそうと思っていた」「私も〇〇さんのことは嫌い」と言ってくれる仲間ができれば、一人ぐらい弱みを知っている人が必ずいるはずです。
「出張費をごまかしてた」「営業先に行くフリをしてサボってた」「恋人がいるのに浮気している」など、どんなことでもいいので何か弱みを知っていないか尋ねてみましょう。
うまく弱みを知ることができれば、今度相手がいじってきた時に小さな声で「そのおもしろくないいじり、やめてもらえますか。あまりしつこいと〇〇のこと、みんなに言いますよ」と言ってみましょう。
いじっても大丈夫な相手と思われているという事は、相手はあなたの事を格下の弱いヤツ、どうせ何も言い返してこないと思い込んでいるはずです。
そんな相手に弱みを握られて、言い返されたら、自信を喪失してしまい、二度と同じ相手のことをいじろうと思えなくなるのです。
いじる性格は恋愛で得も損もする
いかがでしょうか。
いじる人には様々な特徴や心理があることがわかりましたが、このように良い面もあれば悪い面もあります。
もちろん、いじられる人にとっては面白くないことも多々ありますが、そうでないケースもあります。
しかし、いじる側との考え方の違いがあると色々と厄介なものです。
恋愛面においての、いじる人の心理は、その人のことが好きだからと言ったのがよく挙げられるでしょう。
まるで子供の恋愛のようですが、大人になってもこのような行為をする人はたくさんいます。
いじられる人がそのいじる人の事を好きであればいいのですが、そうじゃないケースは最悪ですよね。
いじる側の人としてはどんどんいじることによって相手から嫌われることは一切気づいてないですし、いじられる側の人はただストレスが溜まるだけです。
ついつい人をいじりがちな人は、相手が本気で嫌がってないか注意しないと、相手に好かれる以前に孤立してしまうかもしれませんよ。
また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。