穏やかな人になる6つの方法
穏やかな人になりたい・・・と考えている人はたくさんいます。
しかしそのように考えている人ほど、穏やかとは正反対の行動や振る舞いをしてしまいがちな傾向が強いのが現実です。
だからこそ、そう願うのかもしれませんね。
そこで本日は穏やかな人になるための方法やステップをご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
穏やかな人になりたい
穏やかな表情作りを意識する
穏やかな性格になるためには、まず、穏やかな表情になるようにする必要があります。
人間は感情によって表情が変化するものですが、その逆もあるのです。つまり、自分が作った表情によって、感情も変化するということ。
よく「悲しいから泣く。泣くなら、よけい悲しくなる」と言います。
つまり、「泣く」と言う行動や「泣き顔」という表情が、感情に影響を及ぼすわけです。
ですから、穏やかな性格になるには、穏やかな表情が自然に身につくようにしなければなりません。
毎日、鏡の前で「穏やかな表情」を作ってみましょう。
目を少し細めにし、口角をあげる。「明るい笑顔」よりも「控えめな微笑」を意識するとうまくいきます。
鏡の前でくりかえし練習して、鏡を離れてもそれが自然に作れるようになれば成功です。
家族や親しい友達にチェックしてもらうのも効果があるでしょう。
「イラッ」としたら、ゆっくり2回呼吸をする
次が、「怒らないためのトレーニング」。ただ「怒らないようにしよう。いつも穏やかな気持ちでいよう」と思っているだけでは、なかなかそれを実現することはできません。
そのためにはやはりトレーニングが必要になります。
日常生活や職場や学校など、「イラッ」とくるシーンで「自分をコントロールする」という冷静な意識を持つこと。
具体的には、「イラッ」としたとき、すぐにそれに反応することをしないで、呼吸を整えるのです。2回、できるだけゆっくり静かに呼吸してみましょう。
「小さな深呼吸」というイメージを持つとうまくいきます。
時間にすれば数秒のことですが、それだけで「イラッ」は解消できるはず。
これをくりかえすことによって「イラッ」とする機会は減っていき、やがて穏やかな性格になれるのです。
「許す」習慣作り
もう1つは、より精神的なトレーニングです。
それは、ミスをした人、失礼なことを言う人、あるいは好きになれない人を「許す」ということ。
「許す」という行為は、自分が精神的に優位に立たなければできません。ですから、「許す自分の優位性」を強く意識しましょう。そして、「意図的に許す」ことをくりかえし、習慣にしてしまうのです。
これは、やってみるとなかなか気持ちの良いことです。
気持ちが良いことは、続けやすいもの。習慣になりやすいと言っていいでしょう。
人だけでなく「自分も許す」、これができれば完全に穏やかな性格になれます。
穏やかな性格の人をイメージする
あなたの周りに、穏やかな性格の人は必ずいるはずです。まず、その人たちの事をイメージして下さい。
その方たちのことを「穏やかな性格だなぁ」と思ったのは、何故でしょうか。また、「穏やかな性格」が、周りに与えている影響には、どのようなものがあるでしょうか。
それらをイメージしたら、簡単で良いので、紙に書き出しておくといいでしょう。
ベースとなるモデルをしっかりと意識するのとそうでないのとでは効果の出方が大きく変わると言われているので、このイメージはとても大切なステップだといえます。
穏やかな人の特徴
いつも笑顔でよい雰囲気を作ってくれる
穏やかな人の最大の特徴といえば、それはやはり「いつも笑顔でよい雰囲気を作ってくれる」という部分ではないでしょうか。
たとえば真剣な話し合いをしているような場であっても、その中に穏やかな人が一人でもいれば、雰囲気はずいぶんと変わってきます。
決して前に出すぎるわけでもなく、自分の意見を押し付けすぎるわけでもなく、口元に笑みをたたえながらその場の空気をコントロールしてくれています。
本来であれば過剰な緊張感が場を支配するような状況であっても、穏やかな人がいることで、よりスムーズに話し合いが進むようになるのです。
ですから、もしもあなたが穏やかな人になりたいと思うのであれば、まずは笑顔を絶やさないようにしましょう。
もちろんゲラゲラと笑うのではなく、口角を少し上げておくだけといった意識で十分です。
どんな内容の話でも静かに話すことができる
穏やかな人というのは、滅多なことで声を荒げたりはしないものです。
その他の人が激高してつい大声を出してしまうような場面でも、常に冷静さを忘れないクールな存在だといえるでしょう。
このように穏やかな人は、「どんな内容の話でも静かに話すことができる」という特徴を持っています。
では、穏やかな人はなぜそうしているのでしょうか?
それは、そうした方が他人から信頼され、自分の言葉にも説得力を持たせることができると知っているからです。
ですから、穏やかな人というのは普段あまり目立たない存在ですが、いざというときは本当に頼りになります。
人を惹きつけるオーラを持っていますし、実は強いリーダーシップをも兼ね備えているからです。
どうしても感情的な物言いをしてしまうような人は、穏やかな人をもっと見習うべきだといえるでしょう。
敵を作らないための計算が非常に上手い
穏やかな人とは、つまり物静かな人のことを指します。
ですから見る人によっては、ただぼんやりしているだけの人に見えてしまうかもしれません。
しかし、その認識は明らかに間違っています。
なぜなら穏やかな人は、そうすることでなるべく敵を作らないようにしているからです。
つまり穏やかな人は、「敵を作らないための計算が非常に上手い」と言うことができるでしょう。
周りから見ると何も考えていないように見えるかもしれませんが、実は常に頭をフル回転させながら、高度な計算を行っています。
ですから比較的誰とでも仲良くすることができますし、たとえどんなグループであっても自然と溶け込むことができるのです。
もしもあなたが穏やかな人を目指しているのであれば、決して表面だけを真似することなく、その思考にもしっかりと目を向けるべきでしょう。
他人の意見に左右されにくい
穏やかな人というのは、あまり自分の意見をハッキリと口に出すことがありません。
むしろ相手の意見に同調しているように見えることが多いですし、議論などを好まないようにも思えます。
しかし実は、それは表向きの顔でしかありません。
なぜなら穏やかな人は、「他人の意見に左右されにくい」という特徴を持っているからです。
相手の意見を基本的に肯定するのは、あくまで衝突を避けるためにやっているに過ぎません。
ですから、たとえ否定したいときであっても、頭ごなしにそうするのではなく、やんわりと相手に伝わるよう努めているのです。
他人の意見には簡単に左右されず、それでいて相手にも嫌な思いをさせないという姿勢は、本当に素晴らしいですよね。
他人とよく口論になるという人などは、穏やかな人をじっくりと観察し、もっと上手に自分の意見を伝える術を身につけてみてはいかがでしょうか。
十分な自己分析をした上で、更にイメージする
あなたは、どのような性格でしょうか。最初に「穏やかな性格」だとイメージした方たちと自分との違いには、どのようなものがありますか。
もし、あなたが「穏やかな性格になりたい」と考えているならば、それは、何故でしょうか。
例えば、「穏やかな性格」であると思われる人たちにも、全てのパターンで、同じ行動を取る訳ではありません。
あなたは、どのような時に「穏やかな性格」でいたいと思いますか。あなたが「穏やかな性格」になった時、今と、どのように変わりますか。
大切なのは、自分が「穏やかな性格」になりたいと思うことです。
また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。