転職での面接マナー6つ
面接でのマナーにはいったいどういったものがあるのでしょうか。
特に転職のケースでは、新卒などの就活の記憶が薄れてしまっているので、なかなか思い出せないこともあります。
そこで今回は、転職での面接マナーについてご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
転職での面接マナー
- 派手なメイクや恰好をせず会社に合わせた身だしなみにする
- 早すぎず、遅すぎず時間を守り、遅れる場合は連絡をする
- 入室から退室までのマナー
- とんちんかんな質問や沈黙は絶対にやめる
- フレンドリーすぎるのは考えもの
- 話すときは面接官の目を見て、共感・傾聴を忘れない
派手なメイクや恰好をせず会社に合わせた身だしなみにする
第一印象が大事だと意識すると、ついついメイクに力が入りがち。
気合を入れすぎて、派手なメイクやネイルにならないように注意してください。
男性の方でも整髪量の使いすぎに注意が必要です。
また、アクセサリーも派手過ぎないものを選んでください。 男性であれば結婚・婚約指輪程度にとどめておきたいところです。
あくまでもビジネスの場だということを忘れないで下さい。
出典 面接当日の注意点 – ラク分かり面接マナー
スーツは体のサイズにあったものを着てください。大きすぎたり、小さすぎるものを着ている人がいます。必ずしも一流ブランドのスーツである必要はありませんが、クリーニングに出したものを着用。できれば持っているスーツのなかで一番良いものを、なければお店の方のアドバイスを聞いて買ってください。
たかがスーツですが、見た目はかなり重要。最初の3分間で面接結果は決まる、という人もいます。たかが見た目、しかし初対面の方に接するわけですから、見た目ぐらいはきちんとしていくということがマナーです。
スタイリングを整えましょう。美容院に最近行っていない人は、すぐに髪を切りにいくこと。
業界によって多少派手でもよい広告やアパレル、銀行やメーカーのように比較的保守的なものを好む業界などあります。面接を受ける会社の業界の雰囲気がわからなければ、その会社やその業界にある会社のビルの前にいき、どんな雰囲気の人が多いのか確かめ、それを真似すればいいのです。やはりその業界らしさというものがあるので、雰囲気を合わせることは重要なのです。
基本的なことですが、面接の場でもいつの通りの髪型やメイクをしてしまう人は少なくありません。
それが自分にとってベストな身だしなみかもしれませんが、相手は面接官です。
あなたの素敵な部分を見極めるのではなく、あなたが会社に合う人材かどうか見極めるために面接をしていることを忘れてはいけません。
この点を勘違いしてしまい、会社の雰囲気に合わすことができない人は、いつまでも面接を通過することはできないでしょう。
早すぎず、遅すぎず時間を守り、遅れる場合は連絡をする
遅刻は論外。
約束の時間を守ることは社会人として最低限のマナーです(男性30代)
開始時刻を過ぎること10分、電車遅延のためほうほうの体で到着した方がいました。
交通機関などの影響でやむを得ず遅れる場合は一報を(女性40代)
時間よりずいぶん早く受付に来た方がいて、面接の準備をしながら対応しなくてはいけなかった。
やる気は本番で見せましょう(男性30代)
出典 アンケートで分かった!採用担当者がチェックしているマナーとは?
当たり前のことですが、時間を守ることはとても大切です。
時間を守れない人は人として信用されないからです。
また、早く来ればいいだろうと、予定時刻よりもだいぶ早く来てしまう人もいますが、これもマナー違反です。
あなたにとっては「やる気があるところをみせたい!」という思いがあるかもしれませんが、相手にとっては「仕事があるのに、早く来られてしまったせいで対応しなければいけなくなった」という具合になります。
このような行動は、相手のことを考えずに自分だけのことしか頭にない人間だと思われてしまい、印象が悪くなるので注意しましょう。
入室から退室までのマナー
ノックは2、3回が普通
「どうぞ」の声で入室
一礼
「よろしくお願いします」と一礼
「どうぞ」といわれてから着席
面接
起立
「どうもありがとうございました」
一礼
ドアのところで再び一礼
ドアを閉めて退室
出典 入退室の基本マナー
この流れをおさえておけば印象を悪くすることはありません。
入室するときに細かい言葉を暗記する時間よりも、
会社や事業に対する知識を深めることに時間を費やしましょう。
あなたが誰かを面接することを想像するととてもわかりやすいはずです。
入退室のマナーは完璧だけど、自分の会社のことがあまり分かっていなかったり、質問に答えられなかったりする人よりも、マナーは基本的だけど、しっかりと事業について勉強している人の方が魅力的にうつるのは明白でしょう。
とんちんかんな質問や沈黙は絶対にやめる
最後の質問の場面で「私は、御社で何をするんですか?」などと聞いて、それまで順調だった会話を台無しにしてしまうこともあります。また、予想外の質問をされ、思わず黙ってまうのもNG。分からないのであれば分からないと言ってもいいのです。黙ってしまうことが一番よくありません。
かといってマニュアル本を丸暗記したり、相手に好印象を与えるために自分を取りつくろうのは逆効果。当日、面接官に分かりやすく伝えるために、きちんと意見の要点をまとめておいてください。
出典 面接でのNGポイント
面接というのは、あなたが会社に入社して、きちんと仕事ができる人材かどうか判断する場でもあります。
時には、上司やお客様から叱られたり、わからないことが出てくることはいくらでもあるでしょう。
そんな時に、ただ黙っている人よりも、「すみません、そこは理解していませんでした」としっかりと非を認める人の方が、社会人として一緒に働きたいと思うのが現実です。
ただ黙って時がすぎるのを待ったり、意味不明な質問をしてしまう人に仕事を任すことはできません。
フレンドリーすぎるのは考えもの
面接とはコミュニケーションです。相手に合わせて、くだけた話しをしていいという部分はもちろんありますが、過剰になり過ぎてしまうと相手に不快感を与えかねません。逆に丁寧過ぎても、堅過ぎるというマイナスイメージを与えることもあります。
面接では、常に評価されているということを忘れないように心がけてください。基本的には相手の対応に合わせるべきです。ただし、相手よりも礼儀正しく対応することが大前提。
マナーというのは基本的な部分をおさえておけば、ほとんど問題ありません。
なので、面接官がフレンドリーな感じであれば、あなたもそうしても構わないでしょう。
しかし、友達ではないということを忘れてはいけません。
くだけた話ができたからといって、いきなり失礼な質問をしてしまうのは危険です。
もちろんですが、ある程度の距離を保つようにしましょう。
話すときは面接官の目を見て、共感・傾聴を忘れない
面接担当者の目を見ながら話をする。
※面接担当者が複数いる場合は、視線を配りながら受け答えを行なう。
●面接担当者の発言には相づちを打つなどして、理解・共感を示す。
出典 面接のマナー|これだけは知っておきたい!8つの流れとマナー
これは面接だけのマナーではなく、人と話すときも重要なマナーです。
せっかく相手が話をしているのに、うつむいてばかりいたり、相槌や頷きがないのは失礼です。
相手も話が伝わっているのかどうか、分からず不安に感じるので、この人と一緒に働きたいと思うことはないでしょう。
転職の面接はマナーよりも実績や知識
いかがでしょうか。
少し触れましたが、就活でも転職でも面接で大切なのはマナーよりもあなたが残してきた実績や業界に対する深い知識などです。
多大な実績を残してきた人材であれば、多少マナーが悪くても欲しいと思われるのが残念ながら一般的です。
しかし、多くの人はそういった努力をしてこないので、どうしてもマナーに力を入れて自分を良く見せようとしてしまうのです。
こういった人たちは数えきれないほどいるので、たくさんの人を見てきた面接官にはどうしても見透かされてしまいます。
なので、面接を通過したければしっかりと実績を残す努力をしたり、業界や企業について研究することがマナーよりも大切になるということを覚えておきましょう。
また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。