嫌な仕事を続けた結果どうなる?嫌な仕事を続けるメリット・デメリットを徹底解説!
仕事、と一言で言っても、好きでやっているものもあれば嫌々やっているものもあります。
最初は楽しく始めたはずでも、仕事を続けているうちに嫌になってしまうこともあるでしょう。
ここでは、嫌な仕事を続けた結果どうなるのか、について見ていきたいと思います。
失うもの、得られるもの、メリット、デメリットなどについて紹介していきますので、ぜひ最後まで読み進めてみてください。
嫌な仕事を続けた結果失うものは?
人によって、どんな仕事を嫌だと感じるかは違います。
嫌な仕事でも、簡単には辞められないということもあるでしょう。
そういうときは嫌でも続けるわけですが、嫌な仕事を続けていくと、以下のものを失うかもしれません。
自分の時間
嫌な仕事だと自分で思っていると、どうしてもやる気やモチベーションも下がっていきます。
そうなると仕事のペースも落ちますし、ダラダラと時間がかかるのは必須ですよね。
仕事に時間がかかるということは、自分の時間、すなわちプライベートに使える時間がどんどん減っていくのです。
感情
嫌な仕事を続けるためには、「嫌だ」「やりたくない」という自分の感情を押し殺していかなくてはなりません。
自分の感情に嘘をつくことになるため、だんだんと感情を失っていくのは避けられないでしょう。
次第に、自分の本心が分からなくなってしまうこともあるようです。
やりがい
仕事を楽しく行えるか嫌々行うかは、やりがいやモチベーションによる、と言っても過言ではありません。
大抵の場合、仕事にやりがいを感じているうちは「嫌な仕事」だと思うことはないでしょう。
仕事が嫌だ、やりたくないと思いながら続けていくと、仕事へのやりがいもなくなってしまいます。
向上心
こちらは主に男性に多いのですが、仕事で成果を出すために日々努力を惜しまないという人もいますよね。
仕事で成果を出す、上にいくという目標、すなわち向上心があったはずなのに、いつの間にかなくなっているということもあるでしょう。
それは、嫌な仕事を続けるうちに、あなた自身が仕事で上に行くことを諦めてしまったからです。
自己肯定感
嫌な仕事を続けていくということは、先程も触れたように、自分の本心を隠して嘘をついていなければなりません。
そういう状態が続くと、自分のことをどんどん嫌いになってしまいます。
自分自身を好きでいること、認めてあげるという気持ちも、失ってしまう可能性があるでしょう。
嫌な仕事を続けた結果得られるものは?
では逆に、嫌な仕事を続けることで得られるものは何かあるのでしょうか。
嫌な仕事を続けても良いことは何もない…と思うかもしれませんが、決してそんなことはありません。
嫌な仕事だからこそ、続けて得られるものもあるのです。
忍耐力
嫌な仕事を続けたことにより、まず我慢するということが得られます。
我慢して仕事を続けたわけですから、忍耐力は身につくと言えるでしょう。
自分が嫌だと思ったことを最後までやり遂げたわけですから、頑張ることや忍耐力が得られるのは間違いありません。
自信
そして、意外だと思うかもしれませんが、嫌な仕事を続けたことにより、自信が得られるケースもあります。
先程も軽く触れましたが、「最後までやり遂げた」「我慢して続けられた」ということが後々あなたの自信になっていくでしょう。
今まで最後まで続けることができずにいたのなら、続けたことによって得られるものも大きいのではないでしょうか。
達成感
嫌な仕事でも、続けることによって結果を得ることができます。
どんな仕事であっても、必ず終わりは来るもの。
何をもって終わり、完成というかは人それぞれですが、結果を出せたことによる達成感は、嫌でも仕事を続けたからこそ得られたもので間違いありません。
嫌な仕事を続けるメリット・デメリット
嫌な仕事を続けることには、失うものもあれば得られるものもあるということが分かりました。
それを踏まえて、嫌な仕事でも続けるメリットとデメリットをまとめてみました。
悪いことばかりではないことが、分かるのではないでしょうか。
メリット
先入観がなくなる
嫌な仕事でもとりあえず続けてみることで、「この仕事は自分には合わない」「これは苦手だ」といった思い込みをなくすことができます。
自分で思っていた得意なこと、苦手なことと、実際のものは違っていたことに気づくこともあるでしょう。
先入観がなくなるため、自信を得るきっかけになるかもしれません。
得意なことが増える
自分では、元々何が得意で何は苦手という認識があったとしても、実際に仕事をしてみたらそれが違っていたということもあります。
これは苦手だと思っている仕事は、大抵が「嫌な仕事」に分類されます。
そういう仕事を続けられたことにより、「意外と得意だったのかも」と思えるようになるのはメリットですね。
満足感が得られる
そして、嫌な仕事や苦手な仕事を嫌々続けた結果であっても、「続けられた」「最後までやり通せた」という事実は変わりません。
自分で頑張れたと思えるため、自分自身を褒めたくなることもあるでしょう。
そういう満足感は、嫌な仕事を続けなければ得ることができなかったものだと言えますね。
デメリット
体調を崩す
嫌な仕事を続けていくと、自分の気持ちが分からなくなるなど、次第に体のあちこちに不調が現れるようになります。
中でも多いのは、眠れなくなる、食欲がなくなることによる体調不良。
こういった不調が体に出るようになるのは、嫌な仕事を続ける最大のデメリットと言えるでしょう。
ストレスが溜まる
体調を崩すことと似ていますが、嫌な仕事を続けるということは、肉体的な負担よりも精神的な負担の方が大きく出てしまうもの。
つまり、自分が思っている以上のストレスを感じてしまうわけです。
実際、先程触れた体調不良に関しても、ストレスの影響を大きく受けていることは間違いありません。
自分の気持ちが分からなくなる
そして、嫌な仕事を続けていくためには、自分の本心に蓋をして誤魔化していかなくてはなりません。
最初の頃は職場でだけ自分の感情を作っていたとしても、そういう生活が続くと徐々に自分の本心が分からなくなってしまうもの。
自分の気持ちが分からなくなると、精神を病むのも時間の問題と言えるでしょう。
嫌な仕事を続けるべきかどうか迷った時の判断方法
仕事をしていて、「この仕事は嫌だな」「もう辞めようかな」と思うこともあるでしょう。
とはいえ、なかなか辞める決断に至らないこともあると思います。
嫌な仕事を続けるか迷ったときは、自分の気持ちとしっかり向き合うことが大切です。
嫌だと感じる理由を明確にする
嫌な仕事を続けるか「迷っている」ということは、あなたにはまだ辞めたいと即決できない理由があるということ。
そもそもなぜ、今の仕事を嫌だと感じているのでしょうか。
その理由が分かれば解決策も見えてくるかもしれないので、まずは自分なりに嫌だと感じる理由を挙げていくと良いかもしれません。
辞めたあとを想像する
嫌な仕事だからという理由で退職したら、その後はどうなるでしょうか。
今の仕事を勢いで辞めてしまったとして、その後のことをできるだけ具体的に想像してみてください。
すぐに次の仕事が見つかるか分かりませんし、途方に暮れるかもしれません。
それでも辞めたい気持ちが変わらなければ、続ける必要はないでしょう。
友人に相談する
あなたの仕事のことを知らない人でもかまわないので、あなたが信頼できる友人に話を聞いてもらうのもおすすめです。
誰かに話すということは、自分の言葉で伝えるということ。
自分の口から伝えることで、気持ちの整理がついたり新たな発見につながることもあるのです。
しばらく休んでみる
もし、嫌な仕事を続けていく自信がないと思っているのなら、しばらくの間仕事を休んでみるのもおすすめです。
とはいえ、ブラック企業で有給もまともに使わせてくれないのなら、長期間休むのは難しいかもしれませんが、それならそれで辞める決心がつきますよね。
一旦仕事から離れてみることで、今の仕事と客観的に向き合うきっかけになるかもしれません。
期間を決めてみる
そして、嫌な仕事を続けるか迷ったときこそ、「あと何ヶ月続けてみる」と自分の中で決めてしまうのもあり。
期間を決めておくことで、嫌な仕事でも頑張ろうという気持ちが芽生えてくることもあります。
自分で決めた期間続けてみて、気持ちに変化がなければ潔く辞めれば良いでしょう。
嫌な仕事を続けたくない時にやるべきこと
一度「この仕事は嫌だな」と思ってしまうと、もう続けたくない、辞めたいと思うのは当たり前です。
とはいえ、仕事を辞めたら生活できなくなる不安もありますから、簡単に辞められないのも事実。
嫌な仕事を続けたくないときは、以下のことを行ってみてください。
自分の強みを見つける
嫌な仕事をもう続けたくない、早く辞めたいと思うときこそ、冷静になりましょう。
そして自分のことを客観的に分析し、自分の強みを見つけてください。
自分は何が得意で何が人より優れている、ということを見つけておくことで、気持ちの面で大きな変化が現れるはずです。
転職先を探す
もう無理だ、仕事を辞めたいと思っても、現実的に考えるならすぐに辞めることはできません。
なぜなら無職になり、その期間がながければ生活していくことができなくなるからです。
嫌な仕事を辞める前に、ぜひ転職先の候補をいくつか見つけるところまでは進めておくと良いでしょう。
仕事の良いところを探す
そして、嫌な仕事を続けたくないときこそ、今の仕事のメリットや良い点を探してみてください。
メリットだけという事案がないように、デメリットだけという事案もありません。
今の仕事の良いところを見つけることができれば、嫌な仕事だと感じることも減っていくため、必然的に「嫌な仕事」を続けることはなくなるのではないでしょうか。
次こそ嫌な仕事をしないためにはどうするべき?
今自分のやっている仕事が嫌だと思っていると、また同じことを繰り返したくないと思うもの。
転職しても嫌な仕事に就く可能性はあるわけですが、それを防ぐには以下のことを心がけていきましょう。
向き不向きを知る
もう二度と嫌な仕事はやりたくないと思うのであれば、自分自身のことをしっかりと分析しておきましょう。
自分は何が得意で何が苦手なのか、何が向いていて何は向いていないのか、をきちんと把握しておけば、少なくとも「不向きな職種」に就職することはなくなるはずです。
やりたいことを明確にする
どんな仕事を嫌だと感じるかは人それぞれではありますが、自分の好きなことであれば「嫌な仕事」だと感じることはありません。
では、あなたは仕事に何を求め、何がやりたいのでしょうか。
自分のやりたいことを明確にしておくことで、自分のやりたい仕事、職種を必然的に選べるようになるでしょう。
消去法で決める
そして、現実はそこまで甘くないため、全員がやりたい仕事に就けるわけではないですよね。
このとき、自分の中で「譲れないものランキング」として優先順位をつけてみてください。
職場に何を求めるのか、これだけは譲れないというポイントをピックアップしておき、消去法で職探しをするのもありですよ。
まとめ:嫌な仕事を続けるかどうかは自分次第
嫌な仕事というのは、必ずあります。
そこですぐに辞めるか、一定期間は頑張ってみるかはあなた次第です。
体調を崩してまで嫌な仕事を続ける必要はありませんが、すぐに逃げるのもよくないですよね。
嫌な仕事を続けるメリット、デメリットをしっかり理解して、今後どうするのかはあなたが決めてください。
周りがどう言おうが、最終的に結論を出すのはあなたなのです。
また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。