僻みっぽい性格を治す方法5つ
「僻みっぽい性格のため、自分のことを好きになれない」と悩んでいる人は少なくありません。
そして、「僻みっぽいのは性格だから、もう仕方がない」と諦め、人に不快感を与えてしまうという人も多いようです。
時間はかかりますが、僻みっぽい性格は、本人の意思次第で直すことができます。
では、具体的にどのようにすれば僻みっぽい性格が直るのか。
そこで今回は僻みっぽい性格を治す方法をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
僻みっぽい
他人と自分を比べないようにする
僻みというのは、「自分と他人を比較した際に生じる、劣等感」から生まれてくるものです。
僻みっぽい性格の人は、たとえ自分がどれだけ素晴らしい才能や環境に恵まれていても、他人と比較した時、自分が「羨ましい」と感じるものを相手が持っていたりすると、途端に劣等感が生まれ、僻んでしまうのです。
これでは、一生僻みの繰り返しになってしまいます。
そこでまず、自分と他人を比べるということを、一切やめてみる、という決心をしてみましょう。
「人は人・自分は自分」と割り切る習慣をつけ、「自分と他人は、そもそも別世界の人間なのだ」と認識する癖を付けてみてください。
そうすると、劣等感など感じる必要がなくなってきて、自然とありのままの自分に自信が持てるようになります。
自信さえつけば、僻みというネガティブな感情も、自分の中から消えていきます。
確固たる自分の世界を確立させる努力をする
僻みっぽい性格を直すためには、自分というものに自信を持ち、動じないようになることが大切です。
そのためには、自分の世界観というものをきちんと確立させる努力をしましょう。
仕事・勉強・趣味、何でも構いません。今、自分が打ち込めるものに納得するまで没頭し、「私はこういうものが心の底から大好き」「私はこういうことが得意」というものをたくさん見つけてみてください。
それがそのまま、自分の世界観・個性へと繋がっていきます。この世界観や個性は、他の誰も真似できない、自分だけのものです。
そのような「自分だけの何か」が強く確立されれば、自分に自信が持て、自分を好きになることができます。
そうなってくれば、他人に対して僻むような気持ちも、どんどん薄れていき、他人よりも自分のことに没頭するの方が楽しくなってきます。
感謝をする習慣を身に付ける
そもそも「僻む」という気持ちは、今現在自分がどれだけ恵まれているかに気づかず、ないものねだりばかりしているから起こってくる気持ちです。
確かに、自分が持っていないものにばかり目を向けていれば、僻むのも仕方ないかもしれません。
しかし、僻みっぽい性格を直すためには、発想の転換が必要です。
「自分が今持っていないもの」に対しては、まず目をつぶり、「今自分が持っているもの」に対して、感謝する習慣を身に付けましょう。
「今自分が持っているもの」を改めて数え上げてみると、意外にたくさんあるということに気が付きます。
「自分はこんなに恵まれていたのか」ということに気づけば、「僻む」などという気持ちを抱くことは、「罰が当たりそう」と思えてきます。
このように、感謝することを習慣づけ、謙虚さを身に付ける練習をすることで、僻みっぽい性格は少しずつ改善されていきます。
心にゆとりを持てるような生活を意識する
「僻む」という感情は、心がネガティブな状態にある時に発生します。逆に、心が満たされた状態にある時は、僻む気持ちは生まれてきません。
そこで、僻みっぽい「性格」を直すというよりも、「僻む」という気持ちになりやすくなる「環境」を改善してみるのも1つの方法です。
なるべく意識して癒しの時間を取ったり、心が落ち着く芸術や音楽に触れたり、たまには上質なものを自分にプレゼントしてあげたりして、心のゆとりを取り戻せるような生活を意識してみてください。
そうするとネガティブな感情が少しずつ和らいでいき、僻むという気持ちも段々薄れていきます。
「性格改善!」とストイックな努力をするだけでなく、心に潤いを与えてあげるのも大切なことです。
自分の良い所を見つけ、自分で自分を褒める
自分で自分を認めてあげられないと、マイナス感情の矛先が他人に向かい、僻みとなります。
そうならないために、まずは自分で自分を丸ごと受け入れましょう。
特に、自分の良い所を意識して見つけ、それを素直に褒めてあげてください。
たとえ自分からであっても、人は、認められて褒められるということは嬉しいものです。
そのようにして自分の気持ちを満たし、マイナスの感情を和らげていきましょう。
心が満たされない状態が続くと、どんな人にも僻みの感情は生まれてきます。
僻みっぽい人の心理
自分に自信がないことが多い
僻みっぽい人の特徴に、自分が愛されているという自信がないことが挙げられます。
自分が認められているという欲求が満たされないからこそ、他の人を僻んでしまうのです。
これは新しい子供が生まれ、母親や父親の愛情をとられてしまった子供の感情に似ています。
自分が当たり前に愛されると思っていたものが、思いもよらぬ要因で奪われてしまうとどうしてもマイナスの感情を生みやすいのです。
自分が注目を浴び、評価されないことが我慢できないのです。
努力や成果を積み上げて評価されることで認めらた経験がないと、マイナス勘定を克服できないことがあります。
一方で、積極的に褒めることで自信を持つようになり、人を僻むことが少なくなる場合もあります。
どの程度根が深いかは人によって異なることも理解する必要があるのです。
頑張っても認められなかった経験がある
僻みっぽい人は、努力して報われなかった経験がある可能性が高くなります。
能力はあっても世渡りが苦手で評価されなかった場合や、失敗した経験がある場合はどうしても成功者を僻みがちになるのです。
これは自分と相手を比べてしまう癖がついているからで、なぜ自分は上手くいかなかったのかと考えてしまうからです。
自分より優れた面があると認識しただけで僻んでしまうこともあるため注意が必要です。
良い所を褒めて、積極的にフォローしていく方法もあります。
人それぞれ評価のポイントがあるため、良い所を指摘して褒めることで僻みが緩和されることがあるのです。
ただし、逆効果になることもあるためあえて触れない方法もあります。
人によっては情報が多ければ多いほど僻むポイントが増え、状況が悪化する可能性があるからです。
話題の中心にいないと気が済まない
僻みっぽい人の心理として、常に話題の中心にいたいという欲求があります。
自分に自信がありすぎて、評価されないのがおかしいという気持ちをもっている人もいるのです。
そのため、自分より劣っている人間が評価されたり、話題の中心になるのが我慢できない場合があるのです。
周囲へ僻みへの共感を求めることも多いため注意が必要です。
これは僻むのが当たり前と思っているため、自分の考えが誤っているのではないかと自省することがないからです。
責任転嫁をすることが多く、失敗を他人のせいにすることも多いのが特徴と言えます。
知り合い程度であれば距離をとる方法もありますが、同僚や部下となると付き合うのも大変になります。
まずは褒めてから改善点を指摘するなどバランスに気を配る必要があるのです。
積極的に話しかけないだけで機嫌が悪くなるケースもあります。
精神的に追い詰められている
僻みが多い人の中には、経済的な余裕がない、或いはい仕事が忙し過ぎて休む余裕がないなど精神的に追い詰められている人もいます。
精神的に追い詰められると思考がどうしてもマイナスに偏ってしまいます。
これは脳のプラスに考える部分が働きづらくなるからです。
症状が悪化するとうつなどの精神疾患に繋がる場合もあるため注意が必要です。
プライベートや仕事で何か悩み事を抱えている場合もあります。
ストレスの発散に付き合うことや、悩みを聞いてあげるのも一つの方法です。
ただし、僻みがひどい場合はかえって嫌われてしまうこともあります。
素直に相手の感情を受け止められないのも僻みの特徴だからです。
ある程度距離をとることや、改善が難しいケースがあることも理解する必要があります。
特に自分が消耗してしまう場合は注意が必要です。
僻みっぽい人の特徴は自信がない
いかがでしょうか。
僻みっぽい人は心のどこかで自分を下に見てしまっている傾向があり、それが行動や発言につながってしまうことがしばしばあります。
そのため僻みっぽい性格を直すためには、「自分に自信を持つこと」「自分の心を満たしてあげること」が大切です。
ありのままの自分を受け入れられるようになると、僻むというネガティブ感情を、自然と抱かないようになります。
「僻みっぽい性格を無理に直そう」とするよりも、「どうやったら自分を前向きに受け入れられるか」を真剣に考えることの方が大切です。
また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。