自慢話をする人の心理とは?うんざりするときの対処法をご紹介!
あなたはいつも誰かの自慢話を聞いてばかりいませんか?
友達や上司、彼氏などの自慢話を聞くと最初は純粋にすごい!と思うかもしれませんが、同じような話ばかりされると「またか・・・」とうんざりして疲れるものです。
そこで気になるのはどうしてこの人は自慢話しかしないんだろう?という疑問です。
そこで今回は自慢話をする人の心理について男女別にご紹介していきます。
ぜひあなたの周りの人に当てはまるかどうか確認してみてください。
【目次】
自慢話をする男の心理
自分を大きく見せたい
鳥は求愛行動の際に、羽を大きく広げて自分をアピールすることがよくあります。
縄張り争いでオス同士で戦うときも、自分を大きく見せようとするのが動物の本能と考えていいでしょう。
自慢話をする男性も同じです。
「どうだ、おれはこんなにすごいんだぞ」とアピールするのが男性にとっての自慢話ですが、そこには、自分の存在を実際よりも大きく見せたいという心理が働いているのです。
これは、相手が女性であっても男性であっても変わりません。
多くの男性は「強いこと」や「大きいこと」に価値を見出そうとします。
弱い男よりも強い男の方が、小さな男よりも大きな男の方が上だという価値観を、多くの男性は持っているのです。
自分をより強く、より大きく見せようとするのは、その価値観があるためにほかなりません。
鳥がディスプレーして自分を大きく見せるのと同じように、自分が大きいこと、強いことをアピールして、自分の価値を相手に知らしめようとしているわけです。
自慢話ばかりする男性には、実は自分に自信がないというケースが少なくありません。
それは、自信がないために、なんとかして自分を大きく見せたい、強く見せたいと思うためと考えていいでしょう。
人から注目を浴びたい
女性に対して自慢話をする男性もよくいます。
この場合は、自分の優位性を示そうとしているのではなく、相手の女性から注目されたいという心理をもっていると考えていいでしょう。
自慢話をすれば、相手から「すごいね」と感心してもらえることもよくありますが、自慢話をする男性は人からそう言われることがうれしくてたまりません。
特に女性が相手の場合、女性から注目され、「すごいね」と言われたいのです。
そこにあるのは、承認欲求の強さと考えていいでしょう。
人に「すごいね」と言われることは、つまりその人に自分を認めてもらったことにほかなりません。
承認欲求の強い男性は、そのようにして自分を認めてもらうことをなによりの喜びとしています。
たとえば、大人数で話をしている時に、自慢話を披露する男性がいます。
承認欲求の強い男性は、自分に注目してくれる人数が多ければ多いほど、喜びを感じるため、大人数を前にすると、ことさら自慢話をしようとするのです。
そんな自慢話を聞かされるのは、決して楽しいものではありませんが、中にはお世辞で「それはすごいね」とほめる人もいるでしょう。
大勢の前でそのように人から感心され、注目を浴びることが大好きなのが、自慢話をする男なのです。
自分が優位にあることを示したい
自慢話をする男は、「自分はこんなにすごいんだぞ」ということを相手に示そうとしていると考えていいでしょう。
たとえば、「自分は学生時代にインターハイで優秀な成績を収めた」という自慢話を同性の友達にしたとします。
その場合、その話をする男は心の中でこんなことを考えています。
「君はそんな経験をしたことがないだろう。だから、君よりも自分のほうがずっと優れている」。
つまり、自慢話をする男は、相手に対して上から目線になり、相手を見下すことによって、自分の優位性を示しているのです。
ですから、この例の場合、相手が「自分もインターハイに出たことがあるよ。一時はオリンピックも目指していたんだ」という話をすると、ひどく機嫌が悪くなるに違いありません。
上から目線で相手を見下していたつもりが、逆に相手に優位性を示されてしまったのですから、面白くないのは当然でしょう。
自慢話をする男は、話を盛ることが少なくありません。
実際にはインターハイに出場しただけなのに、「上位入賞した」というように話を脚色してしまうのです。
そこにも、自分の優位性をより強く示したいという心理が働いていると考えていいでしょう。
自慢話をする女の心理
承認欲求が強く他者に褒められたい
自慢話を披露するということは、それを聞いた他者に「凄いね」「さすがだね」と褒めてもらいたいという気持ちが強いからです。
承認欲求が強いのに待っているだけでは誰も自分を褒め称えてくれない、そんな不満を抱えているからこそ、自分から話題を振って認められようとします。
陰ながら頑張っている女性というのは謙虚な気持ちを持っていますし、自分の振る舞いをわざわざ口にしなくても、他者がその言動を見ていれば素晴らしい人物であるということがわかるほど滲み出てくるものがあるものです。
そんな女性は本人の前で面と向かって、または本人がいないところでも好感を持たれ、周囲の人達から賞賛されます。
ですが、頑張りを何よりも認めて欲しいという気持ちが先立ってしまう欲求が強いタイプは、早く気がついてほしいあまり自ら話題を振り、鬱陶しがられてしまうのです。
周囲から認められる、周囲から好かれて一目置かれる自分になりたい、行動の根拠がそれに直結しており、善行の目的も褒められたいから、他のどんな女性よりも素敵な人だと思われたいからというのが理由となっています。
現状に満たされていない
私にはこんな凄いところがある、こんな幸せな日々を送っている、自慢話ばかりの女性は自らがどれほど素敵な日々を送っている勝ち組かをアピールしていますが、実際のところは現状に満たされておらず不満ばかりです。
真実、満たされている幸福な人でしたら、わざわざそれを口に出さなくても心の平穏が保たれています。
そうではないからこそ、自らの不幸を認めたくない、満たされない現状を抜け出したいと思うあまり、せめて他者に対してだけは見栄を張って自分を保とうとしているのです。
モテない自分が嫌で、ちょっと男性に優しくされたくらいで言い寄られて困っているといってみたり、貧乏なのに生活費を切り詰め、無理して購入したブランド品を見せびらかして懐に余裕があるように見せてみたり、注目されているように装うためにSNSのフォロワーを業者から買ってみたり、なりたい幸せな自分を演出するために陰でいろいろと足掻いています。
自分は周囲の女性達よりも幸せなのだと、リアルの苦労には目を瞑って思い込もうとしているのです。
優雅に泳いでいるように見えて、水面下では溺れそうになりながら一生懸命バタ足をしています。
他者と比較したい
競争社会の現代ですし、子供の頃から成績で、運動神経で、容姿で常に他者と比較され続けていて、上位にいなければ見下されてしまうということが度々あります。
下位に甘んじていると怒られてしまうこともしょっちゅうです。
女性は特に集団で固まって行動していることが多くなりますので、その集団の中で自分が上位、中位、下位のどの地位にいるかが重要なことに感じるタイプは少なくありません。
特に同性に対して自慢話が多い女性というのは、常に周りにいる人達と自分を比較し、優位になる上位にいるために、自分の凄さを見せつけるようにそういった話題を提供しています。
過去に集団内において劣等感を覚えていたり、下位にいて辛酸を舐めてきた、そんな経験があるタイプは、グループ内の上位にのし上がるために自慢話で認められようとするのです。
一目置かれれば大切にされる、自分を軽んじられない、他者と比較することでしか自己を評価できないからこそ、強くあるために自慢話を繰り返します。
こうしたタイプは、自慢話と同じくらいに、自分を上に見せるために他者を見下し、貶める言動も取りがちなところが面倒です。
自慢話にうんざりするときの対処法
話題提供を行う
自慢話を聞くのはあまり気が進まないが、話しきれば相手の気が済むだろうととりあえず付き合っている、という人も多くいらっしゃるでしょうが、その甘さがトラブルを引き起こす原因です。
自慢話をする人の、自慢をしたいという欲求には、残念なことに果てがありません。
相手の話を一方的に聞いているままでは、際限なく続く相手の話に、いつまでも付き合わなければならなくなります。
自慢話にうんざりする時の対処法として、別の話題を提供するという方法が有効です。
相手の話を一時的にでも止めさせるために、自分の方から新しい話題を提供して、その話に上手く相手をのせていきましょう。
最初は相手が話題にしているテーマとは、全く関係のないネタを振るのがおすすめです。
旬の話題や身近なニュースなど、キャッチャーな話を振れば、相手の興味を自慢話から一旦は離すことができます。
自慢話をしたがる人は、自分が話の主導権を持っていたいというタイプであることが多く、一方的に話を進めてしまうと、機嫌を損ねてしまうこともあるので注意します。
相手が関心のありそうな方向に話の舵をとりつつ、どう思いますかと問いかけを行ってみたりして、上手にバランスをとっていきましょう。
「すごい!」と言い続けて受け流す
自慢好きな人が自慢話をするのは、他人からの称賛が欲しいからです。
すごいや羨ましいといった言葉を求めて、人は他人の前で自らを誇ります。
自慢話をいつまでも続けている人というのは、期待通りの反応が周囲の人から得られず、称賛の数に満足できていないために、話を続けている可能性があります。
自慢話を長々と聞いていたくないというのなら、聞き手としての責任をしっかり果たし、相手の目標が達成できるようにサポートしてあげることが大事です。
自慢話に対して余計なツッコミは入れず、とりあえずすごいと言い続けてみましょう。
話を真剣に聞くこともできないくらいにうんざりしているというのなら、内容は適当に受け流して、すごいというだけのマシーンと化してしまっても良いです。
羨ましいや真似したい、憧れるといった風に、すごいの他にも相槌にバリエーションをつけていくと、自然な感じになり良質なコミュニケーションが図れます。
うんざりしている気持ちが出てしまうと相手の反感を買い、トラブルに発展しやすくなりますので、気持ちは表に出さずに、大人の対応で自慢話をする人を上手に受け流していきましょう。
第三者を巻き込む
自慢話をしたがる人は、特定の人ではなく、周囲の人皆をターゲットにしていることが多いです。
自慢話を聞いてくれ、反応を返してくれる人というのは多ければ多いほど良いという考えで、あまり付き合いのない人にでも話をしたがる傾向にあります。
自慢話を聞いている時に、他の人間が周囲にいないというのなら、それは相手が望んでいるからではなく、自然に二人っきりの状況になってしまっている可能性が高いということです。
褒めて欲しい、羨んで欲しいという強い欲求が一人の人間に向かってしまうことで、聞く側の負担もまた大きくなります。
自慢話を聞くのに疲れたという時には、話の途中でもいいので積極的に第三者を巻き込んで、聞き手を増やし自慢というエネルギーの分散を図ってみましょう。
他に聞く人間がいれば、話し手の注意も一人にばかり向かないので、気を逸らしたり聞いているフリでぼーっとしたりする余裕も出てきます。
他の人に話し手の関心が向いている内に、こっそりとその場を逃げ出すことも可能になるでしょう。
巻き込む第三者は、近くにいる人なら誰でも良いです。
聞き手の負担を肩代わりしてもらえるよう、巻き込めそうな人は何人でも巻き込んでいきましょう。
人は誰でも自慢話をしたい
いかがでしょうか。
人は誰でも自慢話をしたいものです。
その欲求をすぐに実行する人と、そうでない人の違いは自制心であり、相手の立場で物事を判断できるかどうかです。
自制できない人は「これをやりたい!」と思ったらすぐに手を出してしまいますし、自己中心的な考えを持っている人も同じです。
相手への思いやりを持っている人は、「今このタイミングで話をしたらどうなるかな?」と相手へのリアクションも含めて想像力を働かせます。
すぐにあれこれ考えずにすぐに行動するほうが良い!という風潮がありますが、それはあくまでも自分自身に対してです。
相手とのコミュニケーションが必要な場合にはそれがデメリットになってしまうことも多いので注意しましょう。
また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。