自立心を鍛える6つの方法とは?

あなたは自分で自立心が強い人だと思うでしょうか。

自立心とは、周りの力に頼らず、自分の力だけで物事をこなしていこうとする気持ちのことです。

自立心がない人は今の会社が倒産したりクビになったら、親族や今の仲が良い友達から疎外されて孤立したら、その事自体をうまく受け入れることができずにどうしていいか悩んでしまうでしょう。

しかし、自立心が強い人は悩むことはなく、すぐに次の目標を定め行動を開始します。

こうした気持ちを持つことができれば、どんな不幸が襲ってきても割と早い段階で立ち直ることができ、最終的にはより理想に近い状態を築き上げることができるでしょう。

そこで今回は自立心を鍛える方法についてご紹介していきますので、ぜひ今後の参考にしてみてください。



自立心を鍛える方法

 

 

人に相談する前に自分で考える習慣を作る

 

自立心を鍛えるための方法として、まずおすすめしたいのが「自分で考える習慣作り」です。

自立心の希薄な人にありがちなのが、すぐに人に頼ってしまうということでしょう。

たとえば、仕事をしていて、何かの問題が起こったとします。

それが大きな問題で、自分ひとりの力ではとうてい解決できそうにないレベルのものであれば、上司や先輩の力を頼るべきです。

しかし、それほどのレベルの問題でない場合には、まずは自分で考えて問題解決の方法を見つけるようにしましょう。

今、どんな問題が生じているのか、その原因は何か、どうすればその問題を解決できるのか、人に相談する前に、まずは自分の力で考えてみてください。

仕事以外のことでも、たとえば、金銭的に厳しい状況にあるというようなときに、かんたんに親に頼ったり、友人からお金を借りたりすることはやめましょう。

自分の持っているものを売ってお金を作るなど、自力で何とかしのぐための方法を考えてみるのです。

日常的な小さなことでも、仕事に関することでも、とにかく、なんでも自分で考えて判断し、問題解決の方法を見つける習慣を作ること、これが自立心を鍛えるためのおすすめ方法です。



行動を起こし、成功体験を積む

 

そのように自分で考えたら、ぜひそれを行動に移しましょう。

たとえば、仕事上の問題について、その解決方法を考えたら、できるだけ速やかに行動開始するのです。

うまくいくとは限りません。

しかし、「うまくいくだろうか」と臆病になり、いつまでもグズグズしていては、自立心はいつまでたっても鍛えられないでしょう。

思いついたことがあったなら、「よし、始めてみよう」と自分を奮起させて、行動を起こすのです。

最初からうまくいかなくても気にする必要はありません。

自分で考えて行動に移すということを続け、それを習慣にすれば、うまくいくことも必ず出てきます。

うまくいけば、それが自信につながるものです。

「自分は自分の頭で考えて、自分で行動し、問題解決することができた」という成功体験が自信を生むわけです。

一度でもこういう体験をすれば、次の時にはより高いモチベーションで問題や課題に臨むことができるにちがいありません。

自分には荷の重い仕事を任されたようなときでも、その仕事をやり遂げるための方法を考え、それを実践して仕事を完遂することができれば、「自分は自力で課題をクリアできた」という自信につながるわけです。

そのように成功体験を積んでいくことで、自立心は必ず鍛えられることでしょう。



経済力をつける

 

経済力をつけるというのも、自立心を鍛えるための方法の一つでしょう。

「自立」には、精神的な自立と経済的な自立があります。

この二つはお互いに密接な関係があり、精神的に自立している人は経済的に自立できるものですし、経済的に自立できている人は、自然に精神的にも自立できるものなのです。

経済的に自立するためには、少々嫌なことがあっても仕事を続ける精神力が必要になります。

先ほど、金銭的に困ったときにすぐに親や友達に頼ってしまうというケースを紹介しましたが、仕事を続け、経済的に自立できている人は、人に頼る必要はありません。

「自分は自分で稼いだお金で生活できている」という自覚が、自信につながり、その結果、自立心を高めることになるのです。

とはいっても、学生の場合は、自分で稼いだお金だけで生活することはむずかしいでしょう。

それでも、できるだけ親に頼らずに生活するための努力はして下さい。

完全に自力で生活することはできなくても、経済力をつける努力をすれば、「ここまで稼いで、親を助けている」という自覚が生まれます。

その自覚が強くなればなるほど、自立心も高まるに違いありません。

経済的に自立できれば、精神的な自立心も高まるものなのです。



頼る人が周りにいない状況を作る

 

頼る人が身近にいる状態では、いつまで経ってもその人を頼り続け、結果自分の自立心を鍛えることができません。

問題を抱えたり助けが欲しい時に、すぐそばにいる人に頼ってしまうという人は、頼る人が近くにいない状況を作ることも自立心を鍛える方法です。

例えばあなたが両親を頼ってしまうという場合であれば、実家から出て一人での生活を始めてみるということができます。

家に帰れば両親がいる、毎日顔を合わすという状況の中にいれば、「頼らないようにしよう」と心で決めても、身近にいることで頼ってしまうようになるのです。

頼る人が近くにいる場合は、できるだけ距離をとること、離れることで自立心を鍛えます。

それが恋人や友達という場合でも同じで、会う頻度を減らしたり、引っ越して環境を変えたりすることも鍛える術となるでしょう。

あなたが一番信頼して普段頼りにすることが多い人から、できるだけ離れてみてください。

すぐには会えない、助けを求められないという状況の中にいれば、早く解決したいことには少なからず自分で努力するようになるでしょう。

自分で解決しないことには、問題は長引くという事実と向き合えば、周りを頼るよりも、自分で努力するようになるのです。

 

他人には優しく、自分には厳しくする

 

自分に優しいタイプの人は、自立心が育ちにくく、つい周りに甘えたり頼ったりすることが多くなります。

自立心を鍛えるためには、あなたの中にある根本的な自分との関わり方と向き合う必要があるでしょう。

「これくらいいいか」と自分を甘やかすのではなく、常に自分には厳しく接することが、自立心を鍛える方法でもあります。

妥協すること、諦めること、甘えることを避け、出来る限り「もっとできるはず」「これくらいで挫けてはいけない」と前を見ながら努力し続けることが大事です。

自分に厳しくしていれば、次第に周りはあなたのことを尊敬するようにもなります。

自分に限界を作らず努力する姿に、「すごいな」と人が集まるようになってきます。

その時、自分に厳しいからといって他人にも厳しくするのではなく、他人には優しく、甘えさせることが大切です。

自分が頼られている、尊敬されていると知れたら、あなたは自分に自信を持つことができるようになります。

それでいて周りには優しく接する面があれば、「あの人のためにも頑張らなきゃ」「この子のためにやってやろう」と、さらに向上するようになるのです。

他人には優しく接すること、そして自分には厳しくすることを意識して考えたり行動したりすると良いでしょう。



最終的な決断は自分でする

 

どうしても誰かの意見やアドバイスが必要な時もありますよね。

チームで何かに取り組んでいる時や、周りの人を巻き込むような問題と直面している場合は、自分一人で考えるということが難しい場合があります。

ただ、その意見やアドバイスに流されて、自分の決断を決めないようにすることが大事になるのです。

要は、いくら周りに相談したり意見をもらっても、最終的な決断は自分で出すという意識が必要です。

「あの人がこう言ってたから」とか「皆がこう思ってるから」という理由で結論を出すのではなく、結論出した後も責任を持てるように、自分の意思で最終的な答えを出すようにすると、自立心を鍛えることにも繋がります。

自分で出した答えに責任を持てるのは自分だけです。

誰かの意見に流された上での答えであれば、「だってあの人が言ってたことだし」という逃げ場を作ってしまうことになります。

答えを出した上でもし失敗や後悔をしても、それを今後活かしていけばいいだけの話です。

誰かの意見に流され、また責任まで押し付けている状態では、いつまでも自立心を鍛えることができません。

意見をもらうこと、相談することは悪くないことですが、最終的な決断は自分でするということだけは忘れないようにしておきましょう。



自立心がない人は危険

 

いかがでしょうか。

人は成長するに従って次第に依存から自立していくものです。

しかし、大人になっても自立心が育たず、いつまでも自分の意見を持たず、周りに流されっぱなしの人が少なくありません。

これは大変危険だと言えるでしょう。

もし流される環境が無くなってしまったら、助けてくれる人がいなくなってしまったら、依存している会社を辞めることになったら、あなたは自分の力で生きていかなければいけません。

自立心がないと、途方に暮れて、自暴自棄になり、人生がただただ辛いものになります。

その一方で、自立心がある人はどんな苦境に立たされていても、どうにか立ち直ろうとしあれこれ行動をします。

心が折れずに行動し続けていけば必ず突破口は見えてきます。

こうした土壇場に陥った時に自立心が育っているかどうかが最後の要になるのです。

いつまでも今の環境があると思うのは大変危険ですよ。

また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。

きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。



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