自信喪失の原因と自信喪失から回復する方法
あなたは自信喪失の経験はあるでしょうか。
おそらく誰もが一度ぐらいは経験があるでしょう。
そのきっかけはやはり新しい環境に入った時などが一般的です。
しかし、そのときにある程度、「そういうものだ」という気持ちを持っていたら、あなたの自信はそこまで無くなることはなかったでしょうし、自信喪失から回復することも早かったかもしれません。
大切なのは、同じことを繰り返さないこと。
そこで今回は自信喪失の原因と自信喪失から回復する方法についてご紹介していきますので、ぜひ今後の参考にしてみてください。
【目次】
・自信喪失の原因
・自信喪失から回復する方法
自信喪失の原因
自信喪失の原因は頑張ってきたことが認めてもらえないから
自信喪失の原因になるのは、努力を認めてもらえないということです。
一生懸命頑張ってきて、自分なりにそれなりの結果を出したと思ったのに、周りからまったく認めてもらえないと、自信を失ってしまいます。
想像以上に周囲の目が厳しく、まだまだ満足したり納得してもらえないとなると、どうしていいのか分からなくなってしまうでしょう。
取り引き先から依頼されて、新しいプランを持って行ったとき、まったく歯牙にもかけてもらえなかったら、思わずうつむいてしまいます。
自分の頑張りを認めてもらえないと、今までやってきたことは何だったのだろう・・・と、自信を喪失してしまうのです。
自分よりも優れている人を見ると自信喪失してしまう
自信喪失の原因に、自分よりも優れている人を見てしまうということがあります。
頭が良く優秀で、しかも見た目もきれいで性格もいい・・・そういう人って、まれにいたりします。
そんな素晴らしい人と接してしまうと、心の中にコンプレックスが沸き起こってきて、自信を失ってしまうのです。
「いくら頑張っても、どうせあの人には叶うわけがないし・・・」と、投げやりな気持ちになってしまうのでしょう。
自分は自分と思っていれば、そんなコンプレックスに悩まされることはありません。
しかし、つい人と比較してしまい、自分よりも優れているところを見つけてしまうと、自信喪失となってしまうのです。
挫折感を抱えてしまうと自信喪失してしまう
自信喪失の原因にあるのは、挫折感です。
一生懸命努力しても、目的を達成できなかったりすると、人は自信を失ってしまいます。
自分の力不足を痛感し、嫌になってしまうのでしょう。
そういう時、周りの人がいくら「よく頑張ったよ!」と伝えてくれても、挫折感はなかなか消えません。
自分が自分のことを認めてあげれられないので、自分の努力を決して「よくやった」とは思えないのです。
「自分の能力はこの程度だったのか」と、強い自己否定の気持ちを抱えてしまうのでしょう。
自信喪失してしまうのは、自分なりに頑張っても、結果的に無駄に終わった時です。
自分の実力不足を感じて、自信を無くしてしまうのでしょう。
誰かのために無理な振る舞いをしてしまう
自分自身に自信が持てないタイプは、ダメな自分の代わりに周りの人を幸せにしてあげようという気持ちを持っているかたが多く見られます。
自分が何をしたいかということよりも他人が何を求めているのか、どんなことをしたいのかを優先して考えるようになってしまうため、自分が本当は何をしたいのかがわからなくなってしまうのです。
そして他人の幸せを第一に考えてしまうため、さまざまな苦労を背負ってしまいます。
借金を肩代わりしたり、手一杯の仕事をしているのにさらに手伝いを申し出てしまったりと、やる必要のないことまで行おうとして無理をしてしまいます。
その結果首が回らなくなってしまって、ますます「やっぱり自分は何もできないのだ」と自信を喪失してしまうのです。
見かねて「そんなに頑張らなくてもいい」「手伝えることがあれば力を貸す」と優しい言葉をかけたとしても、自分がダメな人間だから結局他人頼りになってしまうと考えてしまいます。
自分に厳しすぎて甘えを許さない
自信喪失をしている人というのは、何をするにしても「どうせ自分はこうだから無理だ」「もっと自分を高めてからでなければ相応しくない」と思ってしまい、自信のなさから逃げ腰になります。
ですが、何もできない自分を誰よりも自覚をしているため、辛い思いを他人にはさせたくないと優しく思いやりがある行動を起こすことはできます。
しかし、その気持ちを自分自身に向けることができません。
完璧主義すぎるきらいがあり、自分にだけは厳しすぎる考えを持ってしまいます。
完璧主義だからこそ自分に要求するハードルが高く設定されていることで、それをクリアすることできずにいる自分に自信喪失をしてしまうのです。
こういったタイプは、実は他人から見ると平均以上に何でもこなす優秀な人であるということも珍しくありません。
誰かに好きになって欲しくて必死になっている
愛された経験に乏しい人は「愛されない自分は必要とされていない」と考えており、自信を失くしてしまっています。
家族との関係がうまくいっていない人、恋人とうまく付き合うことができていない人などで、相手にとって相応しい人間であろうと必死で頑張っているのです。
自分を好きになって欲しいからこそあらゆる努力を欠かすことがありませんが、努力をしたぶんいい印象を持ってもらえるとは限りません。
必死になったのに流されてしまった、暖簾に腕押し状態だということが続いてしまうと自信を喪失してしまいます。
何をやっても自分は誰にも受け入れてもらえないと感じてしまうのです。
嫌われないこと、必要とされることが一番だと考えていますので、無償で尽くすタイプも多く見られます。
結果、騙されたり利用されることも多く、それを知ったときにますます自分はダメなのだと感じてしまうのです。
優柔不断で物事を決められない
自信が持てないからこそ、自ら考えて決断することができないのが厄介です。
そして、無理に出した決断に対してはっきりと強い意思を持って覚悟を決めることができませんので、結果的に後悔が多くなる傾向にあります。
「決めたけれども失敗をしてしまった」という経験が積み重ねられていきますので、それがまた自信喪失の原因になってしまうのです。
もう嫌な気持ちにはなりたくないからと決断を放棄するようになり、誰かの意見、特に大多数の意見に従うように振る舞い自己主張することができなくなります。
自分で考えられなくなるため、誰かと意見がぶつかってしまうとすぐに諦めるようにもなりますし、人によってコロコロと態度を変える八方美人になってしまって信用を得られづらくなってしまうのです。
「何かを決める」という責任を人に押し付けてばかりいますから、当然責任のある仕事は任されなくなります。
そうしてまた自信を失くしてしてしまうのです。
自信喪失から回復する方法
今やるべきことは何かを前向きに考える
自信喪失をするには、必ず何か原因があるはずです。
例えば仕事で失敗をした、人の信頼を失った、自分の言動によって損をしたなど色々考えられますが、どのケースであってもずるずる気持ちを引きずっていては何も解決できません。
もちろん反省するのは良いことですし、誰だって自分がミスをしたら多かれ少なかれ落ち込んでしまうものです。
ただ、それを長引かせず、プラス方向に気持ちを切り替えていくことが大切なのです。
ずっと落ち込んでいるのではなく、自分のミスをいかにリカバリーするか、あるいはどうすれば信頼回復につながるのかなど、これから先の自身のあり方について考える方向に気持ちを持っていくのです。
もし仮にどうやってもリカバリーできない、信頼回復はできないといった場合、それこそ落ち込んでいるだけ無駄というものです。
ここはすっぱり気持ちを切り替え、次に取るべき行動について考えていきましょう。
悲観的な考え方を止め、良いことだけを考える
自信を喪失した時にいつまでもそれを引きずってしまう人と、すぐに気持ちを切り替えて前向きに善処できる人とは、物事に対する見方、感じ方に差があります。
好きなものを半分食べた状態でまだ半分も残っていると思うか、あと半分しかないと思うかの差と言ってもいいでしょう。
同じものを見ていても捉え方の違いでこうも変わってくるのです。
生きていくうえでどちらが良いのかは一目瞭然ですよね。
ですので自信を喪失しそうになった時こそプラス思考で物事を考えられるように、常日頃から前向きに考えられる頭と心を鍛えておくと良いでしょう。
自信を喪失した時にいきなり前向きに考えろと言っても無理な話ですので、やはりそこは日頃からできるだけ物事に対して良い面を見るように慣れておくことが大切だと言えます。
そうすればいざという時に立ち直るのも早くなりますし、建設的な考え方ができるようになります。
自分の好きなことに打ち込んでみる
人は自分の好きなことに打ち込んでいる時は集中できるものですし、リフレッシュできるものです。
ですので落ち込んだ時こそいつまでもくよくよ悩まず、別の何かに打ち込んでみるのをオススメします。
例えばスポーツで体を動かすのも良いですし、読書やその他、とにかく何か夢中になれることをしてみるのです。
またとくに趣味なんてないといった方でも、好きな食べ物くらいはあるはずです。
だったら自分の好物をとことん食べまくるといったことでも良いのです。
どんな小さなことでも気持ちの切り替えさえできればいいワケで、気が付くと落ち込んでいたはずの気持ちもずいぶんラクになったと感じられることでしょう。
さらに好きなことに打ち込むことでストレス解消にもなりますし、心身ともにリフレッシュできますので良いこと尽くめと言えます。
アウトドアを満喫し、気持ちをリフレッシュ
大自然を前にすると、小さなことでくよくよしていた自分がちっぽけな存在だと感じるとは昔からよく言われることです。
あまりに昔から言われていることなので、そんな当たり前すぎることで自信回復なんてできるの?と思われるかもしれませんが、やはりそれだけ大自然は偉大だということです。
ただ気持ちが落ち込んでいる時に雄大な自然のある場所までわざわざ出かけるなんて億劫ですし、近くにおいそれと自然の感じられる場所があるとも限りません。
そこで効果的なのが緑の植物から癒しを得るという方法です。
雄大な自然でなくても、ちょっとした草木くらいなら近隣にあるはずです。
そうした中を散歩するだけでもリフレッシュできますし、それも無理なら花屋さんで自分好みの花を買って自宅に飾ったり、鉢植えを置いたりするのもオススメです。
自分の得意分野を極めてみる
自信を喪失してしまった事柄からいったん離れてみましょう。
そして、自分の得意分野に対して集中的に取り組んで極めてみましょう。
もし歌うことが得意であれば、カラオケの採点機で100点が取れるように練習する、ボーリングが得意であれば、高スコアを狙って練習するなどです。
友だちとカラオケやボーリングへ行って、自己最高記録の高得点をたたき出したら、友だちから大絶賛を受けるでしょう。
そうすることで、グッと自信が回復します。
得意分野であれば苦労せずに楽しんで集中できますし、効率的に自信を取り戻すことが出来るでしょう。
自信喪失をした気持ちを友達に打ち明ける
気心知れた友達や親友であれば、あなたの情けないと思う自信喪失をしてしまったことに対して、馬鹿にせずにきちんと耳を傾けて聞いてくれるでしょう。
自信喪失をした気持ちを吐き出すことでスッキリしますし、友達であれば適度の励ましてくれるでしょう。
そして、実はそれ以上に散々な結果で同じようなことで自信喪失した経験を持っている友達がいるかもしれません。
また、友達の友達にも同じようなことで落ち込んだことがある人がいるかもしれません。
同じような経験をもつ人が他にもいるんだという事実を知れば、不必要に落ち込まずに自信回復につながります。
自信喪失した気持ちを書き出してみる
自信喪失してしまった場合は、まず冷静になることが重要です。
とことん落ち込んだら、いったん気持ちを立て直すように努力して、自信喪失をした気持を書き出してみるのです。
まず白い紙に、自分の気持ちを浮かんだものから考え過ぎずに書き出してみましょう。
手書きで書くという行為が大切です。
そして、その自信喪失をした今の自分の気持ちを読み返してみましょう。
その文章に付随する言葉から派生するものに矢印を書き、どうしてそう思うのか、どうしてそうなったのか、ではどうすればいいのか、自分はどうしたいのかといったことを書きましょう。
俯瞰して見ることで冷静になり、不必要な自信喪失状態から脱却することが出来るのです。
自信喪失の機会はたくさんあることを理解しよう
いかがでしょうか。
自信に満ち溢れている人でも、いつかはその自信が喪失してしまうことが起きるものです。
全く起きないという人生はまずありません。
だからこそ、いざそうなったときに回復する術を身につけておく必要があるでしょう。
何も対策しない人と、きっちりと対策している人とでは、回復の仕方が違いますし、その後の成長具合も比較になりません。
もしかしたら、自信喪失から回復できない人は、そのまま、今まで順調だった人生からフェードアウトしたまま戻れない・・・なんてケースもあるでしょう。
そうなりたくないのであれば、やはり先を見据えて前もって準備をしておくのが、賢明な判断だと言えるでしょう。
また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。