上昇志向の強い人の6つの特徴とは?
上昇志向の意味とは、もう一段回上の水準に上がろうとする強い意志のことです。
つまり、上昇志向が強い人とは、仕事で結果を出して出世しようとする気持ちが強い人であったり、もっといい生活をするためにお金や地位を追い求めるような人のことでよく言われます。
これだけだと、なんだか欲深い人だと思われがちですが、必ずしもそういうわけではありません。
もっと上を目指すというのは本来、とても素晴らしいことで、エネルギーに溢れています。
一方で、上昇志向がない人はすぐに諦めてしまいがちで卑屈になっているケースが多いので、人間的な魅力はかなり薄いと言ってもいいでしょう。
そこで今回は上昇志向の強い人の特徴についてご紹介していきますので、ぜひあなたやあなたの周りの人に当てはまるかどうか確認しながら最後まで御覧ください。
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上昇志向の強い人の特徴
前向きでポジティブ 過去にとらわれない
前向きというのが、上昇志向の強い人の大きな特徴でしょう。
「もっと上を目指す」というのが上昇志向の強い人の信条なわけですが、そうした信条を抱くのは、意識が常に前を向いているからにほかなりません。
多くの人は、「前に向かって進んで行かなくては」と思いながら、過去にとらわれてしまうものです。
何か大きなミスをしたとしましょう。
そのミスを処理できて、問題解決をしたら、そのことは忘れ、前に向かって進んで行く必要があります。
ところが、そのミスのことがいつまでも頭から離れず、ついネガティブになってしまう人が少なくありません。
上昇志向の強い人は違います。
人間ですから、ミスをすれば落ち込むことはあるでしょう。
しかし、すぐに気持ちと頭を切り替えて、前に進んでいくことができるのです。
ですから、上昇志向の強い人の頭には、「現在」と「未来」のことしかありません。
どれだけ早く、どれだけ高く昇っていけるかがテーマであるために、「過去」にとらわれることはないのです。
その結果、その思考は常にポジティブなものになると考えていいでしょう。
前向きでポジティブなことが、上昇志向の強い人の特徴なのです。
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目標達成のために全力を尽くす
大きな目標を持って、その目標達成のために努力するというのが、上昇志向の強い人の生き方です。
自分なりの目標を持っている人は少なくないでしょう。
しかし、その目標を達することができないというケースも少なくないはず。
上昇志向が強い人は、そういうケースを見ると、「本人の努力不足だ」と考えます。
自分の力で未来への扉を開き、自分の力で目標とするポジションや暮らしを手に入れようとするのが、上昇志向が強い人と考えていいでしょう。
「自分の力で」というところがポイントです。
目標が達成できないのは、その力が足りなかったからであり、十分な力さえあれば、必ず目標は達成できると考えるのです。
そのため、手を抜くということはけっしてしません。
手抜きをする自分を許さないのです。
「何が何でも自分の求める地位や人生を手に入れて見せる」という、きわめて強い意志を持っているために、自分に厳しくなるのが上昇志向が強い人の共通点ということができるでしょう。
人が見ていようが見ていまいが、いつでも全力投球、手を抜くことなく最善の努力を尽くすのです。
それは、目標達成に対する人一倍強い意欲のためと考えていいでしょう。
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自分をプレゼンするのが上手
「もっと上に行きたい」と強く思っている人には、自己プレゼン能力が高いという特徴もあります。
ここでは、会社を例に説明しましょう。
「出世したい」と思うのが、上昇志向が強い人なわけですが、出世するには、会社の上司や上層部から認められなければなりません。
上司や上層部から認められるには、仕事が出来なければならないことは言うまでもありませんが、上昇志向が強い人が求めるような出世を実現するには、それだけでは足りないでしょう。
「仕事が出来る上に、人間的にも魅力があるし、人の上に立つべき人材だ」という評価を上層部からしてもらってこそ、求めるような出世ができるに違いありません。
そんな評価を得るために必要なのが、自分をプレゼンする能力なのです。
上昇志向が強い人には、「自己顕示欲が強い」というイメージがあるのではないでしょうか。
確かに、積極的に自分をアピールしたいという意欲を強く持っているのが上昇志向が強い人ですが、その意欲が強いだけではありません。
自分をアピールするのが上手いのです。
人に対して、自分を上手にプレゼンし、自分の評価を高めることができるのが、上昇志向が強い人の特徴ということになるでしょう。
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現状に満足せず、常に成長をし続ける
上昇志向の強い人は、どれだけ努力しても成果を出しても、その現状に満足するということがありません。
その時に嬉しさや達成感はあるものの、「もっと上を目指そう」という姿勢に変わりがないため、さらなる目標を立ててしまいます。
大抵の人は、一つの目標や課題を終えると、「やっと終わった」「やり切った」と力が尽きてしまうものですが、上昇志向の強い人は「今回はここまで出来た、次はどこまで出来るか」と、常に前を見続けて成長していきます。
ある意味ゴールがない上昇志向の強い人は、常に前を向くだけの強い精神力も備えていることでしょう。
ストレスをストレスだと感じない、いつまでもくよくよと悩まないなど、その精神力があるからこそ、成長し続けても疲れや限界が来ないのかもしれません。
このような人は、人生が終わる時まで成長し続け、「自分ならできる」「やってみせる」という強い覚悟と意思を持っています。
周りからは、熱い人、頑固な人、あるいは少し変わった人と見られがちですが、自分に限界を設けず努力し続ける人生を歩むため、人一倍経験が豊富だったり、尊敬されたりと良い特徴を持っているでしょう。
人が見ていないところでこそ努力をする
誰かが見ている状況だと、頑張る気になれたり、評価を上げるためにと、努力できることもあるでしょう。
自分の評価を上げるため、頑張りを認めて欲しいために努力している人は、そこに人の目がなくなると、努力するのをやめ手を抜いてしまいます。
しかし上昇志向の強い人は、逆に人が見ていないところでこそ努力をするのが特徴です。
「できるようになったところを突然見せたら驚くだろう」「代わりにやっておいてあげたら喜ぶだろう」と、陰の努力を惜しまないのです。
こうした人は、自分の評価のために努力している訳ではなく、人のために陰で努力していると言え、考え方自体に違いがあります。
誰かに喜んでもらいたい、誰かの助けになりたいという思いがあることで、より上昇志向が強くなるのかもしれません。
自分の評価のための努力は、その場しのぎだったり、見栄やプライドのために努力しているだけなので、持続もされなければ、自分の成長や成果にも繋がりません。
しかし上昇志向の強い人の努力は、結果にこだわる努力のため、それが自信や実績となり、確実な成長を遂げるのです。
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周りの意見に耳を傾け受け入れる
上昇志向の強い人は、「自分が正しい」と過信することがありません。
「もしかしたら間違っているかも」「もっと良い方法があるかも」と常に模索している状態で、「知りたい」「学びたい」という意識を持っているのです。
ある程度価値観が定まってくると、自分とは違う意見を他人から言われた時「そうじゃない」と否定しがちですが、上昇志向の強い人は「そんなやり方もあるんだね」と耳を傾け受け入れることができます。
自分とは違う意見に耳を傾けることで、自分の中にはない価値観や思考を知ることができ、またそれを吸収することによって、より幅広い視野の中で物事を考えることができるようになります。
自分のやり方や考えが違うと思えば、他人に頼って意見を求めることもあり、余計なプライドを持ち合わせていないと言えます。
相手に負けたくないとか、プライドが許さないといった幼い考え方ではなく、常に一つの意見、一つの方法として受け入れることができるのです。
様々な意見を吸収し試し、自分に見合った方法でまた突き進んでいくことができる人。
自分の中に「絶対」という考えは存在しないため、あらゆる意見を取り入れることができるのでしょう。
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上昇志向すぎて疲れることもある
いかがでしょうか。
上昇志向のある人は、エネルギッシュで常に上を目指して行動しています。
しかし、そのエネルギーが無限に湧いてくるというわけでありません。
やはり人間ですから、壁にぶつかったり、行動に伴って結果がついてこなければ心理的に疲れることもあります。
むしろそれは当然のことと言ってもいいでしょう。
そこで踏ん張って再び本来の目標を思い出し、もう一度歩き出せるかどうかで気持ちが結果につながっていくかどうかの分かれ道となります。
ときには上昇志向すぎてうざいと周りから思われることもあるでしょう。
それを試練と思って、乗り切ることができるかどうかも重要な局面になります。
今、上昇志向の気持ちと結果が一致していない人は、辛い気持ちが勝っているはずです。
しかし、思い出してください。
あなたが憧れている人も、目指している人も、尊敬している人も必ず同じ道を通って、今の状態になっているのです。
それを思い出すことができれば、這いずりながらも少しずつ前進することができて、最終的に理想の自分になることができるはずです。
また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。