気概がある人の6つ特徴とは?
気概がある人とは、強い意志をもってどんな困難な壁にぶつかったとしても、決して諦めることをしない人のことです。
そんな気概がある人は最近ではあまり聞かなくなりました。
第三者に少し批判されたらすぐに迎合してしまうケースが良く見受けられます。
しかし、だからこそ気概がある人が重宝され、その他大勢の人とは比べ物にならないほどの結果を出すのです。
そこで今回は気概がある人の特徴についてご紹介していきますので、ぜひあなたやあなたの周りの人に当てはまるかどうか確認しながら最後まで御覧ください。
気概がある人の特徴
アグレッシブで失敗を恐れない
何ごとにも強い意志と意欲を示す気概のある人に共通するのは、常にアグレッシブということでしょう。
仕事でも勉強でもスポーツでも、自ら積極的に取り組み、自ら作った課題や目標をクリアしようとします。
守りに入るということはほとんどなく、いつでも心理的に攻めの姿勢を取ろうとするのです。
もちろん、人間ですから、いつでも自分の思うような成果を得られるということはありません。
目標を達成することができなかったり、課題がクリアできなったり、自分のミスで良くない結果になることも時にはあるでしょう。
しかし、気概のある人は、そうした失敗を恐れないのです。
ことに当たる前に、「失敗したらどうしよう」と考え、しり込みすることなどありませんし、実際に行動に移ってからも、失敗を恐れながら石橋を叩いて渡るような、慎重すぎる進め方はしません。
そのもとにあるのが、持ち前のプラス思考と考えていいでしょう。
気概のある人は意欲に満ちていますので、ものごとをポジティブに捉えることができます。
仕事であれ何であれ、プラス思考で取り組むために、結果として失敗を恐れなくなるという言い方もできるでしょう。
常に攻めの姿勢を取り、失敗を恐れずポジティブにことに当たるのが、気概のある人の特徴なのです。
ここぞという時の決断力がある
気概のある人には、優れた決断力を持っているという特徴もあります。
ここぞという時に、迷わず明確に決断することができるのです。
たとえば、仕事に関して、Aという方法を選んだらいいのか、Bという方法にしたらいいのかというテーマがあったとしましょう。
それが会社の運命を左右するような大テーマの場合、だれもが、その選択には慎重にならざるをえません。
気概のある人も、その点ではほかの人と同じです。
Aの選択をした場合と、Bを選んだ場合をそれぞれシミュレートし、さまざまなリスクの想定も行います。
そこは、きちんと時間をかけて考察し、吟味をするわけです。
そして、しっかり考えた後、「ここで決断すべき」というタイミングが訪れれば、そのタイミングを逃すことなく、断固たる決断をするのです。
判断に迷い、結論を先送りにするというようなことはしません。
不測の事態が起こったようなときも同様です。
どのようにその事態に対処したらいいのか、選択の時間がほとんどないような場合でも、きっぱりと「こうする」という判断をすることができるのが、気概のある人の優れた特徴と言っていいでしょう。
くじけたり諦めたりしない
困難に直面した時に力を発揮できるというのも、気概のある人の大きな特徴の一つでしょう。
仕事でもなんでも、人間は生きている限り、困難に遭遇したり、ピンチに直面するということがあります。
たとえば、仕事で大切な取引先とトラブルが起こり、「契約解除」を先方から申し出られたとしましょう。
これは、自分にとっても部署にとっても、あるいは会社にとっても大きなピンチです。
しかし、そんなピンチを迎えても、気概のある人はくじけません。
何とか、先方と折衝して、契約を続けてもらえるように、最大限の努力をします。
たとえ、1%でも可能性が残されている限り、最後まであきらめるということはないのです。
他の人から見れば「もうとても無理だろう。奇跡でも起きない限り、その可能性はない」と思うような事態でも、かんたんにくじけることはありません。
それだけの意欲を持ってことに当たれば、そこにわずかながらでも光明を見い出せることがあるものです。
つまり、最後までくじけず諦めないために、人からは「奇跡でも起きない限りムリ」と思われるような困難な事態をも乗り越えることができるというのが、気概のある人の特徴と言っていいでしょう。
責任感が強く人に頼らない
気概がある人の大きな特徴の一つが、「責任感が強い」ということでしょう。
自分に与えられた仕事や任務、役割について、それを自分の力で完全にやり遂げようという意欲が人一倍強いのです。
たとえば、上司からかなりむずかしい仕事を任されたとしましょう。
気概がある人は上司から高く評価されるものですから、ほかの人よりもそうした仕事を任されることが少なくありません。
上司から「頼むよ」と言われ、「わかりました」といったん引き受けた以上、何が何でもその仕事を完遂しようとします。
むずかしい仕事の場合、やり始めたらなかなか思うように進まないということもあるでしょう。
ふつうの人なら、同僚に助けを求めたり、上司に弱音を吐いて、なんとかサポートしてもらおうとするかもしれません。
気概がある人は違います。
思うようにいかなくても、なんとか自分の力で事態を打開し、自力で最後までやり遂げようとするのです。
責任感が強いと同時に自立心も強いために、人には頼らず、常に自分の足で立っていようという意識をもっているのが、気概がある人の心理的特徴です。
人間ですから、万能ではありません。
時には自力だけではどうにも対処できなくなることもあるでしょう。
その場合でも、ぎりぎりまで人には助けを求めず、なんとか自力で完遂しようとして最大限の力を尽くすのが、気概がある人なのです。
成功体験から生まれた確かな自信がある
気概がある人に共通しているのが、自信があるということです。
アクシデントやつらい状況に直面した場合に、前向きに取り組むことができるためには、自信を持っていなければなりません。
「この難局を乗り切れるか、つらさに耐えられるか、まったく自信がない。自分にはむりだ」というような心理状態では、とてもその状況に立ち向かうことはできないでしょう。
もちろん、自信満々でことに当たり、その過剰な自信が災いして、悪い結果をもたらすということもあります。
根拠のない自信が裏目に出てしまうということが少なくありません。
自信に根拠がある場合は、違ってきます。
気概のある人の自信には根拠があるのですが、その根拠というのは「過去の成功体験」です。
これまでに、苦しい状況を自力で乗り越えてきたとか、耐えることによって難局を打破してきたという経験が、自信のもとになっていると考えていいでしょう。
気概がある人は、「あの時は、もっとむずかしい事態が起きていたけれど、それを何とか解決することができた。だから、今回もきっとうまくいく」という認識を持っているのです。
この「だから」というところが、つまり自信の根拠です。
実体験を根拠とする自信ほど、確かなものはないでしょう。
自己肯定的で自己愛が強い
気概がある人は、ひとことで言えば「強い人」です。
では、その強さを生んでいるのはどこにあるのでしょうか。
責任感の強さや根拠のある自信が、強さのもとになっていることは間違いありません。
強さのもとになっている特徴がもう一つあります。
それは、自己肯定的ということ。
気概がある人は自分に対する評価が高く、自分を肯定的に見つめる目を持っているのです。
つらいことがあってもそれに負けないでいられるのは、自己肯定的で、自分で自分のサポーターになれるからと考えていいでしょう。
気概がある人は、つまり、他人には頼らず、自分自身に頼ることで、困難を乗り越えたりつらい状況に耐えることができるのです。
サポーターというのは、その対象のチームや人物に対して、並々ならぬ愛情を抱いているものですが、気概がある人も同じです。
自分で自分のサポーターになる裏には、強い自己愛があると考えていいでしょう。
自分のことが好きで、自分に対して肯定的になれるために、たとえ失敗したとしても、自分を励ますことができます。
「君の強さがあれば、次はきっとうまくいく」と、自分に言い聞かせることができるわけです。
うまくいった時には、「よくやった」とほめ、さらに自分を向上させようとしますから、あるレベルの所でとどまるということはありません。
自己愛の強さから生まれた克己心を持っているのが、気概がある人の特徴ということができるでしょう。
気概を持つには成功体験と自信が必要
いかがでしょうか。
気概がある人は大抵自分に自信を持っています。
やはり積み重ねてきた経験がそうさせていますし、最後までやり抜くことで結果がついてくるというのを体現しているからというのが大きいでしょう。
人はどんな些細なことでも成功体験をすると今までの自分とは考えられないほどの成長をします。
そして成功体験をするには気概を持ってやり続けることです。
こう考えると、自分のできる範囲で成功体験を積み重ねていくことで気概を持った人になれるのが理解できることでしょう。
また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。