勤勉な人の特徴や性格とは?勤勉な人になる方法をご紹介!
あなたは自分で勤勉な人だと思うでしょうか。
それとも勤勉な人になりたいと思っている人でしょうか。
はたまた、勤勉な人を見て「あんなに頑張っちゃって」とあざ笑うタイプでしょうか。
最後のタイプの人は最終的に何やってもうまくいかないので、その考えを今すぐにでも修正しないと、自分だけ取り残されてしまうことになります。
ではどうすれば勤勉な人になれるのか。
そこで今回は勤勉な人の特徴や勤勉になる方法についてご紹介していきます。
勤勉の意味とは
勤勉とは、物事に対して真面目に取り組むことです。
主に仕事や勉強を一生懸命やるという意味合いで使用されることが多いです。
真面目に一生懸命やる人のことを勤勉な人と言います。
勤勉な人の特徴や性格
まじめで責任感が強い
自分に与えられた仕事や役割を自力で完遂させようとするのが、勤勉な人の特徴です。
それは、まじめな性格に由来する責任感によるものと考えていいでしょう。
仕事を例にあげましょう。
会社に入社して、ある部署に配属されたとします。
仕事をひととおり覚えて、自分一人で仕事をこなすことができるようになったとしましょう。
そんなタイミングで、上司から日常業務とは別の、レベルの高い仕事を任された時、勤勉な人は与えられたすべての仕事を自分一人の力で成し遂げようとし、そのための最大限の努力を惜しみません。
そこには「上司は自分を信頼して、これだけの仕事を任せてくれたのだから、仕事をやり遂げることは自分の責任だ。期待にこたえなければならない」という強い意志があります。
その責任を果たすために、自分のもてる力を最大限に発揮するのが勤勉な人なのですが、思うように仕事が進まないということもあるでしょう。
特に締め切りのある仕事が、締め切りに間に合わないかもしれないというような場合は、通常の仕事時間では完了させることがむずかしくなります。
その場合は、朝、早めに出社して仕事を開始したり、自ら自主的に残業して仕事を完了させようとするのが、勤勉な人の特徴と言うことになるでしょう。
自分に厳しい
勤勉な人は、人が見ていようが見ていまいが、自分のすべき仕事の手を抜くということはぜったいにしません。
よく、上司の見ているところではいっしょうけんめいに仕事をして見せるけれど、見ていないところでは手を抜く人がいますが、そういう人は「勤勉」とは縁がないと考えていいでしょう。
誰も見ていなくても、常に全力投球で仕事に取り組むのが勤勉な人なのです。
どうして、そんなことができるのか、それは、勤勉な人が自分に厳しいためにほかなりません。
自分に厳しい人は、「仕事の手を抜く」ということを、自分に許さないのです。
自分に甘い人は、ついいい加減にすませてしまったり、問題のない程度に手を抜くということがあるでしょう。
それで仕事に大きな支障が出なければ、小さな手抜きをしても、結果としてはOKなわけです。
しかし、小さな手抜きが大きなミスにつながるということもあります。
勤勉な人は、少しでもそういうリスクのあるような手抜きを、ぜったいにしないのです。
そこにあるのは、「手抜きをするようないい加減な自分を許すことができない」という強い意識と考えていいでしょう。
不器用なのは自分の長所だと思っている
勤勉な人には不器用な人が少なくありません。
勤勉かつ器用という人も中にはいますが、多くの場合、勤勉な人はあまり器用ではなく、ひたすらコツコツ仕事をするというタイプが多いものです。
それを、本人も自覚しています。
自分は器用に物事をこなすタイプではないという自覚をはっきりもっているのが、勤勉な人と言っていいでしょう。
「自分は不器用だから、人一倍いっしょうけんめいに仕事をしなくてはいけない」と考え、実際にそれを実践しています。
不器用だという自覚があるからこそ、毎日コツコツ、地味ながらも自分のすべき務めを果たしてきたわけです。
そして、そのことによって得られた成功体験は、けっして少なくありません。
勤勉に仕事をすれば人から信頼されるようになりますし、実際に人よりも優れた成果を上げることもできるでしょう。
そういう成功体験を積み重ねてきたために、勤勉な人は、「不器用なのは自分の長所だ」という確信を持つようになっているのです。
人から見れば愚直に見えるのが、不器用なタイプの勤勉な人ですが、勤勉な人は「愚直」ということも長所と考えます。
それは、「不器用で愚直だから、仕事の成果をあげられている」という自負があるためにほかなりません。
勤勉に取り組むメリット
周囲からの評価が上がる
勤勉に取り組むメリットとして、周囲からの評価が上がる点があげられます。
人が勤勉に取り組む姿を見て、大抵の人は好感を持ちます。
ましてや仕事の場面では、皆同じように大変な思いや苦労をしています。
そういった人の目には、一生懸命真面目に仕事をしている人に対しては共感したり好ましく映り、評価も上がります。
反対に、不真面目な人や怠惰な人を見れば不快に感じて信頼は損なわれます。
勤勉でない人を見て好感を持ったり共感するという人もいますが、それは自分に怠惰な面があるためです。
決して怠惰でない人でも、物事に勤勉に取り組むのは抵抗があるという人もいます。
それは必ずしも成果に繋がらないということとアピールしていると判じられるのを怖れるからです。
勤勉なのに成果が上がらない人は、嫌われることはなくても、能力を低く見られてしまい評価も芳しくありません。
能力を低く見られるというのは、プライドが高い人はとても我慢出来ません。
そのため敢えて不真面目に振る舞ってハードルを下げることがあるのです。
また、勤勉な振る舞いをしておけば悪く思われることもあまりないため、アピールのために勤勉なふりをしている人もいます。
そのような人は仕事などの成果も出ませんから、それを見ている人は鼻に付くこともあります。
しかし通常は勤勉に取り組めば仕事などの丁寧さや質は上がりますから、成果も評価も上がります。
意識を高められる
勤勉に取り組むことのメリットとして、意識を高められるということがあげられます。
勤勉に取り組むのは周囲からも好感を持たれやすいのですが、最も影響を受けるのは自分の意識なのです。
例えば怠惰な人や勤勉でない人は、自分の仕事の量や質についてはあまりこだわりません。
そうすると最低限の成果で良いと思うため、仕事の出来も取り組み方もあまり良いとは言い難いものになります。
自分の行いが自分の意識に影響してしまうため、怠惰な人は悪循環に陥ることも多いのです。
人は心で感じたり頭で考えることだけでなく、自分の選択など行動によっても強く意識に影響を受けます。
勤勉に取り組むことで、仕事などの丁寧さや質も自然と上がります。
そうすると、自分の中のハードルも高くなり、意識を高めることに繋がるのです。
意識が高いと、向上心も芽生えて新たに技能を獲得したり学習能力が高まるなど、自分のスキルアップに役立ちます。
勤勉に取り組むことで意識が高まると能力も高められて良い成果に繋がり、それがさらに自分の意識を高めるという良いサイクルが出来上がります。
近年は意識が高い人に対する批判も少なくありませんが、意識が高まると成果もついてくるので、勤勉に取り組むことのメリットはとても大きいと言えますね。
取り組んだことの完成度が上がる
勤勉に取り組むメリットとして、取り組んだことの完成度が上がる点があげられます。
物事に勤勉に取り組むということは、時間の許す限り集中して取り組むことになります。
すると、勤勉でない人がこだわらないポイントに気付いたり、より質の良い仕事や成果を出すことが出来るようになるのです。
勤勉さというのは一朝一夕で身に付くものではありません。
普段から一生懸命真面目に取り組んでこそ身に付くものです。
物事に取り組む時、怠惰だったり不真面目な場合では、仕事の質も完成度も下がります。
出来るだけ手間をかけないようにしていると、努力すればより良い成果が出せるということも避けてしまうようになります。
そのように普段から低い完成度でも満足してしまうと、やれば出来ることすらもやらなくなってしまいます。
普段から勤勉に取り組むと自分の仕事に対するハードルも高まりますから、仕事の質も上がります。
質の高い仕事をし続けるとそれだけ経験が豊かになり、仕事の能力も上がります。
勤勉に取り組むことで自分の能力や質が高まり、結果的に取り組んだことの完成度も高まるのです。
確かに手間や労力がかかりますが、勤勉に取り組むことは苦労の分だけ完成度が上げられるという大きなメリットがあるのです。
勤勉になるには
具体的な目標を設定する
ただ闇雲に「勤勉になろう」と思っても、なかなか行動には移しにくいですよね。
そんな人は、まずは目標を設定しましょう。
できるだけ具体的なものだと良いですね。
詳しい目標を設定すると、それを達成するためには、何をどのように、どのくらいの期間で行えば良いのかが分かってきます。
計画的に物事を進めるための、骨組みが出来上がるわけです。
順番に取り組んでいかなければ、目標は達成できませんから、自然と勤勉な姿勢が身に着いていきやすいでしょう。
ポイントは、ひとつひとつのハードルは、やや低めくらいに設定することです。
あまりに大きく、高すぎる目標だと、勤勉さを目指す上では、やや難関過ぎてしまい、むしろモチベーションを下げる原因になってしまうこともありますからね。
できる限り、毎日達成と設定を繰り返していけるようになると、勤勉さの大敵である「サボリ癖」からも遠のきやすいでしょう。
ただし、いきなりギチギチにスケジュールを組んでしまうと、それはそれで身動きが出来なくなってしまいます。
ひとつ失敗したら、すべて台無しになってしまうような、キツすぎる設定も避けておくと良いですよ。
他人のことを考えるようにする
「勤勉さ」は「真面目さ」にも近いキーワードです。
真面目であることは、自分自身はもちろん、他人のことも広い視野を持って考えられなければ成立しません。
仮に、あなたが勤勉ではなくなってしまうと、他にどの人が迷惑を被ってしまうのか考えてみましょう。
ひとつの仕事が、勤勉ではないが故に遅くなってしまうと、次のセクションの人が困ってしまうでしょう。
作業時間が減ってしまうため、必然的にスケジュールが圧迫されて、納品が遅くなってしまったり、クオリティが下がってしまったりする可能性もあります。
無事に求められているものを仕上げられたとして、気力や労力など、様々なものを、あなたのせいでムダに消費させてしまうことになります。
もちろん、仕上がりが悪ければ、業績の悪化にも繋がりますから、勤務先の経営状況や雇用人数、引いてはメンバーの家族にも迷惑がかかってしまうかもしれません。
ここまで話を飛躍していくと、やや大げさにも思えてしまいますが、このくらい広い人への利益を考え、自身の行動を見直せるようになると、勤勉さは身に着きやすくなります。
チームワークを重要視する
一緒に頑張れる仲間の存在は、圧倒的なモチベーションに繋がることが多いです。
そのため、勤勉になりたい人は、まずチームワークを重要視するようにしてみてください。
たとえば、勤務先における勤勉さを欲しているとしましょう。
辛い仕事や、労力を要する案件を乗り越える上で、頼れる仲間がいることは、かなり大切なポイントになってきますよね。
頼りになる上司や、アドバイスをくれる先輩、サポートをしてくれる部下や後輩、時に悩みや愚痴を共有してくれる同僚がいると、ここぞというときに踏ん張る力になるのです。
逆を言えば、彼らの期待に応えるためにも、勤勉に努力し、結果を出したいという気持ちになるはずです。
頑張っている姿を見せたいという想いは、真面目かつ責任感を持って、仕事に取り組むきっかけとなってくれるでしょう。
これはただの根性論ではなく、「彼らに報いるためにはどうすれば良いのか」という逆算を促すきっかけにもなるのです。
勤勉になりたい対象と、その環境について改めて見直した上で、「この人のために頑張りたい」というターゲットを設定するのは良いですよ。
気の置けない仲間といれば、何においても、自然と積極的になれるものです。
勤勉な人ほど結果がでる
いかがでしょうか。
結果が出ないと悩んでいる人ほど、勤勉にやっていないことが圧倒的に多いです。
中途半端にやっていて自己満足的な努力で終わる人と、しっかりと丁寧にやるべきことをやる人とでは、結果に違いが出るのは当然ですよね。
自分の中ではやる必要があることはたくさんあることはわかっている。
でも先延ばしにしてしまっている。
こんなことはたくさんあるでしょう。
勤勉な人は、あなたが思いついているのにやっていないことを全てやっているのです。
あなたが成果をあげたい、より良い自分になりたいという願望があるなら、思いついているものに1つずつ対処していきましょう。
自分でも驚くほどの成果を出すことができます。
また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。