心ここにあらずな状態のときの6つの対処法とは?
心ここにあらずな状態とは、何事に対しても身が入らず常にボーっとしている状態のことです。
緊張感がなく脱力しきっており、決してポジティブな状態とは言えません。
しかし、多くの人はそんな心ここにあらずな状態に陥ってしまっています。
いつか時間が解決してくれるなんて悠長に構えていると、それが当たり前になり、どんどん周りから取り残されてしまうでしょう。
自覚したらすぐに対処するべきです。
そこで今回は心ここにあらずな状態のときの対処法についてご紹介していきますので、ぜひ今後の参考にしてみてください。
心ここにあらずな状態のときの対処法
目の前の事に全力で意識を集中させる
心ここにあらずな状態の大きな原因は、今やっていることと関係ないことで頭がいっぱいになっていることに起因します。
悲しい出来事、嬉しい出来事、驚く出来事、怒りの出来事、頭を支配する出来事は世の中に溢れています。
人生において局面ともいえる大きな出来事に直面したとき、人はどんなことをしていても上の空=心ここにあらずな状態に陥るものです。
そういった時は、意識をして、今目の前の事に全力で集中する努力が必要です。
なぜなら、こういった時、人は集中力が落ち、仕事やその他の場面においても非常にミスをしやすくなっているからです。
仕事においては特に、プライベートと仕事は切り離して、いつも以上にド真剣に取り組む。
車の運転中には、頭を空っぽにして安全第一で運転に集中する。
友達と遊ぶ時は、美味しい物を食べたり、綺麗な景色を見たり、思い切り笑ってみたり、喜怒哀楽のある生活を心掛けましょう。
このように、目の前の事に全力で意識を集中させることで、頭の中を支配している考えを追い払うことができます。
そうすることで自ずと、心ここにあらずな状態が解消されていくでしょう。
打ち込むことのできる何かを見つける
何をやっても忘れることができない、消しても消しても頭に思い浮かんでくる、それくらい強烈な体験を人はすることがあります。
悲しい出来事でいうと、失恋や離婚の経験、身近な人の病気や死を体験した時などがそれに当たります。
親しい人との別離、これ程人生において悲しい出来事はないでしょう。
そして、人間はそういったストレス状態を緩和する為、他のストレスを取り入れないよう何もかもシャットアウトしてしまう、つまり心ここにあらずな状態に陥ります。
そういった時は、打ち込むことのできる何かを見つけることをお勧めします。
例えば、仕事に打ち込むことで、人の役に立ったり目標感を持って毎日を過ごせるようになったりするでしょう。
例えば、趣味に打ち込むことで、新たな自分を発見したり、新たな人と出会ったりと、新しい出来事に遭遇するでしょう。
そして、その打ち込む時間というものが、自分を成長させてくれると共に、強烈な体験を薄れさせる薬となってくれることでしょう。
無理をしてでも、打ち込むことのできる何かを見つけることが、心ここにあらずな状態を解く大きな鍵となります。
ゆっくり休養をとる
心ここにあらずの状態というのは、一見ボーっとしているように見えますが、実は頭の中はフル稼働している状態なのです。
ポジティブな内容での心ここにあらずの場合は、ただの幸せボケだと済まされるのですが、ネガティブな内容での心ここにあらずは対処が必要です。
何もやらなくても頭がフル回転してしまい、疲れてしまう状態におかれている為、身体の方からリラックスする必要があります。
無理矢理でも、休養をとりゆっくりする時間を持つことが重要です。
身体がなにもしないリラックスした状態となれば、自然と心にもゆとりが生まれてくるものです。
マッサージにいってリフレッシュするのもよし、ひたすらボーっとするのもよし、好きなDVDを見るのもよし。
とにかく、あれこれ考えなくてもよい時間を作り、ひたすらゆっくり休養することが、身体と心の滋養に繋がります。
そのように心と身体を充電して、又、いつもの生活に戻っていく、これを繰り返すことで本来の自分を取り戻すことができるのです。
思い切り自分を甘えさせる、そんな時間が、心ここにあらずな状態から自分を救ってくれることでしょう。
気の済むまで考える
心ここにあらずな状態の時、何をするにも上手く行かなかったり、ミスを繰り返したりと、自身に余計な負担をかけてしまうことがあります。
もし心ここにあらずな状態によって他に問題が起きている、悩みが増えていくという場合は、一度気の済むまで考えてみるのも対処法の一つです。
何が原因で心ここにあらずになっているのかをまずは追及し、解消することが目的です。
解消しないまま毎日を過ごしていけば、時間がかかること、更なる問題が加わることが懸念されますが、原因を追究、解消してしまえば早急に改善することが可能です。
恐らく、自分の中でモヤモヤしていること、つい考えてしまうこと、気になっていることがあるでしょうから、自身と向き合う時間を設けて追及します。
「恋人と上手くいってないからだ」「仕事が嫌になっているからだ」と原因が分かれば、それに対しての対策や解決策を見出すことで、心ここにあらずな状態は抜けることができるでしょう。
休日や空いた時間に、他のことに集中したり気分転換させることも大事ですが、気の済むまで考え原因を追究することで、早期に解決することができるでしょう。
周りの人に目を向ける
心ここにあらずな状態の人は、状況によっては周りに多少なりとも迷惑をかけてしまうことがあるでしょう。
集中できない、ダラダラしてしまうという状態なために、あなたをカバーしている人もいるかもしれません。
例えばあなたと一緒に誰かが共同で作業しなければならない場面で、あなたが心ここにあらずな状態であれば、相手に負担がかかってしまいます。
話しかけても反応が悪い、聞いているかも分からないといった状態であれば、「自分がやった方が早い」と相手があなたの分まで作業するかもしれません。
このように誰かが近くにいる時、協力が必要な時こそ、周りの人をよく見てみるべきです。
せかせかと動き回ったり、あなたのために犠牲になっている姿があれば、きっと「自分は何をしてるんだ」「迷惑をかけている」ということに気付け、自分が心ここにあらずな状態でいることに申し訳ない気持ちになるでしょう。
一生懸命に頑張っている人、自分の周りで動いてくれている人の姿を見て、自身の様子を見つめ直してみると、自分が今しなければならないことや状況を把握することができ、また焦りに近い感情を持った時に、「やらなきゃ」という意思を持ち始めます。
周りの人が今どういった状況かを見ることで、自分の状態を把握し気を取り直すことができることもあるのです。
定期的に気付けるように対処する
心ここにあらずな状態な人が、自身で「今ぼーっとしてたな」「だらけてるな」と気付ければ、まだ改善の余地はあるかもしれませんが、中には無意識の状態となり、全く自覚がないパターンもあります。
誰かに「○○さん」と大きな声で呼ばれて初めて気付くといったように、周りによる声掛けがないと気付けないという人は、自身でも対策をとるべきでしょう。
例えば、定期的にアラームが鳴るようセットしておけば、自身でハッと気付くことができます。
アラームが鳴った時に「あ、今ボーっとしてたんだ」と気付ければ、そこから気持ちを切り替えて集中することができるでしょう。
気付くための対策をとるだけでも、無意識な人は改善が見込め、音が鳴るたびにハッとなることから、徐々に意識が持てるようになっていきます。
これも難しいという場合は、あえて家族や友人に自分の状態を相談し、決まった時間になったら肩を叩いてもらうなどしてもらうこともできるでしょう。
何日も続いてしまう、自身でも気付けないという心あらずな状態がひどい時には、このような対策をとり、定期的に気付けるように対処すべきです。
心ここにあらずな状態は治すに限る
いかがでしょうか。
心ここにあらずな状態は、常にボーっとしている時間が長いため、限りあるあなたの人生を無駄にしているといっても過言ではありません。
いつしかその状態から脱却したときに、当時を思い出すと「なんて無駄な時間だったんだろう・・・」と後悔します。
そんなのは思い出でもなんでもありませんので、できるだけ早く治すことに専念しましょう。
自然と治るなんて甘い考えは捨てるべきです。
また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。