口が軽い人の心理と対処法とは?口が堅い人との特徴の違いを理解しよう!
あなたは口が軽い人でしょうか。
それとも口が堅い人でしょうか。
意外とおしゃべりな人が多い傾向がありますが、口が軽い人はそれだけで信用できないと思われます。
信用を失ってしまったら、それだけでコミュニケーションに支障がでてしまいますし、信頼を取り戻すのもかなりの時間を有します。
そんなリスクがあるのにどうして口が軽くなってしまうのか。
そこで今回は口が軽い人の心理的特徴と対処法、そして口が堅い人の特徴についてご紹介していきます。
口が軽い人の心理
責任を負いたくない
すぐに人の秘密をしゃべってしまう人は、責任感が薄い人であると言えます。
重要な秘密を責任をもって守ることができないということだからです。
そのような人は、秘密を自分の内に隠しておくことを負担と感じるので、誰かに打ち明けてしまうことですっきりしたいと思っているのです。
秘密を誰かと共有することで、自分の肩から荷が下りたように感じるのでしょう。
秘密を漏らしてしまうことで、もはや秘密を守るという責任は果たさなくて良くなるからです。
確かに、秘密を守るということは案外大変なものです。
常に気を付けてなくてはいけないので、疲れるからです。
また、秘密の内容が深刻なものであれば、それを一人で抱え込んでいることは精神的に負担がかかることでもあります。
しかし、人の秘密を無責任に話すということは、とても不誠実な行為ですし、人から信頼されません。
秘密を明かされたということは、少なからずその人のことを信頼したということなのに、その信頼を踏みにじってしまうからです。
自分の口の軽さをなおしたいと思っている人は、我慢強さや責任感を養ってみるのも一つの手だと思います。
目立ちたがり
口が軽い人は目立ちたがり屋であることが多いです。
誰かの秘密を話すことで、周囲の注目を浴びることができるからです。
人はゴシップなど、秘められたものを明かしたくなる心理をもちます。
だからこそ、秘密を話す人の周りには人が集まってくるのです。
その場の中心にいたがる人や、常に注目を浴びていたい人などは、口が軽い傾向にあるので注意が必要です。
また、そのような人の他には、その場を盛り上げるために秘密を話してしまう人もいます。
秘密を話すというのは、誰もが好奇心をくすぐられます。
皆が食いつき、手軽に盛り上がる話題なのです。
なので、サービス精神旺盛な人は、場を盛り上げるためについつい秘密を話してしまうのです。
また、場を盛り上げようとする人は嘘をつきやすい人であるとも言えます。
そのような人は、ついつい大げさに話を進めてしまうからです。
また、盛り上がるからと平気で嘘を話す人も中にはいます。
詐欺師などは巧みに嘘をつき、秘密を洩らして、人々の注目を集めて自分に有利なように場を進めていきます。
なので、人の秘密を話すことで目立とうとする人にはあまり近寄らないほうが良いでしょう。
ストレスを発散したい
口が軽い人というのは、秘密を話すことでストレスを発散しているのかもしれません。
秘密を守るという責任ある行為を投げだすことで、すっきりしているです。
または、口が軽い人というのは、人の悪口を言うことでストレスを発散するようなタイプの人なのかもしれません。
悪口を言うことと同じように、人の秘密を話してストレスを発散している可能性があるのです。
秘密が悪い内容である場合などは、あきらかにそれを話すことでストレス発散しているのだと考えられます。
あの人はこんな秘密を隠していた、と仲間うちに話すことで優越感を満たしているのです。
また、口が軽い人はさみしがりやであるとも考えられます。
常に人と群れていたがり、自分一人で何かを決めることができないようなタイプの人です。
手っ取り早く人の輪の中に入るのには、人の悪口や秘密の話などが非常に有効な手段です。
人間は悪口や秘密を面白がってしまうからです。
だからこそ、芸能人のスキャンダルやゴシップは常に人気があるのです。
なので、このような話題を持っていれば仲間外れになることはなく、誰かと群れていることができるため、悪口や秘密を洩らしてしまうのです。
口が堅い人の特徴
人と群れない
人と群れることが嫌いな人は口が堅いです。
人付き合いや人間関係を面倒に感じるタイプなので、どうしても一人で行動することが多くなります。
その為、自分からすすんで誰かに話題を提供するようなこともありません。
その行為そのものを面倒に感じるのです。
その話を通して、誰かと繋がりたいとも思わないのでしょう。
どうでもいい誰かの噂話で盛り上がることも、長時間意味なく井戸端会議をするようなことも嫌いなのです。
もし自分が誰かの秘密を知るようなことになったとしても、その話自体に興味すら示さないでしょう。
極端に言えば、自分にとってはどうでもいい話なのです。
反対に、常に他人と群れていたいタイプの人はすぐ誰かに話したくなるはずです。
自分が耳にした噂話を、多くの人とのコミュニケーションツールとして活用するのです。
「ねーねー知ってる?」「こんな話聞いたんだけど」と会話のネタにするでしょう。
それによって自分が注目され、話の中心となって盛り上がりたいのです。
人と群れない人にはそんな必要は一切ありません。
また、自分が誰かに喋ることによって、面倒な人間関係に巻き込まれるようなことも避けたいのでしょう。
真面目な性格
口が堅い人は真面目なのも特徴です。
「この話誰にも言わないでね」「あなただから話すんだけど」そんな風に言われた話を軽率に喋るようなことはできません。
真面目な人は「自分のことを信頼して話してくれたんだ」という思いが強いので、その信頼を簡単に裏切るようなことはできないのです。
そんな風に相手が話してくれた内容を、重く受け止めるはずです。
「誰にも言わないでね」と言われたことを、忠実に守ろうとするでしょう。
その話を聞いた瞬間から、誰かに話すという選択肢はなくなるのです。
どんなことがあっても、自分の心の中だけに留めておこうと強く思うでしょう。
不真面目な人の場合は、そんな風に言われても軽く約束を破ってしまう人が多いはずです。
「一人くらいなら喋っても大丈夫」「絶対私から聞いたって言わないでね」などと言って広めるのです。
不真面目な人はどうしても軽率な行動をしてしまいがちなのです。
真面目な人は何に対しても慎重なので、軽く口にするようなことはありません。
一つ一つの言動に責任を持ち、しっかり事の善悪を判断することができるのです。
思いやりがある
誰にだって広められたくない話がありますよね。
その話を知られることで、自分の評価が下がったりマイナスなイメージを持たれてしまったりするようなことだってあるでしょう。
口が堅い人には思い遣りがあるので、そんな話を軽く口にするようなことはありません。
その話が自分の耳に入ったとしても、自分の中だけにしまっておくことができるのです。
もしそれが自分の立場だったとしたら、多くの人に知られたくないと思うからでしょう。
口が堅い人は、いつでも相手の立場になって考えることができます。
「もしこの話が広まったらあの人は嫌な思いをするだろうな」「自分だったら嫌だな」そんな風に想像力を膨らませることができるのです。
「自分がされて嫌なことはしない」そんなシンプルで当たり前のような理由なのですが、残念ながら軽く喋ってしまう人が多いのが現実です。
自分が喋ることによってその人がどう思うかということよりも、「話したい」という欲求の方が勝ってしまうのでしょう。
他人を少しでも思い遣る気持ちがあれば、ペラペラ色んな人に話すことはできないはずです。
口が軽い人への対処法
重要なことほど情報提供しない
口が軽い人と話しをしたら、まず周囲の人達にもその内容が伝わることを前提で会話をすることが大切になります。
ですから、重要なものや内面に踏み込むような深い話題になるものは決してしないことです。
その場限り、その人に対して限定で話しをしていたつもりであっても、口が軽い人はそもそも他者の話題の重要性が自分の中でとても低いことから、大したこととは捉えていません。
だからこそ、こちらの知らないところで話しがどんどん広がっていくことになりますので、話題に出すことはどこに出されても問題のないもの、内容の浅いものに限って自衛をしていくことが重要になってきます。
上手く避けたつもりでも根掘り葉掘り聞いてくるようなことがあれば、質問ばかりしているけれどもそちらはどうなのかと、逆に質問をし返して話題を転換させてしまいましょう。
口が軽い人は自分語りが好きなタイプも多いので、喜んでペラペラと喋ってくれることが多くなりますし、大抵は逃げられます。
もし単に噂の種を探しているだけの人であれば、面白い話題を掘ることができないと判断された時点で自然に近づいてこなくなるので安心です。
先に嫌味でけん制をしておく
口が軽い人は噂話をするのが好きですから、こちらの話題を誰かに漏らされることもあれば、他者の内緒話を聞かされることも多々あります。
そういった人だからこそ予め注意が必要だとわかりますので、基本的には大して内容がないもので濁しておくのが賢明ですが、どうしても込み入った話しをしなければならない場合、可能な限り触れ回って欲しくない話題を持ち出さなければならない場合には、そのままストレートに話し出すのではなく、最初にけん制しておくのが効果的です。
あなたは噂話が好きだからどうせどこかでこの話を笑い話にするのでしょう、内緒の話しを胸に留めておけないタイプだものねと、皮肉を言っておくのです。
信用していないという姿勢を全面に見せておき、言い返されるようであれば普段の行いを胸に手を当てて考えてみればいいと伝え、警戒している様子を隠さないようにします。
この場以外でここでの話題を誰かが知る機会がないか、心配だから確認を怠らないようにしておくと、こちらが話しを漏らされることに対して注意を怠らないことを意識してもらうのです。
よほど迂闊でなければ怒らせると手間だと考え、口を閉じるようになります。
ポジティブな話題のみ共有する
こうしたタイプが喜んで食いつくのは、大抵マイナスの要素を含んだものです。
愚痴や悪口や恥ずかしい話、失敗話など、知られたくないことだからこそ面白いと感じ、いろんな人に触れ回ろうとします。
厄介なことにそうした話題が好きな人は一定数いますし、噂話で盛り上がれる人達と仲良くなるための手として、耳にしたいろいろなことを重要性やプライバシーなど無視して提供するのです。
そんな人とは関わらずに距離を置くのが正解ですが、そう簡単に離れることができない関係であれば、話しをする時にはポジティブなものに限定しておきましょう。
その上で、決して悪口や愚痴には乗らないこと、こちらからも他者を悪く言うようなことは絶対にしないことが大切です。
ポジティブで楽しい話、喜ばしい話ばかりを中心に会話をしていれば、もし口が軽い人がどこかで誰かに話しをしたことが巡り巡って伝わってきても、困ることはありません。
誰かに知られたとしても、楽しいことであればこちらの印象が悪くなることもないので、基本的に口が軽い人と接する時には笑顔になれることばかり口にしておくと面倒なことがなくなります。
職場で口が軽い人は信用できない
いかがでしょうか。
口が軽い人はあまり信用されません。
職場などでは特にそうでしょう。
仲がいい人だけの仕事場であれば秘密を共有する必要はほとんどありません。
しかし、現実は仲がいい人もいれば、ウマが合わない人もたくさんいます。
だからこそ特定の人を信用して秘密や悪口を共有したのに、それを別の誰かにバラされてしまったら一気にその人のことを信じられなくなるのは当然ですよね。
ついつい他の人に言いたくなってしまいたくなる気持ちはわかりますが、その行為がどれだけ大きな代償を払うハメになるのかよく考えたほうがいいでしょう。
あなたにとっては大したことがない話でも、本人にとってはとても大きなことの可能性が高いのです。
口が軽い人だと多くの人から認識されてしまうと、当たり障りのない会話しかできなくなるどころから、人が離れていってしまいます。
口が軽いということはその後の人間関係にも大きな影響を与えてしまうことを十分理解しておきましょう。
また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。