面接で短所と長所の伝え方や内容9つ
面接時に必ずと言っていいほど聞かれる質問が「長所」と「短所」です。
この解をあなたなりに用意しておかないと、やはり印象を悪く持たれてしまうでしょう。
とはいってもありきたりなものでは、何人も面接してきた人の心には響きません。
そこで今回は面接で短所と長所の伝え方や内容についてご紹介していきますので、ぜひ今後の参考にしてみてください。
面接で短所と長所の伝え方や内容
ストレートに長所を伝える
面接での長所の伝え方は、自分のいいところをストレートに伝えることが大切です。
伝えたい内容としては、人から好かれる性格だ、部下や上司からも尊敬されることがあるなど、人から褒められるところをアピールしてみましょう。
人から褒められる人間というのは人望が厚く、信頼もあります。
また、人間関係も上手く築くことができると面接官が感じることができるのです。
会社で働くことで重要なのは、やはり人と上手く仕事をやっていけるかということなのです。
人と人との関係が上手くいくからこそ、その仕事が上手くでき、会社も発展するものです。
とくに、営業の仕事では、人とのコミュニケーションが上手くいかないと成績も上がりません。
人と上手く関われるなら、人間関係で悩んで早くに仕事を辞めてしまうことがないなと伝えることができるのです。
伝え方としては、目を輝かせながら、ハキハキと伝えるといいでしょう。
こういったことで自分のプラスの部分をを面接官にアピールできます。
前向きに短所を伝える
面接で短所の伝え方は、短所だからといって目を伏せがちで話せば悪い印象を与えてしまいます。
「ああ、この人はその短所に悩み、引きずって生きているんだな。会社でもきっとその短所を改善することなく、辞めてしまいそうだ」という印象を与えてしまいます。
そんなことにならないように、顔を上げて、面接官の目を見ながらしっかりとした口調で伝えましょう。
短所の内容は人それぞれですが、少し人見知りなところがあるならば、「人見知りなところはありますが、それを克服して仕事も頑張りたいと思います」と最後は意欲を見せる言葉を伝えるのがポイントなのです。
資格を持っていなければ「資格は今のところありませんが、これから働きながらスキルをアップし、資格を身につけていきたいです」と言いましょう。
「思います」という曖昧な言葉ではない方が、はっきりとした意思表示ができます。
前向きに伝えることが大切なのです。
自分の性格の長所と短所の伝え方
面接で短所と長所の伝え方はダラダラと長く話すと神経質な人に思われてしまいますので、長すぎず、短すぎない言葉で伝えるのがポイントです。
内容としては、長所なら健康面を伝えるのも大切です。
病気ばかりして休まれれば会社は仕事になりません。
また、自分の性格は打たれ強く、前向き思考なところなど、性格の長所を言うのも面接官に好印象を与えます。
伝え方は朗らかに、ときに笑顔を見せて言うといいのです。
性格に短所があるときの伝え方でも、頑固な性格であれば「責任感が強い性格」と伝えた方がよく聞こえます。
言葉によっては短所もプラスに伝えることができるのです。
短所=ネガティブではない!?
良く短所は「苦手な事を言えばいいんだ」ですとか「ネガティブな事ばかりなる」と聞きます。
しかしながら、短所=「あなたの苦手な部分」であって、「だめな所」ではないことを知っておいて欲しいです。
面接で、「それではあなたのだめな所、ネガティブな面を教えて下さい」と聞いても面接官にとっては何もメリットがありません。
重要なのは短所=「今は苦手だけど、どのように変えようとしているか」が重要です。
短所は苦手な事と言い換える事ができますが、逆にいうと「得意な事に変える事が出来る項目」とも言い換える事が出来ます。
つまり、短所に対して自分はどのように長所に変える事が出来ると考えているか、そのためには今実際どのような対策をしているか。
が非常に重要になってきます。
短所は自分の苦手な事を伝えるのではなく、苦手な事をどのように克服していっているのかを伝えて、しっかり自分の良い所をアピールしましょう。
「長所は何ですか?」から読み取れる面接官の心理
面接官は当然ながらたくさんの面接をしています。あなたの顔をいちいち覚える暇もありません。
「あなたの長所は何ですか?」と自慢話を聞いているわけではないのです。
面接官の心理は「得意とする能力が果たして一体どのように活かせるか」を常に考えています。
当然、面接はあなた以外の人もいます。もしかしたらあなたによりも優れた能力を持った方がたくさんいるかもしれません。
しかし、その優れた能力とは本当にその会社でも活かせる事が出来るのでしょうか。
例えばプロ野球選手がプロの水泳選手よりも早く泳ぐ事が出来るでしょうか。
もちろん、野球選手は野球に長けているのです。
このように能力とは会社によって企業によって求められてくる力は全然違います。
ただ、あなたの得意なポイントを聞きたいわけではありません。
ですからその得意な長所ポイントを果たして会社にとって今後どのようなメリットをもたらす事が出来るか、どのようにすればその力が活かせるかを面接官の方に明示する必要があります。
やはり短所よりも長所の話を多くした方が良いです。
短所ばかりですと、あなたの価値は下がってしまう可能性も否めません。もちろん、長所うんぬんの話をずっとしてしまったらあなたの自慢話に面接官が疲れてしまいます。
だいたい7割が長所、3割が短所の割合がちょうど良いでしょう。
長所は自分の得意なところを相手にアピールするわけですから、やはり短所よりも自分の良い印象を与える事が簡単です。
ただ、もちろん内容に関しても論理的になっていなければなりません。
「自分はこうい部分が得意です。」→「なぜなら~~」→「結果的に将来的に○○のような事が出来るでしょう。」とシンプルに伝えるこおとも大切です。
短所は3割くらいそして長所7割くらいお話をして、あなたの良い所を面接官にどんどんアピールしていきましょう。
長所は積極的にアピール
長所は自分の強みです。
その長所が、面接を受ける会社で働くときに、十分に生かされると考えられるのなら、積極的にアピールするべきでしょう。
例えば、人と話すのが好き、人に喜んでもらうのが好きという場合。
サービス業や接客業につくのなら、十分に生かされる資質です。
さらにアピールするためには、「学生時代はサークルで新入生を○人勧誘した」とか「みんなと関われる生協でアルバイトをしていた」など具体的な例を上げるとよいでしょう。
「誕生日プレゼントを選ぶのが好き」「手作りの料理でもてなすのが好き」など自分らしさが伝わるアピールの仕方はおすすめです。
短所は長所に結びつくような発言に
短所は何ですか?と聞かれる場合も多いはずです。
そのときは、会社にとって不利と思われることは言わないというのではなく、こんなところはありますが、これもこうしたら生かせます、というふうに前向きな長所でもあるというふうにアピールするべきでしょう。
また、短所はこのように改善してきました、というふうに短所を克服しようと努力した経験があるのならそれもアピールするべきです。
例えば、話すのが苦手だけど接客業に応募しているという場合。
「私は人前で話すのが苦手でしたが、学生時代はそれを克服するために人前で意見をなるべく言うようにしたり、接客のアルバイトもたくさん経験し、多くの年齢の人とかかわることでしだいに人と話すことになれ、会話するのが楽しくなりました」というふうに言ってみるのです。
無理に隠さなくてもいい
自分の短所を無理に隠そうとして、いいようにふるまってもやはりどこかに不自然さが表れますし、嘘をついて入社してもあとがしんどくなるだけです。
自分のことをある程度はオープンにしていたほうが、入社してからも周りとよい関係を保ちやすくなるでしょう。
自分の個性を最大限にアピールするのが面接です。
多くの人の中に埋もれてしまっていてつまらない人物では、やはり印象に残りません。
私はこんな人なんだ、ここが人とは違うんだ、ということを隠さずに前面にどんどん出しても良いのです。
ただし、自分はこんな能力がある、こんなに優れていると、あまり自分を大きく見せすぎるのは辞めておきましょう。
面接で短所と長所の伝え方や内容のまとめ
- ストレートに長所を伝える
- 前向きに短所を伝える
- 自分の性格の長所と短所の伝え方
- 短所=ネガティブではない!?
- 「長所は何ですか?」から読み取れる面接官の心理
- やはり短所よりも長所の話を多くした方が良いです
- 長所は積極的にアピール
- 短所は長所に結びつくような発言に
- 無理に隠さなくてもいい
きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。