金銭感覚を身につける方法6選
あなたの金銭感覚は真っ当でしょうか、それともちょっとおかしい・・と周りに言われるでしょうか。
金銭感覚というのは、育ってきた環境などで大きく変わるものなので、自分が一般的なのかどうかは、いまいち把握できないものです。
中には、お金持ちでもないのに、とんでもない金銭感覚を持っている人もいます。
では、一般的な金銭感覚を身に着けるためには、いったいどのような方法があるといえるでしょうか。
お金に対してしっかりとした金銭感覚を身に着けておかないと、将来的にもとても困ることになることがあるでしょう。
そのためにも、自分の収入と支出を把握して、身の丈に合った金銭感覚をつけるということは、とても大切なのです。
そこで今回は金銭感覚を身につける方法についてご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
金銭感覚を身につける方法
- あなたの金銭感覚をチェックしよう
- 自分のお金だけで生活するようにする
- 自分のお金の使い道を把握する
- 周囲の人のお金の使い方を参考にする
- 将来の自分を予測する
- セミナーなどに参加してみる
あなたの金銭感覚をチェックしよう
●金銭感覚“危険度チェックリスト”
□待ち合わせなど、時間にルーズで遅れがち
□コンビニに寄ると、ついで買いをしてしまう
□交通費と食費を全部電子マネーで済ませてしまう
□セールやバーゲン品は買わないと損な気がする
□部屋が散らかっている
□大抵のことは「なんとかなる」と思っている
□レシートやポイントカードで財布が膨らんでいる
□買い物の際に、ついで買いをしてしまうことがよくある
□節約は格好悪いし、面倒だと感じる
□クレジットカードの分割払いやリボ払いをよく使う
出典 金銭感覚の危険度チェックリスト
チェックが多ければ多いほど、危険のようです。
自分のお金だけで生活するようにする
金銭感覚を身につける一番の方法を、なにかご存知ですか。
金銭感覚を身につけるための王道は、次のことしかありません。
「自分で働いて稼いだお金で、生活をする!」
これだけでいいのです。
これ以外に、考えられません。
実際に自分で働いたお金で生活をすると、同時に金銭感覚も身につき、養われていくようになります。
苦労にお金を絡めて考えるようになると、本能と金銭感覚が手をつなぐようになるのです。
同期、同調、関係を持つようになるのです。
「一生懸命働いて稼いだ100円で、これだけのことが実現できる」という「苦労」と「お金」とが、どんどん結びついていきます。
金銭の感覚は、この結びつきをたくさん増やしていくことです。
「お金を得る唯一の方法は稼ぐことだと教えることから始める」よう勧めている。
年齢に適した家事をさせて、お金を支払う方法もある。
より年長の子どもだったら、「大学に行ったら、夏の間に働いて出費の一部を稼ぐのだよ」と伝えておくのもいい。
自分のお金の使い道を把握する
金銭感覚を身につけるためには、現在の自分の収入や支出をしっかりと把握することが大切です。
どのくらいの収入があって、それをどう使っているのかということが分からないと、自分に合った金銭感覚を身に付けることができないのです。
ますはいくらの収入があるか、そしてそれに対してどうお金を使っているかということを、神に書き出してみるようにしてみましょう。
そうすることで、絶対必要な家賃や光熱費と言った固定費が分かります。
それを収入から差し引いてみる事で、月々使える金額というのが把握できるのです。
例えば収入から固定費を差し引いた金額が10万円としたら、その10万円をどのように割り振るかということを考えるのです。
食費や衣服代にはいくら使えるか、それが分かれば無茶な買い物などをすることをストップさせて、自分の身の丈に合ったお金の使い方ができるようになるのです。
それを繰り返していくうちに、自分に合った適切な金銭感覚を身につけることができるでしょう。
金銭感覚を身につけるためには、まずは自分自身の収入と支出に向き合うようにしましょう。
それが金銭感覚を身に着けるための第一歩なのです。
周囲の人のお金の使い方を参考にする
金銭感覚を身に着けるためには、自分の周りにいる人のお金の使い方を参考にしてみるのもいい方法です。
例えば同じような給料をもらっている同僚の、お金の使い方をじっくりと観察してみましょう。
同じ給料と言っても、一人暮らしか実家暮らしかでは少し変わってきますので、出来るだけ自分と同じような生活をしている人を探してみましょう。
自分んと同じように一人暮らしをしている人は、意外とお昼ご飯なども節約しているのかもしれません。
お弁当を作ったりして、ランチ代がかからないようにして、支出がオーバーしないようにコントロールしているのです。
その他にも、買い物をする時には収入に応じてそれほど高価なものを買わないように心がけているかもしれません。
そういう点を参考にすることで、自分の金銭感覚が標準とずれているかどうかということを、チェックすることができるでしょう。
同僚や友人がそれほどお金を使っている様子は見えないのに、自分だけバンバン買物していたりするようなら、適性な金銭感覚を身に着けているとはいえないかもしれません。
自分の金銭感覚がちゃんとしているか、その点を判断するためにも、周りにいる同じような収入の人のお金の使い方を参考にするということは、とても大切なことなのです。
将来の自分を予測する
適切な金銭感覚を身に着けるためには、将来的な金銭面におけるプランを考えてみるということも効果的な方法です。
例えば、今は賃貸の物件を借りているけれど、後々に家を買いたいという希望を持っていたりするなら、ちゃんと貯金しておかなければなりません。
また、病気で働けなくなった時に備えて、ある程度の備えも必要です。
そういった、生きていくためにかかるであろう支出を予測する事によって、今そんなにお金をバンバンと使っていいとは思えなくなるでしょう。
逆に、自宅がすでに持家で、人生に渡ってそれほど貯金をする必要性がないなら、もう少し支出を増やして生活をグレードアップさせてもいいかもしれません。
体のことを考えて、少し金額が高くても無農薬野菜を買うようにしたり、ファッションなどをよりよいものにしていてもいいでしょう。
金銭感覚を身につけるということは、ただ不要な支出を減らして節約するだけでなく、自分の収入に合わせて適正な使える金額を把握する、そしてそれを実行するということなのです。
そのためにも、将来的に渡ってかかる支出を考えることは、今お金をどのくらい使えるかということを理解するためにも必要な事なのです。
セミナーなどに参加してみる
金銭感覚を身に着けるためには、そういった金銭に関わるセミナーなどに参加してみるということも一つの方法です。
自分では一生懸命考えても、なかなか適切な金銭感覚が身についたかということが分からないかもしれません。
そういう時、専門家の意見を聞いてみることはとても参考になります。
自分では気が付かなかったポイントを知る事ができて、金銭感覚を身につけることができるきっかけとなるでしょう。
今は色々なところでセミナーをしていたり、または雑誌の特集で取り上げていますから、ぜひそれらを活用しましょう。
真面目に自分の金銭感覚と向き合うことで、適切な金銭感覚を身につけることができるのです。
金銭感覚がおかしい人の特徴
裕福な家庭で生まれ育った
お金持ちで裕福な家庭に生まれ育った人は、一般的なそれとは金銭感覚を持っていることがよくあります。
たとえば普通の人なら買うのを躊躇ってしまうような高級な物でも平気で買ってしまいます。
しかもこのタイプの人は値の張る物でも高いとは認識していません。
一般的な人が思う数百円数千円程度の物を買うような感覚で、何十万もする品物を躊躇いもなく買います。
このような金銭感覚が身についたのは、その生まれ育った環境にあるからなので、いくら周囲が金銭感覚がおかしいと指摘してもその本人はそうは思っていないのです。
とはいえそれくらいのバックボーンがあるからこそ平気で高級な物でも買えるのであり、このタイプの金銭感覚がおかしい人はそれほど迷惑をかけるわけではありません。
何しろ多少お金を使ったところで裕福なわけですから、生活に窮するというようなことはないのです。
ただし仮に何かの理由があって、裕福ではなくなった場合にもその金銭感覚をすぐに変えることなどできるわけもありませんから、裕福な時と同じような感覚でお金を散財してしまうことが考えられます。
度を超えたケチ
金銭感覚がおかしいといっても湯水のごとくお金を使ってしまうような浪費家ばかりとは限りません。
その逆に極端すぎるケチな人も金銭感覚がおかしいと言えるのです。
このタイプの人はお金を節約することで何か大きな買い物をするなどの目標があるワケではありません。
そうではなくお金を矯めること自体が目的となってしまっているのです。
ですから本来なら必要であるべきところにもお金をかけることを良しとせず、とにかくたとえ一円でも浪費を使うことを嫌がります。
このように度を超えてケチな人は浪費家と同じように金銭感覚がおかしいと言わざるを得ません。
もちろんお金を節約すること自体は決して悪い事ではありませんが、たとえば節約することによってまともな暮らしを送ることができていないようなら考えものです。
たとえばお金をケチるあまり、まともな食事をしない、風呂にも入らない、外見をまったく気にしないなどとなれば、本人は良くても周囲に迷惑をかけることになるかもしれませんし、そもそもまともな人間関係を築くことができないでしょう。
そうしたことで金銭感覚がおかしいとは、あまりにもお金を使わない人のことを指す場合もあるのです。
好きな分野にお金を惜しまない
金銭感覚のおかしい人は、自分の好きな分野にはお金を惜しまない傾向にあります。
例えばその対象となるものは趣味であったり食事であったり、ファッションであったりと色々ですが、好きなものに対してはお金を湯水のように使うことに歯止めが利かないのです。
ですから仮にそれでお金が尽きたとしても、借金をしてまでさらにお金を注ぎ込んでしまうということもよく見られます。
そしてこのタイプの人は好きなものにお金を惜しみなく使うことで、ある種の快感を得ます。
もちろんそれは一時のことで、後々後悔することもあるのですが、たとえ後悔したとしても目の前に好きな対象があると欲望にあらがうことができません。
なぜなら好きな対象を得たことによる快感による味が忘れられないからで、こうした快感を得るためにまたさらにお金を使うことを繰り返します。
しかしよほどの資産家でもない限り、いくら借金をしたところでそういつまでもお金が続くわけもありません。
そうなれば場合によっては生活が破たんしてしまうこともありますし、家庭を持った人ならそれで離婚となるケースも多く見られます。
金銭感覚がおかしい人は周りの意見を聞いてみよう
いかがでしょうか。
以上、金銭感覚を身につける方法についてお伝えいたしました。
真面目に自分の金銭感覚を考えることが、それを身につける一番の方法なのです。
真剣に考えてみることで、きっと適切な金銭感覚を身につけることができるでしょう。
また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。