モラルハラスメントの特徴7つ

モラルハラスメント特徴
by David Goehring
 

モラルハラスメントの特徴

 
モラルハラスメントが及ぼす被害というのは、受ける側にとっては非常に大きく、場合によっては体調を崩したり、仕事に行きたくない状態に追い込まれたりと、取り返しのつかない事にこともよくあります。

しかし、一口にモラルハラスメントといっても、一目ですぐわかるようなモラルハラスメントと、一見周囲はもちろん、受けている本人もわからない場合があるのが事実です。

そこで本日はモラルハラスメントの特徴をご紹介していきます。



職場に多いモラルハラスメント

 

職場において、同僚や上司が相手に対し大きな声で怒鳴ったり、必要以上に罵倒したりするような場合、

モラルハラスメントに該当するケースが目立ちますし、比較的わかりやすい形で表れているといえるでしょう。

本人もモラルハラスメントを受けていると感じやすいので、

このような言葉によるモラルハラスメントを受けた場合は、それを止めてくれるように相手に対して、要求しやすい人もでしょう。

しかし、場合によってはモラルハラスメントを受けている事に気づかないという事もあります。

仕事のミスをした場合、上司や同僚が「お前のせいでこんなに被害がでた、お前は無能だ!」、「こんな大きなミスをして!お前なんか会社辞めちまえ」などといわれるケースです。

仕事の失敗をした張本人は罪悪感もあるので、

必要以上に言葉によって責め立てられていても、仕方がないと感じてしまうのです。

周囲も「上司の言い方はきついけれど、しょうがないよね」といった風に、ミスをした本人が悪いから罵倒されても仕方ないという受け止め方をすることも多いでしょう。

ミスをした場合、ある程度の叱責は当然ですが、度を越えて罵倒されていても、ミスをした側はモラルハラスメントだということを言い出せないという心理に陥ってしまいます。

ミスをしていない場合でも、仕事上の注意にかこつけて怒鳴られたりすると、やはり自分に何か問題があるのではと考えてしまうものです。

しかし、あくまで常識の範囲内の叱責は当然ですが、度を越えている、あまりに大きな声や長い時間の叱責は、これはモラルハラスメントの特徴といえるのです。



暴力もモラハラの特徴

 
モラハラの特徴として暴力をふるうということが挙げられます。

肉体的に暴力をふるう場合は、はっきりとモラルハラスメントを受けているとわかりやすいでしょう。

そしてモラルハラスメントの中でも身体に危害が加えられるので、悪質なモラルハラスメントの部類に入るといえます。

仕事のミスにかこつけて顔をはたいたり、頭を小突いたり、といったものは身体的モラルハラスメントといえます。

ただ、通りすがりにぶつかったふりをして暴力を加えたりする場合は少したちが悪いと言わざるを得ません。

仮にモラルハラスメントを受けた人間がやめてくれるよう抗議しても「ただぶつかっただけ」といった言い訳をし、わざとでない事をPRしてきたりするからです。

本当にたまたまぶつかる場合もありますが、複数回続くようなら、あきらかにモラルハラスメントといえるでしょう。
 

態度によるモラルハラスメント

 
直接相手に何か言うといった形でないので、本人・周囲にわかりにくいモラルハラスメントです。

例えば、挨拶をしても無視されてしまったり、職場の連絡事項をその人だけに伝達しなかったり・・・。

このようなモラハラも、仮に本人や周囲が抗議をしても「小さな声だから挨拶が聞こえなかった」「連絡するのを忘れていただけ」等と、言い訳をしてくる事もあります。

悪質な言い訳としては「連絡事項は伝えたが、本人が忘れたのではないか」といった虚偽の説明をしてくる場合もあります。

モラルハラスメントはやっている本人は本当に自覚のない場合も多々あります。

万が一モラルハラスメントを受けるような事がありましたら、様子を見たうえで上司や信頼できる同僚、そして会社の専門のセクションがあるようでしたら、そういった部署に相談しましょう。



夫や彼氏やに目立つ、なんでも「NO」と言うモラハラ

 

「なんでも『NO』と言う」というモラハラの特徴です。

たとえば家庭内のモラルハラスメントにはこういうケースがあります。

奥さんが夫に「今夜の夕食は何がいい?」と尋ね、夫が「なんでもいい」と答えたとしましょう。

奥さんが夫の好物を選んで料理を作って出すと、「今日はこんなもの食べたくなかった」と怒る。

自分で「なんでもいい」と言ったにもかかわらず、しかも好物を出されたにもかかわらず、奥さんの料理に「NO」と言うのがモラルハラスメントの典型例だと言われています。

「そんなことで・・・」と多くの人が感じるはずですが、今はこのようなことで心が傷ついてしまう人が急増しています。

 

モラハラな人の共通点はあまり自覚がない

 

いわゆる「いじめ」の場合は、本人に悪意があり「いじめてやろう」という自覚があります。

それに対してモラルハラスメントはほとんど場合、その自覚がありませんし、悪意さえないと言ってもいいぐらいのケースもたくさんあります。

要するに自分の感情をコントロールできず、「気に入らない相手は徹底的に否定する」という行動を、自然にとってしまうのが、モラルハラスメントの特徴なのです。



嘘を平気でつく

 
「自己正当化」がモラルハラスメントをする人の隠されたテーマであるとも言われています。

そのため自分を正当化するために必要であれば、平気で嘘をつくことができますし、もちろん「嘘をつくことのうしろめたさ」などはまったく感じることがありません。

自分が嘘をついたことさえ、すぐに忘れてしまう、あるいは、嘘をついたという自覚すらないケースも少なくありません。

やった張本人は全く記憶にはないけれども、モラハラを受けた人にとっては大きなダメージを負うことになります。

された側にとってはこれほど悔しいものないでしょう。
 

モラルハラスメントは密室で行われるも多い

 
第三者がいるところでモラルハラスメントが行われることもありますが、多くの場合、2人だけのいわば「密室」で行われることももちろんあります。

たとえば、夫婦間でモラルハラスメントが行われるのは、家の中など夫婦だけでいるときに限定されます。

家から一歩外へ出ると、人が変ったようになる。ですから、周囲からは「仲の良い夫婦」と見られることも少なくないのです。

第三者には分からない状態でのモラハラはタチの悪いと言ってもいいかもしれません。
 

モラハラの特徴はたちが悪いこと

 
いかがでしょうか。

もしかしたら今現在、モラルハラスメントを受けている人もいるかもしれませんし、これらの特徴を見てみて「モラルハラスメントかも・・・」なんて感じた人もいるかもしれません。

先述にもありますが、このようにモラハラは本人が自覚しにくいものですし、自覚していてもその人に非があると感じてしまうため強く訴えることができないのが最大の特徴ではないでしょうか。

そのため急に仕事辞めたいと言い出し、そのまま去っていく。けれども環境は変わらない・・・。という悪循環になってしまっているものです。

大げさな・・・と思う人もいますが、この流れはどんどん強まっていくでしょう。

世の中の流れに逆らおうとすると、大きなトラブルにまで発展したり、痛い目にあう確率が高まります。

モラハラしやすい人は、今の風潮を理解しておくだけで、トラブルを未然に防ぐことができるでしょう。

また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。

きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。



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