無駄遣いする人と無駄遣いしない人の特徴の違いとは?無駄遣いしないためのコツをご紹介!
あなたはついつい無駄遣いしてしまっていないでしょうか。
商品でもサービスでも無駄だとわかっているのにお金を払っているものほど残念なことはありません。
ではいったいなぜ無駄遣いをやめることができないのか。
そこで今回は無駄遣いしない人と無駄遣いする人の特徴の違いや、無駄遣いしないためのコツをご紹介していきます。
無駄遣いしない人の特徴
計画的な金銭管理ができる
無駄遣いをしない人には、ものごとを計画的に考えるという特徴があります。
仕事をするにも遊びをする時にも、万事計画的なのですが、お金の使い方もその例外ではありません。
たとえば、ボーナスが出たとしましょう。
その場合、無駄遣いをしない人はボーナスの使い道を事前にしっかり考え、プランを作ります。
「これだけ貯蓄して、長期休暇の時の旅行代にこれだけ充てる。そして、前から欲しかったもののためにこれだけ使う」というように決めるのです。
無駄遣いをしない人というと、「ケチ」というイメージがあるかもしれません。
しかし、計画的にお金を使う人は、けっしてケチというわけではなく、使う時にはお金を使います。
先ほどの例でいうと、「長期休暇の旅行代」や「欲しかったものに使う」というように、ある程度まとまった額のお金を使うことはめずらしくありません。
ポイントは、それが計画的であるということ。
無駄遣いの多い人は、衝動買いをしたり、必要のないものにお金を使ったりすることが少なくありませんが、それはお金を無計画に使うためでしょう。
計画的にお金を管理すれば、無駄遣いをするということはありません。
将来のことを考えている
無駄遣いをしない人の共通点の一つに、預貯金の額が多いということがあります。
普通の人よりも多くの貯えをしているのが無駄遣いをしな人なのですが、それは、将来のことを考えているためにほかなりません。
たとえば、今は独身で働いているとしましょう。
独身なのですから、稼いだお金はすべて自分の好きなように使うことができます。
浪費癖のある人なら、好きなことに好きなだけ給料を使ってしまい、手元にはほとんど残らないということにもなるでしょう。
無駄遣いをしない人は違います。
「今は独身だからいいけれど、結婚する時には結婚資金が必要になる。結婚したあとも、家族のことを考えれば、できるだけたくさんの貯えをしておいた方が安心だろう。子どもができればなおさらだ」というように、将来のことを考えます。
さらに、「病気をすることもあるかもしれないし、老後のことも考えておかなければならない」と思うため、のちのち困ることがないように、できるだけ預貯金の額を増やそうとするのが、無駄遣いをしない人の特徴と言っていいでしょう。
アリとキリギリスの寓話でいえば、無駄遣いをしない人は、まちがいなく「アリ」です。
将来のことを考え、不安を軽減するためにコツコツ貯えを増やしていくわけです。
自分を客観視することができる
「つい無駄遣いをしてしまう」という人は、無駄遣いをした後で、「あんなことにお金を使わなければよかった」と後悔しますが、同じようなことをまたくりかえしてしまうものでしょう。
それは、後悔はするけれど、しっかり反省することをしないためにほかなりません。
無駄遣いをしたことを心から反省すれば、その悪癖は直るでしょう。
ふだん無駄遣いをしない人でも、稀に「ちょっとお金を使いすぎた」と後悔することはあります。
そういう時、「無駄遣いをしてしまった自分」を客観視し、しっかり反省することができれば、同じ失敗をくりかえすことはありません。
自分に対して客観的な目を持っていれば、同じようなお金の使い方をしそうになった時、「無駄遣いをしそうな自分」を冷静に捉えることによって、自分の欲望にブレーキをかけることができるのです。
この、自分の欲望にブレーキをかけられるかどうかが、無駄遣いしない人とする人の差なのですが、そのポイントは「自分を客観視できるかどうか」でしょう。
無駄遣いしない人は、自分の姿や自分の心の中を客観的に見ることによって、後悔するようなお金の使い方をしないよう、自分をコントロールできるわけです。
無駄遣いする人の特徴
享楽主義的に生きている
無駄遣いする人というのは「今の自分が楽しければそれでいい」という発想の元で生きています。
後のことなんてあれこれ気にせず、ただ今の自分を楽しませるためにお金を湯水のように遣うということに躊躇がありません。
そんな享楽主義的な生き方というのは、例え将来のために今ガマンをしてお金を貯めたとしてもそこまで生きていられるかは誰にもわからない、それなら今の自分が楽しいと思えるようなお金の遣い方をしよう、という考えが根本にあります。
童話「アリとキリギリス」のキリギリスのような、楽しく遊んではかなく散るという太く短い一生を自ら望んでおり、堅実に生活することを良しとせず、後先を考えずに過ごす人生を全力で謳歌しているのです。
こうしてみると無駄遣いは悪癖ではなく生き方なので簡単に変えられるものではありません。
このような生き方をする人にとっては、自制心を持ってコツコツ蓄えるという行為そのものに全く魅力を感じられないのですから。
一日一日を後悔のないように全力で楽しく生きることが、明日のために備えることよりも大切なのだと考えているために無駄遣いをやめません。
計画性がなく身の丈をわきまえられない
無駄遣いをする人は計画が立てられない、立てた計画を実行できない人です。
堅実なマネープランを立てて実行することができれば無駄遣いなんてできるはずもありませんが、それをできない、またはする気がありません。
計画を立てることができたとしても、欲求に対する自制心がなく「欲しい!」と思った強い衝動をどうしてもガマンできないのです。
もし今これにお金を使ってしまったらその後の生活はどうなるのか、これにお金を支払うことは今の自分にとって必要なことなのか、というのを冷静に考えて自分に待ったをかけられず、せっかく立てた計画を台無しにしてしまいます。
もちろん、誰だって多少の贅沢はしたいものですし、最低限必要でない出費を100%ガマンできる人なんてめったにいません。
しかし、無駄遣いをする人というのは自分の所持金、収入に見合わない出費をすることにも抵抗を感じず、身の丈に合わない豪快な金遣いをします。
分相応な贅沢は有意義な自己投資ともなり得ますが、その範疇を超えてしまうとただの無駄遣い。
計画性がないゆえにその線を引くことができないということです。
お金を遣うこと自体が快感
無駄遣いをする人は、もはやお金を遣うことそのものが自分を喜ばせる目的になっています。
お金を遣うという手段で得られるサービスや物ではなく、「お金を遣った」という経験自体に価値を見出し、その経験を買うのです。
だからどれだけお金を遣っても満ち足りることがありません。
日々食事をすることで空腹を満たすように、お金を遣うことで欲求を満たすルーチンを繰り返さなければ生きていけないのです。
無駄遣いをする人がお金を遣った結果得た物に対してはあまり執着がなく、それ程の価値を感じることができないというのもこのためです。
無駄遣いをする人の多くが妙に気前のいい人なのも、お金の行き先や対価はどうでもよくただお金を遣いたいから。
自分はお金を遣って快感を得られるから嬉しいし、相手は物やお金を得られてWin-Winだ、と捉えて人のためにお金を遣うことにも惜しみないのです。
そして、そうやって気前のよさを発揮することによって周りが喜んでちやほやしてくれるということにもまた快感を覚えています。
人からケチケチしない、景気のいい人だと常に思われていたいし、そういう自分を演出するためにお金を払っています。
だから無駄遣いをやめることができません。
無駄遣いしないコツ
目的のもの以外は買わない
無駄遣いが多い人は、衝動買いをしやすい人でもあります。
出かけた先で気になるものがあったら後先考えずにお財布の紐を緩めてしまう、その時は欲しいものが手に入って満足感を得られますが、冷静になって後から考えると、必ずしも必要なものではなかったということが多々あるのものです。
そうした衝動をいかに抑えられるかがポイントになってきます。
まず、お財布を持って出かける前には必ず購入目的のものをリストアップしておく習慣をつけましょう。
書き出すことで、欲しいと思ったものを一度客観的にどういった理由で購入しようとしているのか判断することができますし、緊急性がないものに関しては後回しにしておこうと見極めていくことが可能です。
買い物目的がしっかりと定められたら、後は余計なものを目に入れないようにフラフラせず、必要なものだけ買って帰るようにすれば自然に無駄遣いが減っていきます。
どうしても追加で欲しいものができてしまった場合には、それを購入することでどんなメリットがあるのか、お金を出して買う価値があるものなのか、カゴの中に入れる前に自分に問い正してみることです。
月々自由にできるお金を決めておく
収入から自由になる分のお金を設定しておき、しっかりと計画立ててそれを利用していけるようにするのが無駄遣いを減らすコツです。
まず家賃や保険料、通信費など毎月一定料金支払うものを最初に計上し、貯金に回す額も決定してから、食費や交際費、娯楽費などにいくら充てることができるのかを曖昧にせずに明確にしていきましょう。
生活していく上で必ず必要になるお金がわかれば、同じように収入の中で好きに利用できる枠も見えてきますし、その中でいかにやり繰りをしていき、他の用途に使う分に負担をかけずに過ごしていけるかがわかってくるのです。
あまり節約節約と躍起になってしまってはストレスになってしまいますし、ある程度は自由に使える枠を設定しておき、そこから足が出ないように工夫をしながら使用していくように意識をしていけば、何も考えないで財布を開けてしまうよりもはるかに無駄遣いが少なくなります。
設けた枠内のお金が余ったら翌月に繰り越し、ある程度まとまった額が貯まったらご褒美に少し大きな買い物をすることを計画するなど、先の楽しみを持ちながら無駄を減らせる手段です。
複数のお財布を活用する
無駄遣いをなくす、シンプルで非常に効果的な方法が、目的ごとにお財布を分けてしまうことです。
きちんとお金を管理していくためには、何にいくら使ったかをしっかり把握しておくことが必要になりますが、家計簿やアプリを利用してチェックをしていても、パッと見何にどのくらい使ったかがわかりづらいので、最初に用途に合わせてお金を小分けにしてしまいます。
食材や日用品を買いに行くために利用するお財布、ファッション用品や化粧品などを購入するためのお財布、交友関係などのいろいろなお付き合いで必要なお金が入ったお財布を用意しておいて、最初に決まった額を入れておくのです。
そうしておけば、自分がどんなものにお金を消費しやすいのかがわかりますし、使える分が減ってくれば自然に自制心が働きます。
それぞれの分野のお財布の状況を見ながら予算を減らして切り詰めていきやすいものもわかってきますし、無駄を減らすためにどうすればいいのか考えていくきっかけも作れるでしょう。
最初に行うお金を分ける準備が大変ですが、大変だからこそ無駄遣いをなくそうとする意識が芽生えやすいのです。
無駄遣いをやめる方法
なるべく銀行でお金を引き出さない
一般的に会社勤めをしていると、給料が指定の銀行口座に振り込まれます。
そこから家賃や光熱費、保険などが自動的に引き落とされ、残ったお金が使うことのできることになります。
そこで使う金額だけを頻繁に引き出す人がよくいます。
5000円、10000円だけなど、すぐなくなってしまう金額を銀行から引き出して、またすぐ使いきり引き出すといった形をとっている人が多いのが現状です。
平日の手数料がかからない時間ならまだしも、休日などに入り用のことが多いために、わざわざ100程ですが手数料を払って引き出すケースもあります。
100円は高い金額ではありませんが、それが頻繁に重なればかなりの金額になってしまいます。
また頻繁に銀行から引き出すと、月いくら使ったかよくわからなくなり、結局蓋を開けてみれば、かなりの金額を使ってしまい月で考えた場合、赤字になってしまったということもあります。
よってもし無駄使いをしたくなければ、銀行から引き出す回数をなるべく減らすことをお勧めします。
月にいくら使えるか明確に把握するために、給料が振り込まれた後にある程度一ヶ月で使って良い金額を引き出して、それ以外は引き出ることを極力避けましょう。
クレジットカードを多用しない
現在、平均して2、3枚のクレジットカードを所有している人は世の中に多いでしょう。
クレジットカードは買いたいときに手軽に買い物ができ、尚且つ海外旅行先でも使え、時には身分証明書にもなる大変便利なツールで、現在社会では必要不可欠になっています。
ただいつでも気軽に使えるというのが、最大のメリットかつ最高のデメリットになることもあります。
ついつい気づかないうちに、高額商品を衝動買いをするというのも、クレジットカードなら可能になってしまいます。
高額商品でなくても、ちょこちょこ何も深く考えずに買い物をしてしまうことも、クレジットカード支払いにしてしまえば大いにありえます。
やはりカードを多用してしまうことは、無駄使いに繋がってしまうことは否定できません。
思いきってカードを解約してしまうことが無駄使いをやめる一番の早道なのですが、どうしても一枚は持っておきたいと考える人は、できるだけ現金で支払いするようにして、クレジットカードを使ったときはカード帳なるものに日にちと金額を明記してきちんと管理することを強くお勧めします。
なるべくコンビニにいかない
今や歯医者や塾と同様にコンビニエンスストアは、人々の生活圏内至るところにあります。
そして私達もその便利さに惹かれ、頻繁に利用しているのが現実です。
欲しい食べ物やよく冷えている飲み物が、家から歩いてすぐに買える。
これほど有りがたいことはそうありません。
ただその便利さを最大に利用することにより、無駄使いを多くしてしまうことは紛れもない事実です。
食べ物を買ったついでにチョコレートやアイスをついつい買ってしまった。
結局はそんなに欲しくなかったけど、何となく流れで買ってしまったという場合が多くあります。
やはり無駄使いを根本的になくしたいのであれば、コンビニはなるべく利用しないというのが賢明です。
飲み物は少し遠くても安いスーパーでまとめ買いするとか、食べ物は5分ほど時間をかけて自宅で作るなど気を付ければ、自然とコンビニへの足は遠退いてくるでしょう。
よくあるコンビニで売られているホットコーヒーにしても、自宅で入れて飲むようにすれば良いでしょう。
家事力もアップしますし、お金も少しずつですが貯まるので、一石二鳥です。
無駄遣いしない生活を心がけよう
いかがでしょうか。
無駄遣いをしてしまうと金銭面だけでなく、メンタルにも影響が出てしまいます。
なぜならその出費が「無駄」なものだと感じているからです。
やはり無駄遣いしない生活を意識して過ごすことがとても重要です。
まずは無駄だと思うものにお金を払わないことを決めます。
これはメモなどに書き出しておくと良いでしょう。
そして、何か物を買うときやサービスを受ける時にそれを見返すことができるよう、すぐに確認できるようにしておくとなおよしです。
またはマネーフォワードなどのサービスを使って収入と支出を一元管理し、どれだけお金が増えているのか・減っているのかを視覚的に分かるようにしておくのもおすすめです。
お金が減り続けている現実を毎日目にすれば自ずと危機を感じるものです。
本当に無駄遣いをやめたいのであれば意思の力に頼らず、環境を変えて自然と無駄遣いしない生活になれるようデザインしていきましょう。
また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。