粘着質な人の6つの特徴や性格とは?

粘着質な人とは、1つの物事に執着し、目的を達成するまで執念深くなる人のことです。

このような意味だとポジティブな意味にも捉えることができますが、「粘着質」というワードは基本的にネガティブに使われます。

粘着質な性格がエスカレートしていくとストーカーのような存在にもなります。

交流する人や付き合う人がそのような性格かどうか、予めチェックしておくとトラブルを未然に防ぐことができるでしょう。

そこで今回は粘着質な人の特徴についてご紹介していきますので、ぜひあなたやあなたの周りの人に当てはまるかどうか確認しながら最後まで御覧ください。



粘着質な人の特徴

 

仕事や努力が必要な場所では人から信頼される

 

粘着質な人は、一見人から煙たがられるタイプに見えてしまいますが、仕事や努力が必要とされる場においては、人から信頼を得ることができるタイプの人です。

一生懸命目の前のことに努力する、挫折しても諦めない、一つのことにこだわるといった面は、仕事等において発揮されます。

人が嫌がるようなこと、面倒くさいと思ってしまうようなこと、あるいは「もういいや」と投げ出してしまうようなことであっても、粘着質な人粘り強く向き合います。

ひたすら努力する姿に、「すごいな」と感心する人や努力家だと感じる人も多く、大勢の中にこうしたタイプの人が一人いることで、もの凄く頼りになることでしょう。

一度決めたことを曲げない、何があっても諦めないといった粘着質な人は、仕事や努力が必要な場でその力を発揮します。

粘着質な人がチームの中にいることによって、スムーズに作業に取り掛かれるという状況も多いでしょう。

粘着質な人を煙たがる人が多いですが、意外と責任感が強く粘り強い姿勢を見せるため、職場などのモチベーションを高めてくれることも多いのです。

そのひたむきな姿は見習いたい姿勢と言えるでしょう。



根に持ちやすい

 

粘着質な人は、人から言われたことやされたことを、根に持ってしまうということが多いです。

傷ついたこと、辛かったことをずっと記憶にとどめておく傾向にあり、相手に対して復讐心が芽生えたり、恨みや妬みを持つことも多いです。

例えば「○○さんってそういう所あるよね」と冗談まじりで言ったことであっても、粘着質な人は「ひどい言われ方をした」と捉え、その事実を忘れることはしません。

「いつか言い返してやろう」「同じ目に遭わせてやろう」と思うことも少なくなく、根に持って憎み続けることも少なくないのです。

それは、決定的な傷つく言葉じゃなくても同様で、例え「思い込み」による被害妄想も、時に恨みの対象となってしまいます。

「あの時きっとこう思っていたはず」「あれはこういう意味なはず」と粘着質な人が思い込むことで、それが誤解だとしても根に持たれてしまい厄介なことになってしまうのです。

粘着質な人だと分かっているのなら、回りくどい言い方や他の意味でも捉えることができるような言い方をするのではなく、「こういう意味だからね」と誤解がないように説明するべきです。

根に持たれてしまって、忘れたころに仕返しされるということは多く、いつまでも引きずられてしまう可能性が高いのです。

 

依存性が強い

 

粘着質な人は、その性格が原因で依存性が高い傾向にあります。

例えば恋人ができると、その恋人に執着し、その人無しではいられないくらい依存するようになります。

相手と別れないようにするためには、脅しという手を使ったり、嘘や大袈裟な表現もするかもしれません。

それだけ相手と「離れたくない」という気持ちが強く、自分でもコントロールできないまでになってしまうことが多いのです。

依存性が強くなると、過度な束縛や被害妄想、常に抱える不安感、こだわりといったことが複雑に混ざってきます。

その執着する姿に、相手は恐怖すら感じることも多く、離れようとすればするほど、その行動や発言がエスカレートしてしまうことも。

粘着質な人は、この依存性と共存しているとも言えるため、人との距離を上手くとることができず、相手に引かれてしまうほど執着してしまうことがあるのです。

このようなタイプと付き合ってしまうと、自由は奪われ、また別れることも簡単ではなくなり、付き合ったことにすら後悔してしまうこともあります。

束縛が少し激しい感じがする、自由な時間がなかなか持てないといった状況であれば、もしかしたら相手は粘着質な人で、あなたに執着し依存している可能性があると言えるでしょう。



記憶力が良い

 

粘着質な人には話がくどかったりしつこかったりする傾向が強いのですが、そのもとにある要素が「記憶力が良い」ということでしょう。

たとえば、粘着質なパートナーと夫婦げんかになったとしましょう。

けんかになったからには、もちろん何らかの原因があるわけですから、当然その原因になったことについて言い争うわけです。

ところが、粘着質の人の話は、そのけんかの原因になったことにとどまりません。

話はどんどん過去にさかのぼり、過去のエピソードを持ちだしては、そのことで相手を口で攻撃しようとします。

「あの時はあんなことがあった」「あの時あなたはこんなひどいことを口にした」というように、過去にあった出来事を次々にあげて、そのことで相手を責めるわけです。

言われた相手が、そのことを覚えていないケースも少なくありません。

「そんなことがあったっけ」というような小さなエピソードをいつまでも覚えていて、それをことあるごとに持ち出して、けんかの際の攻撃材料にするのです。

それは、けんかの時ばかりではなく、良い記憶についても、過去の小さなエピソードを繰り返し話すというのが、粘着質の話の特徴です。

それを可能にしているのが、記憶力の良さということになるでしょう。

 

嫉妬心が強い

 

嫉妬心が強いというのも、粘着質の人の大きな特徴です。

自分の存在を常に人との関係性によって確認するというのが、粘着質な人の傾向なため、どんなことでも人と自分を比べないではいられません。

人と自分を比べてその優劣の判断をするわけですが、自分が人よりも優れていると判断するよりも、自分の方が劣っていると判断するケースの方が、比べものにならないくらい多いのが、粘着質の人の特徴です。

そのため、たとえば人が自分よりも良い暮らしをしていたり、高価なものを身に着けていたり、自分よりも早く出世したり、人から高い評価をされたり、運に恵まれていたりすると、「うらやましい」と感じ、強く嫉妬してしまうのです。

その強い嫉妬心が恋愛のシーンでも発揮されることは、言うまでもありません。

恋人やパートナーが、自分以外の異性の話をして、その人のことをほめたり、自分以外の異性の姿を目で追ったりすると、激しく嫉妬してしまいます。

相手に対する執着心が強すぎるため、恋人やパートナーが常に自分ひとりだけを見ていてくれないと強い不満を感じてしまうのが、粘着質の人の心理的特徴と言っていいでしょう。



失恋をいつまでも引きずってしまう

 

粘着質な人には、人一倍強い未練心を抱いてしまうという特徴もあります。

失恋をすると、失った恋に対する未練を強く感じてしまうため、失恋の痛みがかんたんに癒えるということがありません。

別れた恋人との思い出がいつでも頭の中にあって、何度も記憶を繰り返したどり、幸せだった日々を自分の頭の中で再現します。

そして、「その幸せを失った今の自分」を認識し、ますますつらい気持ちになっていくのです。

つまり、記憶をたどることによって、自分で自分を苦しめているわけですが、一つのことにこだわってしまうの性格なために、苦しみながらもそうしないではいられません。

その結果、時間が経てば経つほど未練は募り、失恋の傷口はかえって大きくなってしまうと考えていいでしょう。

ふつうの人は、どんなに大きな失恋をしたとしても、新しい恋をスタートさせれば、失恋の痛みを忘れるにちがいありません。

粘着質な人も、新しい恋人ができれば、失恋の傷はある程度癒えます。

しかし、完全に癒えるということはなく、折に触れては元の恋人のことを思い出し、そのたびに心を痛めてしまうのです。

人に対する執着心が強いために、一度の失恋を長く引きずって、自分で自分を苦しめてしまうのが、粘着質の人の特徴ということになるでしょう。

 

粘着質な男や女の心理を理解しよう

 

いかがでしょうか。

粘着質な人というと男性を思い浮かべる人も多いかもしれませんが、男女関係がないことを最初に理解しておきましょう。

そんな粘着質な人に関わってしまうと、あなたのプライベートはズタボロになりますし、解決するには時間がかかるケースも少なくありません。

間接的に避けても、直接的に伝えてもそれが改善されないこともよくあります。

それはやはり粘着質な人はその行動自体がその人の欲求を満たすものだからです。

その心理をきちんと理解しておかないと、いつまでもちゃんした解決策を実行することができません。

相手は自分本位・自己欲求だけで動いていることを忘れないでおきましょう。

また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。

きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。



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