理解力がない人の特徴や原因と理解力を鍛える方法14選

理解力がない人があなたの周りにいるでしょうか。

何度仕事を教えても、理解できない、同じ仕事のミスを何度も繰り返す。

このような人と接するのは精神的にも辛くなってくるものです。

また、当の本人も失敗を繰り返してばかりで、自己嫌悪になってしまうこともあるでしょう。

では、なぜ理解できないことが続いてしまうのか。

そこで今回は理解力がない人の原因をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。



理解力がない原因

 

そもそも理解していようとしていない

 
ゆとり世代とは言いたくありませんが、やはりゆとり世代は人の話を否定的に捉える側面が多々あります。

そのような人たちに理解させる為には、一つの事柄を何故そのような背景で起きたのか、自分自身であったらどう考えるのか?までを一緒に考えて理解させないと難しいケースが多々あります。

しかしこの方法では各個人別に話をしなければいけないので、大多数の場合には非常に不効率になります。

そこで、ゆとり世代は横のつながりを重視していますので、その世代の中でも代表格の人間と綿密に時間を取って話をし、理解してもらえれば後は勝手に波及します。

横のつながりが強い世代だと申しましたが、良いことも悪いことも、瞬時に広がりますので、上手に話をすれば案外簡単です。
 

自分自身がいっぱいで理解できない

 
何時も何かに追われ、仕事やタスクを残してしまう人に多い傾向です。

そのような人には理解させる前に、その人の問題を取り除いてあげる事が必要になります。

相談するような口調で、現在何に追われているのか(家庭問題なのか仕事問題なのか、はたまた友人関係なのか)を紐解き、解決策を提示してあげます。

そうすると、その人のメンターとなり、その後の説明もゆっくり理解してくれます。



理解するだけの土台を持っていない

 

例えるなら、いくら優秀な幼稚園児に大学講義を聞かせえても無駄である事のように、その人の知識不足や人間としての成長不足がある場合もあります。

このような場合は理解させるのは難しいので、理解させたい内容を細かく砕いて、目標を持たせて話をしてみる事が一番効果があります。

極端な例ですがゴミ分別をいくら話しても理解してくれないとしましょう。

その場合、ゴミ箱を色分けし色で理解してもらう方法をとります。

そして一回実施するたびに褒めたたえてみましょう。

人間は自分が嬉しかった行動は、繰り返す生き物ですので喜ばれてうれしい事を繰り返すのです。

 

相手の話をキチンと聞かない

 

理解力がない人の原因として、相手の話を聞いているように見えて、しっかりと聞いていないということが有ります。

この人なんでこんなに理解力が無いのだろう、と思った人に対して「今なんて言ったか復唱してみて」と言ってみると、キチンと言えないといった人が多いです。

話を聞いている姿勢はとても良くて、返事もしているのに、言ったこととは違うことをやっていたりすると説明したのに本当に理解力の無い奴だなと思いますよね。

話を聞いているように見えていても、聞いている最中に全然違うことを考えていたり全く何も分からないまま威勢のいい返事だけをしてしまうというのも、理解力の無い人の特徴です。



自分だけが正しいという先入観が強い

 
理解力が無い人の原因として、自分だけが正しいという自己中心的な考え方が強い人が理解力が無い人と思われがちです。

理解力が無いというよりは、頭がかたく理解が出来ない、理解する努力が出来ないと言った方が分かりやすいでしょう。

小さなころから過保護に育てられたり、甘やかされて育ったりすることで自分が一番正しい、自分の考え方で行動する方が一番上手くいくというような思考回路でいる傾向があります。

そのため、会社の人や友達等に考え方を正されたりするときに、訳の分からない屁理屈を並べてしまうために、周りの人にとっては理解できない人なんだなと思われてしまうのです。

また、人から注意をされても、自分が正しいと思っているわけですから直そうとも思わない、相手の言っていることに聞く耳を持つ前に言い訳を並べてしまうという特徴が有ります。

言われている最中に、「だから」や「わかっているけど」などの言葉を多様していると、根本的に理解していないんだなと思われがちになります。

そして、結果的に理解力の無い人ととらえられます。
 

応用がきかない

 
理解力が無い人の特徴として、世間知らずで応用がきかないという傾向が有ります。

一度説明するのにも、細かく一から説明をしなければなりません。

そして、応用もきかないために同じことを何度も聞いてしまいます。

結果、理解力が無いと思われます。

例えば、上司が前回のことを踏まえて説明をしていても、応用がきかない訳ですから一から説明をされなければ理解できません。

結果的に何度も同じ質問をしてしまうことになりますよね。

知識を吸収する努力をせずその場しのぎで生きている人は理解力の無い人が多いです。



理解力がない人の特徴

 

分からないまま放置する

 
理解力がない人というのは、分からないことがあっても相手に聞き返すことはなく、そのまま放置してしまう特徴があります。

これは単純に分からなくても問題ないと考えているか、あるいは聞き返せばなぜ分からないんだと怒られるかもしれないと不安を抱いているなどといった理由が考えられます。

前者の場合は何も考えていない可能性が高く、理解できなかったことが原因で失敗するかもしれないとは露ほども思っていないのです。

そして後者の場合は信頼関係を築くことができていないことが原因であり、聞き返したいと思ってもなかなかそれができないのです。

このように理解力がない人というのは理解するための努力を放棄してしまい、分からないまま仕事に打ち込んだり、作業を行ったりなどとしてしまうのです。

このタイプの厄介なところは周囲に対しては分かっている風に見せかけている点です。

なので周囲の誰も実は理解していないということにまったく気づかないというわけなのです。
 

先走って勝手に解釈してしまう

 
理解力がない人というのは自分なりに解釈してしまう特徴があります。

例えば話の途中で結論に至っていないにも関わらず、勝手に結論付けてしまうのです。

自分勝手に解釈しているため、事実とは異なっている場合のほうが多く、こうしたタイプはとんでもないミスをやらかしてしまう可能性が高いです。

しかし当人は自分の解釈が間違っているとは思っておらず、これが正解だと思い込んでいるのです。

これも理解力がないからこそ、理解できなかった部分を想像で補ってしまうのです。

相手の話をちゃんと聞いているつもりでも、話の途中でこういうことだろうと結論を勝手に作り上げてしまい、結果的にまったく違うものとして受け取ってしまっているのです。

つまるところこういうタイプは相手の話をそのまま受け取ることができないということです。



何事に対しても無気力

 
理解力がないのは、そもそも何に対しても興味が持てないなどの無気力、無関心から来ていることかもしれません。

元々は頭の回転が鈍いわけでも知能が劣るわけでもないのに、理解力に乏しいのはこれらの原因が考えられます。

このタイプは何がきっかけで無気力になってしまったのか、あるいはどこに無関心の原因があるのかを考えない限り、いくら周囲が理解させようと努めても無駄に終わってしまう可能性が大です。

何しろ元々の理解力は決して悪くはなく、興味を持つことさえできればちゃんと話を理解できるはずだからです。

その原因となるものは過去のトラウマかもしれませんし、現在の環境における悩み事かもしれませんが、どちらにしても根気強く接していく必要があると考えられるでしょう。

その原因を特定し解決できれば、理解力のある人になれる可能性は高いと言えます。
 

考え方がかなり傲慢である

 
理解力がないからといって、その本人がそのことを自覚しているとは限りません。

いや、それどころか自分では理解できている、それでも話が通じないのは相手の理解力がないからだと他人のせいにしてしまっている場合さえあるのです。

例えばこちらは冷静に論理的な話をしようとしているのに、まったく聞く耳を持ってくれず激昂してしまう人はたまにいますよね。

そのような人は自分では理解力があり、話の分かる人間であると思い込んでいる可能性があります。

そして相手のほうに理解力がないからこそ、自分は怒っているのだというような思考を辿るのです。

このタイプの理解力がない人はかなり厄介で、周りがいくら理解させようと苦心しても自分の理解力不足を棚に上げて周囲を攻撃しますから、周りにしてみれば堪ったものではありません。



理解力を鍛える方法

 

本を読んでさまざまな考えを学ぶ

 
理解力を高めるための方法として読解力を向上させるのが効果的です。

文字としての情報は、頭に入ってこなければ何回でも繰り返し読み直すことで噛み砕いて咀嚼することができます。

理解力が低い人というのは本を読む力も低い傾向にありますので、まずは簡単な本からでもわからない部分をそのままにしない、不明な点を読み飛ばさずに隅々まで理解しようと努力をしてみてください。

会話でもコミュニケーションはよりスピーディーで、本のように何回もやり直しが利かないものです。

瞬時に相手の伝えたい意図を理解して返答するという高等テクニックをいきなり取得しようとしても難しいですから、読書で練習をしましょう。

まずは1日に30分程度からでも本を読む習慣をつけるようにしてください。

寝る前に読み、布団に入り頭の中で内容を整理することで「何を伝えたかったのか」を考えられる頭を鍛えられます。
 

仕入れた情報を要約する

 
会話をしているときや勉強しているときなど、入ってきた情報に対して重要な点を抜き出し要約するクセを付けるようにします。

特に相手と話をしている時は「考えること」と「交流すること」の両方を同時に行わなければなりません。

理解力の足りない人はこのうちの「考えること」の能力が弱まっていますので、理解力を高めるためにはここを鍛える必要があります。

情報の全体像を想像する、そしてそのうちの重要な点を見つけて相手が何を伝えたいのか結論を推測する、推測が正しいのか相手に答えを求めるという作業をクセ付けしていくことで地頭を鍛えましょう。

特にも物事が複雑化しているとき、話が長い人を相手にしている時にはこうした要約をすることで理解力を高めると共に頭を整理できます。

相手がいる場合には確認作業をして共通認識を作っていくことで、情報の単純化できるので便利です。



感じたことを相手に伝える

 
理解力が乏しくても会話をしていて疑問点を感じたり、憤りを感じたり、感動で心動かされたりなどさまざまな気持ちに駆られるはずです。

その際に相手の話をきちんと聞いているという態度を示すためにも、耳にしたことに関する意見を積極的に伝えていくようにしてください。

「この話を聞いて私はこう思った」ということを言葉にすることで、その話の内容をより深く理解することができるようになります。

インプットしたことをアウトプットすることで、復習ができるのです。

単純に聞き手に回るだけではなく、議論をする場などでも同様です。

自分が話を聞いてどう思ったかを伝えるためには、相手の意見を先入観や嫌悪感なくまずは受け入れてから意見をまとめて口にする必要があります。

感情的にならずに冷静に相手が何を言いたいのかを理解しようとしなければいけませんので、意識をすることで理解力を高めることができます。
 

言葉以外の伝達ツールを利用する

 
言葉や文章は気持ちを形にできる非常に便利な伝達ツールですが、そればかりに頼っていては理解が難しくなってしまうことがあります。

相手にわかってもらいたい、相手のことを理解したいという時にはそれ以外のものを有効活用するのがベストです。

たとえば仕事や勉強で文字ではわかりにくい部分でも、図形などにすることでパット見頭に入りやすい形にするだけで違ってきますし、難しいことを伝える際にもイラストなどになっていればより理解しやすくなります。

そうした視覚的な情報を利用していくことで自身の中で咀嚼していくことができれば、改めてそれを言葉としてどう伝えればいいのか余裕を持って考えていけるようになるのです。

言葉にすることが困難であると判断したときには、一度それ以外の方法に頼ってみてください。



理解力がない人は仕事に支障がでる

 
いかがでしょうか。

理解力がない人というのはどこの仕事場にも一人ぐらいはいるものです。

そのような人と一緒に仕事をするとなると、どうしても非効率になったり、非生産的になったりすることでしょう。

それを乗り越えて、最終的にはバリバリ仕事ができる人に育てばいいのですが、そう上手いこといかないのが理解力がない人なのです。

とはいっても放置するわけにもいかないですし、扱いがとても難しいですよね。

なので、まずはしっかりとその人と向き合って、原因を見つけることが大切です。

この作業は、自分が理解力がないのではないか?と考えている人にもかなり有効な方法です。

原因が分かれば対処する術は必ず見つかります。

時には、仕事に興味が持てないから、ということもあるでしょう。

そんな時はさっさと仕事を変えて、次で頑張るようにするのが良い決断です。

なんにせよ、こうして原因を見つけないといつまでも同じことの繰り返しなので、時間の無駄になってしまいますよ。

また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。

きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。



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