ノンバーバルコミュニケーションの重要性や例
あなたはノンバーバルコミュニケーションという言葉を聞いたことはあるでしょうか。
これは非言語コミュニケーションのことを表す言葉なのですが、それでもいまいちピンとこないという人が多いはずです。
しかし、ノンバーバルコミュニケーションを知っているかどうかで、相手との関係性が大きく変わることだって十分あり得るほど大切なものです。
そこで今回はノンバーバルコミュニケーションについてご紹介していきますので、ぜひ最後までご覧ください。
ノンバーバルコミュニケーション・非言語コミュニケーション
ノンバーバルコミュニケーションとは
非言語コミュニケーションのことです。
コミュニケーションには二つの種類があります。一つはバーバルコミュニケーション(言語的)と言って、通常のコミュニケーションのことです。主に会話ですね。もう一つがノンバーバルコミュニケーション(非言語的)と言って、言葉以外でのコミュニケーションがあります。
具体的に例をあげると、声、表情、振る舞い、服装などがあります。特に第一印象を左右することが多いのが、言葉によらないノンバーバルコミュニケーションです。
ノンバーバルコミュニケーションの重要性
話す言葉の内容は7%に過ぎず、残りの93%は顔の表情や声の質によって他人を判断しているというのです。実際には身だしなみ、そしてしぐさも影響するのでしょう。 こういった実験もあるくらいです。これはマレービアンの法則、もしくはメラビアンの法則と呼ばれています。若干注意が必要なのは、この実験結果は限られた条件下でのこと、100%鵜呑みにしてはいけません。言葉よりも表情やボディランゲージが絶対に強い!というわけではありません。ただし、ノンバーバルでのコミュニケーションやボディランゲージをお話する上で、良い素材なのは間違いないでしょう。 同じ台詞をしゃべったとしても、人によっては、ある人の話は説得力があってわかりやすかったり、またある人の話は全然伝わらなかったりするのです。これは主にノンバーバルコミュニケーションが原因といえるのです。
話し手の印象を決めるのは、「言葉以外の非言語的な要素で93%の印象が決まってしまう」ということがわかりました。
視覚情報 (Visual) – 見た目・身だしなみ・しぐさ・表情・視線 … 55%
聴覚情報 (Vocal) – 声の質(高低)・速さ・大きさ・テンポ … 38%
言語情報 (Verbal) – 話す言葉そのものの意味 … 7%
実は、言語的な部分は1割にも満たない、7%しか相手に伝わらないのです。
出典 バーバルコミュニケーションとノンバーバルコミュニケーション
ノンバーバルコミュニケーションの例
①「身体動作」:身振り、姿勢、表情、視線、瞬目、瞳孔反応など、体の動き
②「身体特徴」:スタイル、頭髪、皮膚の色、体臭、容貌など
③「接触行動」:自分や他人の体に触れる行動、スキンシップなど
④「近言語」:発話に伴う形式特徴、音声の音響学的特徴、泣き・笑い、間投詞など
⑤「プロクセミックス」:空間の認知、対人距離、パーソナルスペース、なわばりなど
⑥「人工物の使用」:化粧、洋服、装飾品など
⑦「環境」:建築様式、インテリア、照明、標識、温度など。「環境」
出典 7種類の「非言語コミュニケーション」:言葉を超えて伝わる物語
ペイシングの原理は単純です。親しい間柄の人間同士は、そのしぐさや口ぐせがなぜか似てくる、というものを、心理学的に検証して生まれたものです。
例えば、親しい友人同士、恋人同士がカフェなどで並んで座っているとします。そのふたりを観察すると、細かい身体のしぐさが似てくることに気づきます。
一方がテーブルの上に肘をつけば、もう一方も自然に肘をついていたり、一方がコーヒーカップに口をつけたら、もう一方も無意識にコーヒーカップを手に取り口につける・・・
このような状況、誰もが経験したことがあると思います。
このように自然にしぐさが似てくるとき、互いに間には「親和性」が流れているのです。
ペイシングは、この「親和性」を強制的に作る技法です。
出典 人に好かれるノンバーバル・コミュニケーションとは?
ノンバーバルコミュニケーションを活用したゲーム
言語による自己紹介「こんにちは、○○と申します。よろしくお願いします」
非言語によるコミニュケーション
自己紹介:握手、包容など。
誕生日順に並び替える
非言語で自己紹介するときに何を気をつけましたか?目を合わす。笑う。姿勢を低くするなど
グループエンカウンターをスムーズにおこなうために
あっち向いてホイ:5回勝った人にみんなで拍手しましょう。
動物自己紹介:自分を動物にあてはめて「○○の森竹です。よろしくお願いします」のように自己紹介をしましょう。
出典 和気あいあいとした雰囲気を作るコミュニケーションゲーム
ノンバーバルコミュニケーションは恋愛でも仕事でも活用できる
いかがでしょうか。
言葉にすると少し難しく聞こえるかもしれませんが、具体的な事例を知るととてもシンプルです。
言語を使わずに相手に伝えること、という認識をしていれば間違いないでしょう。
それは身振り手振りだったり、表情だったり、モノや環境だったりも当てはまります。
さらにはインスタグラムのような画像に特化したSNSもノンバーバルコミュニケーションといっていいですね。
このノンバーバルコミュニケーションはとても重要で、言葉だけで伝えるよりもさらに効果が高まることがわかっています。
仕事で相手を説得する際や、好きな人に対してアプローチする際も重要な要素になってくるので、しっかりと覚えておくといざというときに役に立つことでしょう。
また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。