人生観が変わる本3つ

あなたは人生観が変わる本に出会ったことはあるでしょうか。

自分の人生を変える出会いというのはたくさんありますが、人だけでなく、本との出会いも素晴らしいものです。

人が一生のうちに出会える人は限られているため、その分、本で内面を深めようとすることは、本当に意義のあることです。

では、人生観を変えてしまうような素晴らしい本とは、具体的にはどんな本なのでしょうか?

そこで今回は人生観が変わる本をご紹介していきますので、ぜひ気になるものは手に取って読んでみてください。



人生観が変わる本

 

「がんばらない」鎌田實

 

長野県を中心に、地域医療の充実を目指し、学生時代から奮闘してきた医師の自伝的エッセイで、TVドラマにもなりました。

日本人の美徳と考えられてきた「頑張る」ということを根底から覆す「がんばらない」というタイトルは、ある意味衝撃的です。

しかし、決してマイナス思考を推奨しているものではないということが、

この本を読み進めていくうちにわかってくるのです。

「頑張れ、と言われると、余計プレッシャーを感じて、どうしていいのかわからなくなる」という人も多いようです。

「自分は今でもこんなに頑張っているのに、これ以上何を頑張れば良いのか」という気持ちになってしまうのです。

この圧迫感が、どんどん人をダメにしていく、

とこの本では言っています。

「つらくなったら、頑張らない時があってもいいじゃないか、たまには逃げてもいいじゃないか」というゆとりが大切なのだということを、この本の著者である鎌田氏は、全編にわたって言っています。

もちろん、やけになって投げ出したら、そこで全ては終わります。

でも、そういう最悪の結果にならないためにも、「たまには逃げ出す」「たまには頑張らない」ということの大切さを教えてくれる本です。

ついつい日々ストイックになり過ぎてしまったら、ぜひ開いてほしい1冊です。



「ザ・シークレット」ロンダ・バーン

 
「何かほしいもの・実現させたいものがあったら、ひたすら努力・忍耐・根性で、頑張って手に入れる」これが今までのやり方でした。

しかし、どんなに努力しても、報われる人と報われない人がいるのはどうしてだろう、ということを解明していった本が、「ザ・シークレット」なのです。

「報われる人」というのは、自分の願いに向けて、ワクワクしながらポジティブな気持ちで向き合い、良い結果を引き寄せるための磁石になるのだそうです。

だから、結果的に報われるのです。

そして、物事に前向きに向き合うからこそ、感謝の気持ちも生まれてきます。

この感謝の気持ちこそが、更に願いを叶えやすい体質を作ってくれるのだそうです。

「良いものは、良いものを次々に呼び込む」ということなのだそうで、「類は友を呼ぶ」というものと全く同じなのです。

逆に、「報われない人」というのは、自分の願いに向けて「何でいつまでたっても願いが叶わないのか。もう嫌になる!」といったようなマイナスの気持ちを発してしまうので、どんどん良い結果が遠ざかってしまうのだそうです。

「悪いものが、どんどん悪いものを呼び込んでいく」という典型例です。

この法則を知ると、ただガツガツ頑張れば何でも実現できるというわけではないことがわかり、努力の方向性を変えていくきっかけになります。

いくら努力しても思うような結果が出ない、と悩んだ時にオススメの1冊です。
 

「釈迦」瀬戸内寂聴

 
耽美文学の巨匠・瀬戸内寂聴による、釈迦(ブッダ)の伝記です。

社会科の教科書などでしか目にしなかった釈迦という人物を、非常に人間臭く、魅力的に描いた小説で、「仏教の祖である偉人の伝記」というよりも、「人間・釈迦の一代記」といった本で、釈迦に対して非常に親しみを持って読み進めることができます。



釈迦という1人の人物の生き方を通し、「生きることの甘美な素晴らしさ」と、「何かを悟るということはどういうことか」を、非常に丁寧に、自分の中に落とし込んでいくことができます。

ひたすら歩き、出会い、悩み苦しむことによってしか、人は前に進むことができないということを、改めて教えてくれる本です。

「人生に近道はないのだ」ということも、この本を読むとよくわかります。

どんな時代においても、結局人間は、アナログな生き方しかできないのかもしれません。

そのような「人間としての限界」を知り、謙虚さを知るということに、この本は大きく貢献してくれます。

元々は王子として生まれ、後に裸一貫で出家して苦難の道を歩むことを選んだ釈迦。

それだけスケールの大きな人生を送っても、「人はやはり1人の人間にすぎない。だからこそ、自分が送ることのできる精一杯の人生を送ろう。」という、非常にシンプルな悟りに行き着いたのです。

しかし、これこそが、人生で最も尊いものであるということを、この本は優しく教えてくれます。
 

人生観は出会いの数で変わる

 
いかがでしょうか。

自分の今までの価値観を、気持ち良いくらいひっくり返してくれる本は、人生観を前向きに変えてくれます。

そのような本と1冊でも多く出会うということは、これからの人生における大きな財産になることでしょう。

また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。

きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。



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