パワフルな人の特徴とパワフルな人になりたい人がやるべきこととは?
あなたの身近にいつもパワフルな人はいるでしょうか。
何をするにしても気合が入っており、パワーが満ち溢れている人はどんな環境でも一人ぐらいはいるものです。
その人がいることで現場の空気が一転し、明るくなることもありますが、決してそれだけはありません。
そこで今回はパワフルな人の特徴とパワフルな人になりたい人がやるべきことについてご紹介していきます。
パワフルな人の特徴
自信がみなぎっている
パワフルな人には自信家という共通点ありますが、特徴的なのは自信がみなぎっていて、周囲の人にその自信がダイレクトに伝わるということでしょう。
自信家の中には、人には謙遜して、あえて自分に自信があることを隠そうとする人も少なくありません。
人前では「自分なんて」とへりくだって見せながら、実は自分の実力に自信があるというケースです。
パワフルな人は違います。
自信があることを人に隠そうとはせず、その自信を表に出して、堂々と自分の信じる道を突き進もうとします。
自分で「こうだ」と一度決めたら、迷うことなくその道を直進するのですが、その際、自分の判断や力に自信を持っていることをまったく隠そうとはしません。
パワフルな人に圧倒されてしまうケースも少なくありませんが、それはその人に自信がみなぎっているためと考えていいでしょう。
自信がみなぎっているというのは、つまり、自分に自信があることを言動や態度、雰囲気などで表に出しているということです。
そこにはつまり、パワフルなオーラが漂っているのです。
パワフルな人に圧倒されてしまう人は、そのオーラの圧力に負けてしまっているということになるでしょう。
そのオーラのもとになっているのは、みなぎる自信にほかなりません。
リーダーシップがある
パワフルな人は、自分の判断や、自分が進もうとしている道は正しいという自信を持っています。
ですから、周囲にいる人にも、自分と同じ道を進むように勧めることが少なくありません。
つまり、周囲の人を引っ張って、信じる道を進もうとするわけですが、そこに自然に生まれるのが強いリーダーシップと言っていいでしょう。
ひとくちにリーダーと言っても色々なタイプがあり、調整型のリーダーもいればコーチングによってメンバーの力を伸ばすタイプのリーダーもいます。
パワフルな人は、強いリーダーシップを発揮して、「自分についてこい」と先頭に立つタイプのリーダーです。
先ほどもお話しした通り、パワフルな人には人と圧倒するようなオーラがありますが、それも強いリーダーシップにつながっているに違いありません。
ですから、グループの中にあっては自ら進んで先頭に立とうとしますし、他のメンバーも自然にそのあとに従いやすいのです。
パワフルな人は精神力もありますから、ピンチに立たされたり困難に直面してもくじけてしまうことはありません。
それも、強いリーダーシップを発揮できる要素と考えていいでしょう。
健康的で心身ともに持久力がある
どんなに内面が強く、精神力があってポジティブだとしても、病弱で不健康な人を「パワフルな人」とは呼びません。
パワフルな人には周囲の人を圧倒する力がありますが、その力のもとになっている大きな要素が「健康的」ということなのです。
パワフルな人が周囲の人に強いオーラを感じさせたり、たのもしいリーダーと思われるのは健康な肉体を持っているためにほかなりません。
健康的で体力に優れているわけですが、特にポイントになるのが持久力でしょう。
何かの目標に向かって自分を信じて邁進しているとします。
最初のうちはパワフルに歩みを進めていたのに、すぐに心身ともに疲れてしまい、その歩みが停滞しまうようでは、とうてい目標を達成することはできませんし、人から「パワフルな人だ」という評価を得ることもできません。
心身ともに持久力があり、最初のパワーがいつまでも持続する人、その結果、目標を達成したり、チームを成功させたりできるのが、真の意味でのパワフルな人なのです。
パワフルな人の条件は、瞬発力ではなく持久力です。
心も体も強い持久力を持っていて、力強い歩みを長く続けることができるというのが、パワフルな人の特徴と言うことになるでしょう。
パワフルな人といると疲れる理由
自分の体力まで奪われるから
パワフルな人といると、しばしばそのすさまじい勢いに押し負けてしまいます。
その溢れんばかりのパワーを受け止めること自体にも体力が必要となりますし、そんな人に付き合わされることで更に体力を消費することになります。
こういった調子で、その人によってまるで体力が奪われていくかのように、みるみるうちに疲れていってしまうのです。
アップテンポで激しい音楽を聴くと気分は上がりますが、四六時中聴き続けているとさすがに疲れてしまいますよね。
また、気分が落ちている時に聴いても心に響くどころか騒音にすら感じてしまうこともありますよね。
それと同じように、延々とパワフルな人のオーラを一身に浴びていると誰だって疲れてしまうものなのです。
誰しも自分のペースを持っているものですが、それを外からの刺激でかき乱されるというのは無意識でも負担となります。
それが疲れとして表面に出てくるのには個人差がありますが、全く何も感じないという人はいません。
一度疲れを覚えると、それに抵抗する気も削がれてしまい、ズルズルと相手のペースに引きずられて疲れを重ねていくというスパイラルに陥ってしまいます。
影響力が強いから
パワフルな人というのは、その力強さを周囲に振りまいて常に人を感化させます。
「この人はいつも元気で頑張っているから自分も頑張ろう」、「この人に負けないようにもっとやる気を出そう」、というように、人を奮起させる程のポジティブな力を持っているのです。
しかし、時にはこの影響力の強さゆえに人を疲れさせてしまうという難点も。
パワフルな人といるとつい頑張りすぎて、自分のキャパシティを超えるくらいに無理をしてしまうこともあります。
パワフルな人のモチベーションや行動力の高さを自分のものを見比べて、劣等感や無力感に苛まれてしまうこともあります。
悲しいことに影響力の強い人というのは、その人に一切の悪気がなくても、他人の心を蝕んでしまうものなのです。
太陽は地上を明るく照らしてくれますし、暖かさや居心地の良さを与えてくれますが、場合によっては人の身を焼き焦がしてしまいます。
それが苦しいというのなら、程々の距離感と程々の頻度で近づかなければなりません。
パワフルな人の影響力にあやかるといいこともたくさんありますが、同時にリスクも伴うものということですね。
静かな感情を共有できない
人の感情というものは激しいばかりではありません。
ほのぼのとした光景に口元が緩んだり、ちょっとしたことにしんみりと寂しさを感じたり、穏やかな楽しさに心癒されたり、ふっとこみあげる悲しみに思いを巡らせたり、落ち着いた雰囲気の中に漂ってひっそりと味わう感情もたくさんあります。
しかし、パワフルな人とは基本的にそういった静かな感情を共有することができません。
そういった静かな情緒に、激しさよりも良いものを見出すことができないのです。
パワフルな人だってそういう気分に浸ることもありますが、人と一緒にいる時にそれを分かち合おうとはしません。
人というのはお互いに物事や感情を共有することで慰めや安心感を得ます。
パワフルな人とはそれができないために、一緒にいて疲れてしまうのです。
また、自分が一人で静かな感情を反芻していたいという時にもお構いなしに、パワフルな人は自分の激しい感情をぶつけてくることがよくあります。
穏やかな気分や感傷に浸りたい時、そばにパワフルな人がいるとそのギャップから生まれる化学反応のおかげで疲れてしまうということですね。
パワフルな人になりたい人がやるべきこと
明るい時間に外出をする
パワフルな人というのは、とにかく活気に溢れていて周囲の人も明るい気分になれるような人です。
落ち込んでいたりじめじめしているような人は、端から見てもどこか気持ちが沈んでしまうような印象ですよね。
そのため、パワフルな人になるにはそもそも本人が元気で、健康的に楽しく過ごすことが1番の近道でしょう。
例えば毎日の食事に気をつける、生活習慣を整える、など根本的な改善が多く必要になってきます。
これらは長期的な対策となってきますから、今すぐ効果が欲しい人には少し物足りないかもしれません。
そういった場合は、ちょっと簡単な方法として「明るい時間に外出をする」ことが非常にオススメです。
生き物は大抵、太陽の光を浴びて活力や生命力を得るようになっています。
人間といえど例にはもれず、太陽の光が精神的にも身体的にもとても重要だとされているのです。
自宅と職場の往復しかしていない、室内での仕事だから太陽ほとんど浴びていない、そんな人も多くいるでしょう。
特に目的がないとしても、たまにはちょっと腰を上げて近所を散策してみたりするのもひとつの手です。
スッと爽快な気分になれて、なんでも出来るようなパワフルな気持ちが湧いてきます。
思い立ったらすぐ行動する
何かいいこと思いついたり、逆にやらなければいけないことを思いついたりした時、すぐ行動できる人は多くありません。
しかし、パワフルな人と言うのは周囲が驚くほど何かに対するアプローチが素早いのです。
仕事、人間関係、はたまた個人的な趣味の事など様々ありますが、パワフルな人はどれも思いついたらすぐ行動に移します。
サポートを得られそうな相手に対してアイディアを送るのも、非常に早いという特徴があります。
そのため、こういった人は仕事で成功して、そこからまたさらに高みへと登っていくのがとても早く上手ですよね。
もちろんこれらは簡単なことではありませんし、エネルギーや行動力・スケジュール能力も必要でしょう。
けれどパワフルな人は、思い立ったことをすぐに行動すればより望ましい結果が得られると経験から知っています。
実際に何事も後回しにしてしまうより、手早く行った方が効率も良く理想に近い状態で仕上がるものです。
仕事にかかわらず今ある課題への取り組みや部屋の掃除といった、小さく些細なことで構いません。
何かをしようと思い立ったなら、面倒くさがらずその場で行動することが、パワフルな人になることにつながるでしょう。
自分の目的を意識する
なぜパワフルな人というのはエネルギーが溢れていて行動力もあり、楽しげに過ごせているのでしょう。
パワフルではない人間から見ると、生まれつきのもののような手に届かない羨ましさを感じてしまいます。
しかし、実はちょっとした事で誰でもそういったパワフルさを身につけることができます。
それは自分がこれだと思う「目的」や「夢」を持って日々を過ごす、というとても単純な話なんです。
野望や将来へのプラン、なりたい自分のイメージ、そういう完成された理想がある人はそこに真っ直ぐ突き進んでいきます。
時間は有限ですから、目的を叶えるためにはゆっくりダラダラと過ごしていられる時間は、あまり多くありません。
やらなければいけないことがあっちにもこっちにも、手が足りないほどにとてもたくさんあるからです。
ですが、その確固たる目的に向かって努力しているときの人間はどこかキラキラしていて、眩しく見えますよね。
すなわちこれがその人の「パワフルさ」の根源となり、不思議なほどにエネルギーがみるみる湧いてくる理由です。
もしこの先何をしたいのか、今何を目指しているのかなどが自分でわからない人はまず、そこから変えていくのが良いでしょう。
パワフルな人が苦手なら関わらないこと
いかがでしょうか。
パワフルな人は周りに元気を与えることが多いですが、その元気さ故に苦手だと思われてしまうことも少なくありません。
あなたもそうであれば、あまり関わらないことをおすすめします。
パワフルな人に囲まれていると自分も同じタイプの人間になって、人生観や性格が変化するケースがありますが、もちろん全員に当てはまるわけではありません。
むしろ「周りに合わせないと!」と無理をしてしまうことで心身ともに疲弊しきってしまうこともよくあるのです。
人は本来持っている性格というものがあります。
これは生半可なものでは変えることができません。
今まで体育会系とは一切無縁に生きてきた人が就職を機に、そのような環境に入ったとしたらどうなるでしょうか。
多くの人は順応できずにどこかのタイミングで潰れます。
これは極端な例ですが、人間には得手不得手があることをしっかりと覚えておきましょう。
それを度外視して環境を選んでしまうと、後悔することになります。
また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。