八方美人が抱える悩み7つ
あなたは自分で八方美人だと感じることはあるでしょうか。
また、この人は明らかに八方美人だなぁと感じる人は身近にいるでしょうか。
実際に、八方美人な人は、どこの環境にもいるものです。
あ、この人は八方美人だな、と他人に気付く事もあれば、もしかしたら私は八方美人かもしれない、と自分に気付く事もあるでしょう。
八方美人とは、誰にでも良い顔をする、との意味でもあり、悪い事ばかりではありませんが、度が過ぎてしまうと他人も自分も悩ませてしまいます。
そこで今回は八方美人が抱える悩みについてご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
八方美人とは
だれに対しても、如才じょさいなく振る舞うこと。また、そのような人。どこから見ても欠点のない美人の意から。
八方美人な人の特徴としては、誰に対しても否定をせずに、同意をするということが挙げられます。
その時は、相手も話を聞いてくれて、とても満足なのですが、
人間関係はそれほどシンプルなものではありません。
他の人が、先ほどの人の悪口を言ってきたとして、それも同意してしまうと、
八方美人な振る舞いになります。
面倒なトラブルを起こしたくない、関わりたくない、嫌われたくないという思いからの行動ですが、結果として、八方美人な人とは悪い意味で使われることが多いのが現実です。
八方美人の悩み
そんな八方美人な振る舞いをしている人にはたくさんの悩みを抱えているものです。
1つずつ見ていきましょう。
八方美人を嫌いな人が多いのを知っているのにやめられない
いわゆる「八方美人」は嫌われるといいます。
本心で何を考えているか分からず信用できない、顔色をうかがう態度が嫌、
などが嫌悪感を持たれる理由として挙げられます。
出典 八方美人をやめたい! 八方美人が抱える悩みとは
八方美人になる人は、無意識において「低い自己評価」に苦しんでいるのだと言います。
心の底で漠然と、実際の自分は他人には好かれないと思い込んでおり、
他人に合わせた自分なら好かれると錯覚している状態なのだと。
出典 八方美人をやめたい! 八方美人が抱える悩みとは
よし、今日から八方美人をやめよう!といって簡単にやめられるものではありません。
その人の生活スタイルの一部になっているので、当たり前の行動になってしまっているのです。
また、こういった振る舞いをしないと、周りから相手にされなくなったり、嫌われたらどうしようという不安を常に抱えていることもよくあります。
他人を信用できなくなった
過度な八方美人となると、嘘をついてまで他人に合わせてしまいます。
他人に拒絶されたくないあまりに同調してばかりであり、いつもうんうん、と頷いてばかり。
他人に合わせるあまりに、不本意な事にも頷き続けます。
そんな自分だから、他人も嘘をついているのだ、と思い込むようになりがち。
他人と会話をしていても、「この人も私と同じように嘘をついて同調しているのだろうか」と信用できなくなってしまいます。
八方美人の人は嘘をつくのが得意ですが、他人の顔色を伺ってイエスマンに徹してばかりいるために、本当の信頼関係を築いた経験が無く、他人が嘘をついているのか否か見分けるのが難しくなってしまいます。
自分が平気で人を裏切り、人によって意見を使い分けているために、他人も自分と同じように卑怯なのだと疑心暗鬼になります。
八方美人は悪い事だけではありませんし、いきなり八方美人を直そうとしても無理があります。
八方美人ながらも、少々本音を交えながら他人と話すようにしてみましょう。
素直な気持ちを表現できない
例えば、対立したAさん、Bさんの二人の間に立ったCさんが、Aさんの前でBさんの愚痴を言って、Bさんの前ではAさんの愚痴を言って…「あんたどっちにもイイ顔ばっかしてどっちの見方なのよ?」といった具合…。
それでは責められるのも無理ありません。
こんな具合のCさんは、私から言えば八方美人というより八方ブサイク!!
二人の人がいれば、それぞれに魅力があり、短所だってあります。だけど私は私なのだから、どちらかの肩を持つ必要もないのです。
そんなのどっちだっていいし、どっちの見方でもない。というのが本心。
もちろん自分がそうしたくないのなら二人と対立する必要だってありません。
出典 八方美人て悪いこと?
気持ちを素直に表現できるのであれば、最初から八方美人な人は絶対になりません。
上記でもお伝えしたように、周りからの評価・評判を異常に恐れているので、自分の思いを押し殺してしまうようになり、同意をするのが八方美人な人だと言えるでしょう。
「あの人は八方美人だ」と他人から距離を置かれる
一見するとこちらの話に必ず同意してくれますし、友好的なタイプの人物です。
しかし裏を返せば個々の意見がなく、本心が読めないタイプですのでなんだか信用できなかったりどう話していたらいいのかわからないという方も多いタイプであると言えます。
出典 陰口は厳禁!八方美人な人との会話のコツ
八方美人だとバレない間は、いい人だな、と他人から好印象を持ってもらえやすいのですが、八方美人だとばれてしまうと他人からは信用されなくなってしまいます。
八方美人の人は、ボロが出まいと必死に人間関係の維持に努めていますが、それでもどこかでボロが出てしまいますし、ある程度対人経験のある人ですと八方美人だ、と気付かれます。
あの人は適当に同調してばかり、相手によって意見が異なる、本音を言わないから信用できない、と他人が近付いて来なくなります。
上辺だけの話し相手は多くできますが、本音で話し合える相手はいなかったり、深い話には参加できなかったり、と一歩引いた人間関係しか築けません。
上手に人付き合いをしている人は、他人を気遣いながらも本音を伝える事ができています。
本音で対話するために他人から信用され、深い人間関係が築けています。
そういった人をお手本にしながら、深い会話にも参加してみましょう。
反論を怖れずに自分の意見を言ってみると、自信もつくようになります。
間違った意見を言ってしまっても、そこで間違っていたと気付け、勉強ができます。
本当に助けてくれる人がいない
結論を先に言えば、八方美人は敵もつくりにくいかわりに、味方もつくらないということです。
敵が、あるいは自分と意見を異にする人が少ないということは、とりもなおさず自分に味方してくれる人も少ないということです。
これ本当ですよ。
自分に味方してくれる人が少なければ、その人の生き方は自然に苦しいものになってしまうということです。
もっと分かりやすく言えば、自分が苦しいときに助けてくれる人が少ない、あるいはいないということになってしまうのです。
八方美人な人は、友人関係が広く浅くになりがちです。
そのため、本当に困った時に、誰も助けてくれない、誰も頼れる人がいないという状況になります。
そうした事実に愕然として、いままでの言動を後悔する人も少なくありません。
本当の自分が分からなくなる
優柔不断、自分に自信が無い、自分の意見を主張できない、という人が八方美人に陥りがち。
元々自己が希薄ですので、他人に合わせて同調している内に、本当の自分が分からなくなってしまいます。
他人によって自分を使い分けている八方美人の人ですと、まるで多重人格かのような錯覚すらしてしまいます。
他人に合わせる事が通常ですので、自分の本当にやりたい事、自分の本当の意見を見失ってしまい、空っぽになってしまいます。
自分の意見が無いために、もはや他人のための人生かのようです。
自分の本能を押し隠しているために、ストレスが溜まりやすくもなります。
たまには自分が何をしたいのか、自分の心の声を聞いてみましょう。
他人に迷惑を掛けない本能でしたら、是非実行してみてください。
自分を解放する事で、見失っていた自分が見えてきます。
誰にも本音を言えず不満が溜まる
他人に本音を言う事ができないために、不満は自分の中に溜めてしまいます。
八方美人ですので、本音で相談に乗ってくれる親友もできにくいですし、もし親友がいても八方美人の人は愚痴を言って嫌われたくないから、と相談をしようとしません。
八方美人の人は無理をしてしまうために、ストレスが溜まりやすく、一人で苦しみがちです。
八方美人の理由は、他人に嫌われたくないから。
しかし、万人に好かれる人間などおりません。
一人の人を嫌いだと言う人もおれば、好きだと言う人もいるのが普通です。
他人に嫌われてもどうってことはない、と自分をさらけだしてみましょう。
案外、本音で生きてみても受け入れてくれる人は現れます。
八方美人は短所のほうが目立つ
いかがでしょうか。
八方美人の人を見ると、誰からも好かれていていいな、おおらかでいいな、と感じるかもしれませんが八方美人の人にも、八方美人ならではの悩みを抱いているものです。
誰からも好かれていていいな、おおらかでいいな、と他人に思われたいがための八方美人でもありますが、内心ストレスが溜まっていては、自分が損をして他人を気持ち良くさせてあげているだけです。
笑顔で誰にでも、はい、と頷く事ができる八方美人は世渡り上手。
仕事関係など、社会においては非常にお得な才能です。
けれどもせめて、プライベートでは自分の本音を解放してあげてください。
また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。