マイナス思考な人の特徴と克服方法
by Fabio Venni
マイナス思考に陥りやすい人が増えているようです。
このマイナス思考というのは自分に自信がない、過去の失敗体験がトラウマになっていることなどが影響しています。
「いやぁ、自分にはムリだよ」
「ぜったい上手くいかないよ」
なんていう人と話したことはありませんか?
あなたが前向きになっていればいるほど、
相手のそのような態度にイライラしたり、落ち込んだりしてしまうでしょう。
もしかしたらあなたも相手にそうしているかもしれません。
そこで本日はマイナス思考を克服する方法をご紹介します。
【目次】
・マイナス思考を克服
・マイナス思考な人の特徴
マイナス思考
マイナス思考は常に誰でもあります。
まったくないという人のほうが珍しいでしょう。
心配で、不安で、あれこれ考え込んで、ストレスになってしまう事もあります。
一時的にとはいえ、マイナス思考の状態からは早めに抜け出すことが大切です。
一時的なマイナス思考でも、長期的なマイナス思考でも以下方法を試してみて、プラス思考に切り替えましょう。
朝型人間になる
人間、朝日を浴びると、自然にプラス思考になります。
たとえば、
「朝日を浴びながら散歩をしていると気分が落ち込んでしまう」
という人はいませんよね。
仕事や勉強に対してマイナス思考になりがちな人には、ぜひ、早起きして早朝の散歩をすることをおすすめします。
ウォーキングではなく、気軽で気ままな「お散歩」の方が効果的でしょう。
家を出て東へ、朝日に向かって歩くことがオススメです。
往復30分ぐらいの距離がおすすめですが、やっぱり朝は忙しいものです。
時間がとれなければ10分でもかまいません。
夜はなるべく早く休み、早起きして朝日を浴びる生活、つまり朝型人間になると、自然にプラス思考になるはずです。
これは「体質改善」によって「思考改善」する方法だといえます。
休日にはハードなスポーツをする
マイナス思考の人はとても真面目で、ものごとについて深く考えすぎる傾向があります。
それをあらためるためには運動、それもできるだけハードなスポーツをすることが有効です。
体を激しく動かしているときには、余計なことを考える余裕はありません。
たっぷり汗をかくと気持ちもスッキリ!
体が疲れていますから、夜もぐっすり眠れるでしょう。
ただ、球技などの団体競技、相手と戦うようなスポーツだと、それをしている間もマイナス思考をしてしまいかねません。
ですから、水泳や長距離走、あるいは山登り、スキューバダイビングなど、1人でできてしかもハード、という種目を選ぶといいでしょう。
マイナス思考を自己分析する
「自分はどういうシーンでどのようにマイナス思考してしまうのか」を考え、思いつく例をできるだけたくさん、紙に書き出してみましょう。
そして、その1つ1つについて、
「プラス思考の人なら、どういう考え方や行動をするか」
を考え、赤字で書き込んでいきます。
つまり、マイナス思考の考えかたや行動を「添削」してみるのです。
「こういう状況のときに、自分はこういう考え方をした」と自己分析し、それがプラス思考ならどう変るかを想像する。
このようなリフレーミング療法をくりかえしていくと、プラス思考が無理なく身につくはずです。
自分との差があり過ぎる人とは付き合いを控える
世の中には素晴らしく華やかな人もいれば地味な人もいます。
自分との差が激しい人とお付き合いすると、
楽しい気分は味わえるかもしれません。
そうすることで「よーし、頑張るぞ!」とポジティブシンキングになる人もいます。
しかし一方でいざ一人になったとき、相手との落差を比べてしまい、がっかりしてしまう人もたくさんいます。
そうしてマイナス思考に陥って疲れてしまう事もあるのです。
人間関係も自分と同じ価値観(主に金銭面、性格)などが似た感じの人とお付き合いするのが一番落ち着くといいます。
「この人はすごいけど会うといつも悲しくなってしまう・・・」
といった事があるのであれば、その人はあなたをマイナス思考にさせてしまっている原因の1つであるでしょう。
人間関係を改める一つのキッカケだともいえます。
ギャグ漫画、お笑い、面白い物をいっぱい取り入れる
マイナス思考なときほど、暗い作品などは余計落ち込んだり、気分が悪くなったりします。
そういう時にはお笑いのDVDを視たり、ギャグ漫画や面白いエッセイ等を読んで気分転換になり元気を出す事がオススメです。
人は笑う事によって気分も良くなります。
またそういった物を読む事で会話の幅も広がり楽しい一時を相手に与える事もできるようになるでしょう。
中には生き方のヒントになる事がエッセイには書かれています。
「だからこの人はこうなんだ!」と書き手の事を考えさせられる事もあり、新たな発見をすることもたくさんあるでしょう。
スルースキルを身につける
「もしこれが失敗したら・・・」
など、常に不安に陥られる状況は誰にもありますよね。
そんな時に口が悪い人に相談してしまったり、聞かれてしまうとより悪い方向へ物事が進みます。
キツい言葉で返事がくることもあり、もしかしたら余計ダメージを受けてしまうかもしれません。
悩んだときなどは、相談する相手はしっかり選ぶべきでしょう。
人は相談を聞いてくれるだけで救われる事もあります。
愚痴を言うだけでスッキリする人もいます。
時には愚痴聞き専門のダイヤル等を利用してみるのも1つの手段でしょう。
良い聞き手さんに話し、聞いてくれた人には嫌な話を聞いてくれたお礼はきちんと言うと、自然とマイナス思考を払拭できているはずです。
「失敗は成功のもと」という考え方を信じる
この考え方は、プラス思考になるためにはとても大切な考え方です。
仕事で失敗したり、解決が困難な問題が続いたりするときは
「心が折れてしまう」こともあります。
「自分は何をやっても上手くいかない」なんてマイナス思考にどんどん深煎りしていきます。
しかし、周りの人たちを見てみて下さい。
今現在、成功しているといわれているような人は、
今まで何回の失敗しているでしょうか?
自動車王と呼ばれたヘンリー・フォードは馬車が当たり前だった時代に、車を普及させようと5回も破産しながらも、最終的には実現させました。
多く人たちは成功以上の失敗をしています。
このように成功者は「成功するまで諦めない」ことが結果に結びつくということが理解できています。
「こうすると失敗するので、違う方法でやってみたらどうか?」
ということをやり通し続けて成功するまでやるのが基本だといえるでしょう。
決して諦めず一歩一歩確実に成長していくと、ちょっとした成功体験から自信がつき始め、次第にプラス思考になっていきます。
マイナス思考も少しは大切
マイナス思考をやめたいと人は、自分がマイナス思考に陥っていると気がついている人です。
マイナス思考を全てと思いこまない時点で、マイナス思考から抜け出す可能性がかなり高い人だと言えます。
マイナス思考をやめたい人がやるべきこととして、マイナス思考も少しは大切なんだという風に、まず自分を肯定的に受け入れましょう。
何でも良くない方向に捉えてしまうという事は、自分を過小評価している場合が多くあります。
もし、自分に自信があればそこまで悪くは考えられないはずです。
短所は裏を返せば長所となってしまいます。
マイナス思考ができるという事は、慎重な性格であるとも考えられますし、前もって色々とシミュレーションをしたり対策が立てられるという良い面もあります。
何でもプラスにしか考えない自信過剰な人にはない良さがある事は、自分のことをプラスに捉えられる1つになるはずです。
毎日鏡で自分の顔を見る
あなたは、自分の顔を鏡できちんと見たことがありますか。
親からもらった顔はありがたいですし、自分って結構イケてるじゃん、と改めて発見することだってあります。
誰にでも、素敵な部分が隠れているのが顔なのです。
きちんと見ると、人より鼻が高くスラッとしていたり、まつ毛が長くてチャーミングだったりしていませんか。
それに、毎日自分の顔を見て化粧水を塗ったりメイクをしたり手をかけてあげる事で、徐々に愛着が湧いてくるものです。
もちろん、自分ではあまり気に入らない部分があるのも顔というものです。
理想の顔を目指してスキンケアをしていると、ちょっとでも効果が出てくるので、それだけでも嬉しい気持ちになれたりします。
自分の顔も全部個性なので、丸ごと受け入れられるようになっることで、マイナス思考をやめられた事が実感できるはずです。
友達に自分の良いところを言ってもらう
あなたが思っている自分の姿は、本当のあなたではないかもしれません。
他人の事なら、接しているうちにわかっていきますが、自分の事は客観的には見られないので、正確に理解することは困難です。
自分に対する誤解が解けたなら、マイナス思考をやめる一つのきっかけにつながります。
ぜひ、友達に自分の良いところを言ってもらってみましょう。
自分がまだ気がついていない自分の魅力に気づけるかもしれません。
友達というのは、あなたと一緒にいて楽しいとか、あなたと一緒にいると良いことがあると思ってくれた人です。
もしあなたがとるにたりないつまらない人間だとしたら、誰もあなたと友達になろうとは思いません。
マイナス思考に陥っているという事は、現実にはそれほど悪くないのにもっと悪く考える思考なので、現実を正しく把握することでマイナ思考を防ぐことができます。
自分が夢中になれる事を見つける
マイナス思考をやめたい人がやるべきこととして何でもいいので、夢中になれるものを見つける事が挙げられます。
好きこそものの上手なれ、という言葉があるように、好きなに対しては何らかの形で他に人より秀でているからです。
例えば、絵を描くのが好きなら、絵が上手だったり、上手ではなくても絵を何時間でも書き続ける事が出来たりします。
他にも、美術の勉強が得意かもしれないですし、絵を描く才能のある人を見出す能力が備わっているかもしれません。
夢中になれるものがあるという事は、そのまま自分の自信につながりますし、心のよりどころとなりえます。
何か思い通りにいかなくて自分はダメだと思うようなことがあったとしても、いや、でも自分にはこれがある、という何かがあるとマイナス思考に陥りにくくなります。
マイナス思考な人の特徴
思考に柔軟性がなく自分の考えに固執する
マイナス思考の人というのは「こうなるはずだ」「こうでなければならない」と自分の考えに固執してしまい、他の人のアドバイスを受けて気持ちを変えるということができません。
思い込みが非常に激しく、だからこそそこから外れてしまったことが少しでもあると「失敗した」「こんなはずではなかった」と自分を責めてしまいます。
物事を客観的に観察してどうあるべきか考えたり、他の人の意見を取り入れて変更するという柔軟性に欠けてしまっているのです。
何か問題が起こってしまうと対処ができなくなってしまいますし、「こうすればいいよ」という意見も受け入れることができないために事態が悪化してしまいやすくなります。
そうなると余計に「ダメな自分」「何もできない自分」が浮き彫りになってしまい、ますますマイナス思考に陥ってしまうのです。
後悔が深くバネにできない
失敗をしない人はいません。
ですが、失敗をしたとしてもそこから学び、二度と同じ過ちを繰り返さないように改善策を考えて次に繋げようとするのが前向きな人で、マイナス思考の人はいつまで経っても後悔の念に苛まれてしまいます。
「こんなことしなければよかったのに」という気持ちがぐるぐると回ってしまい、そこから抜け出すことができないのです。
うじうじとしているだけで「ではどうしたらいいのか」ということに考えが回らないため、同じ失敗を繰り返し起こしてしまうことも少なからずあります。
自らの思考にばかり捉われるだけではなく、周囲に迷惑をかけやすくなってしまうのがさらに問題です。
失敗から学べない、ということは成長をすることができないということでもあります。
マイナス思考の人は自らの成長を諦めてしまっているともいえるでしょう。
困ったときに誰にも頼ることができない
マイナス思考の人というのは考えがグルグルと回りやすい性質にもかかわらず、困ったときが起こっても何でも自分の力だけで解決ができると頑なに信じ込みやすいのも特徴です。
困るのが仕事に関することなどで、ミスをしてしまっても報告を怠ることが多く、自分だけでどうにか対処しようとして事態を悪化させることも少なくありません。
マイナス思考で自己評価が低いにも関わらずプライドだけは高く、人に頼ることは恥ずかしいことでミス誰かに知られてしまうことも避けたいと考えてしまうのです。
プラス思考の人であれば失敗を受け入れて周りの人に手を貸してくれるように頼むことができますし、誰かがミスをしたときに率先して手助けしようとするものですが、コミュニケーションをうまく取れずにそれができません。
結果的に失敗を隠したことが発覚したときに怒られてしまい、ますます自信を失くします。
人と自分を比べて自虐的になる
他人は他人、自分は自分と割り切った考えかたができないのがマイナス思考の人でもあります。
何かをするときに競争心を芽生えさせてしまいますが、結局比較をして自分のほうが負けてしまうことで羨んだり妬んだりしてしまうのです。
割り切ることができないため、誰かの幸せをお祝いすることができないという一面もあります。
他人が周囲の人が祝福をしている場面では一人遠くで眺めていたり、水を指すような一言を零すことも珍しくありません。
自分よりも優れているものに対して憧れも嫉妬心も入り混じった感情を抱いてしまうのです。
それならばマイナス感情を生み出してしまう前に比較することを止めればいいのですが、無意識のうちに他人と接するときに自分を基準に品定めをしてしまう癖がついてしまっているのが厄介なところになります。
マイナス思考と付き合う
冒頭にも述べましたが、
誰もがマイナス思考になるものです。
それをどう転換させるかが重要です。
転換できないまま時間が経つと、それがあなたの考え方としてていちゃくしてしまうでしょう。
すると、なかなか切り替えることが困難になってしまうかもしれません。
鉄は熱いうちに打て!という言葉ではありませんが、
早めに対処することで、徐々にマイナス思考から抜け出すことができるはずですよ。
きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。