口下手な人の特徴と改善・克服方法
by roninzer0
あなたは口下手な人ですか?
「口下手」という言葉はあまり良くないイメージで使われることが多いです。
しかし「口下手だからトップセールスマンになれた!」みたいなストーリーがあるように、口下手な人には良い部分がたくさんあります。
そこで本日は口下手な人の良いところをご紹介します。
【目次】
・口下手
・口下手な人の特徴
・口下手を改善する方法
・口下手を克服する方法
口下手
嘘を言わない
口下手な人は上手な言い回しが出来ない人が多いですが、
その分人を騙すような嘘を言うことがありません。
というより、言えない、と言った方が正しいのかもしれません。
口先からでまかせをぺらぺらしゃべれる人ではないということです。
人に伝えようと試行錯誤する分、
もどかしさは感じるかもしれませんが、
伝えようと努力して話してくれる人です。
中身を吟味しながら話してくれる分、
口先で誤魔化してどうにかしようとするようなズルさがありません。
もし都合の悪いことがあったとしたら、
口ごもったりすぐに支離滅裂になったりすることでしょう。
自分のそういった部分を理解しているからこそ、
誠実に話してくれる人が多いのだとか。
人を急かさない
口下手な人は自分の話したい事を上手く話せませんが、
伝える気持ちがあれば丁寧に話そうとしてくれます。
そして伝えたいことを伝えるための試行錯誤というのを実感している人でもあります。
同じように相手が工夫することを理解してくれます。
苦労した人どれだけ伝わるように工夫しようとしてくれているのか察してくれたりもします。
伝えようとしているのが伝わっている限り、
手助けをしても急かしたり責めたりすることが少ないというわけですね。
いたずらにサービスを求めない
その場の潤滑剤に、気軽で楽しい会話を求められることはよくあります。
けれど、そんな話題を見つけることが大変なことであるのが解っているのも、口下手な人です。
サービス精神を発揮するのは、
別に楽しい会話に限りません。
心地よい沈黙というのも存在します。
会話も無く、シーンとしているけど、
別に嫌じゃないと感じる人はいませんか?
そんな沈黙を容認してくれるのも、
口下手な人に多いものです。
ただ黙っているのか、気を遣おうとしているのか、
意外とそういうものは伝わるものです。
相手が必死に話題を探そうとしているんだなと気づいたりしますよね。
そんな時こそ気まずく感じたり、
早く1人になりたいな、
なんて思ったりします。
口下手な人は口下手な分、それで相手を不快にしないか気に掛けてくれる人が多いようです。
つまり、気遣いをする人が多いということ。
意思を押し付けず、会話をしようとしてくれる人、誠実な人というわけですね。
余計なことは話さない
口下手な人はあまり話しません。
つまり余計なことも話さないということです。
あなたは余計なことを話されて
迷惑したことはないでしょうか?
あることないこと話されて迷惑した経験がある人も
少なくないでしょう。
そのことで人間関係が崩れてしまうこともあります。
特に厄介というか、たちが悪いのが
相手に悪気がないというケースです。
もちろんそれでは相手を責めることもできないでしょう。
そのため話されたくない事は話さないようにすればいいのですが、
つい話してしまっても口下手な人の場合は話が広まる可能性が低いといえますね。
口下手は聞き上手
あまり話さないという事は相手が良く話す事になります。
自分からはほとんど話さない人でも
友達が多い人というのはよくいます。
もしかしたらあなたの友人もそうかもしれませんね。
そういう人は聞き上手であることがとても多いです。
相手の言っていることを正しく理解して聞き、
相手のことを考えて答えを出す。
そうすると相手も気分を害することもありません。
また、よく言われる話ですが、
人は誰でも自分の話を聞いてもらいたいと心のどこかで思っているもの。
聞いてもらう事に関して嫌だと思う人はあまりいないので、
自然と相手の話に耳を傾けることができるという点も口下手な人のいいところであるといえるでしょう。
自分と合わない人とは話さない
「○○が仲良くしてなかったらお前なんかと話さない」
と心ない言葉を投げつける人もいます。
特に学生グループだったり、
女性グループで起こりやすい摩擦です。
そういったグループ内のみんなと仲良くしようと
一生懸命話そうとする人がいます。
が、無理に話をしようとして逆に相手に不信感を与えてしまったり、うるさく思われたり・・・。
話し手側としてはイライラしたり、ショックをうけたりすることもあります。
しかし自らを口下手だと感じている人は、
そういった摩擦も起こりにくい傾向があります。
自分が口下手だと思っているので、
話すよりも聞く側にまわるため重宝されるというのもあるかもしれませんが、ただ単純にうっとおしい相手との接触回数が少ないというのもあります。
わざわざ自分が嫌だと感じる人と密な関係になろうとは思わないでしょう。
口下手な人の特徴
話したいことが整理できていない
普通人というのは何か伝えたいことがあるときに、まずは頭の中で整理してから話を始めます。
ですが口下手な人というのはそれができていません。
言いたいこと、伝えたいことはあるのにそれを整理せずに話し始めてしまうため支離滅裂になり、うまく内容が相手に伝わらないのです。
さらに自分の話が伝わっていないと思うと余計焦ってしまい、より話す内容が混沌としてくるといった特徴があります。
このような人が口下手を改善するには、伝えたいことすべてを口にするのではなく要点だけを話すようにすると良いでしょう。
また結論を最初に持ってくると相手に話が伝わりやすくなります。
起承転結の結を頭に持ってくるというわけですね。
そうすることで相手を話に引き込むこともできますし、おのずと話を整理することにも繋がるのです。
会話にそもそも慣れていない
一人っ子や周りに同世代の友達がいない環境で育つと大人になったときに口下手になるということがあります。
これはそもそも人と会話でコミュニケーションすることに慣れておらず、またその機会がなかったことが伺えるからです。
さらにそれまで人とコミュニケーションを取ることがなかった人がいざ会話を図ろうとすると、必要以上に相手の顔色を伺ってしまうのです。
その結果自分の言葉が相手に不快な言葉をさせてしまうのではないか、あるいは自分が話したことによって場の空気が悪くなってしまうのではないかと考えてしまい、口数が少なくなってしまうのです。
もちろん人と対話をするうえで相手の気持ちを慮ることは大切です。
しかしそれも度を越えれば、相手にも必要以上に気を使わせてしまうことになります。
こうした人はとにかく会話に慣れることしかありません。
かなりの人見知りである
人見知りが激しいゆえに人と接する機会をあまり持たず、その結果口下手になってしまうことがあります。
こうした人は別に人嫌いというわけではなく、楽しい会話をしたいと心の底では思っているものです。
しかしいざその機会が訪れると持ち前の人見知りが災いして、なかなか口を開くことができず、沈黙という気まずい時間を過ごしてしまうことで余計会話が苦手になってしまうのです。
こういったことを何度も繰り返しているとどんどん会話が苦手になっていき、比例するように人見知りも激しくなるのです。
人見知りの人は基本恥ずかしがりやであるため、自分の言葉で失敗したくないという思いが強いのです。
それゆえスムーズに口を開けないことが多いのです。
とにもかくにも失敗を恐れずに話を行うことで、会話の経験を蓄積していくことが口下手を直すコツと言えます。
積極的に行動しない受動的なタイプ
口下手な人は積極的に行動しないという特徴があります。
自分から動くことがありませんから、話しかけられない限りは会話をしようともしません。
それゆえ基本的に無口な人が多く、会話をうまく行うことができないのです。
無口なものですからいざ話そうとすると何を話せばいいのか分からず、何も話せないまま無為に時間が過ぎてしまうといったことが非常に多いのです。
また受動的である以上、基本的にはかなりおとなしい性格です。
それもあって人に対して強気に出ることができず、思っていることを素直に話せないのです。
こうしたタイプの人は会話の経験値が圧倒的に少ないことも口下手に関係しています。
相手から話しかけられるのをただ待っているだけではいつまで経っても会話力は上達しません。
受動的から能動的になることが、このようなタイプには必要なことです。
口下手を改善する方法
口下手になってしまうのはなぜか
口下手な人は、他の人から誤解されがちで損をしてしまっています。
何も話を聞いていないからでもないですし、話したくないわけでもないのに、そういう風に思われてしまう場合があります。
うっかり不適切な事をしゃべる事を警戒したり、ただ単に言葉が出てこなかったりするだけだったりします。
実は、慎重な性格の人ほど、口下手になりがちだとも言えます。
ただ、会話は言葉のキャッチボールなので、口下手なせいでリズムが乱れると白けてしまうことがあるのも事実です。
最初から自分は口下手なので、と相手にわかってもらっていると、口下手をフォローしてもらえたり理解してもらえたりします。
でも、初対面の人だと、そうもいきません。
何事にも慎重である側面自体はむしろ良いことなので、そんな自分には自信を持ちつつ、会話を途切れさせない工夫をしていきましょう。
まずは相槌をうつことで改善
口下手な人にとっては、相槌ってかなり便利な言葉です。
特に言葉は話さなくても相手の話に肯定している意志を伝える事が出来ます。
また、首を縦に振ったり、「うん。」と頷くだけなので、何を話そうかと考える必要もありません。
とっさに話しをふられた場合でも、慌てることなくすぐに発信することができます。
そんな事を言うと、自分が肯定しているわけでもないのに会話をスムーズにするために相槌を打つなんて不誠実だと思われるかもしれません。
でも、そんなに深刻に考える必要はありません。
相槌といっても、相手が話を続けるための合いの手のようなものだからです。
しかも人の意見に完全に同調していると表明するものでもなくて、聞いているよ、ということを示しているに過ぎないからです。
誰でもすぐに何かを聞いて自分の意見を言えるなんてことはありませんし、相手の話を聞きながらじっくりと考えればいいのです。
はっきりと自分の意見を話せなくても気にしない
口下手を改善しようとすると、一足飛びにはっきりと自分の意見を言えるようになりたいと考えるかもしれません。
でも、世の中の人が皆、自分意見をしっかりと主張できるなら、ディベートというスキルは必要ありません。
誰もが言いたいことを的確に相手に主張するのが難しいからこそ、秀でた人がディベートを行うわけです。
多かれ少なかれみんな口下手であると思えば、少しは心が軽くなり話しやすくなります。
会話の中で、自分が発言する順番が回って来て困った時には、素直にそう言えばいいのです。
自分の意見が中々まとまらないのもまた、れっきとした意見です。
それだけ内容が自分には難しく感じているということですし、そこは他の人が自由に解釈してくれます。
とにかく自分が話す時に、内容はどんなことでもいいので何かいう事が、口下手を改善するには大切です。
口下手だからこそ話せることを見つけて改善
口下手な人は、会話を白けさせるリスクがある代わりに、周りの意見に流されないという良い面もあります。
集団で会話をしていると、集団心理が働いて同じ意見ばかりになったり、中立性が保てなくなったりすることがあります。
他の人がなかなか気がつかない冷静な視点は、口下手な人だからこそ見つけられることもあります。
口下手な自分だからこそ、他の人が気づかないことを話題にできるという風に前向きな気持ちを持ちましょう。
積極的に話題を見つけようとしていると、話すことが自分の中で少しずつ出てくるようになります。
ためにでも、目から鱗な発言をしてくれれば、あいつ良いことを言うな、と思ってもらえるきっかけになります。
会話の中で、周囲にあなたの存在感が出てくるようになれば、随分口下手は改善されていると言えるでしょう。
口下手を克服する方法
コンプレックスを感じるのをやめる
口下手を自覚している人は、口下手であることを言い訳にして「どうせ自分はうまくコミュニケーションを取ることができないから……」と消極的になってしまいがちです。
ですが、ずっと口下手をコンプレックスに感じたままでは、いつまでも克服をすることなんてできません。
まずは口下手であることを一つの個性だと受け止めて、マイナスのことであるという意識を捨てるようにしてください。
誤解を受けやすかったりうまく喋れないことを不安に思ってしまうことが多いのですが、意識をするほどに言いたいことが言えなくなってしまいます。
克服のためには、口下手をダメなことだと考えるのはやめましょう。
代わりに会話に流されづらい、余計な口を挟むことなく冷静に状況を見ることができるといういい面を見るようにしてください。
会話をしやすい人と喋ることに慣れる
どんな人とでも相性というものがあり、友人知人関係でもお話しがしやすい人としづらい人がいるはずです。
口下手を克服したいのであれば、一緒にいてリラックスすることができる、言葉が出てきやすいと感じる人と積極的に会話をするように心がけてください。
会話というのは慣れも大きく、しかも一人でいる機会が多く会話の頻度が低い場合はどんどん劣化してきてしまうものでもあります。
話しをするというのは慣れが重要なのです。
どんなことを話せば相手が喜ぶのか、食いつきがいいのかということもわかってきますし、逆に言わなくてもいいことなども理解できるようになります。
話しやすい人と会話の練習を重ねてください。
友達と話すのが怖ければ、身内でも構いません。
話すときに不安を覚えない人といろいろな会話を楽しんでみる努力をすることで、少しずつ自信がつきます。
話題を提供できなければ質問してみる
口下手な人の中には「自分の話はつまらない」「よく場を白けさせてしまう」という理由で喋ることに臆病になってしまうタイプも少なくありません。
自ら話題を提供することに不安を覚えるようであれば、他人の話に乗っかるようにしてみることをおすすめします。
相手の話によく耳を傾けて、疑問に思ったことをタイミングを見て質問してみるのです。
質問をされると相手のほうも「自分の話に興味を持ってくれた」と嬉しくなるものですし、話題の幅を広げることができます。
そこからまた質問をしたり、こちらが提供することができる話題を出すきっかけを掴むことができるでしょう。
ただし、質問は相手の話を腰を折らないときに行うようにしてください。
また、聞きすぎもNGです。
自分がどう話題を聞いてくれたら嬉しいのかをよく考えて、会話のキャッチボールの仕方を覚えていくことが必要です。
相手に話に共感をする
会話を弾ませるのに必要なのは、相手に共感をすることです。
議論を交わしたいと願っている状況は除き、大抵の場合は自分の話に同意をして欲しいがために人は会話をします。
話したことに対して「でも」や「そうは思わない」と反論されると多くの人が気分を害してしまいますし、時には諍いに発展してしまうこともあります。
ですから、口下手を克服して気持ちのいい会話の場を提供したいのであれば、基本的に相手の話に共感、同意をするようにしてください。
無理に自分の持っている意見を変える必要はありませんが、どこかしら話している相手の気持ちを理解できる点は見つけられるはずです。
「ふーん」と流さずに、「自分もこう思うからわかるよ」「そうだよね、自分でもこうするよ」と、相手に「この人は自分のことをわかってくれる」という安心感を与えるのがポイントになります。
共感をする際には、自分の意見も付け加えるようにするとさらに効果的です。
口下手を克服する必要はない
口下手な人はあまり自分から喋らない分、
その人の表情やしぐさ、態度をよく見られます。
「口下手だけど〇〇できた!」
みたいな話もトーク内容は二の次であるということを伝えていることが多いです。
つまりトークに自信がないから口下手を克服しないと・・・、
なんて思う必要はなく、むしろ外見や態度などの視覚から得る部分の改善をしていくことを最優先するべきであることがわかります。
口下手で上手く話せないから出会いが生まれない・・・、
口下手で仕事ができないから仕事辞めたい・・・、
なんてことに悩む必要はありません。
口下手だということをフル活用してみるのが最も現状改善につながるポイントになるはずですよ。
また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。