先入観をなくす方法10選
ほとんどの人は、先入観を持ちながら日々生活しています。
あなたは、初対面の人に対して、あれこれ決め付けて距離を置いてしまうことはありませんか。
新しいことにチャレンジしようか迷ったとき、「どうせできないだろう」と思い込んでいませんか。
そうしたときに、先入観さえなければ、新しい世界が開けることもありますし、クヨクヨと悩むこともあります。
人は、先入観によって、行動を制限されてしまっているといっても過言ではないでしょう。
そこで今回は、先入観をなくす方法についてご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
先入観をなくす方法
- 先入観を捨てるメリットとデメリット
- 全てを疑うようにする
- 自分とは正反対の人間と一緒に過ごす
- 本を読む
- 友達を増やす
- アルバイトをする・増やす
- 裁判の傍聴へ行く
- 勉強をする
- 断捨離をする
- 海外へ行く
先入観を捨てるメリットとデメリット
先入観は、よい影響もありますが、悪い影響もあります。
たくさんの経験からおおよその想像がつくのは、生きていく上で素晴らしい知恵となります。
しかし、その反面、決まりきった考え方しかできなくなりますから、新しい考え方を阻害してしまうという欠点もあります。
よい影響、悪い影響のどちらに比重が傾くのかは時と場合にもよります。
しかし「生まれ変わる」というテーマであれば、先入観はできるだけ捨ててしまったほうがいいです。
今までの決まりきった考え方を捨てて、はじめからやり直してみる方法は、生まれ変わるためにとっておきの手段となります。
全てを疑うようにする
哲学で本質に至る方法としては疑義を持つということはあります。要するに、疑え、ってことですね。
デカルトの「我思うゆえに我あり」という有名な言葉も彼が全てを疑った後に立ち現れた真理とされていますよね。
人間には誰しも承認願望というものがあります。自分を肯定し、その存在を認めてほしいという欲求です。固定観念、先入観の否定はこの欲求と真っ向から衝突するものでもあります。
自分とは正反対の人間と一緒に過ごす
更に回避率が高い方法があります。
それは、あえて自分に対して反対意見を持った人と共に行動することです。
互いに確証バイアスを自覚していれば効果は倍増します。
仕事においても非常に質の良いブレストを行えるかと思います。
人は自分にないものを持った人に惹かれるといいます。
その理由には様々なものがあると思いますが、確証バイアスを回避できるという点も理由の一つではないでしょうか?
出典 世界が変わる!?あなたの先入観をなくす簡単な3つの方法
本を読む
先入観を生み出す原因となる情報源を適切に選別する訓練をすることです。この場合の情報源とは、本や新聞、記事といった読み物のことで、経験と自主性を携えたキュレーターが収集したり書いたりした記事を読むことで、情報源を選別する力を鍛え確証バイアスを回避できるようになるとのこと。
出典 先入観に縛られて適切な判断を鈍らせる「確証バイアス」を回避する方法
これは、先入観をなくすには、一番お手軽な方法かもしれません。
読書は、他人の人生の追体験をすることです。
普段たくさん本を読む人は、あまり読まないジャンルに手を出してみましょう。
例えば、ハウツー本が好きな人はSF小説を、恋愛小説が好きな人はシビアなドキュメンタリーを、といった具合です。
自分の知らない楽しい世界、辛い現実、新たな感情……様々なものがあなたを待っています。
まとまった時間がなくても、本を読むことはできます。
通勤時間などのスキマ時間を利用して、少しずつ視野を広げてみませんか。
友達を増やす
既に属しているコミュニティに留まったままでは、先入観をなくすのは難しいでしょう。
新たな出会いが、自分の壁を壊すことにつながります。
幸い、現代ではインターネットが発達していますから、友達を増やすことは簡単です。
地域の街コンやイベント、ボランティアなどに積極的に参加してみましょう。
そして可能であれば、1人で行くことです。
1人であれば、周りの人も声をかけやすいからです。
人見知りの人は、自分の得意分野や趣味など、何かしらの共通点があるコミュニティから始めるといいでしょう。
話題に困りませんし、組織に貢献しているという喜びを味わうこともできます。
アルバイトをする・増やす
自分にこれまで縁のなかった業界でアルバイトをしてみましょう。
アルバイトには対価が発生しますから、原則「郷に入っては郷に従え」です。
つまり、自分の価値観と異なるルールがあっても、それがその業界・その店の掟です。
新たな価値観の認知、予想外のトラブルなどを通じて、自身の成長を感じられるでしょう。
また、その職業・業界に対する先入観をなくすことにも役立ちます。
裁判の傍聴へ行く
裁判は、2つの異なる立場の人がその主張の正否を争う場所です。
裁判を傍聴することで、人には色々な価値観があること、
正義はひとつではないことを改めて実感できるでしょう。
また、人は様々な悩みを抱えながらも日常生活を営んでいることがわかるでしょう。
そう思えば、以前より広い心で人と接することができるはずです。
裁判を傍聴するにあたって、
原則予約は必要ありません。
裁判所は想像より身近な存在なのです。
近年では裁判の傍聴を趣味とする人もいるくらいです。
服装を正し、リラックスして見学しましょう。
勉強をする
学ぶことは、
自分の世界を広げる最も確実な方法かもしれません。
難解であったり、
高尚であったりする必要はありません。
興味はあったけど縁のなかった分野や、
好きだけど仕事にできなかった分野でOKです。
方法としては、出身大学に潜り込んでもいいですし、
市町村が開催するセミナーに行くのもいいでしょう。
そして、ともに学ぶ仲間をつくると尚望ましいです。
仲間との交流が、その分野への理解を深めるとともに、
無意識のうちに形成された固定観念を壊してくれます。
断捨離をする
いわゆる大掃除です。
部屋を見回してみてください。
あなたを無意識のうちに拘束するものはありませんか。
本当に大事なものだけを残して、処分してしまいましょう。
捨てるのがためらわれるものは、
リサイクルショップに売却したり
、知人に譲ったりするといいでしょう。
また、思い出の品は、
写真を撮ってから処分しましょう。
あとから見返せるので心が痛みません。
断捨離前より広くなった部屋で、あなたは何を思いますか。
きっと、清々しい気持ちで次の一歩を踏み出せるでしょう。
海外へ行く
先入観をなくす究極の方法かもしれません。
もう駄目だ、行き詰まったと思っている人にこそ、
ぜひ海外へ行っていただきたいです。
地域はやはり、これまで行ったことがないところ・日本とは異なる文化の場所をおすすめします。
例えば、有名なリゾート地へ行ったら日本人ばかりで日本と変わらなかった……ということもあるので、
そういう意味では避けたほうが無難かもしれません。
そして、パック旅行よりも、自分の意思で行動できる個人旅行の方が望ましいです。
行き当たりばったりでいいんです。
興味の赴くまま、その国・地域を満喫してください。
できれば、現地の日本人のコミュニティに入らないことです。
海外でしかできない体験・海外ならではの出会いを大切にしましょう。
先入観を捨てることで新しい自分になれる
いかがでしたか。
先入観をなくすには、とにかく「自分が体験してこなかったことに手を出す」、「過去の自分からいったん離れてみる」ことが大切です。
上記のことを試したあなたが、「視野が広がった」、「自分を阻んでいた壁がなくなった」と感じていただければ幸いです。
また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。