現在20代後半くらいから30代前半くらいまでの世代を、「プレッシャー世代」と呼びます。
プレッシャー世代は、その上の世代の「ロストジェネレーション世代」や、少し下の「ゆとり世代」とは違った特徴を持っています。
では、プレッシャー世代の人達というのは、具体的にどのような人たちを指すのか。
そこで今回はプレッシャー世代の特徴をご紹介しますので、ぜひあなたやあなたの周りの人と比較しながら最後までご覧ください。
プレッシャー世代とは
ここぞという時に、忍耐の底力を発揮する
プレッシャー世代はその名の通り、「人生においては、プレッシャーがあるのは当然」ということを当たり前のように受け入れている世代です。
そのため、余程のことがない限り、「生きていく上で、プレッシャーは付き物だ」と悟っています。
プレッシャーなく、ラクをして生きていこうとは思っていないのです。
ある意味、生きることに対して覚悟がある、とも言えます。
プレッシャーに対する覚悟を持って色々なことに立ち向かっていくため、精神的に打たれ強くなるのもプレッシャー世代の特徴です。
なので、ここぞという時に発揮する忍耐の底力が違います。
その精神で物事に立ち向かっていくので、途中で投げ出したり、諦めたりということもないのです。
困難に直面した時ほど、プレッシャー世代の打たれ強さが最大限に活かされると言えるでしょう。
基本的に明るい
「人生にプレッシャーは付き物だ」という覚悟を常に持って物事に臨むプレッシャー世代は、とても前向きです。
他人に依存せず、まず自立して自分を鍛えようというポジティブなやる気があるので、プレッシャー世代の人達は、基本的に明るい性格の人が多いことも特徴です。
何か壁にぶつかることがあっても、そこで諦めるということはしません。
又、失敗したとしても、いつまでもくよくよ落ち込んでいるということもありません。
常に前を見ている、というのが、プレッシャー世代の人達なのです。
そのため、プレッシャー世代の人達は、どんなに時間がかかったとしても、不思議と最終的には良い結果を出すことも多いのです。
それは、「失敗を失敗のまま終わらせない」「決して中途半端な状態で投げ出さない」という粘り強さがあるからこそなのです。
現状の生活水準に不満を持っていない
プレッシャー世代の人達は、爆発的に景気が良かった「バブル時代のかつての日本」を知りません。
そのため、「昔の日本は良かったけれど、今の日本はすっかり落ちぶれた」とは思っていないのです。
そのため、今の「あまり景気が良いとは言えない日本」をそのまま受け入れることに、全く抵抗がありません。
従って、今の「あまり景気が良いとは言えない、今の自分たちの生活水準」に対しても、特別な不満はないのです。
「生活水準が下がった」という感覚がないためです。
又、現状に特別な不満がないため、必要以上に贅沢をしたい、という願望もあまりありません。
今の自分の生活水準に対して、素直に感謝できる世代であるとも言えます。
必要以上に悲観しないし、そもそも悲観する必要もない、と考えているのです。
物怖じしない
プレッシャー世代の人達は、どんな時にも物怖じしない落ち着きがあるのも特徴です。
プレッシャーに揉まれ、又、プレッシャーに対する覚悟も持っているため、どこか肝が据わっている部分があります。
そして、現状の生活水準に対して不満もなく、「景気が良かったころと比べたら、すっかり日本は落ちぶれた」という感覚もないので、自分を卑下しません。
卑屈になる必要がないからこそ、堂々としていられるとも言えます。
そのため、どんな人を前にしても、堂々と自分の意見を述べることができます。
仕事現場などでは、頼りになる存在として扱われることも少なくありません。
友達や仲間を大事にする
プレッシャー世代の人たちは、友達や仲間を非常に大事にします。
但し、べったりした関係や、依存し合う関係は好みません。
あくまで「対等な存在」としてリスペクトし合い、必要とあれば、いつでも自分は仲間の役に立てる人間でありたいと考えています。
プレッシャー世代の人達は、「生きていく上では、様々な困難がある」と覚悟を決めているため、それを乗り越えるために、仲間と支え合うことの大切さもわかっているのです。
仮に、ライバル関係になったとしても、「相手を蹴落として自分が上に行く」という考えではなく、「相手から大いに刺激を受けながら、自分を伸ばしていく」ことの方が大切だと考えているのです。
「自分の成長には、仲間が必要」というのが、プレッシャー世代の大きな特徴です。
人の気持ちを考える事が出来る
プレッシャー世代は氷河期世代とゆとり世代のに挟まれている世代で社会人になった時に常に氷河期世代の人達を見てきています。
氷河期世代の人達はバブル崩壊をして不況の時期に就職活動をしていて正社員として働く事が出来なかった人も多くその姿を見てきています。
氷河期世代の人達が苦労している姿を見て苦労している人の気持ちを分かる人が多いです。
またプレッシャー世代の人達も不況の中で就職活動をしているので苦労をしている時の心境も分かります。
プレッシャー世代の人達の特徴として人の気持ちを考える事が出来るというのがあり苦労をしている人を見かけると優しく声をかけたりしてくれます。
このように温かい心を持って接してくれるので幅広い年齢層の人達からプレッシャー世代の人といると場が和みやすいと言っています。
変化への対応力が優れている
プレッシャー世代は氷河期世代とゆとり世代に挟まれている世代なので学生の時に受けた教育も氷河期世代の人達が受けていた詰め込み教育とゆとり世代が受けていたゆとりの教育の両方を受けています。
それにより教育の変化を経験しているので環境が変化した時も素早く対応する事が出来る人が多いです。
教育を受けている時より実際に社会に出て仕事をするようになると職場の方針が大きく変化する事があるのでその時でもしっかり対応していける人が多いです。
またプレッシャー世代は転職する人も多い傾向にありこの点も変化への対応力が優れている点からくるものでしょう。
転職すると職場環境や人間関係などが大幅に変わってくるのでなかなか決断する事が出来ないものです。
転職の決断をしっかり出来るのもプレッシャー世代の特徴と言えるでしょう。
堅実で計画性を持っている
プレッシャー世代は学生時代の頃から激しい時代の中でいろいろな経験をしてきています。
成功した経験はもちろんしてきていますが、失敗した経験も多くしてきていて中には心が折れてしまうほどの失敗も経験してきています。
失敗した経験を多くしている事で二度と同じ失敗を繰り返さないように堅実に行動する傾向があります。
また社会人になった時でも与えられた仕事を堅実にこなしてくれますし計画性を持って仕事に取り組んでくれます。
社会人の中でもプレッシャー世代は頭が良くて優秀な人材が多いと言われているので有名な企業からヘッドハンティングされる事も多い傾向があります。
多くの大企業の上司もプレッシャー世代の部下を欲しがっている傾向がありプレッシャー世代はこれからの時代を引っ張ってくれる存在になるでしょう。
恋愛は消極的な傾向がある
プレッシャー世代は優れている点が多く見られますが、弱点になってしまうのは恋愛でしょう。
バブルを経験している世代は恋愛にも積極的ですが、プレッシャー世代は堅実に行動するので恋愛に関しては消極的な傾向があります。
バブル世代は男性も女性も肉食系が多く好きな人が出来たら接触的にアピールしていましたが、プレッシャー世代は女性だけではなく男性も草食系が多い傾向があります。
プレッシャー世代は好きな人が出来ても積極的にアピールはしなくて相手に気づいてもらいたいと考えてしまいます。
中には相手の方が気づいてくれる事もありますが、ほとんどの人が気づいてくれるわけでもないので損をしてしまっている部分もあります。
好きな人が出来た時に相手も自分の事が好きで両想いになっている可能性もあるのでプレッシャ世代の人は恋愛にも積極的になっていくといいでしょう。
プレッシャー世代の特徴は優秀な人が多い
いかがでしょうか。
人生の厳しさに対しても覚悟を持って前向きに臨み、人からの刺激や支えも大事にしているプレッシャー世代は、間違いなくこれからの日本を強く支えていく世代ではないでしょうか。
不景気が長く続いた日本に、新しい力を吹き込んでくれる世代であるとも言えます。
彼らのこのポジティブな生き方は、他の世代の人達にも、大いに刺激になることでしょう。
また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。
きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。