あなたはプライベートと仕事を両立することができているでしょうか。
なんとか両立はできていても、いつも疲れ切っていたりしていないでしょうか。
充実感を感じることができなければ、それは両立とは言えないかもしれません。
何のために仕事をしているのか、その理由すら分からなくなってしまう日が来る可能性も否定できないでしょう。
そこで今回はプライベートと仕事を両立させる方法や、充実感を味わうコツなどについてご紹介していきます。
ぜひ参考にしてみてください。
【目次】
プライベートと仕事を両立させる方法とは
時間管理を徹底する
プライベートと仕事、どちらも疎かにせずにどちらも充実したものにするためには、しっかりとした時間管理が必要になります。
1日は24時間しかありませんし、睡眠時間や食事などの必要時間を差し引けば、自由になる時間はあまり多くないことがわかるでしょう。
どちらも犠牲にせずに両方とも満足の行くものにしたいのであれば、この限られた時間を有効利用できるかどうかが重要になってくるのです。
逆に言えば、時間にルーズな人はメリハリができず、仕事が時間通りに終わらずにプライベートな時間に食い込んでしまったり、プライベートの感覚をだらだらと引きずったまま仕事の開始時間が押してしまい、終了時間が遅くなってやはりプライベートな時間が犠牲になるなど、悪循環が生まれてしまいます。
まずはタイムスケジュールを立てて、計画性を持って動く習慣をつけることが大切です。
そうすれば仕事に対する集中力が向上されますし、仕事を片付けるための優先順位を考えられるようになったりと効率性が増します。
プライベート時も憂いなく思いっきり満喫すれば、仕事モードになった時にしっかり切り替えられ、やる気も増すでしょう。
何も予定がない日を作る
プライベートなことに関しても仕事に関しても、やらなければならないことを詰め込みすぎてしまうと、両立に無理が出てきてしまいます。
休日を思いっきり楽しみたいからといって前日までの仕事の予定をたくさん入れすぎて頑張ってしまい、せっかくのプライベートタイムにへとへとになって遊ぶどころではなかった、という経験があるかたも少なくないでしょう。
人間、体力や気力には限界がありますから、両立を考えているのであれば直近の予定ばかりを考えず、やりたいことがあれば長い目で見て無理のない余裕のある行動を心がけてください。
プライベートや仕事以外にも「休む時間」「どちらにも組み込めるゆとりの時間」を作っておくと、予定の詰め込みすぎでキャパオーバーとなってしまい、どちらも満足がいかない結果になったということが避けられます。
どちらも充実させている人というのは、あえて空白時間を設けておいて、融通を利かせているのです。
何もする予定がない日を作っておけば、プライベートと仕事どちらかに負担が出て片方が犠牲になりそうな時、上手く調整することができます。
夢中になれる趣味を持つ
精神的なありかたの問題ですが、仕事がどんなに大変でも好きなことのためにお金が必要だからという理由で頑張っている人は案外大勢いるものです。
そして、夢中になれるそうした趣味を持っている人というのは、プライベートと仕事の区別と両立がしっかりとできているタイプが多い傾向にあります。
好きなもののために仕事に集中してガッツリ稼いで頑張った分、プライベートで趣味の没頭できる何よりも楽しい時間が待っていると自分を奮起することができるのです。
プライベートに全力投球するために必要な仕事を頑張るという動機づけができる上、仕事をダラダラと行ってプライベートな時間少なくなるのは問題ですから、仕事にも全力で取り組んでプライベートな時間を守ろうとします。
つまり、仕事を頑張れる理由になる趣味や楽しみを持てば、プライベートのために仕事にも集中できるようになり、結果的にどちらも疎かにせずに両立ができるようになるのです。
単に仕事を頑張ろうとしても難しいでしょうが、それが自身のプライベートを大切にするためならば、やらざるを得なくなります。
プライベートも仕事も充実させる方法とは
プライベートと仕事それぞれに目標を決める
プライベートも仕事も充実した生活を送りたいと思ったら、ぜひ、それぞれに目標を設定しましょう。
たとえば、仕事に関しては、「今やっているプロジェクトを必ず成功させて、昇進へとつなげる」という目標設定をするのです。
そのように目標を持って仕事をすれば、努力した先に「昇進」というごほうびが待っています。
単に「仕事をがんばろう」と思っているだけでは、仕事がうまくいかない時、心が折れて努力をあきらめてしまうかもしれません。
しかし、明確な努力目標を持っていれば、かんたんにあきらめてしまうことにはならず、仕事で充実感を得ることができるはずです。
同じように、プライベートでも何かの目標を持つようにしましょう。
たとえば、「料理のスキルを上げることでSNSを充実させる」というような目標や、「趣味に関する勉強をして、資格を取る」というような目標を設定するのです。
そのような目標を持てば、プライベートの時間を、何もしないで漫然と過ごしてしまうということはなくなるに違いありません。
「今度の休日は、趣味の資格を取るための勉強をたっぷりやろう」というように考えれば、その休日は必ず充実したものになるはずです。
オンとオフの切り替えをきっちりする
「プライベートも仕事もパッとしない」という人にありがちなのが、オンとオフの切り替えがうまくできないということでしょう。
休日も仕事のことを考えてしまい、何をしていても心底楽しめないというのでは、とうていプライベートの充実は図れません。
また、仕事をしている時に、アフターファイブの恋人とのデートや休日の予定を考えていては、仕事に身が入らないのは当然です。
こういう人は「今やっていること」に集中できないため、何をやってもパッとしないという状態になってしまうのです。
プライベートも仕事も充実させるためには、つまり、「今やっていること」に集中しなければなりません。
では、どうすれば集中できるのか、それはオンとオフの切り替えをしっかりすることです。
仕事が終わって会社を出たら、その瞬間、オフモードに気持ちを切り替えれば、プライベートの時間を心底楽しむことができます。
逆に、休日明けに出勤する際は、昨日までの休日のことは忘れ、仕事モードに気持ちを切り替えれば、仕事に集中できるでしょう。
オンとオフの切り替えは、自分で強く意識すればだれでもきっちりすることができるようになるはず。
精神的な習慣にできればしめたもの、その結果、プライベートも仕事も充実できるというわけです。
「プライベートは仕事のため、仕事はプライベートのため」という意識
プライベートと仕事のいずれかに大きな比重をかけてしまうと、どちらも充実させるということはできません。
「仕事仕事で、なかなか思うように休みが取れない」というのでは、充実したプライベートの実現はむりでしょう。
その逆も同じです。
「趣味の時間は楽しいけれど、仕事はぜんぜん楽しくない」という人は、いつまでたっても仕事の充実は図れないのです。
どちらも充実させるためにはどうしたらいいのか、お勧めしたいのが、次のような意識を持つという方法。
「プライベートは仕事のため、仕事はプライベートのため」という意識を持ってみてはいかがでしょうか。
「プライベートを充実させれば、それが仕事にも好影響をもたらす。プライベートを楽しむのは仕事を充実させるためだ」と考えれば、アフターファイブや休日に大いに自由な時間を楽しみ、英気を養うことで、休日明けの仕事も充実できるはずです。
また、「仕事をがんばればがんばるほど、プライベートを充実させることができる」という意識を持てば、身を入れて仕事に没頭することができるに違いありません。
楽しくないと思っていた仕事も、「プライベートのため」と思えば、モチベーションが上がるでしょう。
プライベートを仕事に影響させない方法とは
それぞれの予定を管理する
プライベートを仕事に影響させないためには、プライベートと仕事、それぞれの予定をきちんと管理するのが有効です。
その日の予定やしなければならないことを、プライベートと仕事で別々に管理することで、意識を自然と切り替えられるようになります。
予定は、「いつ」「どこで」「何を」と、できるだけ具体的に立てる方が、予定を遂行している自分の姿をイメージがしやすくなり、頭の切り替えが容易になります。
予定は頭の中で考えず、手帳やカレンダーなどに書き込みましょう。
慣れていない人は、1つの手帳やカレンダーにプライベートと仕事をごちゃまぜにせず、切り分けて管理することをおすすめします。
手帳やカレンダーに記入するという作業を行うことで、予定について考えを巡らせ、自分がどう時間を過ごすかが想像できるようになります。
こうすることでスムースに予定に取り掛かることができ、また予定が終わったら自然と思考がオフに切り替わり、そして次の予定にすんなりと取り掛かることができるのです。
慣れてくると、その予定の「始まり方」と「終わり方」に注目して想像をしましょう。
始まりと終わりの姿がよりハッキリと想像できて、思考のオンオフが自然に行えるようになります。
プライベートと仕事で使うものを変える
気持ちの切り替えが上手にできない人は、プライベートと仕事で使用するものを変えてみることをおすすめします。
一番有分かりやすいのが、ファッションです。
仕事ではかっちりめのファッションをしている人は、プライベートではカジュアルだったりモード風だったりと、変化をつけてみましょう。
洋服の色も、仕事用は暗いトーンが多くなるので、プライベートでは明るい色の洋服を選んでみましょう。
単純なようですが、これだけでもプライベートと仕事の区切りをしっかりとつけることができます。
バッグも面倒だからと共用にせず、区別して使用すると気持ちの切り替えができます。
中身の入れ替えが面倒な人はバッグインバッグを使うと簡単に行えるのでおすすめです。
ペンやノートといった文房具の使い分けも有効です。
仕事中によく目にするアイテムなので、プライベートを仕事に持ち込まず、仕事モードになることができます。
「物」だけでなく、「香り」に注目するのもおすすめな方法です。
使用する香水を切り替えると、気持ちがガラッと変わります。
強い香りが苦手、という人はアロマオイルを活用しましょう。
自然な優しい香りを楽しむことができます。
仕事中にスマホを触らない
便利なアイテムなので、現代人はつい時間があるとスマホを触ってしまいがちです。
情報漏洩防止のために持ち込みが禁止されている職場もありますが、多くの職場では持ち込みが可能となっています。
スマホが近くにあると、休憩時間だったりメッセージ受信の通知がきたりすると仕事中でも触ってしまい、プライベートな用事が目に入り込んできます。
こうしたプライベートなメールやLINE、Facebookを見てしまうと、仕事モードがオフになってプライベートモードに切り替わってしまいます。
一度プライベートモードになると、仕事モードに戻すのは簡単ではありません。
業務中にスマホゲームをやって懲戒免職になったケースもあります。
集中力が低い自覚がある人は、仕事中はスマホを近くに置いておかないようにしましょう。
業務でスマホを使い必要がある人は、アカウントを仕事用とプライベート用の2つを用意し、切り替えて使用することをおすすめします。
こうすることで、プライベートの用事が目に入らなくなります。
Androidスマホにはマルチユーザー機能が搭載されているので、この機能を活用するのも良い方法です。
1台でユーザーを切り替えてLINEなどのアプリのデータを共有せず使えるので、プライベート用と仕事用とで分けて使用することが可能となっています。
プライベートと仕事にギャップがある人の心理的特徴とは
仕事よりもプライベートを重視している
仕事はお金をかせぐ手段にすぎない、と割り切って考えているのが、プラーベートと仕事にギャップがある人の特徴の一つです。
仕事は責任感を持ってきちんと行うけれど、プライベートな時間を削ってまで行おうとしません。
仕事はあくまでも生活のため、という認識です。
家庭を重視したり、没頭できる趣味を持っていたりするのが、その理由です。
家族を守るために働く、趣味に費やすお金を捻出するために働く、という考えで仕事を行っています。
仕事で得られるものにそれほど価値を見出しておらず、プライベートの充実の方に高い興味を示しているのです。
このタイプは出世願望が低く、周囲と競争をしようとする意欲も低めです。
仕事を頼まれてもアッサリと断ったり、仕事のコネクションが広げられる集まりへの参加を拒否したりと、必要最低限の仕事しかしようとしません。
会社への愛社精神も高くなく、条件が良い仕事が見つかったらあっさりと転職を決断します。
職場ではトラブルを起こさなければそれでいい、という考えで、自分のことを知ってもらおうという気持ちも、親しく付き合おうという気持ちもありません。
上辺だけの当たり障りのない付き合いをしているので、プライベートの姿とのギャップが激しくなるのです。
気遣いな性格
人に気を遣う性格をしている人も、プライベートと仕事でギャップを見せます。
仕事場の人に気を遣うあまり、普段はおとなしいのに無理して明るく会話をしてみたり、自宅ではズボラなのに職場では人の迷惑にならないように神経質なほどキッチリとしたり、といったギャップを見せます。
また、内向的な性格なのに職場の人に誘われたら断ることができず、食事会にいつも参加していたら、明るく社交性が高い人だと誤って認識されることもあります。
いつも通りの自分を姿を出すことができず、その結果ギャップが出てしまうのです。
他人の視線を気にするタイプで、仕事場では無理をしているので、ストレスを溜めやすい性格をしているのが特徴です。
ストレスをため込むとギャップが大きくなり、仕事場では穏やかなのにプライベートでは身内に対して言葉遣いが乱暴になったり、店員に横柄な態度をとったりすることも。
このタイプは意識して顔を使い分けているのではなく、他人の期待に応えようとしたり、自分を受け入れて欲しいと思う心理が根底にあって、自然とそうなってしまっている人が多くなっています。
あまりにもギャップが大きいと、精神のバランスを崩したり、周囲からの評価を落とすことがあるので要注意です。
他人と群れるのが苦手
集団行動が苦手で他人と群れて行動するのが苦手な人も、プライベートと仕事でギャップを見せます。
一人でいるのが楽で、大勢の人と一緒に仕事をすることに苦痛を感じるので、職場の人との時間を避けようとするのです。
職場の飲み会に参加するのも苦手で、さっさと帰ってしまうことがあります。
基本的に恥ずかしがり屋な性格をしていて、自分が好きな人以外には興味が薄いのが特徴です。
他人に興味が薄いので、自分が周囲からどう思われているかそれほど気にせず、仕事場での評価の良し悪しにも無反応です。
周囲からは「独りよがりで何を考えているかわからない」「プライベートが謎」とよく言われるタイプです。
こういう人は、親しくない人が多い仕事場では表情を表に出そうとしませんが、プライベートな場面で心を許した人には素直な自分に姿をさらけ出します。
いつもは喜怒哀楽を見せないけれど、プライベートでは限られた人にだけ豊かな表情を見せるのです。
他人のことが嫌いで避けているわけでないので、仕事場であっても、親しくなったらその人の素の姿が見られるかもしれません。
プライベートと仕事が別人な人ほど優秀
いかがでしょうか。
今はワークライフバランスという言葉が広まってきていますが、実際にバランスをとれている人はそれほど多くありません。
つまりそれだけ仕事とプライベートの両立をめざし、充実させるのは難しいということです。
言い換えれば、それがきちんとできている人はとても優秀だということです。
多くの人は仕事とプライベートがごちゃ混ぜになり、なあなあな付き合いも増えてしまいます。
それが原因で予定が大幅に崩れるなんてケースも少なくありません。
それぞれを割り切って、さらに自分の見せている面を使い分けている人は、バランスが取れている証明ということがよくわかります。
よくプライベートと仕事が別人な人を見ると陰口を言う人がいますが、もう陰口を言う人の方が時代遅れと言ってもいいでしょう。
今はたくさんのコミュニティを持つことで自然と幸福度が上がり、人生が充実することが分かっています。
あなたも見習わないと、年齢を重ねていけばいくほど後悔することになりますよ。
また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。
きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。