老害の特徴5つ

あなたの周りには老害と呼ばれるような人物はいるでしょうか。

「老害」という言葉が頻繁に使われ、社会問題化しているのは、いうまでもなく現在の日本が超高齢化社会になっているからです。

高齢者の数が激増し、また平均寿命が高くなればなるほど「困った老人」が増えるのは当然でしょう。

では、いわゆる「老害」にはどういう特徴があるのか、どんな心理から、困った高齢者は困った言動をするのか。

今回はそれらについてご紹介しますので、あなたの周りの人と比べて見ながら最後までご覧ください。



老害

 

自分の人生に自信があり、自説を変えない

 
老害の原因になっている高齢者特有の心理で、まずあげなければならないのが「根拠のない自信」です。

困った高齢者は例外なく、自分に自信をもっています。

つまり「自分はここれまで、まっとうな人生をまっとうに歩んできた。現役時代には社会的に大きな仕事もしたし、人一倍苦労もし、努力もしてきた。また、子供も立派に育て上げた」という、強い自負を持っているのです。

もちろん、ほんとうにそうした素晴らしい人生を歩んできた人もいるでしょう。

しかし、ほとんど場合、自分の過去の人生についてかなり美化し、脚色された形で把握してしまうのが、高齢者の特徴なのです。

実際にはそれほど立派な過去を持っていないにもかかわらず、「自分はすばらしい人生を歩んできた」と思い込むケースが少なくありません。

そうした勘違いの自信のために、違う意見を持った人としばしば衝突します。

なにしろ人生に自信があり、その人生に裏打ちされた自説にぜったいの自信を持っていますから、違う意見をけっして認めようとしません。
 

多様なライフスタイルを認めず、古い価値観を若い人に強いる

 
古い価値観にこだわり、それ以外の価値観や人生観を認めないというのも、老害の大きな特徴です。

前項と似ているように思われるかもしれませんが、こちらは自分の人生に対する自信を前提とはしていません。

自分がどんな人生を送ってきたかどうかとは無関係に、古い価値観に固執するのです。

特に、「結婚して子供を産み育てるのが人の道」と考える傾向が、高齢者には大変強くあります。

その価値観から、若い女性に対してセクハラ発言をすることがめずらしくありませんし、男性に対しても「家庭を持って初めて一人前」という人生観の押し付けをします。

高齢者は価値観の違いを認めませんから、若い世代がどんなに人生観、価値観の多様化を説いても、まったく聞く耳をもたないのです。



時間を持て余しているので、とにかく話がくどい

 
高齢者に共通することの一つに「話が長く、くどい」という特徴があります。

話がとりとめなくなったり、同じ話を何度も繰り返すというケースもよくありますが、いずれにしろ、その背景には「暇で時間を持て余している」という事情があると考えていいでしょう。

リタイアして特に何もすることがない高齢者にとって、一日は大変長い時間です。

ですから、なんとかその長い時間をつぶそうと考え、結果として話が長くなるのです。

この心理がクレームと結びつくと、いよいよやっかいなことになります。

つまり、客として店に何かクレームをつけるときも、できるだけ話を長引かせようと、高齢者の多くが無自覚のうちに考えているのです。

若いクレーマーには、何らかの具体的な要求や目的がありますが、高齢クレーマーにはそれがありません。

「ただひたすら文句を言いたい」というのが、唯一の動機です。

ですから、とにかくかたっぱしからクレームをつけ、話を長引かせようとするのです。
 

短気でせっかち、怒りっぽい

 
話はくどく長くなるくせに、短気でせっかち、怒りっぽいというのも老害の特徴です。

時間をもてあましているにもかかわらず、常に「早く、早く」という意識を持っています。

たとえば、交差点。何も用事がなくても、多くの高齢者は人よりも前に立って、赤信号を待つという共通点があります。

これは街中で、日常的に見られる光景です。

そして、信号が青に変わるか変わらないうちに歩き始める。

しかし、別に用事はないので、歩き出してからはスローになります。

これは一例ですが、老害を及ぼす高齢者は、万事にせっかちで先を急ぐという特徴があり、「信号無視」「列に割り込む」といったルール違反、マナー違反を犯すのです。



老人であることを利用する

 
老害老人はふだん、年寄扱いされることを嫌います。

「自分はほかの年寄とはちがう。見た目も心も年齢よりずっと若い」という自負がありますから、「お若く見えますね」と褒められても喜びません。

「お若く見える、のではなく、外見も中身もほんとうに若いのだ」と思っているのです。

ところが、時として、自分が老人であること、年を取っていることを利用しようとするのが、老害の困った特徴なのです。

一例をあげると、昨今、高齢者の万引きが激増し、社会問題になっています。

テレビで、万引きGメンのドキュメント番組を見たことのある方も多いでしょう。

そこに登場する高齢者の多くは、Gメンや警察官から問い質されると、自分が高齢であることを最大限に利用しようとします。

「年金生活で、苦しい」とか「伴侶に先立たれて、さみしい」など、高齢者であるためにやむなく万引きをしたのだと説明するのです。

中には認知症を装う老害老人もいます。

大変卑怯なやりかたというよりほかないでしょう。
 

老害は相手にしない

 
いかがでしょうか。

老害というのは、ほとんどの場合、自覚がないものです。

ですから、高齢の方は上記の項目をチェックし、自分にあてはまることがないか確認することをおすすめします。

若い方も将来老害老人にならないために、参考になさってください。

また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。

きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。



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