転勤を拒否する理由4つ

仕事をする際に、会社によっては転勤を余儀なくされるという事もよくあります。

そんな中で、転勤を拒否する理由というのはいったいどういうものがあるのでしょうか。

仕事と転勤はある程度切り離せないものではありますが、やはり転勤したくないと思うこともたくさんあることです。

そこで今回はその転勤を拒否する理由についてご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。



転勤を拒否

 

介護の問題

 
転勤を拒否する理由として、介護の問題が挙げられます。

家族に高齢者がいて同居している場合、もし自分が転勤する事あによってその高齢者を一人残していくような状況になると、場合によってはその残された高齢者の生活は破たんしかねないという事も考えられます。

身体的に不自由が合って買い物ひとつするのも大変な人もいるかもしれませんし、食事を作ってあげないと食べる事が出来ないという事もあるでしょう。

特に介護認定を受けていないような高齢者でも、実際には一人での生活は無理という場合も多いでしょう。

そんな中で無理に転勤する事となった場合、残された高齢者はもちろんですが転勤した本人も残してきた家族が心配で気が気ではないでしょう。

定期的に連絡をとったり場合によっては色々なヘルパーを依頼したりと、精神的と金銭的の両方不安がかかるのです。

そうなると落ち着いて仕事に打ち込む事が出来ず、結果として転勤させる意味というのが失われるという事になるのです。

また、同居はしていない場合でも近くで生活をして高齢者のフォローをしているという事もあります。

一緒に住んでいないのだから介護はしていないというわけではないのです。

そのあたりを会社は理解を示す必要があるでしょう。

また、そういった高齢者の家族も共に転勤先に行くという案もありますが、ふつうは高齢者が見知らぬ土地に引っ越すというのは負担が大きく、できれば避けたいでしょう。

介護の問題は本当に家族に対して負担となります。

そのあたりを考えて、会社は転勤させるかどうかというのを判断するべきといえるのです。



育児の問題

 
介護と並んで転勤を拒否する理由として浮かぶのは、育児の問題です。

子供を育てている場合、その年齢によっては転勤が難しいという事があります。

たとえば子供によっては精神的に過敏な子供もいますので、転勤によって一緒に引っ越す事が大きな負担になる場合があります。

新しい学校になじめなかったりして、ふさぎ込みがちになるという事もあります。

また、幼稚園などは必ずしも行かなければならないというものではないので、転勤先に幼稚園の空きがなく、転園する事が出来なかったりという問題もあります。

そして小学生以上では、中には私立の学校を受験して合格したというお子さんもいらっしゃるでしょう。

そういう場合、せっかく努力して入学した学校を転校しなければならなくなります。

そうなると子供の将来にも影響が出てしまいますから、転勤するのが難しいという場合も出てくるでしょう。

単身赴任という形で転勤するという事もできますが、そうなると経済的にも負担が大きく、家族にとってはあまり良い環境とは言えないでしょう。

育児というのは、他人からは分からない大変な部分も多いのです。育児のために転勤を拒否するという事も十分にありえるといえるでしょう。
 

本人の体調などの問題

 
転勤を拒否する理由の一つに本人の体調の問題があります。

仕事をするには差し支えないように見えても、意外な持病を持っているという場合があります。

その持病自体は命にかかわるものではなかったとしても、そのために通院している場合、転勤によってその治療がストップしてしまうという事もあるのです。

命にかかわらないような病気だからこそ、周囲の理解も得られにくいという事もあります。



気軽に転院すればよいのではないかといったアドバイスをしてくる事もありますが、そういう風に簡単に行くならきっと苦労はしないでしょう。

もう一つ、病気ではないですが、不妊治療をしているという場合、転勤するのはとても大変です。

治療をしている妻が転勤をするのはもちろんの事、夫が転勤という場合でも精神的にも経済的にも大きな負担になります。

不妊治療に関してはなかなか周囲の人間に伝えるという事はない微妙な話題ですので、その事に周囲も気が付いてあげるというのは難しいでしょう。

元気そうに見えても、もしかしたら何かの持病を抱えて通院しているという事があるかもしれません。

そういう事情があるなら、転勤するのは正直適切ではないといえるのです。
 

本人と家族の関係の問題

 
転勤を拒否する理由には、転勤する本人と家族のかかわりについての問題があります。

自分が今転勤する事が家庭に対して明らかに良いとは言えない場合、転勤を拒否する理由となるでしょう。

例えば結婚したばかりのご夫婦の場合、片方が転勤となると何のために結婚したのかという事になりかねません。

今は共働きが当たり前の時代ですから、夫婦そろって仕事を持っているという事が多いでしょう。

それなのに結婚してすぐ転勤となり、別居婚という状態になってしまうのでは、せっかく結婚した意味もありませんし、正常な夫婦生活が営まれるとは言えなくなってしまいます。

結婚してある程度の年月が経ったご夫妻でしたらそれなりに信頼関係も築かれているので大丈夫でしょうが、新婚ではそうもいかないでしょう。

転勤をする場合、家族にも負担をかける事になります。それを考えて、場合によっては家族との関係というのは転勤を拒否する理由となるでしょう。
 

転勤を拒否する事態は問題ない

 
いかがでしょうか。

以上、転勤を拒否する4つの理由についてお伝えいたしました。

冒頭でもお伝えしたように転勤は仕事と切り離せない部分もありますが、状況によっては拒否する事も必要です。

状況を見ながら一番適した判断をするべきなのです。

また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。

きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。



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