恋愛ごっこの恋愛とは?
あなたは恋愛と恋愛ごっこの違いについて明確に理解できているでしょうか。
多くの人はその違いに気づいていません。
本気の恋愛だとあなたは思っていたとしても、周りから見たらただの恋愛ごっこにしか見えないケースも少なくないのです。
そこで今回は恋愛ごっこの恋愛についてご紹介していきますので、ぜひあなたやあなたの周りの人に当てはまるかどうか確認しながら最後まで御覧ください。
恋愛ごっこの恋愛とは
他人からどう見られるかが最優先の恋愛
恋愛ごっこの恋愛とは、自分がどう思うかよりも他人からどう見られているかを最優先させてばかりいる恋愛のことです。
本当の恋愛であれば他人からどう思われているかということや、人気があるかないかなどは関係なく、自分の好きだという思いだけで突き進んでいけるものですが、恋愛ごっこの恋愛は他人からどう見られているかで優越感を感じるため、自分の想いよりも他人からどう見られているかを優先させてしまうものです。
ですから真剣さもなく、他人から良く見られないようになったらそこで恋愛も終わってしまうこともあるものです。
流行の服を選ぶのと同じように、流行が過ぎれば自然と終わりを告げるような恋愛であることも多いため、別れることになっても傷つかずに別れられることもあるでしょう。
また、胸を張って好きだと言える恋愛でもないため、恋愛ごっこの恋愛は自分の思い出や記憶に残っていくようなことも少ないものです。
本当の恋であれば別れが来てもずっと立ち止まっているような期間が長いですが、恋愛ごっこは流行のように流され流されていく恋愛だと言っても良いでしょう。
先のことを何も考えていない
恋愛ごっこの恋愛は、先のことなど何も考えていないものです。
恋愛に夢中になっている時というのは周囲のことが見えなかったり、自分たちだけで盛り上がってしまうようなこともあるものですが、それでも真剣であれば先のことで不安を感じたり、将来のことも考えるものです。
ですが恋愛ごっこの恋愛であれば今さえ良ければそれで良く、先のことは全く考えていないということもあるものです。
また、先のことは考えていても具体的に行動を起こしたり、それによって自分の生活がどう変わっていくかも考えないことが多いでしょう。
例えば、恋愛が盛り上がっていることですぐに結婚したいと言い出すような人もいますが、結婚することによってどれくらいの費用がいるか、どれくらいの責任が生じるかまで深く考えて言っているような人は少ないものです。
恋愛ごっこの恋愛は、結婚という言葉に酔っているだけで、具体的な行動は何も起こせないということもあるでしょうし、先のことは深く考えず、今さえ良ければそれでいいといった安易な考えで進んでいる恋愛だということもできるものです。
悲劇のヒロインになることが多い
恋愛ごっこの恋愛のひとつに、悲劇のヒロインぶる、ということがあります。
どんな恋愛でも無傷でいられず、泣いたり悲しんだりすることというのはあるものですが、それでもいつまでもそこから立ち直ることができず、いつまでも悲しみを繰り返すようであれば独りよがりの、恋愛ごっこの恋愛をしている人だということもできます。
また、友人に相談にのってもらっているにもかかわらず、まったく友人の意見に耳を貸そうともせず、最初から自分の意見や行動を変える気がないような人も悲劇のヒロイン好きで恋愛ごっこをしている人だと見ることができます。
本当に恋愛に悩んでいる人であれば、わらにもすがる思いで友人に相談して答えを見つけ出そうとするものですし、人の意見も参考にするものでしょう。
ですが最初から聞く耳もたず、自分の悲しい話や悩み話ばかりをする人は恋愛して苦しむ自分を自慢したいという気持ちも見え隠れするものです。
こういった行動はお洒落感覚の恋愛だとみることもできますし、本当に続けていきたい恋愛なのかも疑問なので、恋愛ごっこだと思われても仕方ないでしょう。
特定の人との恋愛ではなく、複数人と楽しむ恋愛
誰か特定の人と付き合うというのではなく、複数の異性と関係を持ったり、その気にさせることが好きな人の恋愛は、真面目な恋愛ではなく恋愛ごっこと言えます。
一人の人を深く知るのではなく、複数の異性と浅い関係を望む恋愛です。
この場合、相手に気があるフリを見せたり、必要としている言葉を投げかけたりしますが、実際は「あなたがいないとダメ」とまでは思っていません。
むしろ、「あなたの代わりはいくらでもいる」くらいに思っていることが多く、真面目に一人の人を思うということができないのです。
その理由は様々ですが、過去に恋人に裏切られたことがあるという人もいれば、そもそも真面目な恋愛が面倒くさいという人もいます。
ドキドキする感覚が好き、人から思われることが好き、友達以上恋人未満の状態が丁度良い距離感で好きという人に多い恋愛でしょう。
こうした人に本気になってしまうと、重く思われたり距離を取られたりと、懸念されてしまうことが多いです。
誰か特定の人とは付き合わず、複数の異性と繋がりを持って楽しんでいる人は、恋愛ごっこの状態が一番良いと感じているのでしょう。
自分たちのことしか考えられない恋愛
確かに誰かと付き合ってその人と恋愛を楽しむということは、必ずしも周りに迷惑をかけたり影響するものではありません。
二人がお互いに思い合って、それが形となり、誰にも迷惑をかけないで楽しむことができていれば、それは二人にとっても都合が良い恋愛でしょう。
しかし中には、周りへの影響や迷惑を考えず、自分たちのことだけしか考えない恋愛をしている人もいます。
こうした人たちを見ると、周りは「恋愛ごっこをしている」と感じることが多いのです。
例えば、恋愛の賛成してくれない親に反発して、家を飛び出し何日も音信不通になり、周りに迷惑や心配をかけているとしましょう。
当然親は子供が急にいなくなったことに心配して探し回りますが、二人は「自分たちが認めてもらえるように」とその状況を貫きます。
しかしその状態が続いているうちに、二人は些細なことで喧嘩になり、結局家に帰る羽目に。
家に帰ってきた子に対して、両親は安心すると同時に、その恋愛を恋愛ごっこだと感じます。
本気であれば貫く、何を失っても良い覚悟ができているという状況であれば、両親は次第に賛成へと変わっていったかもしれませんが、中途半端な思いや行動で、それを恋愛ごっこだと感じる人は少なくありません。
自分たちの都合や思い、そしてその時のことしか考えられない行動は、恋愛ごっこだと思われてしまうのです。
既婚者との恋愛
「不倫」と呼ばれる恋愛も、恋愛ごっこに含まれるでしょう。
既婚者側から見たら、家庭があり相手がいる状況での恋愛であることから、いくら相手に本気になっていても、一緒になることが難しい上で恋愛をしている状態。
そして逆に、不倫相手となっている側も相手が既婚者だと知った上での恋愛ならば、叶わない恋をし待ち続けている自己満足の恋愛と言えるでしょう。
中には不倫に本気になる人もいます。
すべてを失いまたゼロからのスタートになっても、不倫相手と一緒になりたいと思う人は、当然必ず結果を出します。
しかし「もう少し待ってて」とか「今上手く行ってなくて」「まだ了承が得られなくて」と、何かと理由をつけて先延ばしする既婚者は、その恋愛にすべてを捨てる覚悟はありません。
そしてその言葉を信じて待つ側も、恋に恋している状態。
いくら待っても自分のもとに来てくれないことを分かっている上で、相手にしがみついて、ある意味意地で付き合っている所もあるかもしれません。
このように既婚者とだらだらと恋愛することも、恋愛ごっこのうちです。
上手く利用されていることに気付けず、それでいて信じ続けて待つという人は、自分に酔っている可能性があり、相手が既婚者ではなくても上手くいかないかもしれません。
恋愛ごっこが楽しいと感じるかはその人次第
いかがでしょうか。
恋愛ごっこは、本当に相手のことを好きというわけではなく、自分が周りからどう見られているか、周りの評判はどうかというのがベースになります。
その恋愛ごっこ自体が楽しいと感じる人は、どんどん恋人を変えていったり、複数人と同時に付き合ったりします。
その行為自体に嫌悪感を抱く人も少なくないでしょう。
そのような人は、恋愛ごっこに向いていません。
一時的に恋愛ごっこをしたいと感じる時期は訪れるものですが、実行に移しても自己嫌悪に陥ったり、後悔し続けることになります。
まずは自分がどのようなタイプなのかをしっかり見極めないと一生涯、心に残る傷を自分自身でつけてしまうことになるので気をつけましょう。
また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。