ルーチンワークな仕事10つ
ルーチンワークな仕事とはいったいどのようなものなのでしょうか。
ルーチンワーク聞いて、あなたはどんな印象を持ちますか?
楽な仕事?退屈の代名詞?という否定的な方から、なくてはならない仕事、円の下の力持ちと思う方まで幅広くいらっしゃることでしょう。
そんなルーティンワークですが、一体どのようなものがどんな役割を担っているのか?
やったことがない人には意外につかみにくいものなのかもしれませんね。
そこで今回は、決して花形ではない、しかしなくなったり機能しないと意外に困るルーティンワークについて3つの仕事を挙げながらご紹介していきますので、ぜひ最後までご覧ください。
ルーチンワークな仕事
既存顧客への営業はルーチンワーク化している
既存顧客への営業って、既に関係ができているから新規開拓よりも簡単と思われるかもしれませんが、既存顧客に対するものでもそれ相応の難しさがあります。
なぜなら、既存顧客はあって当然と思われているからです。
あって当然と思われている以上は、もしもの事態に備えなければいけません。
もしかしたら、既存顧客からさらなる利益を見込めるかもしれないので、そのチャンスも逃さないようにする注意が必要です。
しかも時代は絶えず変わっています。
そのため「付き合いでなんとかなる」と思っていたものが急に途切れることもあるのです。
そのため、必ずしも楽な仕事ではないのです。
給与計算はルーチンワークな仕事の1つ
毎月ある給与計算ですが、システムのミス一つで大きく金額が異なってしまったり、それによって、会計全体に影響が及ぶ場合が少なくありません。
仕事をしている以上給与はもらえて当然のものではありますが、その裏では、細かい作業が多量に行われています。
特に、遡って計算することがないようにする注意が求められます。
ここだけは、どんぶり勘定ではできないものです。
ルーチンワークな仕事の代表は受付
受付も毎日行われなければいけないものです。
毎日同じ場所に立っている人ならばすぐになれるだろうと思う方もいるようですが、そんなわけがありません。
自分は同じ場所に立っていても、来る相手がたくさんいるからです。
しかも相手が何者なのかをしっかり掴んで置けるかどうかで印象も変わります。
入口を担う以上最も気を使う仕事なのかもしれません。
ルーチンワークは意外とつらい
ルーチンワークな仕事に憧れている人はけっこう多いのではないのでしょうか。
同じ作業を繰り返すだけで良いなんて楽チンだなぁと思っていませんか。
ルーチンワークの仕事はけっこう辛いのです。
第一に、飽きてしまいます。
同じ作業の繰り返しを延々と続けるにはかなりの集中力が必要です。
またルーチンワークにはミスが許されないことが多いです。
眠気とも戦わなくてはなりません。
たまに、何でこんなことやっているんだろう。。と考えてしまったりします。
また、ルーチンワークは体に負担がかかっていることも多いです。
同じ作業の繰り返しということは、姿勢を固定する場合が多く、肩こりや腰痛に悩んでいる人も多いようです。
楽チンに見えるルーチンワークも、実際にやってみると、けっこう辛いのです。
意外と改善できる
ルーチンワークって、誰がやっても同じ作業と思っていませんか。
言われたことを言われた通りに延々やっていく、ルーチンワークってそんなイメージではないでしょうか。
でも、実際にはルーチンワークはもっともっと改善できる仕事です。
もっと早く、もっと正確に、もっと質の良い作業を目指すことができます。
仕事ができる人というのは、ルーチンワークもスマートにこなします。
常に改善点を考えているため、どんどん早く正確にこなせるようになるのです。
ルーチンワークの改善方法としては、機械化する、システム化する、道具を使うまたは道具を編み出す、先輩を真似る、などがあります。
実はルーチンワークも意外と創造性のある仕事のひとつなのです。
大事に扱われない
上で述べたように、意外とつらくて、でも意外と改善できる(創造性のある)ルーチンワークですが、一般的には全く大事に扱われません。
たいていは、ルーチンワークに対する報酬は少ないのです。
レジ打ちやトイレ掃除など、アルバイトが担っているケースも多いです。
ルーチンワークは、出来て当たり前、失敗がなくて当たり前なので大事に扱われないのかもしれません。
書類等の入力業務、毎日の掃除等
マニュアルに沿って、ひたすら入力する作業と言う仕事もあります。
一般事務の仕事の中でも、ISO取得のため等、その時その時の企画や特殊な書類に関するものでなく、営業さんが持ってくる見積書や請求書作成も、ルーチンワークと言えるでしょう。
また、業者や顧客へのお茶出し等の会社の窓口的業務、売掛、買掛金等、総務内の帳簿管理等も、一般事務の中でも、ルーチンワークと言えますね。
毎朝習慣になっている、トイレ掃除もそう言った仲間に入りますね。
そういうことで、掃除のおばさんも、ルーチンワークと言えます。
一般事務の中の仕事で考えた場合、ルーチンワークとそうでないものがあると言えます。
毎日同じようにこなす業務は、ルーチンワークと言えますが、それ以外のものもあるので、一般事務の仕事を全般としてとらえると、微妙に属すかどうかというところでしょう。
眼科などで、過去カルテをマニュアルに沿ってひたすらシステムに入力するような業務は、完全にルーチンワークと言えますね。
工場の中の、毎日まったく同じ手作業
工場の中で、ロボットによる工程と言うものもかなり多い時代にはなってきていますが、いまだに手作業の工程と言う仕事もあります。
製造工程の溶接もルーチンワークとしてありますが、ちょっとした製造工程の中の下準備も、地味なルーチンワークとしての仕事になります。
作業着を着て、毎日特に動くことなく、座ってする、ライン作業も同じような内容であることが多いです。
毎日、同じ作業を続けることになるのですが、作業自体が地味でも、ひとつの商品を製造することにとって、どの地味な作業も抜けてはいけない大事な仕事なのです。
そんなルーチンワークでは、職業病と言うものがつきもので、一つの作業を続けることが多いので、同じ姿勢を長く保つために体に無理がかかり、腰痛やけんしょう炎と言ったトラブルも起こりやすいことが多いです。
作業系のルーチンワークは、そういった健康管理に気を付けなければならないということも言えます。
あらゆる物品の配達業務
いわゆる、配達業も、ルーチンワークと言えるでしょう。
配達業の中でも、新聞配達は特に同じ作業の繰り返しで、日々の違いと言えば、あの家の犬が吠えなかったとか、信号機の青が三回続いたとか、そういったことくらいの差かもしれません。
牛乳配達や、郵便配達、チラシ配布等も似たようなルーチンワークですね。
その他の配達業務として、一般的な宅配業者も、ルーチンワークと言えるでしょう。
ルートがまったく同じの、大型のトラックで荷物を遠方から運ぶ人もいれば、身近なところでうろうろとするような、同地域内配達もあり、ちょっと内容が異なってきますが、基本的には、自分にノルマを与えられた分だけ、届け先に届けると言った仕事内容です。
配達の中でも、パン等食品の配達は、コンビニ等に運ぶこともあり、ちょっとした店員さんとの会話もありますが、配達して挨拶してサインをもらってまたすぐに次の届け先に移動と言うパターン業務になるでしょう。
営業さんの元のファイリングや、各種仕分け
一般事務とは少し異なり、営業さんや出荷管理者の元、書類をファイリングするのみというようなルーチンワークもあります。
事務と言うよりも、作業に近く、営業さんが使ったり管理している書類を受け取ったら、各業種や顧客ごとの、五十音順に並べられたファイルに、順序良くしまうという作業です。
営業さんから書類を受け取る際に話をすることがあっても、お互いに集中力をとぎらすことがあれば、あとあと面倒なことにつながる失敗になりかねませんから、自分が責められるのがいやなら、ひたすら集中して、ファイリング作業に勤しむことが必要です。
同じようなルーチンワークとして、アマゾンの倉庫内の仕分け作業も、しまうのではなく、反対に、届け先の分類ごとに分けて出荷補助のような作業がありますが、最近では、倉庫内の物品の場所をロボットが把握し、ロボットそのものが、出荷分類するところまで正確に運ぶという、画期的なことを導入しはじめているようです。
そういった仕分け作業もルーチンワークと言え、郵便物の仕分けも、食品等規格ごとの商品の仕分けも、その分類に入ると言えますね。
ルーチンワークな仕事に飽きたらすぐに変えよう
いかがでしょうか。
ルーチンワークな仕事というのは創意工夫次第でいくらでも楽しくなるものですし、改善することや効率化させることができます。
しかし一番の敵は、そういう気持ちすら起こさせないぐらい飽きてしまうことでしょう。
人は飽きてしまったら、それ以上のことはしなくなりますし、成長も止まってしまいます。
周りがどんどん成長している中で、そんな状態で何年も過ごすのはとても恐ろしいことです。
数年後、自分だけが変わっていない・・・と嘆いても、すでに遅いのです。
なので、ルーチンワークな仕事に飽きてしまったら、すぐに環境を変えることをおすすめします。
それがあなたにとって最も良い選択になるはずです。
また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。