SEを辞めたい理由と対処法7つ
もうSEを辞めたい・・・と思っている人は数え切れないほどいます。
システムを完成させたときの喜びや達成感は他では味わえないものですが、そこに行くまでの過程がハードで、この仕事を続けようかどうか迷ってしまう瞬間というのは誰にでも訪れることでしょう。
では、なぜ多く人はSEを辞めたいと思うのでしょうか。
そこで今回はSEを辞めたい理由についてご紹介していきますので、ぜひあなたの理由と同じかどうか確認しながら最後までご覧ください。
SEを辞めたい理由と対処法
SEを辞めたい1 給料が安い
SEという仕事はコンピューターとプログラムの専門知識が求められる高度な技術職です。
にもかかわらずSEの給料は非常に安く、スキルに見合った十分な報酬が支払われているとはお世辞にも言えないのが今のSEが置かれている現状です。
好きで始めた仕事だからと薄給に耐えて懸命に働くSEも多いのですが、ふと気がついて自分の給料を計算してみたら新人のコンビニバイトよりも時給が安かった、ということも珍しくありません。
必死に働いても給料が上がらず将来の希望も見えない。
そんな状況に絶望を感じたSEは、仕事に見切りをつけもっと楽に稼げる仕事への転職を決意してしまいます。
SEを辞めたい2 仕事がきつい
SEの仕事はとにかくハードワークです。
ただでさえ面倒な作業なのに、納期ギリギリになると俗にデスマーチと呼ばれる過酷な労働環境で働かされることが日常茶飯事です。
どう考えても人数が足りないのに仕事を仕上げるようせっつかれながら連日泊り込みで働く、ということが珍しくないのがSEのしごとです。
こんな環境ではどんな体力自慢のSEであっても健康に支障をきたすのは当然です。
辞めたいというよりも辞めざるを得ない状況に追い込まれてしまい、泣く泣く仕事を離れるSEは後を絶ちません。
SEを辞めたい3 上司が無能
無能な上司の下で働くことほどストレスがたまる状況はありません。
どんな仕事でも上司が無能な可能性はあるのですが、特にSE業界は無能な上司にあたってしまう確率の高い業界です。
SEの仕事は専門技術が要求されますが、プロジェクトを管理するマネージャーには専門知識が乏しい人物がつくことが多く人員管理は出来ない、人月計算はめちゃくちゃ、プロジェクトの難易度を理解していない等およそSEのマネージャーとしては全く不適格な上司であることもしょっちゅうです。
そんな無能な上司が自分よりも稼いでいるとなれば、SEの仕事をばからしく感じてしまう気持ちを誰が止められるでしょう。
上司へのストレスと理不尽さへの怒りが合わされば、辞めるという選択肢を躊躇する理由はありません。
SEを辞めたい4 とにかく激務
SEのお仕事はとにかく激務です。
終電を逃すのは当たり前。
納期前は泊まり込みで徹夜という状況が平気で起きるのがSEの世界です。
なおかつ、仕事の量は膨大なため、来る日も来る日も仕事をこなし続けても自分が楽になることはありません。
この傾向は2次受け、3次受けといった下請けのSEになるほど強くなります。
下請けのSEはその忙しさに耐えられず、会社を辞めてもっと人間らしく働ける会社へ行きたいと転職を考える人が多いです。
SEを辞めたい5 中年以降のキャリアプランが描きにくい
SEを辞める理由は、その勤続年数の短さにあります。
SEには「35年定年説」という言葉がある通り、よほどえらい役職にでも昇進しない限り、中年以降に社内に残れる人がほとんどいないのです。
このため、先のキャリアプランが描きにくく、不安を感じて辞める人は多いです。
加えてSEは激務であるため、休日出勤は当たり前、プライベートはほぼなし。
稼いだお金を使う暇もないです。
お金をためて、自分で起業をしたほうがよっぽど自由な生活ができますし、培ったスキルを活かして事業展開もしやすいので、ある程度の年数働いた後に辞める人が多いのは当然と言えます。
SEを辞めたい6 精神的に安定しない
SEという仕事は、自社でお仕事するSEだけではなく、出向型のSEも多くいます。
出向型のSEは期間限定で他社に出向して仕事をするので、プロジェクトが終わるたびに職場が変わります。
これだとそのたびに人間関係を構築しなければならず、いつまでたっても精神的に安定しません。
また、自社SEであっても、自社のプロジェクトマネージャーとの折り合いが悪いと、同じようなストレスが生じます。
人間関係に悩んだ結果、もうこれ以上我慢はできない!と辞めてしまうSEは多いのです。
SEを辞めたい7 能力的に技術の進化についていけなくなる
SEのお仕事は、工場の品質管理のようなルーティーンワークではありません。
IT業界では日々新しい技術や言語が生まれますので、それを学び続けられる根性と、頭の回転の良さがある人間でないと、継続して仕事ができなくなります。
なおかつ仕事は忙しく、新しい技術にスピーディーに対応しなければならないという辛さもあります。
これは万人にできるものではありません。
そんなにはやく技術を習得することはできない、流れについていくのに疲れたと思った人は、SEの仕事を辞めて別の業界のシステム部門への転職を試みるのです。
そういうところならスキルをいかしつつ、まったり働けますから。
SEを辞めたいなら転職を積極的に考えよう
いかがでしょうか。
SEというのはやはり激務で忙しいものです。
その忙しい中でも仕事の楽しさを見いだせるかどうかが、SEを継続できるかどうかにかかっています。
しかし、一度「辞めたい」と思ってしまったらなかなか継続することは難しいものです。
SEは比較的簡単に転職できる需要がまだまだあるので、環境改善のために転職活動するのもいいでしょう。
新卒や女性ならまだいいですが、中年になって激務な生活を送り続けるのには無理がありますし、どんどんスキルが追いつかなくなり、やがて追いやられてしまいますよ。
また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。