自己開示が苦手な人の特徴9つ

自己開示が苦手な人というのはあなたの周りにいないでしょうか。

どうも話していても、相手のことがわからなかったりすると、これを聞いてもいいのか、もっと仲良くできるのかなどあれこれ不安になってしまうものですよね。

ではどのような人がそうなのでしょうか。

そこで今回は自己開示が苦手な人の特徴をご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。



自己開示が苦手な人の特徴

他人に対して警戒心が強い

自己開示が苦手な人の特徴としてまず、「他人に対する警戒心が強い」ということが挙げられます。

「こんなことを言ったら、良く思われないに違いない」「こんなことを言ったら嫌われてしまうかもしれない」と、他人の行動を深読みしてしまうあまり、心のどこかで他人を恐れていたりもします。

なので、自分の本音を出すまでに、相手のことをついつい探ってしまうことがよくあります。

そして、探る期間が長いので、仲良くなるまでにはどうしても時間がかかります。

これを改善する方法は、「人に接する」という行為の回数を増やし、フィールドワークで自分の心を鍛えていくしかありません。

自己開示が苦手な人は自分に自信がない

自己開示が苦手な人は、自分に自信がないというケースが多くあります。

自分に自信がないから、自分の考えを人に述べることに対して、二の足を踏んでしまうのです。

又、新しい友達を作る際においても、自分に対する自信のなさから、「こんな自分なんかと、仲良くなってくれるのだろうか」とネガティブな考えを抱いてしまい、初対面の相手の前では特に、ついつい引っ込み思案になってしまうのです。

自分で自分を卑下し過ぎてしまうため、他人も同じく、「自分のことをあまり良く思っていないのでは?」と疑心暗鬼になりがちなのです。

その恐怖心が、自己開示に対する苦手意識に繋がってしまいます。



恥ずかしがり屋

自己開示が苦手な人は、恥ずかしがり屋である場合も多いです。

人と接するのも嫌いではないし、自分に自信がないわけでもないけれど、「自分をオープンにするという行為そのものが、何か照れてしまう」という思いが強いのです。

これは、元々の性格が原因であることが多いかもしれません。

このタイプの人達に対して、無理に心を開かせるように仕向けると、かえってプレッシャーに感じてストレスになることもあるので、注意が必要です。

このタイプの人達は、「恥じらい」というものを持っているので、ある意味、とても純粋な心を持っています。

なので、それを傷つけないように、プレッシャーをかけないように接すれば、時間はかかったとしても、徐々に心を開いてくれます。

自己開示が苦手な人は人見知り

自己開示が苦手な人は人見知りが多いです。

人見知りが激しいと人と話すことが苦手となり、自らを表現することができません。

表現ができないということは自らをわからずに自己開示ができなくなります。

話して行くと自分のこともわかりますし、話し方もわかってきます。

ただ人見知りをする人は、人見知りということを自分の強みだと考えています。

私は人見知りなのだから人と話せなくて当たり前と思い込んでいます。

しかし、人は話すと次から次へと話したくなるものです。

その一歩を踏み出せずにいることはそれでいいと感じています。

なので人と話すことが一番の自己開示に繋がりますが、それができないというのが一番の原因です。



周りと比較してしまう

自分に自信を持つことは大事です。

自信がないと他の人に話しても何も印象を与えられないと思ってしまうからです。

例え、他の人と比べて一番だったとしても自分ではそれが表にだすことができないでいます。

また、自信がないとそれを伏せてしまいがちになります。

他の人に認めてもらえない話だとしてもそれを話すことに意味があることをわからないということがわかっていないことがあります。

しかし、それは自ら決めるものではなく相手が決めるものなのです。

自信に満ち溢れれば話すことも自ずと増えてくることでしょう。

積極性が足りない

積極性というのは養うことが大変です。

話し相手が居たとしても自ら進んで話すことができません。

今話さなくても次があると考えてしまう傾向があります。

しかし、それは話すことで相手が自分を見てくれるという意識がないのです。

話しかけられると誰でも止まって話しを聞きます。

面白い話しでも興味がない話しだとしてもです。

人は相手の特徴や仕草を知らず内に見ているものです。

にも関わらず話してこないと相手がわかるとどんどん離れていき、また次の機会が無くなって悪循環に陥ります。

自ら進んで相手に話しかけに行くということを繰り返すことが大切です。



自己開示が苦手な人は相手のことを気にしすぎてしまう

誰かといっしょにいる時に、相手に気を使いすぎてしまったり、空気を読みすぎるあまり萎縮してしまう人がいます。

グループの中でグイグイとしゃしゃり出すぎる人も疎まれますが、そういう風に思われたくないと考えてしまい、うまく発言するタイミングを掴めずにいるタイプです。

自分の考えてることや意見を発信できない人には、こういった過度の相手への気遣いをしている人が多くいます。

多くの日本人にはそういった性質がありますが、ひとりの小さな動きが大きな波となり、広い範囲に影響を与えることはよくあります。

不安を排して発言できる個人の努力と、自由に開示ができる空気作りが大切になってきます。

考えを上手く言葉にまとめられない

几帳面なタイプの人に多く見られる傾向が、会議やディスカッションにおいて、いろいろと考えすぎてしまい発言できない人です。

また、普段から自分を伝えることに苦手意識がある人は、

考えや思いを言葉にして伝える変換作業に慣れていない人がいます。

後から一対一で聞いてみたりり、時間に余裕を持たせてあげると、

しっかりと考えていることが伝わってきます。

しかし、ただ考えているだけでは何も伝わらないので、

非常にもったいないことをしているタイプです。

考えのアウトプットが苦手な人には、口からではなく紙に書かせたり、

OJTのように実際に動きながらやらせることで、スムーズに発信できるようになることがあります。



自己評価が低く、ネガティブ

他人からしたら単に卑屈としか捉えられませんが、「どうせ自分なんか…」と思ってあえて発信しようとしない人もいます。

苦手意識が異様に強かったり、それを悪い方向に拗らせてしまうとこのような状態になってしまいます。

こういうタイプは捻くれもので少し手を焼きますが、

じっくり付き合えば個々の得意分野や自信なりの考えは必ず見つけることができるはずです。

自信な無さげで、興味がない振りをしていますが、

その人なりのポイントを掴んで付き合うことで、徐々に自己開示をしてくれるようになります。

自己開示が苦手な原因

自分に自信がなく、受け入れられるか不安

自分に自信がないと、自己開示することが苦手になります。

例えば自分では「可愛い」と思っている物に対して、他人が「可愛い」と同じ意識を持ってくれるとは限らない。

自分が良いと思っていることであっても、相手にとっては悪いことかもしれないという自信のなさから、自己開示が苦手になっていることが考えられます。

自己開示することで、「私はこういう人なんですよ」という情報を与えること、見てもらうことができるものですが、その姿を受け入れられないのではないかと不安に感じてしまうのです。

こうした人は、自分に勝るところがない、自分には良い点が一つもないと思い込んでいるネガティブなタイプに多いです。

確かに自分で自分のことを受け入れられていない状態であるため、人からも受け入れられないと思ってしまうのは必然なのかもしれません。



人に心を開くことができず、距離が遠い

相手に警戒心を持っていて、自分を出すことに恐怖心を持っている人は、自己開示は難しいでしょう。

というのも、自分を出せないのは、相手に対して信頼や信用がないためであり、距離が遠い関係になっているからです。

人との間に壁がある状態が当たり前になっていて、自分を知ってもらいたいとか、自分を出したいという思いを抱かないのは、相手に対して心を開いていないから。

もちろんそこで、相手のことを知りたいという気持ちもないため、ひたすら距離が開いている状態になるでしょう。

一度友人に裏切られた過去があったり、家庭環境がよくなかった人がこのように警戒心が強くなることがあります。

相手の人が初対面ではなくても、自分を出すということができず、一線をおいてしまう。

大抵は自分の過去が原因しており、その原因を克服したり追究しない限り、直せないことがほとんどです。

人の目を気にしすぎている

人からどう思われているのかを常に気にしている人は、上手く自己開示することができません。

自分の思うように自己開示すればいいものの、それによって相手がどう感じるのかを気にしてしまうため、「下手なことは言えない」と思ってしまうのです。

人の目を気にしすぎるあまり、自分を演じてみたり、時に嘘をついたりして生活することが多く、普段から息苦しい思いをしていることもあるでしょう。

「私は○○なんです」ということで、「変な人」「近づきたくない」と思われてしまうかもしれないという思いや、相手の興味のないことだったらどうしようという思いから、自己開示ができないのです。

自分に自信がないわけではないものの、自分を出すことによって相手からどう思われるのかを気にして言えないタイプ。

現代の社会では、自己開示が苦手な人の中に、意外とこのタイプが多く見受けられるのです。



傷つきたくない思いから

例えば昔、自分が自己紹介したことで笑われた、自分が話し出すとコソコソと話し声が聞こえた、という経験を持っていることが原因で、自己開示ができなくなってしまっていることも考えられます。

それが本当に自分のことで笑われたのかも分からない、確信が持てない状態のまま、今まで過ごしてきてしまったのでしょう。

もしかしたらその自己紹介の趣味がユニークなものだから笑われたのかもしれませんし、たまたま違う話をコソコソしている時に見てしまったのかもしれません。

しかしその景色を見てしまった自分は、自己開示することによって笑われてしまうということがインプットされてしまい、コンプレックスのような状態になっている。

こうした人は、その時抱いた傷がまだ消えておらず、「また傷つきたくない」という思いがどこかにあるのかもしれません。

過去は過去と割り切ること、そして明確な理由が分からないものに対してリセットする必要があるでしょう。

上手な自己開示の方法

自分の弱みを見せて人間らしさをアピール

初めから、相手に自分のことを信用させるのはとても難しく、ある程度時間をかけて、信頼を得るようなつもりでいた方が無難でしょう。

しかし、警戒している相手にとって、自分と関わるとおいしい話ばかりしていたのでは、信頼されるどころか、警戒を増すということがあります。

そんなときの打開策として、自分の弱みを見せて、人間らしさをアピールするということで、上手に自己開示につなげるということがあります。

たいていの人間は、プライドというものがあり、普段はあまり自分から、あえて自分の弱みを見せるということはしません。

しかし、心理カウンセラー等心のことを管理する仕事についている人が、患者や利用者の立場に立って、自分も相手同様のトラウマを抱えていることを告白すると、相手が心を開くということが実感する場面があるようです。

そんなふうに、自分の弱みを見せることは、相手の心を開く、自己開示の上手な手段の一つと言えそうですね。



自分の魅力を知ってもらうチャンスをうかがう

自己開示をするにあたり、自分の弱みを見せて相手の信頼感を得たり、共感を得るということも大事です。

しかし、自分の弱みを見せるだけでは、相手に与える印象としては、「情けない人」や、「頼りがいの無い人」と言うことになってしまいます。

そこで大事なのが、自分の「やるときはやる」感を出すことです。

それは、話している内容や態度、今までの功績で物語ることができます。

そういった、自分ができるという、頼れる魅力のある人材と言うことを、チャンスをうかがって取り混ぜて話すことは、相手に心を開かせる意味を持ちます。

しかし、そういった話は、引く人には引かれてしまうこともあります。

それが、自慢話に聞こえてしまう場合、いろいろな経験を経てきた人なら、胡散臭さを感じることになってしまうからです。

その辺を気を付けながら、誠意を持って話すことも上手に自己開示するポイントです。

なにげない話でもとりあえずネタにする

自分が何気なく話していることでも、相手にとっては、ビンゴな話になることがあります。

やたらおしゃべりな印象を持たせるのは良くないかもしれませんが、かと言って、初対面から人見知りしない人はそうそういませんから、話しているのに、間がありすぎるのも、お互いに苦痛なものです。

人と話すときのポイントとして、目と目を見て話すことが常識と言われていますが、目と目を見て話しているときほど、気まずいものでもあるのです。

そう考えると、先日買った本、飼っているペット等、自慢話にならないジャンルの、自分のたわいのない話をするのも、相手にとって、ビンゴなネタにつながる可能性を含め、且つ、気まずい雰囲気を回避する方法であり、自己開示のひとつの話す形として、おかしくないのではないでしょうか。

とりあえず話していたことでも、気まずさを無くすということもあるものです。



話す相手との共通点は大事にする

上手に自己開示することを意識し過ぎると、自分のことを誇張してしまったりすることもあります。

自分を魅力ある人間に見せたいのなら、本当はそういった話し方はNGですよね。

ただ、焦るあまり、つい、自分を誇張し、信頼させようとする癖が出てしまうという人もいます。

そういった話しは、ちょっとした虚言や自慢話にも聞こえ、良い印象を持たれる機会を、当然、逃してしまいます。

そんな時、焦らずに、まず何かしらの会話をしていたのなら、相手との共通の話を意識するようにします。

その時も、当然、自分の誇張したい気持ちを抑えましょう。

相手との共通点を見つけたのなら、大事にしましょう。

なるべく、自分サイドの話はさり気なくして、相手の話を聞くようにします。

しかし、無理やり聞き出すようなことはもちろんよくありません。

相手の細かな気持ちを尊重し、考慮しながら、共通点の話で盛り上がると、相手も心を開きやすいでしょうね。

自己開示の方法を見つけよう

いかがでしょうか。

自己開示が苦手な人はたくさんいますが、それを自分なりに克服しようとする人はあまりいません。

もう、これが自分なんだ・・・と半ばあきらめてしまっている人が多いのです。

しかし、それではとてももったいないですよね。

必ず自分に合った自己開示の方法があるはずです。

すべてをさらけ出すことが自己開示の方法ではないことを覚えておくと、あなたなりの方法はきっと見つかることでしょう。

また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。

きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。



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