自己嫌悪を克服する方法9つ
自己嫌悪を克服したいとあなたは考えていないでしょうか。
多くの人は自己嫌悪になりやすい人だったり、ちょっとしたことで自己嫌悪に陥るものです。それではコミュニケーションも満足にとれなくなりますし、自分に自信を持つことができなくなります。
そこで今回は自己嫌悪を克服する方法をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
自己嫌悪を克服する方法
自分の良い所をリストアップしてみる
自己嫌悪に陥るということは、言い換えてみると、「自分の悪い面ばかりが目についている」ということでもあります。
なので、まずはそこから直していく必要がありそうですね。
そこで大切なのが、「些細なことでも良いから、自分の良い所を探してみる」ということです。「そんなこと言われても、急には無理」と思うかもしれません。
しかし人間は、「何もかも全てが悪い」という人はいないのです。
例えば、「毎日働くことができる」「体が健康」など、普段当たり前だと思っていることでも、本当は当たり前ではなく、素晴らしい長所だというものがたくさん見つかるはずです。
その「良いところ」を少しずつ見つけていくことで、「自分は、悪いところばかりじゃない」という自信もついてくるものです。
自己嫌悪を克服するには他人と比較することをやめる
自己嫌悪は、他人と自分を比べて、自分の劣等感が刺激された時に起こります。なので、まずは他人と自分を比較することをやめてみましょう。「他人は他人・自分は自分」と割り切る発想が大切です。
他人の優れた部分や成功を目にして、「悔しい」と思うこともあるでしょう。そういう情報は、なるべく自分から切り離しましょう。
なるべく目にしない・耳にしないようにすることで平常心が保たれていきます。この平常心こそが、自己嫌悪を克服するための第一歩です。
特技を作る
自己嫌悪を克服するためには、自分に自信を持つように努力する必要があります。
そのために必要なのが、「何でもいいから、特技を1つ作る」ということです。別に、プロ並みのスキルを身に付ける必要はありませんが、自分が納得できるレベルまでは頑張ってみましょう。
この「納得するまでやり抜く」という行為そのものが、自信となって、自分の中に積み重なっていきます。
そしてその特技によって、何かしらの結果を出した時は更なる自信に繋がり、自然と自分を好きになっていくことでしょう。
力を抜いて自己嫌悪を克服する
理想が有るから自己嫌悪に陥りやすくなります。
理想が高ければ高いほど、完璧な理想像と現実の自分の差に、失望して自己嫌悪に陥ってしまいます。
自己嫌悪に陥りたくなければ、自分らしく自分のペースで生きていかなければなりません。
理想像ばかりが先行してしまい、現実と追い付いていかないとすぐに自分を責めてしまい嫌になってしまいます。
理想像なんて簡単に頭で想像することが出来ます。
しかし、思い通りにならないことなんて生きていく限り沢山有るのです。
自分だけの問題で理想像に近づける訳もなく、タイミングも大事な要素ですから、もし思い通りにならなくて自己嫌悪に陥ってしまいそうになったら、今はそのタイミングじゃないんだ。と前向きに考えましょう。
理想を徐々に現実に近づけるだけで自己嫌悪になりにくくなります。
自分だけの人生を自覚する
周りに幸せそうな人がいたら、自分なんてこんな人生だから、なんて自己嫌悪になってしまうこと無いでしょうか。
しかし、それは所詮他人の人生です。
目の前の幸せな人と自分が変われたとしても、きっと同じように幸せになどなれません。
自分の人生だからこそ、他人に影響されること無く自分なりに生きていかないと結局のところ思い通りにならなければすぐに自己嫌悪になってしまいます。
他人に惑わされる事無く自分の人生を前向きに生きていく事で自己嫌悪にならなくなるでしょう。自己嫌悪になりそうなときの合言葉は「他人は他人、私は私。」です。
何でも分かり合える仲間を作る
大人になってくると、なかなか悩み事を言えなくなりますよね。
自己嫌悪に陥っていても自分で抱え込んでしまう人も多いです。マイナスなことを一人で抱え込むとどんどんとマイナスなことばかりしか考えられなくなります。
そうならない為に、何でも分かり合える仲、認め合える仲の関係の人間を作りましょう。自分の事のように怒ってくれ、自分の事のように泣いたり、喜んでくれる人です。
生きていてると大なり小なり自己嫌悪になってしまうことも有りますよね。
そんなときは、心を許し合える相手に聞いてもらって辛い気持ちを和らげて貰うのです。そして相手が同じ状況の時に助けてあげてください。
そうすることで、誰しも皆悩んだり、自己嫌悪になることは有るのだなと分かります。すると、自分が自己嫌悪になったとき皆それを乗り越えて生きているのだなと思えるはずです。
自己嫌悪を克服するには自分自身の悪いところは見ない
あなたはなぜ、自己嫌悪に陥っているのでしょうか。
毎日自分の嫌なところ・悪いところばかり見てしまっていませんか?
悪い部分があなたの中に存在するということは、もちろん対照的に良い部分も存在しています。
毎日の時間の中で少しだけ、自分自身の中にある良いところを探してみましょう。
ポジティブに考えることが苦手な方は、誰でもいいので他人の良いところをまずは探してみて下さい。
なぜ、他人の良いところ?と思う方もいるかもしれません。
例えば、ショッピングモールの店員さんがいつもニコニコしていていいな。ということを見つけました。その笑顔と似たようなものを、あなたは持っていますか?
例えば、自己嫌悪の自分が話していても、友人は話を聞いてくれていている。ということを見つけました。そのように少しでも誰かの話を聞くことができる自分を持っていますか?
このように、他人を参考にして探し出す方法もあります。
もちろん、これは一例に過ぎないので、ないからと言って落ち込むことはありません。他人が持っているものでいいなと思うものが、自分自身の中にあることもあります。
相手のはすごいけれど、自分のはちっぽけだし…。という「凄さ」のようなものは関係ありません。
良いところか悪いところかただそれだけです。通勤・通学時間やお昼の時間など、いつでもいいです。
一つでもいい部分を見つけてみて下さい。恥ずかしがる必要はありません。心の中の声は、他人に聞こえることはないのですから。
好きなコト・モノを見つけること
あなたの好きなコトやモノは何ですか?それについて考えたり、行ったりしたりしていますか?
好きなコトやモノがない・思いつかない方は、楽しいことでもいいです。
気が付かなくても、誰だって一つや二つは持っているのです。
食べるコトが好き。
ボーっとしている時間が好き。
買い物が楽しい。
など。
しょうもない・しょうもなくない、というような基準はありません。毎日の中であなたが好き・楽しいということに目を向けて考えましょう。
きっと、自己嫌悪に使う時間が自然と好きなコトやモノを考える時間に変わっていることに気が付きます。
自分自身を褒めてみる
テストで100点を取った時に「よくやった自分。」などというように、自分自身を褒めたことはありますか?
悪いところがあれば、必ず良いところがあります。
すでにあなたは良いところを知っています。ただ、それは初めは知らなかったことではありませんか?まず、知らないことを知れた自分がすごい!と褒めてみて下さい。
恥ずかしくて、できない。大丈夫です。誰にもあなたの心の声は聞こえません。
こうやって徐々に、簡単なことから褒めてみましょう。「今日はネガティブに考えることが一つ減った。」ならよくやったと。
自分自身を褒めることで、自然と自信がわいてきます。まずは自分自身を褒めて、認めてあげて下さい。そうすれば、自然といいところに考えや意識が向いていきます。
自己嫌悪に陥る心理
完璧主義者にありがちなケース
自分の期待する理想像が高いと現実とのギャップによって自己嫌悪に陥ってしまいます。
完璧主義者は常に理想を高く持っています。
それをクリアできている間は自己満足度も高く幸せな気持ちでいることができます。
しかしある時、自分の期待値よりも下回ってしまった場合に自分の理想像が崩れてしまい自己嫌悪になります。
他人から見て「平均よりも上回っているからいいな」と感じられたとしても、完璧主義者には関係ありません。
自分定めたハードルを下回った時点で、それはもう失敗と感じられてしまうのです。
人間は誰しも失敗をする生き物です。
それを受け入れられずに、自分の決めた基準をクリアするモノサシでしか判断ができなくなっているのです。
高い理想だけを持ち、それだけを目標にしている人は自己嫌悪に陥りやすくなってしまいます。
本当の実力が伴っていないケース
自分に自信があっても、それが他のものに支えられているとしたらどうでしょう。
例えば、親の七光りであったり、肩書きであったり。
それが無くなった時に一気に自信を持てなくなり、それまでの自分さえも嫌になり自己嫌悪に陥ってしまいます。
仕事上でも勉強の上でも、実力がある人は周りにいくらでもいます。
例え、親の力や肩書きたあったところで、実力の差を歴然と感じるシチュエーションもあるでしょう。
むしろ、実力以外のところで表面上だけチヤホヤされている自分が嫌になってしまいます。
実力が無いことに気付くと孤独感も加わり、まわりが敵に見えてしまうこともあるかも知れません。
自分を大切に思える気持ち、つまり自尊心があれば自己嫌悪には陥りにくくなります。
支えられるものがなくなったとしても、実力がある人であれば自分を大切に思えるでしょう。
人の目を気にし過ぎるケース
自分のものさしを持っていますか?
何かトラブルがあった時や、何かを判断しなくてはいけない時に自分自身で決めることができるでしょうか。
自分がする事に対して他の人がどう感じるか、他の人からの評価はどうなるか、といったことを気にしていると本来の自分を出すことがこわくなってしまいます。
そうなると常にお芝居をしているような状態で、アンテナを張って人の意見や評価に照準を合わせていってしまいます。
ふと自分を見つめ直した時に自分ではない自分を認識し、自己嫌悪に陥ってしまいやすくなります。
いつも他人と接している自分は、本当の心からの自分ではないからです。
本当の自分を出したらどうなってしまうのだろう、と不安になってしまいます。
自分に自信を持ち自分の責任で判断ができれば、自尊心は保たれます。
今までの自分と比較するケース
自分との比較のケースです。
人間はいつも変化していきます。
一番わかりやすいところでは、日々老化しています。
それを受け入れられず、「若いときにはできたのに今は何故できないんだ」と自己嫌悪に陥ることがあります。
内容にもよりますが、それは当然受け入れなくてはいけない事柄も多くあるでしょう。
老化以外でも自分が以前よりも劣っていると感じた時に、過去の自分との比較で自分が嫌になってしまいます。
でも、もしかしたら昔よりも実力は上がっている可能性もあるのですが、周りの体勢や環境、昔よりもクリアしにくい課題になっていて以前にようにはできなくなっているということもあるはずなのです。
自己嫌悪に陥っていると、その自分を取り巻く環境の変化にさえも気付くことができずにいるのです。
単に昔と現在とのギャップを受け入れられずにいる状態です。
自己嫌悪を克服するには自己中がいい
いかがでしょうか。
自己嫌悪になりやすい人というのは周りの目を気にしすぎてしまう傾向があります。周りのことを思うからこそ自己嫌悪に陥りがちになります。
もちろん相手を気にするのは悪いことではありませんが、それが過剰になると自己嫌悪につながり、結果的に自分自身を苦しめることになります。
これはあなただけでなく、周りの人も同じだということに気付きましょう。誰もが周りの目を気にして、自分の振る舞いに敏感になっています。
つまりそこまで相手のことを気にしていないのです。そこに気付けたら、できるだけ自己中な考え方を持つようにするだけで、自己嫌悪になりにくくなるはずです。
また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。
きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。