責任感がある人の7つの習慣
by Cubmundo
あなたが「この人は責任感があるなぁ」と感じる人はどのような人でしょうか?
責任感というのはもともとその人が持っていることもあれば、
後から芽生えてくることもあります。
例えば、役職に就いた時から責任感がでて仕事に対する気持ちが変わったなんてケースもよくあります。
では実際に責任感があるというのはどのような人なのでしょうか。
そこで今回は責任感がある人の行動や共通点などをご紹介しますので、あなたの周りにいる人達と照らしあわせてみてはいかがでしょうか。
【目次】
・責任感
・責任感がない人の特徴
・他人に責任感を持たせる方法
責任感
責任感があるということはとても素晴らしいことです。
しかしその責任感が強すぎるとことで、引き起こしてしまうマイナスなこともあります。
プラスに思われるような行動だけでなく、マイナスのことも含めて以下に挙げていきます。
時間や約束事を守る
例えばアポイントメントの際に、
責任感の強い人は決めた時間には絶対に間に合うように行きます。
待ち合わせ場所には基本的に10分程度前には着くようにします。
また遅刻が絶対に許されない重要なアポで、
その場所に初めて行くのであれば、30分以上前に着くように家を出るのが基本です。
そしてあらかじめ現地場所を確認した後に、近隣のカフェで過ごしたりして、必ず遅れないように配慮します。
万一ですが、遅刻する恐れが出てしまったときは、遅刻しそうとわかった時点で、相手に早急に謝罪の連絡を入れます。
責任感の強い人にとっては、例え電車の遅れであったり、その他外部要因であったとしてもそれを回避できる行動を取れなかった自分に落ち度があると捉える傾向があります。
適当な事を言わない
リップサービスという言葉がありますが、責任感の強い人は基本的に事実をベースに話をする為に、一見感情が無いようにも捉えられがちです。
しかし彼らにとっては、自分の不用意な発言やあいまいな表現で相手に過度な期待や不安を募らせることは良くないことだと考えていることがよくあります。
「すごい」とか「本当に」といった主観的表現も、
感情表現が許される会話において以外は極力避けがちかもしれません。。
また、何かを発言する際には、適切なタイミングで、適切な場所と相手を選んで発言するよう常に注意を払っているのが特徴です。
自分の一言によって、誰かが傷ついたり、変な勘違いや誤解を招く恐れはないかどうか、などの点にも気配りをしています。
すべてを自分事と捉えている
職場においては同じ部署の誰かが、仕事のミスをしたときなど
「他人のことだから自分には関係ない」とは考えずに、
「同じ部署の人間がミスをしてしまったが、これは部署全体の責任だ」と捉えます。
そして、どうすればミスを防げたかを検証し、改善方法なども考えます。
何事も自分事と捉えている為に、視野が広くその視点も高く、様々な課題に気づける人といえるでしょう。
こういった人材は将来の管理者としても適任の為、組織においても重宝されやすいタイプといえるでしょう。
いろんなアイデアをどんどん言う
責任感のある人は、普段から目配りや気遣いがとてもよくできる人が多いものです。
そのため周りのあらゆるものにアンテナを張っていて、
情報をたくさん持っています。
仕事に対する姿勢も前向きであり、高いハードルを越えるためにいろいろなアイデアをだし、それがダメでも次、また次・・と、ちょっとやそっとのことで諦めないでしょう。
仕事を完遂する姿勢が責任感のある人の行動だと見られます。
目標に向けての段取りを素早く組む
責任感がある人は与えられた仕事などに対し、最終目標を掲げ、そこにたどり着くまでの様々な段取りをいち早く組み立てます。
頭の中でもある程度は考えがまとまっている人が多いですが、
責任感のある人は何度もメモなどを取り、みんなの意見もきちんと取り入れつつ、最終的には自分の判断、決断力で解決します。
言い換えれば自分を信じて行動できる人だとも言えますね。
自分の時間を犠牲にしても、最後まであきらめない
責任感の強い人は、キモが座っている人が多いのではないでしょうか。
普段からパワフルな人というよりは、
周りからはおとなしく見られがちな人が、実はとても責任感が強かったりするものです。
控えめな印象とは対照的に、そういう人の多くは周りの流れをよく察知して、「自分ならこうするな・・・」などの考えをきちんと持っています。
何かの役を決めなければならない場面でも、
初めからでしゃばることはしないで、まずはとりあえず様子をうかがう・・。
そして何も進展もなく、いざというときに自分から立候補したりするパターンがあります。
責任感がある人はいざそうなった瞬間から、さっそく取り掛かるでしょう。
また多くの人は、その責任感の強さから自分の時間を犠牲にしていまいがちです。
それを周りに悟られないように、一人で頑張ってしまうのです。
無理だ・・と投げ出したくなっても、一から調べたりする努力を続け、
結果成功につながることになります。
そして、すべてが終わった時に、「実は大変だったんだよ・・・」と、周りにはじめて弱い部分を見せる。
あくまでもでしゃばらず、確実に仕上げていきます。
何でも自分が悪いと思い込む
責任感も長所と短所がありますがこれは一番の短所だと言えるのではないでしょうか。
どんな些細なことや、自分に直接関係ないことでもとにかく何か理由を付けて自分を責めてしまう人です。
そのような人には、周りの人が気遣うことが大切です。
一声かけてあげるだけでも変わってくるはずです。
そのときには褒めることも必要でしょう。
落ち込んでいる人にさらにへこませることを言うのはもちろん逆効果です。
また、自分自身が自分が悪いと思い込む癖があると自覚がある人は少しの事で落ち込まないと自分に言い聞かせてみましょう。
それだけでも気持ちは変わってきます。
でも悪いと思い込むことは悪いことばかりではありません。
プラス思考にすると、悪いと思っていることをなおすきっかけにするということができます。
責任感がない人の特徴
なんとかなるよが口癖の人
ポジティブ思考は良いことですが、ポジティブすぎても問題です。
自分に甘い人間がポジティブ思考だと、無責任な人となってしまうのです。
なんとかなるよが口癖の人には注意が必要ですね。
なんとかなるという言葉は良い言葉ですが、残念ながら世の中にはなんともならないことが山ほど存在します。
思い詰めて心の病気になってしまうぐらいなら、なんとかなるという考え方をしてもいいでしょう。
人生には逃げることも必要です。
しかし何かあるたびになんとかなると考えていたってどうにもなりません。
本来なら自分でどうにかしないといけないのです。
それをすべて流れに任せようとしていては、無責任な人間になってしまいます。
何が起きても自分のせいではないと思っているのもこのタイプですね。
何かに失敗した時当事者であっても、なんとかなると思ったけどならなかったねーなどと第三者の視点で発言をします。
言い訳が多く他人のせいにする
無責任な人の中には心が弱い人間がいます。
そういった人は責められることが苦手なので、自分のせいで起きたミスでも自分のせいだと認めることができません。
上司から怒られたら表面上謝るだけで、心の中では失敗をさせた上司が悪いと思っています。
友人から怒られても同じです。
誰に責められても、自分は悪くないから責めてくる相手が悪いのだと思ってしまうのです。
誰がどう見ても非がある場合とて、無責任な人は自分のせいだとは考えません。
そしてこれは本心からそう思っていることが多いので、一所懸命説教をしても意味がありません。
でもでもだってなどと言いながら、反論してくることでしょう。
反省などまったくしません。
常日頃から言い訳が多く、なんでも他人のせいだと口にしている人間は無責任な人間であることが多いでしょう。
自分の気分で簡単に約束を破る
無責任な人は約束事を守るのが苦手です。
何故なら、自分の気持ち次第で簡単に破ってしまうからです。
急にドタキャンをしたり、遅刻をしたり、期限内に提出するべき物を出せなかったりします。
連絡なしで欠勤したり、ある日突然仕事に来なかったり、迷惑がかかるだろうことでも平気でやってのけます。
無責任な人というのは楽なことだけやっていきたいし、気乗りしないことはやりたくないと考えるのです。
人と約束をしていて、それを破ったら相手に迷惑がかかるとは考えません。
仮に考えたとしても、そんなことより自分の方が大切なのです。
物事を自己中心的に考えるので、重要な約束をしてもあっさり破ってしまうことがありますね。
何度約束をしても守ってくれない人間は無責任な人間であることに間違いありません。
悲しいことに、無責任な人は自分だけが大切なのです。
嫌なことはあとでやる
無責任な人に頼み事をするのは危険です。
特に仕事は期待なんてしないほうがいいでしょう。
何日以内までにやってねと言ったところでまず守られません。
それどころか、期限の日になっても何一つやっていないことがあります。
それは、無責任な人は逃げる癖があるからです。
面倒なことやつまらないこと、大変なことからは逃げて生きていきたいと思っているので嫌がるようなことを頼んだらいつまで経ってもやってくれません。
下手にしつこくプレッシャーを与えるとわかってるよ、うるさいなどと逆に怒られてしまう可能性があります。
まるで子供のようなものなのです。
この人に頼んでもなかなかやってくれないなと思ったら、その人は無責任な人なのかもしれません。
嫌なことはあとでやろうと逃げているので、あまり期待せず頼らないほうがいいでしょう。
他人に責任感を持たせる方法
気付いてもらう為に見本を見せる
他人に責任感を持たせるためには、まずは自分がお手本となってその姿を見せることです。
責任感を持つ姿勢を見せることで、他人に気付いてもらうことが目的です。
仮に相手が自分の部下や後輩という立場であれば、この見本を見せるという方法が効果的。
常に見ている上司、先輩の姿に憧れを持ったり目標とする立場であることから、自分がまず責任感を持つということが大事になるのです。
「こういう時はこうすればいいのか」と上の人から学ぶ立場の人は、もし上司や先輩が責任感ない人の場合、同じように真似してしまいます。
他人に求める前に、自分に責任感があるかどうかを確認し、手本となるような姿を見せるよう心掛けると良いでしょう。
どうなって欲しいのか、どう対処してもらいたいのか、自分のやり方でお手本を見せてあげましょう。
出来なかった場合の対応を告げる
何かをする上で、適当になったり雑になったりと、そこに責任感が見えないという場合は、出来なかった場合に罰や対応を告げておきます。
「これが出来なかったら○○して」「もしやれなかったら○○になるから」と告げておくことで、回避するために責任感を持つようになります。
適当にすること、責任を持たないで対処することで、自分にリスクが待っていると思うだけでも、そこに責任感が生まれます。
責任を持たせるためには、「きちんとやらないと○○になってしまう」という多少の怖さを感じさせた方が良いこともあるのです。
誰かが処理してくれるだろう、きっとどうにかなるだろうという考えの中やっている人は、そこに責任感を持っていない証拠です。
きちんとやらないとどうなるのかということを、予め提示しておくことで、責任感を持ってくれることでしょう。
達成したり成功した時には大袈裟に褒める
何かを達成したり成功させた時、大人になるとあまり他人から褒められることが少なくなります。
自分の中で喜ぶ出来事なのに、周りからはどこか認められていないような感覚になり、責任感が薄れてしまうこともあるのです。
出来た時、やれた時には子供相手のように褒めてあげることが、その人の喜びにもなり、責任感を持続させる方法でもあります。
「よくやったね」「やれば出来るじゃん」と、認めてあげることで、「よし、もっと頑張ろう」という気にさせることが出来るのです。
出来て当たり前、当然という見方をしてしまうと、やっている側もやりがいを感じにくくなります。
そしてやる気がなくなると同時に、責任感が薄れてしまい、適当になっていってしまうこともあり得ることなのです。
いくら大人になったとしても、人から褒められて気分を悪くする人はいません。
達成した時、成功した時は大いに褒めてあげるようにしましょう。
一人一人に具体的な役割を
「皆で協力してやりましょう」「チームで成功させましょう」そんな言葉を言われると、どこか他人事意識になってしまうことがあります。
例えば仕事においては、皆で協力してプロジェクトを成功させるという場面で、このような言葉を言われた時に「どうにかなるだろう」「誰かがやるだろう」という気持ちを少なからず持ってしまいます。
ここで問題なのが、一人一人にきちんとした役割を与えていないことなのです。
皆で、チームでとなると、必然的に上司の立場である人が責任を持つようになり、背負う仕事も多くなります。
部下は上司のサポートや手伝いといった立場に回ってしまう為、そこに責任感が生まれることが少ないのです。
「あなたは○○を最後まで仕切って」「あなたには○○を任せるから」と一つのことを集中的にさせるようにすると責任感を持たせることが出来ます。
自分が指名されて、役割もハッキリしていると、そこに責任をとれるのも自分であることを自覚するのです。
責任感は身につけられる
責任感というのは考え方や環境が変わるだけでアッという間に身につけられることが出来ます。
いままで何となく仕事をしていた人がある日突然、大きなプロジェクトの責任者に任されたとしたら、当然、気持ちが変わります。
(そもそも責任者に抜擢されないかもしれませんし、されたとしてもそのプレッシャーに押し潰されて逃げ出してしまうかもしれませんが・・・)
責任感が出てくると仕事の仕方がガラッと変わります。
知識を吸収しようと読書をしたり、人の話をよく聞いたりするようになるでしょう。
責任感を出したい、出させたい場合はこれらを意識しておくといざというときに役立つかもしれません。
また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。