仕事から逃げたい理由と対処法
あなたは仕事から逃げたいと感じたことはないでしょうか。
「仕事を辞めたい」といったような感情は言ってしまえばありがちですが、「仕事から逃げたい」となるとより追い詰められた状況だといえます。
そのプレッシャーに押しつぶされてしまう人、何とか耐えしのぐ人、回避する人。
様々なタイプの人がいますが、ベストな選択としてはどのようなものがあるのか。
そこで今回は仕事から逃げたい理由と対処法についてご紹介していきますので、ぜひ今後の参考にしてみてください。
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仕事から逃げたい理由
職場の人間関係がつらいから
仕事のストレスで多いのが、職場での人間関係です。
信じられない話ですが、大人になっても、いじめのようなことをする人はたくさんいます。
精神的に幼稚なまま大人になった人は意外と多いんですね。
そうした人たちに理不尽にいびられることがストレスになり、仕事を辞めたくなる人はいます。
また、いじめでなくても職場のノリや空気が合わないと非常にストレスになります。
職場の人とうまくコミュニケーションをとれないと業務にも支障が出てしまいます。
結果、仕事がうまくいかないことも増えて、余計に職場で孤立するということもあり、仕事から逃げたくなります。
仕事で失敗ばかりするから
仕事に慣れないうちは、失敗することが当たり前です。
職場の人たちがそのことを理解してうまくフォローしてくれるならいいのですが、冷たく突き放してきた時が、ものすごく負担になります。
失敗を繰り返すと、また失敗するのではないかという悪い考えが浮かぶようになります。
悪い考えが浮かぶと、体が萎縮してしまい、思うようなパフォーマンスを発揮することができなくなります。
ただでさえ失敗をすることがあるのに、そのような状態になると、余計に失敗をしてしまうことになります。
悪循環に陥り失敗続きになり、仕事から逃げたくなるのです。
仕事の休みが少ないから
仕事に休みがないと、体も心もどんどん磨り減っていきます。
ちょっと疲れたなと思っても、休んではだめだと言われたら、働くしかありません。
それで体と心が持てばいいのですが、壊れてしまうことが大半です。
体の疲れが抜けなくなったり、前は楽しいと思っていたことが楽しめなくなったり、ため息ばかり出るようになったら、それは危険な状態です。
そのままでうつ病のような深刻な精神の病になってしまいます。
仕事の休みが少ないとストレスがずっとかかっている状態になり、やがてそのストレスから抜け出すために仕事から抜け出したくなります。
できないと思うから逃げる
面倒な仕事から逃げたい理由は、できないと思うからです。
実際にその仕事を任されてやったはいいですが、結局はできずに上司に酷く怒られてしまった過去があります。
その過去がトラウマとなり、その仕事にチャレンジできないでいるのです。
自分でもトライして頑張りたいと思うのですが、間違うとダメだと思ってしまい、なかなかトライできません。
頑張りたいと思えば思うほど結局は間違ってしまうから、仕事から逃げたいと思ってしまうのです。
こういった人は自分で責任を負うことができず、どうしても人任せなところがあります。
軟弱で気弱なところもあり、ますます仕事を最後までやり遂げるだけの度胸がないのです。
自分に自信がないから
面倒な仕事から逃げたいと思う理由は、自分に自信がないからです。
子供の頃から自信がなく、とにかく地味に生きようとしてきたところがあるのです。
大人になってもそれが抜けきれず、いまだに自分はダメだ、任されても無理だとマイナスに捉えてしまうわけです。
その自信のなさは、顔やスタイルに自信が持てない人に多いのが特徴的です。
容姿に自信がないと、どうしても積極的になれません。
その積極さがないだけに、仕事を任されてもできないと考えてしまうわけです。
頑張ろうという意欲もなく、仕事をして出世してみたいという意欲もない人にが、この仕事から逃げたいと思うわけです。
その会社も仕事も嫌いだから
仕事から逃げたいと考えてしまう理由は、仕事が嫌いだからです。
どうも自分にはその仕事が合わないけど、なんとなく勤めているという人は、仕事を任されても「やってやる」と思えないのです。
その会社自体にも愛着というものを感じられませんし、周りの人にも馴染もうとしない。
そんな人は、自分が仕事をしても無理だしと思うのです。
もういつでも辞めてもいいし、こんな会社に未練はないからどうでもいいという考えを持っている人が、仕事から逃げたいと思ってしまうわけです。
その会社で働いていてもつまらない、なのに次から次へと仕事を押し付けられては、やはり逃げたくなるわけです。
人間関係で悩みがある
仕事が嫌になる瞬間というのは誰にでもあるかと思いますが、その理由として大きな割合をしめるものに人間関係というものがあげられます。
仕事の内容自体には特に不満などはないものの、人間関係がうまくいっておらずそれが何よりも辛いという話はよく聞く話です。
人間関係は自分が変わる事で変わっていくものではあるものの、そんなレベルではないケースも多いです。
なので人間関係で一度悩んでしまうと、我慢以外に道がなく非常に働きにくい事は間違いないでしょう。
そういった人間関係下においては、仕事から逃げ出したくなってしまうのも無理はありません。
心を無にするか、転職をするか、これくらいしか対処方法はないでしょう。
精神的な疲れがピークにきている
仕事というのは多くの場合神経をすり減らしながら行います。
そのため、だんだんと精神的な疲れもたまっていってしまい、それがピークになってしまった時に激しく仕事から逃げ出したくなってしまうのではないでしょうか。
本当はそうなってしまう前に、しっかりと精神的な疲れを発散したり癒す必要があります。
何か趣味に打ち込んでみたり、休日にリフレッシュをする、定期的に小さなご褒美を自分に与える、など精神的な疲れを癒す方法はいくつもあります。
自分にあったリフレッシュ方法などを見つける事ができれば、精神的な疲れのピークを上手に避けながら仕事ができるでしょう。
長期休みの後の出勤時
やはり長期休みを挟んでしまうと、その後の仕事は普段以上に辛くなるものです。
なので長期休みがあけた頃というのは、仕事から逃げ出したくなってしまう人は多いのではないでしょうか。
五月病もこれと同じ理屈からくる憂鬱感ですから、経験した事がある方も少なくないでしょう。
長期休みを挟んで緊張の糸がきれてしまうと、再び仕事モードに戻すのは大変です。
対策としては、休日あけ一日目から頑張りすぎてしまわない事です。
こっそりと手を抜いて、徐々に仕事にならしていくという事がとても大切になります。
軽いタスクから手をつけるようにしてみてください。
仕事から逃げたいときの対処法
「報酬」に徹底的にこだわってみる
「仕事から逃げたい」と思った時におすすめしたいのが、「収入に注目する」という方法です。
仕事をすることによって得られる報酬に、徹底的にこだわってみましょう。
ポイントは、「月給」ではなく、「日給」「時給」で計算してみること。
月給制の人は、それをに日給や時給に計算しなおしてみましょう。
そして、「今日一日ガマンして仕事をすれば、これだけの日給がもらえる」と考えるのです。
さらに、「ガマンして出勤し、昼休みまでがんばれば、時給計算でこれだけの収入になる」と、細分化して考えてみましょう。
そして、一日仕事をがんばれたら、メモや手帳などに「今日の報酬」を記録するといいでしょう。
これはつまり、「お金」を仕事のモチベーションにつなげるという方法です。
次の休日に「ごほうび」を用意する
逃げたい仕事をがんばって続けるには、時間的目標を設定するのが効果的なやり方です。
しかし、「あと一年、がんばろう」と思っても、途中で息切れしてしまうでしょう。
一年というのは長すぎる目標だからです。
「今日一日だけがんばろう」という、時間的に短い目標なら、ずっとクリアしやすくなるはず。
おすすめしたいのが「次の休日までがんばる」という目標設定です。
そして、そこまでがんばることができたら、自分のためになにかごほうびを用意しましょう。
仕事がつらければつらいほど、その休日の持つ意味は大きくなりますし、ごほうびの効果も強まるに違いありません。
そして、それがクリアできたら、また「次の休日までがんばろう」という目標を立てるのです。
「最高に楽しい長期休暇」を想像してみる
仕事をしている人にとって、もっとも楽しく待ち遠しいのが「長期休暇」でしょう。
ですから、仕事から逃げたいと思ったら、長期休暇のことを考えると、気持ちが前向きになれるはずです。
夏休みや年末年始の休暇、ゴールデンウィークなど、まとまって取れる休みの過ごし方を考えてみましょう。
貯金がある人や、ボーナスなどが期待できる人なら、お金をかけた過ごし方もできるはず。
海外旅行でもいいですし、国内ののんびり旅でもOK。
あるいは、趣味に没頭するとか、食べ歩きという楽しみ方もあるでしょう。
とにかく、自分にとって最高と思える長期休暇を想像してみるのです。
これはつまり、「その想像を現実のものとすることを目標に仕事をがんばる」というやり方です。
心身ともに休憩するのが一番
仕事から逃げ出したいと思っているときは、心も身体も休みを欲しているサインだと受け取ってもいいでしょう。
無理をしてその状況に身を置いていたとしても大抵の場合は仕事の効率が下がってしまいますし、ミスも増えてしまいます。
心が逃げ出したいと訴えているのですから集中できなくて当然です。
そんな時にはできる限り心身に休憩タイムを与えてあげてください。
仕事の期日が迫っていて焦っているという場合であっても、逃げたい気持ちを押さえ込んで仕事をするよりちょっと手を止めてリフレッシュをしたほうが、復帰したときにペースを上げて仕事を進めていくことができますよ。
自分を追い込むばかりでは心の病気を引き起こしてしまいます。
一度仕事から離れてリセット時間を設けましょう。
逃げたい理由の改善に取り組んでみる
逃げたいと思っているときに立ち向かうことのできる余力があれば、逃げ出したい理由を改善させるために努力をしてみるのがおすすめです。
自分にできることをピックアップしていって、全身全霊をかけて逃げ出したいことに立ち向かって仕事に取り組んでいくといいでしょう。
「絶対に負けるもんか!」と思える心の強さがあれば、集中力も増していいって自然と仕事の効率もアップしてきますし、逃げなかった自分自身を誇りに思うこともできます。
状況の改善までにはしんどいことが多くなりますので、それでも取り組んでいける勇気と気力がある人に限りますが、何事も投げ出さずに取り組める力があればちょっとやそっとじゃへこたれなくなります。
目標を達成したあとは、何か自分にご褒美を用意しておくのもいいですね。
逃げたくなったらとことん逃げまくる
どうしても仕事のやる気が起きず逃げることしか考えられなくなってしまったら、思い切って環境を変えてみるのも一つの手です。
最低限の仕事をこなしながら、本格的な転職活動に踏み切ってみるといいでしょう。
何で仕事から逃げたいのかをきちんと自己分析し、その理由を解消できる職場に移るんです。
そうでなければ転職先でまた同じようなことに悩まされることになりますから、条件や職種などをよく吟味して慎重に選んでいくことが大切になります。
人生において多くの時間を消費するのが仕事をしている時ですから、心身ともに健全でいられるところを選ぶのが何よりも重要なことです。
無理をせず、逃げてしまうことも間違いではありません。
実際に仕事から一時的に逃げてしっかりと休む
仕事から逃げたくなるというのは、肉体的にも精神的にも疲れきってしまっているという事の表れです。
仕事に行くのが嫌だなあ程度であれば誰もが思う事ですが、本気で逃げ出したいと思った時には無理は禁物です。
そこで頑張ってみても、結局心や体を壊してしまって長期休養せざるを得なくなる事は目に見えています。
そういった状況においては、実際に一時的に仕事から逃げる、つまりは休む事をオススメします。
有給を使ったり諸定休日などで、仕事の事は一切忘れて心と体をゆっくり休めてください。
それで気力が回復したら良いのですが、そうならなかった場合には仕事をやめるというのも自分のためには必要です。
具体的な将来のプランをたてる
仕事から逃げたくなってしまった時には、実際に逃げたと想定してその後の人生プランをたててみましょう。
収入や支出なども具体的に書き出して、計算をしてみてください。
また再就職はできるのか、再就職の準備であったり計画も視野に入れてプランをたててみましょう。
そうすれば、現実に向き合い今の仕事で頑張ろうと決意が再び固まったり、やる気が出てくるものです。
それでもやめたい、逃げたい、という気持ちが勝つのであれば、その気持ちに従った方が良いでしょう。
無理というのはやはり長くは続きません。
今やめるのか、しばらくしてからやめるのかの違いだけです。
誰かに話を聞いてもらう
仕事から逃げたくなった時、一人で思い悩んでいても何も解決できませんし、追いつめられた気持ちでは間違った答えを導き出してしまう可能性もあります。
なので一度誰かに自分の気持ちや状況を思い切り話してみるというのもとても大切な事です。
そうする事で意外とスッキリしてもう少し頑張ってみようと思えたり、逆に仕事をやめる決意に繋がったり、なんにしても一人であれこれ考えるよりは先に進める事が少なくありません。
第三者の意見を聞いたり、自分の気持ちを誰かに話して共感してもらう、自分が楽になる、などメリットは大きいので是非実践してみてください。
仕事から逃げたいなら自分と向き合おう
いかがでしょうか。
もう仕事から逃げたい・・・と思う瞬間は誰にでも訪れるものです。
その時の感じ方や対処の仕方で、今後の人生が大きく変わってくるでしょう。
もし、あなたが今の仕事の延長線上に目指すべき姿があるのであれば、歯を食いしばって耐え、常に考え続け行動し続けるという「逃げない選択」をするべきでしょう。
人間というのは一度逃げてしまうと、どうしても「逃げ癖」というものがついてしまいます。
そうなるとどんな仕事をしていても、土壇場で逃げ出してしまう人になってしまうでしょう。
果たしてそれでいいのでしょうか。
今の仕事に情熱も何もないのであればそれでもいいですが、そうでなければストレスを感じてでも頑張らなければいけません。
その1日、1日があなたを作っていくのです。
情熱を持つ仕事を早く見つけるようにすると、仕事から逃げたいと思ってもやるべきことはたった1つだけだと気づくはずですよ。
また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。