仕事の付き合いの上手な断り方!どうしてめんどくさいの?
仕事の付き合いとは、職場で繋がっている人たちと付き合いで食事をしたり、お酒を飲んだりすることです。
本当は行きたくないんだけれども、仕事の付き合いだから行くというのがわかりやすいでしょう。
また、恋人に言い訳として使うこともあります。
彼氏から仕事の付き合いだからさ、なんて言葉を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。
言い訳のケースは置いておいて、本心ではそんな付き合いはしたくないと考えている人がかなり増加しています。
そこで今回は、仕事の付き合いがめんどくさい理由と断り方についてご紹介していきます。
【目次】
仕事の付き合いがめんどくさい理由
気を遣わなくてはいけない
仕事での付き合いをする時は、自由気ままに振る舞うことはできません。
良い雰囲気を作るために、自分の言いたいことを我慢したり、相手に合わせて行動をする必要があります。
特に取引先の人や上司などの目上の人と付き合う場合は、自分の趣味嗜好よりも相手の好みを優先させなければいけません。
自分の趣味に合わない行きたくない場所に行ったり、聞きたくない愚痴を聞いたりと、楽しいと思えない時間を過ごさなければならず、苦痛になってしまいます。
特に女性の場合は、連帯感を重視し、協調性がない言動が見られる人には厳しい目が向ける傾向があります。
相手の意見を笑顔で聞きながら、当たり障りのないコメントを言って、その場に溶け込む必要があり、余計にストレスを溜めがちです。
また、職場での立ち位置から、まとめ役としての役割を求められている人は、より多くの気遣いが必要になります。
その場にいる人が楽しんでいるかを気にして雰囲気づくりをしたり、みんなの意見をまとめて調整したりすることが求められ、自分が楽しむことは二の次です。
「付き合いも仕事のうち」と言われますが、気疲れしてしまって、これでは面倒に感じてしまっても無理はありません。
無駄な出費が増える
付き合いの数が増えると、それに比例して出費も増えていくのは自然のことです。
自分が楽しめることに関する出費は何とも思いませんが、楽しくない時間を過ごす時に必要となる出費は苦痛です。
食事代やカラオケ代など、1回の金額は大きくなくても、回数が増えると総額は膨れ上がってしまい、家計を圧迫してしまいます。
独身の場合は自由にお金を使うことができますが、結婚していたり子供がいる場合は、そうはいきません。
家族に良い顔をされなくなったり、お小遣い制の人はお小遣いが減らされてしまったりすることがあります。
特に困るのが、お金がかかる趣味に付き合わされるケースです。
ゴルフや山登りなどの趣味がある人との付き合いでは、必要となる道具類を買い揃えなければいけません。
自分の自由時間だけでなく、お金までも制限されるとなると、付き合いを拒否したくなってきます。
また、こういった趣味に付き合わせようとする人には、例え楽しくなくても、楽しんでいる姿を見せなければなりません。
お財布も軽くなってしまい、疲れも蓄積されてしまうのでは、付き合い自体をやめたくなってしまいます。
仕事とプライベートの区別がつけられなくなる
仕事での付き合いが増えると、仕事とプライベートの区別がつけられなくなるデメリットが出てきます。
仕事は仕事、プライベートはプライベート、としっかり分けたい人にとっては、悩みのタネになってしまいます。
仕事での付き合いを好む人は、仕事とプライベートを切り分けて考えないため、考え方に相違が出てきます。
特に年配の人によく見られるのですが、付き合いが密な人には優遇し、悪い人には冷遇する、という公私混同をする人が少なくありません。
仕事を遂行するには、時には厳しい発言をしたり、決断をすることが求められます。
過度な付き合いは慣れ合いを生み、仕事をする上で障害になってしまうことがあるので注意が必要なのです。
また、プライベートなことを探ってくるのも、面倒に感じる理由の一つです。
「出身大学は?」「家族の職業は?」など、仕事をする上では必要ない、プライベートな質問がされる頻度が高くなります。
中にはコンプレックスに感じていることや、デリケートな内容で答えたくないような質問もあって、回答に困ってしまうことも多々あります。
冷たく接してしまうと「秘密主義だ」「他人を見下している」などと悪い印象を持たれてしまうので、角が立たないような回答をする必要があり、面倒に感じてしまいます。
仕事の付き合いの上手な断り方
スケジュールをチェックする振りをする
角が立たないようにお断りをしたい場合には、お誘いを受けたいという意思を示しつつ、どうしても行けそうにないという態度を取るのが効果的です。
ただ「無理だ」というだけでは今後の関係性にも影響をしてしまうことから、慎重にならなくてはなりません。
そこで、お誘いを受けたらまず手帳やスマートフォンを取り出して、この後のスケジュールをチェックする振りをしてください。
その上で、できればお受けしたかったのだけれども、前々から予定が入ってしまっていて行くことができないという旨を伝えれば、心証が悪くならずに済みます。
ただ「予定がある」といっただけでは説得力に欠けますが、あえて目の前で予定を確認するという行動に出ることで、その予定が確かなものであると思わせることができるのです。
お仕事上お付き合いがある人からのお誘いであれば、いかにして相手のかたに嫌な思いをさせないようにお断りができるかというのが、社会人としての腕の見せ所になります。
予定をチェックした振りをするスケジュール帳に、言い訳に使えそうなことをメモしておくというのも、急なお誘いに慌てずに対処できるおすすめの方法です。
体調不良を理由にする
相手が無理に誘えなくなる方法としては、体調不良を理由にするというものが挙げられます。
風邪気味だからあまり無理をしたくない、頭痛が酷くてさっき薬を飲んできたところだ、食事や飲み会の誘いでしたら、あまり胃腸の調子がよくないので気持ち悪くならないように外食を控えたいという言い訳が有効です。
女性同士でしたら、生理痛が酷いからといえば引いてもらいやすくなります。
体調不良の人を相手にした場合には、誘ったほうも仕方がないと思いますし、自然な流れで「ではこの次の機会に」という話になるでしょう。
仮病は何度も使える手ではありませんが、どうしても誘いを断りたいという場合のいざという時の手段として、間隔を空けて利用するのがおすすめです。
1日元気に過ごしている姿を見られている場合には使いにくいでしょうが、それならば日中頑張りすぎてしまって疲労が蓄積してしたので、明日の仕事に影響しないように早く帰りたいと伝えればわかってもらいやすくなります。
誘いを受けることによって体調が悪化し、仕事に問題が出てきてしまっては元も子もありませんので、家でゆっくりしたいといえば見逃してもらえるでしょう。
感謝をしつつ次回の参加を伝える
強制的に参加をさせられる仕事の付き合いは非常に面倒なものですし、好意で声をかけてもらったとしても、前向きな気持ちがなければストレスにしかなりません。
しかし、社会人として気持ちのままの態度をそのまま表すことはできませんから、最初に誘ってくれた人に対しては感謝の意を伝えること、楽しい催しを計画してくれたことに対して嬉しいという気持ちを表すことによって、その後お断りする時にも相手に「拒絶をされてしまった」という印象を感じさせなくするようにできます。
まずは「ありがとうございます」を口にして、誘いに対して一旦受け入れる姿勢を示すのです。
それからお断りをして、機会があるのなら次回に参加をしますとアピールしておけば、あまりしつこく詰め寄られずに済ませられます。
昨今では仕事上の付き合いに対する意識の変化が生まれ、若い世代であれば断る人に対してもその意思を尊重するというタイプが多くなってきています。
ですが、上の世代になるとそうもいかないことが多々ありますから、そうしたタイプには機嫌を損ねないように注意をすることがポイントです。
仕事の付き合いとは飲み会のこと
いかがでしょうか。
仕事の付き合いのほとんどは飲み会のような形で行われます。
お互いの立場や能力が対等であれば、それこそ有意義に過ごせるかもしれませんが、そんなことは間違いなくありません。
さらに接待となると、まさに仕事ですよね。
聞きたくもない話を聞いて、愛想笑いをする。
そんな無意味な時間を過ごすのはもう嫌だと感じている人は数え切れません。
しかし、その気持ちを態度や言葉で表現してしまうと職場に居づらくなってしまうかもしれないという不安があるのも分かります。
今は昔ながらの人の考え方と、今の人の考え方はほぼ正反対です。
やはり空気感を変えて、少しずつ仕事の付き合いが無くなるような雰囲気を作るべきでしょう。
接待でしか仕事を取らないような営業をしている企業は落ちぶれて、能力主義な会社が業績を上げ続けています。
この事実を理解すればどちらが今の時代に合っているのか一目瞭然です。
無能な上司はほっておいて、能力や成果を上げていれば、すぐに認められる日が来るのも近いはずです。
また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。