勝負強い人の特徴と勝負強さを鍛える方法とは?
あなたは勝負強い人でしょうか。
勝負強い人はとても貴重な存在であり、とても重宝されます。
なぜならその人がいればいざというときに結果を出すことができるからです。
では、具体的には勝負強い人にはどのような共通点があるのでしょうか。
そこで今回は、勝負強い人の特徴と勝負強さを鍛える方法についてご紹介していきます。
勝負強さの意味とは
勝負強さとは、ここぞというときなどで結果を残すことができるスキルのことです。
野球で言えばここでヒットを打てば勝てる場面できちんとヒットをだす。
サッカーで言えればここでPKを決めれば試合に勝てる場面で、しっかりとゴールを決める。
このように本番に強い人を勝負強い人と言います。
勝負強い人の特徴
挫折を経験している
勝負強い人の特徴として、挫折を経験していることがあげられます。
勝負強いと聞くと負けなしという印象を抱きますが、実際にはひどい挫折を経験していることも多いのです。
人は挫折すると、すべてを投げやりにしてしまうタイプと、誰に宥められなくても諦めずに努力して克服していくタイプとに別れます。
この後者の努力で克服していくタイプが、後に勝負強さを兼ね備える人の特徴です。
人間は才能があっても、常に上手くいくとは限りません。
人より努力を重ねて結果を出してくる人間はとても多く、とても才能だけでは勝ち続けられないからです。
そのため、いくら才能があっても不利になったり負けを経験してしまうということは多々あるのです。
そこで気持ちを立て直せるかどうかで、勝負強い人間かどうかが別れるのです。
不利な場面や敗北は、誰にとっても相当な苦痛を感じることですから、投げ出してしまう人の方が多いのです。
そこでめげないかどうかは、他のことで挫折を経験しているかどうかでも変わってくるのです。
過去に挫折を経験した人は、不利な場面や敗北、スランプなどにも耐性がついています。
初めての経験ではない分、物事を冷静に判断して改善のためのプランを立てることも出来ます。
そのため、わずかなチャンスも生かして勝利を勝ち取れるのです。
挫折をあまりしてこなかった人は、ここで心が折れてしまうため、気持ちを建て直せません。
勝負事で不利な場面などでも簡単に気持ちを揺さぶられてしまうため、勝機も逃がしてしまうのです。
挫折を上手く生かせる人は、勝負強さを手に入れることが出来るのです。
努力を重ねている
勝負強い人の特徴として、努力を重ねていることがあげられます。
勝負事で勝利を勝ち取るのは、まぐれということはないのです。
確かに、たまたま運が良かったということもあるでしょうが、それも実力のうちです。
勝負事で勝つということは、何らかの相手に優るところがあったということなのです。
それは才能かもしれませんし、運かもしれません。
しかし、一番の要素は実力です。
いかに運が良くても、実力がなければ勝利し続けることは不可能です。
勝負強いと言われる人は、勝利を高い確率で勝ち取れる高い実力を備えています。
そしてそれは才能や運ではなく、努力によるものなのです。
勝負事の世界でも才能や運の要素を消すことは出来ません。
明らかに格上の相手に勝利することもあるのが勝負事の世界です。
勝負強い人は、その2つの要素に振り回されないためにひたすら実力を磨いています。
そしていかに格下の相手でも油断せず、実力をしっかり発揮して着実に勝利していきます。
その冷静さと実力は、日頃から努力を重ねていることのたまものなのです。
並々ならぬ努力を重ねているからこそ、常に真剣勝負で実力を発揮し、勝利することが出来るのです。
謙虚な性格
勝負強い人の特徴として、謙虚な性格であることがあげられます。
勝負強いというのは、なにかを競う場面や試験などの本番などで、普段以上に力を発揮して勝利を勝ち取れるということです。
この条件から考えるに、闘争心が強く自信に満ちあふれた人を思い浮かべてしまいますが、そのような性質の人は実はあまり勝負強いとは言えません。
人は興奮すると神経を高ぶらせるホルモンが出ます。
それは傷みや恐怖心を麻痺させたり、運動能力を高めてくれるとも言われます。
このような状態はルールや判断力の必要ない力任せの喧嘩などは有利です。
しかし、繊細な勝負事ではかえって力みすぎて判断力を低下させたりミスを誘います。
そのため、勝ち気な人や横柄なタイプなどの闘争心が強いタイプは勝負強いという訳ではないのです。
本当に勝負強いのは、プレッシャーに負けずに冷静に自分の気持ちをコントロール出来る人です。
そのようなタイプは、安易に調子にのってしまったり、勝ち気な性格をしていません。
極限状態で自分をコントロールするというのは、とても誰もが出来ることではなく本当に難しいことです。
それが出来るのは、調子に乗ったり短気を起こさず、非常に謙虚で常に自分を律してきた人間なのです。
謙虚な人は一見勝負強いという風には見えませんが、ここぞという時にも冷静に作戦を立てて、プレッシャーに負けずに行動出来ます。
そのため、ここぞという時に力を発揮するのです。
プレッシャーを力に変えられる
勝負強い人とそうでない人の違いの中でも、もっとも大きいものの一つが、プレッシャーに強いかどうかでしょう。
勝負強くない人というのは、プレッシャーを感じるとその重圧に負けてしまい、じゅうぶんな力を発揮することができません。
よく、練習では力を発揮できるのに、本番の「ここぞ」という時になると力を発揮できないという人がいますが、それはプレッシャーに負けてしまうからと考えていいでしょう。
それがつまり「勝負弱さ」の正体なのです。
勝負強い人はそれと反対と考えていいでしょう。
「ここぞ」という時に自分の実力をじゅうぶんに発揮することができる人、あるいは、実力以上の力を出すことができる人が、勝負強い人なのですが、それはプレッシャーに強いためにほかなりません。
プレッシャーに負けないというのみならず、プレッシャーをむしろ自分の力に変えることができるのです。
そのもとになっているのが、プレッシャーを楽しむことができるポジティブな性格と考えていいでしょう。
多くの人はプレッシャーを感じるとネガティブな気持ちになってしまうため、気持ちが萎縮して力を発揮できないのですが、勝負強い人はポジティブなためにプレッシャーさえも自分の味方につけることができるのです。
集中力がある
人一倍集中力にすぐれているというのも、勝負強い人の特徴と言っていいでしょう。
勝負には勝敗を左右するポイントが必ずあります。
たとえば、将棋を指している時、自分の方が劣勢になっていても、「ここをしのげば、勝利の目が出てくる」というポイントをしっかり押さえることができれば、優位に立つことができるでしょう。
そのポイントを押さえるために必要なのは、なんといっても集中力です。
これは、スポーツなども同様で、野球で一打逆転というようなシーンでは、どれだけ1球に集中できるかによって、勝敗は左右されます。
投げるピッチャーも、打つバッターも、1球に集中できなければよい結果を出すことはできません。
どちらの集中力が勝っているかによって勝敗が決すると考えていいでしょう。
勝負弱い人は、こうした「ここぞ」という時に、ついよけいなことを考えてしまいます。
後のバッターのことを考えたり、監督のことを考えたりして、その1球に集中することができないために、好ましい結果を残すことができないのです。
それとは逆に、「ここぞ」という場面になると、その瞬間に最高の集中力を発揮することができるのが、勝負強い人と言うことになるでしょう。
成功体験が多くあきらめない
自分が負けそうな状況になっても、けっしてあきらめることがないのが、勝負強い人の特徴です。
勝負に淡泊な人は、ちょっと負けそうになるとすぐに勝負を捨ててしまいますが、そういうことがなく、どんな状況でも粘り強く勝負に取り組み、最大限の力を出そうとするのが勝負強い人と言っていいでしょう。
その粘り強さのもとになっているのは、これまでの成功体験にほかなりません。
もし、これまでの経験で「どんなにねばっても、一度劣勢になると勝つことはできない」ということを学んできたとしたら、勝負をあきらめてしまうのが人間心理というものです。
勝負強い人は、これまでに多くの成功体験をしてきているからこそ、「がんばれば勝てる」と信じることができるのです。
つまり、自分の力に自信があるわけですが、その自信は成功体験に由来するものにほかなりません。
たとえば、絶体絶命のピンチを全力でしのいで、結果、勝利することができたという体験をしていれば、苦境に立たされても、「あの時、なんとかできたのだから、今回もなんとかなる」と考えることができるでしょう。
成功体験に裏打ちされた自信が、勝負に対する粘り強さを生んでいるのが、勝負強い人なのです。
勝負強さを鍛える方法
メンタルを鍛える
勝負強さを鍛える為にはメンタルを鍛える事が勝負強さの強化に繋がります。
メンタルと言うのはどんな場面においても行動をするのに大きく影響が出ます。
例えば知識や技術力は高い人でもメンタルが弱ければ場の空気に圧倒されて力を発揮できなかったり、周りに押し切られたりとまともな評価を受ける事が出来ないです。
しかしメンタルを鍛えていれば周りの空気に圧倒される事無く自分自身が持っている知識や技術を思う存分発揮できて高評価にも繋がります。
メンタルを鍛える方法として「周りは人以外の別物に例える」「大事な場面の時程聞く耳を持たないようにする」と言った方法がオススメです。
人の視線が増えれば増える程萎縮してしまうのはそれだけ周りからの期待がプレッシャーとなって押しかかって来ているからとも言えます。
それだったら周りの人達を木や小道具等人以外の物と自分自身に思い込ませて人に見られている感覚を無くしていきます。
また周りの声が気になって仕方ない時は「我関せず」と周りのこと等一切気にしないようにしましょう。
周りや相手が自分の為にと彼是言っても最終的に行動に移すのは自分自身です。
ならば自分がどうやろうが自分の勝手、周りに指図される必要はない。
これぐらい図太くて図々しいメンタルも勝負強さを鍛える上ではとても役立ちます。
自分自身の弱さを認めて直す努力をする
勝負強い人はメンタルが強いと言っても自分の悪い所や弱い所を知らんぷりしている訳ではありません。
むしろ勝負強い人程ちゃんと向き合っています。
勝負強くある為には自分自身の弱さや悪い所を見つめ、自分が直すべき所を洗い出します。
例えば最後の最後で油断して相手に出し抜かれたりする迂闊さを持っているのであれば最後まで相手や物事に油断を見せず最後まで気を抜かずに慎重に行います。
もし知識は頭の方にあっても体の方が思考に追いついていなければ体がついていける様に練習や復習を繰り返して頭と体に両方覚えさせると日々の努力も怠りはしません。
勝負強くなる為にはメンタルを鍛える事に加えてそれに見合うだけの知識や経験も覚えさせる事です。
早い話が勝負強い人は「陰ながら努力を行っている」と言えます。
自分自身の弱点を無くしていくように努力する事は経験を踏んだ数も増えてくるのでメンタル面の強化にも一役買います。
特に自信を付けられる点では勝負強さを鍛えるのには効果的です。
自信があるとそれだけ成功率は上がると自分自身を奮い立たせる事が出来るので周りのプレッシャーに押しつぶされる事はありません。
地道な努力で得た経験と自信は自分自身の勝負において必ず役に立ってくれます。
最初から格好良い姿を見せようとは思わない
勝負強さを持っている人は必ず格好良い姿を見せるとは限りません。
負けている時や格好悪い姿の方が多い事だってあります。
しかしそれでいいのです。
勝負強さを持っている人は何も最初から勝てる見込みを持っていたり格好良く見せたりしようとは思ってはいないからです。
むしろ格好良く見せようと思ったり周りから高い評価を得ようと考えたりするとそちらの方に気が散ってしまって肝心の勝負事が疎かになってしまいます。
勝負の後の事を考えようとすると逆に悪影響を及ぼす可能性も持っています。
本当に勝負強い人は「勝ち負け等関係なく今やるべき事をただやるだけ」と格好や評価を気にせずに自分の成すべき事を淡々とこなしていきます。
格好良く終わればそれはそれで良し、格好悪く終わったとしても自分が勝負に負けた結果なのだから仕方ないと割り切っています。
それよりも自分自身にとって満足の行く結果に終われたかどうかが重要であり姿や周りからの評価は二の次、もしくは気にすらしていないです。
勝負強い人は周りの評価や目先の欲等に惑わされずに自分のやるべき事がはっきりと分かっています。
自分自身も勝負強くなりたいのであれば自分のやるべき事だけに集中しましょう。
勝負強さはメンタルが重要
いかがでしょうか。
ここぞというときに結果を出すような勝負強い人はメンタルがとても強いです。
ネガティブなイメージを払拭し、ポジティブなイメージを維持する強さを持っている傾向があります。
また、その逆に悲観的な印象を持っているけれども、それがあるからこそこれから起こりうる最悪の出来事を想定し、事前に予防策を練っておくような人も結果として勝負強くなります。
この場合は、多くの人が見て見ぬふりをしがちな悪い出来事と向き合うメンタルの強さを持っているというわけです。
どちらにせよメンタルが強いというのは変わりありません。
では、メンタルを強くするにはどうすればいいのでしょうか。
これはとても簡単で、経験値を積み重ねることです。
経験が増えれば、想定外の出来事にも立ち会いますし、対処しなければいけない場面もでてきます。
そうすると自身の中で選択肢や対処法が増え、次の場面で活かすことができます。
この選択肢や対処法の多さがメンタルの強さにつながるのです。
色々なことにチャレンジしたりするのはエネルギーが必要ですし、慣れないことはすぐに疲労します。
それでもやり遂げることができるかどうかが、勝負強い人になれるかどうかの分かれ道になると言っても過言ではありません。
また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。