シャイなことで、いろいろと損をしてしまうと悩んでいる人は多いでしょう。
積極的に、人と関わることができる人は、仕事もプライベートもうまくいっているように思えるのではないのでしょうか。
特に、仕事をする社会人の場合、コミュニケーション能力はどんな職業であれ必要になってきます。
自分はシャイだからという理由で黙っているわけにはいかないのが職場です。
シャイな自分を少しでも克服できれば、人との交流も楽しくなっていろいろなことがうまくいく可能性もあるのです。
生まれ持った性質を180度変えることは難しいですが、努力次第で必ず積極的な自分に変わることはできます。
シャイを克服する方法
- シャイになってしまう心理や性格
- 人前に出る機会を何度も経験し、人に教わり、人に慣れる
- 人に興味を持つ
シャイになってしまう心理や性格
一言で言えば、シャイな人は、ちょっぴり“自己否定的(ネガティブ)”な傾向があった……ということですね。
周囲の人が思うよりも、「自分は親しみにくい/社会に向かない」などと考えており、自分と話した相手のことも、「この人も消極的で恥ずかしがりなのかな?」と考える傾向もあるようです。
さらに、シャイな人は、「相手にどう思われているか」に敏感で、話している相手から「この人、消極的(非社交的/恥ずかしがり)だなぁ」といった思いが伝わってくると、「こんな自分ですみません……」と恐縮し、余計に自己否定的になってしまうケースも。
出典 「シャイ」な人の心理とは? 好きになってしまったときは?
自分はなぜシャイになってしまったのでしょう。
日本人は自分の感情を表に出すのが苦手な人が多いです。
これは、自己主張したり、人と一緒でなかったりすることを嫌い、みんなと一緒が安心するという日本人の特徴なのでしかたない部分もあります。
しかし、現在は個性も大切だといわれる時代。
自分の意見をしっかりと言えるということが社会でも求められるようになってきました。
恥ずかしいと思う人は、自分の行動や発言に自信がないということも挙げられます。
そして、自分の発する言動やしぐさが、相手に変に映ってないか、不快に思われていないかということを必要以上に気にしてしまうのです。
自分は話が下手だ、シャイなため会話が続かない、そのようなことがコンプレックスのため、話すことに恐怖を覚えてしまう人もいます。
また、ある失敗体験が、自分をシャイにしてしまうということもあります。
人前でのスピーチで大失敗して笑われた、自分の話し方がおかしいとからかわれた、自分のことを言ったらバカにされた、話の輪に参加したらいやな顔をされた、などです。
このようなことが原因で心の傷となってしまうと、
自分は相手に受け入れられないかもしれないという考えになって、なかなか人に心を開けない状態になってしまうのです。
自分がこのようなことでシャイになってしまったということがわかっているのならまずは過去の傷をいやすことが必要です。
周りは、自分が思っているほどあなたのことを気にしていません。
大丈夫です。
親切な人は多くいます。
他人を信用して心を開いてみてください。
たとえ不器用でも、一生懸命自分のことを伝えようとする人のことを、嫌う人はいないでしょう。
また、自分はシャイなので、とあらかじめ言ってしまうというのもよいのではないでしょうか。
そのキャラクターが、とても魅力的で、周りに好かれる人間になるということもあります。
少なくとも、自分を何も表現しないよりは何倍も良いです。
黙っていると、「あいつは何を考えているかわからない」となってしまい、「付き合いにくい」と思われてしまって損をすることも多くなります。
周りに心を開くこと、本当に大事です。
シャイな人は、人前に出る機会を何度も経験し、人に教わり、人に慣れる
自分を成長させようとするためだとしても、ものすごく内気な人がいきなり1000人もの群衆の前で演説をするのは、最良の方法とは言えません。
このような治療法を「氾濫法(洪水療法)」と呼びますが、注意深く管理された状況下でなければうまくいかないでしょう。
人前で話す練習をする時は、まず5人を相手に話してみてください。
それが大丈夫だったら、10人、次は20人と人数を増やしていきます。ゆっくりと、しかし遅すぎないスピードで成長していけばいいのです。
習うより慣れろとはいいますが、本当にその通り。
一番いいのは何度も経験するということです。
人の心がわからない、コミュニケーションが苦手、そういって自分の内にこもっているだけでは、何も変わることはありません。
あなたにも、昔学校の勉強で苦手な科目があったのではないでしょうか?
それを克服しようと一生懸命になったことはありませんか?
克服のためには、同じことを何度も繰り返すということ、先生に何度も質問をしていくことをしたりしたのではないでしょうか。
シャイを克服するというのもこれとまったく同じことです。
周りに、シャイを克服したという人がいたら、ぜひその体験談を聞いてみましょう。
そして、勇気を出して、人前に出ることを何度も経験してみましょう。
最初は手が震えるかもしれません。
冷や汗や涙も出そうになるかもしれません。
しかし、何度も経験すれば必ずコツがわかってきます。
スピーチを引き受ける、人の集まりに参加する、接客のアルバイトをするなども非常に効果的です。
仕事で人と話さなければならないとなると、シャイだからといって逃げていることはできません。
コンビニやファーストフードでのアルバイト、あえて人と関わるような仕事を選びます。
そうすると、人に慣れてきます。
シャイを克服するには人に興味を持つ
自分がどう見られているかばかり気にする人は、本当は人に興味を持っていません。
自分がよくみられることばかり気にしていて、相手のことが見えていません。
今日話した相手のことをあなたはどのくらい知っていますか?
相手はどんな服装でしたか?
いつもどんなことに興味を持っているのでしょうか?
人にはいろいろな人がいます。
関心をもって、見たり、話してみたりすると、人って面白いなということに気が付くはずです。
人との会話も弾んで、いつの間にか自分がどう見られているかなどはあまり気にならなくなるでしょう。
シャイを克服するには、その自分を受け入れること
性格改造はやめておいたほうがいいと思います。自分のいいところだけを精一杯伸ばしてください。それが幸せの道です。人生の大半を性格改造に費やしてしまった私が言うのだから・・・。自分の欠点を優しい親友が見るような目で見てあげてください。自分に優しく、他人に優しく生きていきましょう。
いかがでしょうか。
以上シャイな自分を克服する方法をいくつか取り上げてみました。
シャイであることは悪いことではありません。
しかし、積極的になることで、人間関係の輪が広がったり、いい運がめぐってきたりする可能性は大いにあるので、シャイが克服できると楽しい毎日が待っていることでしょう。
また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。
きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。