失敗を恐れない人と失敗を恐れる人の特徴の違いとは?失敗を恐れない人になる!

あなたは失敗を恐れるタイプの人でしょうか。

それとも恐れないタイプの人でしょうか。

おそらくほとんどの人は前者の失敗を恐れるタイプでしょう。

人間には防衛本能というのがあり、傷つけるものを排除する習性があります。

しかし中にはその恐怖を感じずに、どんどんチャレンジをしていき、結果として成功を収める人もいます。

ついついビビってしまう人には、その人達が輝いて見えることでしょう。

では一体何が違うのでしょうか。

そこで今回は失敗を恐れない人と恐れる人の特徴や、失敗を恐れない人になる方法についてご紹介していきます。

ぜひ参考にしてみてください。

【目次】



失敗を恐れない人の特徴とは

明確な目標がある

失敗を恐れる人は、視野が狭く目の前のことに集中していて、その先にある大きな目標、目的を見失いがちです。

一方、失敗を恐れない人は、明確な目標を持っており、そこを目指すために行動を起こしています。

大きな目標の前では、小さな失敗は些細な事。

長い道を歩く中で、一度もつまづかないことはない、と考えているのです。

失敗することは当たり前のことで、数多く経験することの1つの出来事に過ぎない、という捉え方です。

失敗に対してネガティブな感情を持っていないため、恐れる必要はありません。

そこから何か学べる要素はないか探して反省し、それを生かしてさらに先に進もうとしています。

失敗は、「やってはいけなかったこと」ではなく、「勇気をもってチャレンジをした結果」なのです。

掲げた目標が大きければ大きいほど、小さなことにこだわっていられません。

また、失敗を何度か経験すると失敗後の対応にも慣れてきて、次第に大したことがない、と思えるようになります。

多少失敗したとしてもまたやり直せる、次は別のやり方でやればいい、という楽観的な物の見方ができるようになります。


他人からどう思われるか気にしない

失敗を恐れる人は、他人からの評価を強く気にする特徴があります。

失敗した時に他人から「ダメな人間だ」と思われることをひどく恐れてしまっています。

こういった思考は年齢を重ねれば重ねるほど強くなってしまい、失敗することはみっともないこと、他人に笑われてしまう、と強く感じるようになります。

その結果、何か行動を起こす前に、「どうせやっても失敗する」「失敗するくらいならやらない方が良い」と考えるようになってしまいます。

「失敗すること」そのものよりも、「失敗した後の周囲の反応」の方に恐れてしまっているのです。

一方、失敗を恐れない人は、周囲にどう思われるか気にしません。

他者からの評価を重視していないため、振り回されず、自分の価値観で判断して生きています。

他人が自分のことをどう言おうと気にしません。

中には人に嫌われてもいい、という人もいます。

元々の性格もあるかもしれませんが、他人からの評価に惑わされるのに疲れて、気にしなくなっていった人もいます。

他人の意見を聞かない場合もあるので、失敗を恐れない人というのは、わがままな人、と言うことができるかもしれません。


個人よりもチームを見ている

チームを組んで仕事に取り組む場合、メンバーにはそれぞれ個別の役割が与えられます。

リーダーとなってメンバーを引っ張っていく人、リーダーを補佐する人、行動派なメンバー、慎重派のメンバー、裏方でサポートする人などです。

個人個人でのタスクを達成しながら、チーム目標に向かって突き進むことになります。

チーム目標を達成するためには、中には他人の成功の影に隠れたり、嫌われ役を演じたりするメンバーも必要になってきます。

時にはチームの成功のために犠牲になるメンバーも出てくるのです。

犠牲という言葉を使うと、ネガティブな印象がしてしまいますが、チームに貢献する方法の1つでもあります。

他のメンバーの成功を引き出すために犠牲になった場合、犠牲になった方のメンバーは、表面上は失敗したという形になります。

けれど、チームの目標を達成するために起こした行動なので、当人は「自分が失敗した」という結果にはこだわりません。

メンバーを活かすことができて良かった、それが自分の役割だった、と考えることができます。

こういう人はチーム目標という大きな目的のためには必要なことだと、事前に失敗することが分かっていて、行動を起こすこともあります。

個人の成功失敗ではなく、チームの全体を見て動いている人は、失敗を恐れずに行動をすることができるのです。


失敗を恐れる人の特徴や心理とは

人の評価を気にしすぎる

失敗を恐れる人には、自意識過剰で人の目ばかり気にするという心理的特徴があります。

たとえば、仕事で小さなミスをしたとしましょう。

同僚に迷惑をかけるような大きなミスならともかく、小さなミスであれば誰でも犯すものですし、ふつうの人はあまり気にしないに違いありません。

失敗を恐れる人は、小さなミスでも気にするのですが、そこにあるのは「ミスをした自分に対する評価は低下したに違いない」という意識なのです。

上司や周囲の人からの評価が低下することを怖れるため、必要以上に失敗を気にするわけです。

ほかの人は気にとめないようなレベルのことでも、そのミスによって周囲の人からの評価が低下することが怖いというのが、ミスを恐れる人の特徴と言っていいでしょう。

子どもが体育の時間にみんなの前で跳び箱を飛ぶとき、失敗を恐れて足がすくんでしまうということがあります。

それは、「失敗したら、みんなから『運動神経がない』と思われるにちがいない」という意識によるものと考えていいでしょう。

その意識が、臆病な心理を生むのです。

自意識過剰で、人の目や人からの評価を意識しすぎるというのが、失敗を恐れる人の心理的特徴なのです。


プライドが高く傷つきたくない

プライドが高いというのも、失敗を恐れる人の特徴でしょう。

プライドが高い人は自己愛が強いために、自分が少しでも傷つくことが許せません。

たとえば、転職して新しい仕事を始めるとします。

その場合、その仕事を習得し、うまくこなせるようになればいいですが、そうなる保証はどこにもありません。

うまく行かず、「転職に失敗した」ということになるリスクも少なからずあるでしょう。

そんなことになれば、間違いなく自分のプライドは大きく傷つきます。

自己愛の強い人は、自分がそんな状態になることが許せません。

そのため、多くの場合、転職した時のリスクを避けて、現職に不満があったとしても、今の仕事にとどまるのです。

これは、転職のような大きなことだけでなく、日常的な仕事や、趣味に関することでも同様です。

友達がやっているスポーツを、友達から「いっしょにやらない?」と誘われても、失敗を恐れる人はなかなかその誘いには乗りません。

そのスポーツをやって、うまく行かない時に、自分が傷つくのが怖いからです。

強い自己愛を持っている人はプライドが高く、自分が傷つくことが怖いために、失敗を恐れるようになると考えていいでしょう。


自己評価が低く自信がない

自分の能力に自信があれば、失敗を恐れず積極的にものごとに取り組むことができるでしょう。

何かの仕事をするにしても、「自分ならこの仕事をこなすことができる」という自信を持つことができれば、失敗を恐れる必要はありません。

失敗を恐れる人は、つまり自信がないのです。

たとえば、転職を考えた時に、「自分にはこれといった仕事のスキルもないし、同僚と比べても仕事の能力が劣っている」という自覚があると、なかなか転職の決断をすることはできないでしょう。

転職しても失敗する可能性の方が高いと考えるため、それを恐れて転職できないわけです。

ふだんの仕事でも同様です。

何か新しい仕事を上司から指示された時、失敗を恐れる人は積極的にその仕事に取り組むことができません。

新しい仕事をレクチャーされると、「自分の能力ではこなせないのではないか」と思うため、失敗を恐れるようになってしまうのです。

「実際にやってみたら、案外かんたんにできた」ということも、人間にはあるでしょう。

しかし、失敗を恐れる人はネガティブに考えてしまうため、できることもできなくなるということが少なくありません。

その結果、失敗し、さらに自信をなくすのです。

自己評価が低く自信がないというのが、失敗を恐れる人の特徴ということになるでしょう。


失敗を恐れない人になるには

リスク対策をしっかり行う

失敗は恐ろしいものですが、恐れていても失敗せずに行動できるわけではありません。

失敗というリスクがあってもそれに怯まず進み、数多の失敗を受け止めていくことでしか、失敗を攻略することはできないのです。

敗者のいない勝利がないように、リスクのない成功はなく、大きな成功の前に必ず大きなリスクが存在します。

成功の可能性があるとわかっているのに、失敗が恐ろしく足がすくんでしまうという時には、自分が恐れているものを曖昧にせずにきちんと向き合うことが大切です。

どんな状況に陥ってしまうことを失敗と考えているのか、どうなってしまうのが怖いのか、心に巣食う恐れの正体をはっきりとした言葉で表せるようにしましょう。

もやもやとした恐れが形になったら、その恐れにどう対応していけばよいのかを考えます。

失敗というリスクは、それに対応した適切なリスク対策をしていけば、避けられないものではありません。

何が起こるかわからないという、漠然とした状態であるからこそ一層恐ろしく感じてしまうのであって、しっかりとしたリスク対策を組むことができれば、失敗など恐れるに足りないものです。


上手くいった時のことを考えてモチベーションを上げる

失敗を恐れるのはごく当たり前の心理ですが、失敗するのが怖いあまりに動きが取れなくなるというのは、正常な心の状態とはいえません。

目的が達成できる道が目の前に広がっているにも関わらず、それが上手くいかなかった時の恐怖にばかり目がいってしまうというのは、あまりにもネガティブな考え方です。

成功のための準備が整っていないからでも、発生するリスクに対する対策がとれていないからでもなく、単純に失敗するのが怖くて動けなくなるのなら、それはシンプルに心の問題です。

心の問題は、気持ち1つで解決することができます。

失敗を恐れず行動できる人になるために、恐れているもの以外のことを考えていきましょう。

残念な結果について考えを巡らせているよりも、上手くいった時のことを考えて行動した方がモチベーションも上がります。

失敗したらどうしようではなく、成功したらこんないいことが待っているという風に考えて、そのいいことのために行動していくのです。

大きなことを成功させている人は、明るい未来のことしか考えず、真っ直ぐに突き進んで望む結果を手にしています。

上手くいった後の楽しいことで頭を一杯にしておけば、失敗に対する恐れなどどこかに吹き飛んでしまうものです。

できることからコツコツ取り組む

失敗するのが恐ろしいのなら、恐怖を感じずにできることからコツコツ取り組んでいくのが良いです。

失敗を恐れて立ち止まってしまうのが1番よくありませんので、とりあえず目の前の不安から目を逸らし、可能な範囲で行動していきましょう。

1つ仕事が片付いたという時には、目標のために少しでも頑張れた自分をしっかり褒めてあげて下さい。

最終目標達成までの道のりがまだまだ遠かったとしても、1歩進めたことをちゃんと認めて、達成感を得ていくことが大切です。

達成感が次の1歩への力になります。

コツコツと進めていけば、次にどうするのか、どう頑張れば大きな目標が達成できるのかということが、段々わかるようになってくるはずです。

失敗するのが恐ろしいという気持ちも、その時には大分落ち着いていることでしょう。

失敗を恐れずに行動できる人は、そもそも失敗するのが怖くない人です。

既に失敗に対して恐怖心を抱いている人が、いきなりその恐怖心を捨てるというのは、簡単なことではありません。

怖い気持ちがあるなら、それが落ち着くまで、できることをやっていればいいだけです。

求められている仕事をこなすことができたという達成感が自信に変わり、自信が恐怖心を忘れさせてくれます。


失敗を恐れない人は恋愛でも優位性がある

いかがでしょうか。

失敗を恐れないスキルはかなり強力です。

この能力は仕事だけに通用するというわけではありません。

恋愛面でも有利な立場になることができます。

わかりやすい例で言えばナンパでしょう。

異性に無視されることを恐れない強い心を持った人は、気にせずどんどん様々な人へ声を掛けます。

その先には理想の女性と仲良くなれるというゴールが待っているわけです。

ビビって何もしなければ、そのゴールに決してたどり着くことはありませんよね。

もちろん仕事でも同様です。

人は考えることで目に見えないリスクを意識し、萎縮してしまいます。

これが失敗を恐れる人の典型的な特徴でしょう。

もしあなたが失敗を恐れないようになりたいのであれば、何も考えずに行動することを習慣付けることが重要です。

考えてから行動するのではなくて、動いてから考える。

どんな小さなことでもいいので、これを繰り返していくと習慣化していきやすくなります。

また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。

きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。



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