冷静な人の心理や特徴9つ
あなたの周りに冷静な人はいるでしょうか。
どんなことが起きても決して動じない、冷静な人というのは、非常に頼り甲斐があってカッコ良く見えますね。
しかし、いついかなる時でも冷静でいられるというのは、一体どんな心理から生まれるのでしょうか?
そこで今回は冷静な人の心理や特徴をご紹介しますので、あなたやあなたの周り人と比較しながら最後までご覧ください。
冷静な人
急いで判断したり、結論を出したりしないという習慣が身に付いている
冷静な人は、結論を焦るあまり、間違った判断を下すということがほとんどありません。
一見「自分には手に負えない」と思うような難しい事柄においても、決してパニックを起こしません。
「目の前のものに振り回されたところで、何も良い結果は得られない」ということをよくわかっているのです。
そのため、どんな状況においても、「結論を焦るべきではない」と自分に言い聞かせる習慣が身に付いています。
冷静な人は、「自分には荷が重すぎる」と思うような重大事項の決断を下す時ほど、持ち前の冷静さを発揮します。
大事なことだからこそ、今すぐ結論を出してはならないと考えていますし、大事なことだからこそ、1人で時間をかけて悩み抜かなければならないことをわかっているのです。
その経験の積み重ねが、「結論を焦らない」という習慣に繋がっていくのです。
「大人にとって大事なのは、感情ではなく理性である」と考えている
冷静な人は、精神的に大人です。
では、大人にとって最も大事なものは何かと言いますと、「理性」です。
冷静な人は、そのことを十分に心得て生きています。
人間の喜怒哀楽の感情は、人生を豊かに彩ってくれますが、感情が暴走し過ぎると、人生を台無しにしてしまいます。
冷静な人は、そのことをきちんと理解しており、感情に振り回されないように、日々自分を律するようにしています。
その習慣を重ねて、「冷静な人間」という人格を作り上げてきました。
冷静な人にとって、「感情を暴走させる」ということは、「幼稚な行動」にすぎないのです。
精神的に成熟した大人であるために大切なのは「理性」であると考えながら、毎日を過ごしています。
だからこそ、いざという時に、正しい判断を下すことができるのです。
1人で過ごす時間の大切さを熟知している
冷静な人は、他人の意見や情報に振り回されることがありません。
冷静な人にとって何よりも大切なのは、「正しい判断」なのです。
それを日々実行するために、「人に振り回されない時間」を、あえて意識的に作るようにしています。
つまり、1人で過ごす時間の大切さを知っているのです。
必要以上に人と交わり過ぎると、どうしても多くの意見や情報が飛び交い、普通の人間なら、どうして良いかわからなくなってしまうでしょう。
しかし冷静な人は、人間のそんな弱さを分かっているので、「人に左右されない、自分だけの静かな時間」をあえて作っているのです。
又、1人で過ごすことによって得られる「本物の癒し」を知っているので、どんな状況においてもストレスなく望めるようになり、結果として、頭も冴えて冷静に考えることができるようになるのです。
冷静な人は、1人で過ごす時間を大切にすることにより、自分のストレスも上手にコントロールしているのです。
「結局、なるようにしかならない」という開き直りを持っている
「失敗するのではないか」「何かを失うのではないか」という恐れを抱いている人ほど、冷静にはなれないものです。
目先の恐怖を何とかすることにしか目が行かないため、長い目で物事を見ることができないためです。
しかし冷静な人には、どんなに困難な状況に立たされても、「できる限りの努力はするけれど、その先はなるようにしかならない」という開き直りがあります。
失敗したり、何かを失ったりすることは、予め覚悟したうえで物事に臨むので、どこか心が大らかであることが多いのです。
まだ起きてもいないことを心配するよりも、「人事を尽くして天命を待つ」という覚悟を持っているのが、「冷静な人」です。
「だらだら悩むのは時間の無駄」と考えている
冷静な人は、その判断力もさることながら、行動力もあり、しかも頭の切り替えが上手です。
これには、「長い時間ダラダラ悩むのは時間の無駄」と考えていることが背景にあります。
同じことを、「長い時間だらだら悩んでいるなんて疲れるだけ、だったら行動を起こして、具体的な結果を見てみる」というのが、冷静な人の心理的特徴です。
そのため、感情が高ぶる夜の時間に、ダラダラ起きて悩むということは、特に避けるように意識しています。
夜更かしは百害あって一利なし、と考えているので、冷静な人ほど早寝早起きです。
そして、翌朝はすっきり冴えた頭で、冷静な判断を下します。
周囲の意見に左右されない
冷静な人というのは、周りに影響されたりその場の状況に流されるといったことがありません。
つまりしっかりと自分の意思や意見を持って、その場で最善だと思える方法を選ぶことができるのです。
ただしこれは決して人の意見に耳を傾けないという意味ではありません。
周りの意見を冷静に聞きつつ、それが最善の方法だと思えば受け入れますし、そうでない場合には自分の意思や意見をちゃんと周りに伝えることができます。
その場合、たとえ周りと意見が対立することになっても、自分が正しいと判断すれば問題解決のために自らの意思を尊重しつつ、周囲の人たちと共に問題解決への道を模索するのが冷静な人なのです。
すなわち冷静な人はいかなる状況でも取り乱すことなく落ち着いて対応ができるがゆえに、最善の方法を選べる人だと言うことができるでしょう。
分からないことを分からないままにしない
冷静な人は知識量も多く、自分の持ち合わせている膨大な知識やデータの中から一番ベストな方法を選ぶ力に長けています。
ではこういった豊富な知識量をいかにして得たのかというと、それは分からないことを分からないままにしないからなのです。
日常生活において知らないことや疑問に感じたことに出くわした場合、そのままにせず必ずその答えを探し求めます。
それは自分で調べるという方法だったり、周囲に問うという方法だったりと色々ですが、とにかく自ら疑問を解決するために何らかのアクションを起こすのです。
こうしたことが習慣として身についているがために、知識が蓄えられていくのですし、またいざという時には知識を生かすことができるのです。
このようにいろんな経験を積むことで得た知識をたくさん持っているため、おのずと失敗することも少なくなります。
周囲に相談したり助けを求めるのがうまい
冷静な人は状況を的確に分析することが非常に得意で、どのような状況でも慌てることなく落ち着いて対応できる能力を持っています。
ですから自分だけではどうにもならないとなったら、周囲に相談したり助けを求めたりすることに抵抗はありません。
もちろん自分一人で解決できることならそうしますが、周囲に協力を仰いだ方が良いと判断した場合には、案外うまく助けを求めることができるのです。
すなわち自分勝手に個人プレーに走ったり、独りよがりな行動を起こすことはまずないのが冷静な人の特徴だと言えます。
また困った時に抵抗なく周囲に頼ることができる性格だということは、変に高いプライドや意固地な部分などはさほど持っていないことになりますから、冷静な見た目に反して意外と付き合いやすい好人物だと言えるかもしれません。
一見冷たそうに見える
冷静な人は感情を露わにすることなく、常に落ち着いた態度でいることが多いため、一見するとやや冷たい印象を周囲に与えることがあります。
また感情をあまり表に出すことがないというのは、裏を返せば何を考えているのか分からないという風に受け取られる可能性もあって、取っ付きにくい人に見えてしまうこともあるでしょう。
しかし冷静な態度と冷たい態度は似て非なるもので、実際には冷静な人ほどその内面には熱い感情を秘めていることだってあるのです。
ですからふとした時に優しさが見え隠れするのが、冷静な人の特徴の一つだと言っても良いでしょう。
例えば職場などで目立たないよう裏でこっそりサポートをしてくれていたり、誰かが困っている時にはすぐに手を差し伸べたりと、冷静な性格だからと言って決して冷たいというわけではないのです。
冷静な人になりたいならすべてに覚悟をもつこと
いかがでしょうか。
冷静な人、というと、「クールで理知的でとっつきにくい」という先入観を持たれてしまいがちですが、実はそうではありません。
確かに、感情ではなく理性で物事を解決する傾向がありますが、それには、「覚悟を持って物事に向き合う」「努力したら、後は運を天に任せる」といった度量の大きさが背景にあります。
本当の意味で冷静な人というのは、「精神的に成熟した、尊敬すべき大人」なのです。
また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。