承認欲求が強い原因6つ
あなたは承認欲求が強い人でしょうか。
承認欲求とは他人から認められたいという感情を表す言葉として使われています。
その承認欲求が強いと、ある意味かまってちゃんのような振る舞いになってしまったり、SNSでリア充自慢をしてしまったりするものです。
これはあまり良い傾向ではありません。
では、なぜ承認欲求が強くなってしまうのか。
そこで今回は承認欲求が強い原因をご紹介しますので、ぜひあなたに当てはまるか確認しながら最後までご覧ください。
承認欲求が強い原因
褒められた経験が少ない
今までの人生で、人から褒められた経験があまりにも少な過ぎると、「何が何でも自分という存在を認めさせてやる」という思いが極度に強くなる傾向があります。
その根底には、「自分に興味を示してほしい」「こんなに自分は頑張っているのに、なぜわかってくれないの?」という寂しさがあるのです。
特に、両親から褒められた経験が少ないと、大人になってから、その寂しさが屈折した形で表れ、度を超した承認欲求となって表に出てくるのです。
「認めてほしい」「肯定されたい」という欲求が解消されない限り、承認欲求のストレスに悩まされてしまうことになります。
この場合、「心を許せる人物」がいるかいないかで、状況が変わってきます。
承認欲求が強い原因は否定され続けてきたから
「褒められた経験が少ない」ということと似ていますが、「自分のやることなすことを否定され続けてきた」「いじめに遭って、存在そのものを否定され続けてきた」という経験が長く続いてしまった場合もまた、承認欲求が強く表れます。
否定され続けている間に、「お願いだから、自分のことを分かってほしい」「お願いだから、自分のことを愛してほしい」という気持ちが溜まり、ある日突然、何かの形で、承認欲求が爆発します。
又、「これをしてはいけません」を両親から言われ続けたりしても、このケースに当てはまります。
もちろん、「いけません」と言っている側には悪気はなく、むしろ良かれと思って言っているのですが、「否定された」ということそのものがトラウマになってしまうのです。
今まで、努力がなかなか報われなかったのが承認欲求が強い原因
例えば、何かを目指したりしていて、下積みや苦労期間が長く、なかなか自分の努力が日の目を見なかった場合も、承認欲求は大きくなります。
このケースは、「自分が認めて貰えないことに対する寂しさ」に加え、なかなか自分の努力が花開かないことに対する焦りも含まれています。
この焦りが爆発すると、承認欲求をどんどん募らせていくことになるのです。
承認欲求が強い原因はライバルに負けた経験があるから
ずっとライバルだと思っていた人に負けた経験はありませんか?
互いに競い合う中で、勝ち負けは必ず起きるものですが、自分がふがいない負け方をした、負けた後周りの人に笑われたなどの経験があると、そのつらい経験を乗り越えて認めてもらいたい、という現象が起こることがあります。
特に今まで負けたことのなかったプライドの高い人は要注意。思わぬ負け方をした場合、それまで以上に承認欲求が強くなってしまうかもしれません。
「他の人に認めてもらうために頑張る」ということから少し視線をずらしましょう。
親に十分愛されなかった、かまってもらえなかったと感じている
親が共働きだったり、兄弟がたくさんいたりして、親に十分かまってもらえなかった場合、代わりに「自分を自分として認めてもらえる人」を探すことがあります。
最も愛されるべき親に愛されない、かまってもらえないのですから、代わりの人間を探し、「愛してもらおう、認めてもらおう」と苦心するのです。
しかし、実際親の代わりになるほど自分を大切にしてくれる人を探すのは難しいもの。
探そう探そうとして、疲れ切ってしまうこともあるでしょう。
探さずとも、意外なほど近くに大切にしてくれる人はいるものです。
他人と自分を常に比べている
周りと比べて自分は頭がいい、えらい。
この、「周りと比べて」が一番承認欲求を過大にしてしまう原因ではないでしょうか。
学校ではもちろん、就職活動、そして入社後も常に「おまえは○○とくらべて・・・」という言葉は飛び交うものです。
自分を基準にするのではなく、他人を基準としているのです。
確かに、他人と自分を比べることで自分が今どれくらいの位置にいるかはわかるでしょう。
しかし、だからといって他人が劣っている、ということは絶対にありません。
人はそれぞれ、与えられた役割があるのです。
自分は周りより頭がいい、地位が高い…それだけで人に認められることはほぼないでしょう。
自分を基準にし、昨日の自分を超えることを意識しましょう。
承認欲求が強い原因を見つけよう
いかがでしょうか。
承認欲求が強い原因を見つけることが、改善するきっかけになります。
承認欲求が強いのが悪いことかと言えば決してそういうことではありません。
しかし、強すぎることで、周りから疎ましく思われてしまうことは本望ではありませんし、本来の目的とは外れてしまうでしょう。
なので、ほどほどにしておくべきだといえます。
そのためには原因や理由を自分なりに見つけてみることが必要です。
そうすれば、なぜ承認欲求が強いのかが見えてきますし、どうすればそれを満たすことができるのかがわかることにもつながります。
本当の自分と向き合うことは大変ですし、とても怖いことですが、改善するためには避けられません。
また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。